2017年も上半期が終わり、7月へ。海辺は海水浴客で賑わう季節ですね。福井県高浜町の若狭和田海水浴場は、7月1日、海開きを迎えました。ちなみに写真は海開きを迎える数日前。お客様を迎えるために、砂浜を整備して準備中の風景です。写真の手前に立つビーチバレーネットのポール、海水浴場へ降りる階段や看板も、地域の製材所による納材事例です。

 

 

 

 

 

 

 

背景に若狭富士(青葉山)を従え、世界規格の「ブルーフラッグ認証」を取得する、美しい海の風景。その中には、地域の森で育まれた木々が彩りを添えていました。昨年好評だったウッドロードも、近日中に設置されるそうですよ!大阪市内から約2時間。若狭和田ビーチへドライブに、海水浴に。お出掛けされてみては、いかがでしょうか?

 

 

Posted by wpmaster on 土曜日 7月 1, 2017 Under pick up, すべての記事, ちいきのgraffiti~写真集~

 

脱サラ=ダサイ?

 

「脱サラ」この言葉をきくと、どんなイメージがありますか?

「ローカルベンチャー」この言葉をきくと、どんなイメージが浮かびますか?

脱サラ⇒ダサイ?脱・脱サラ?

ローカルベンチャー⇒カッコイイ?

では、「リンス」と「トリートメント」と「コンディショナー」の違いは?

「修繕」「リフォーム」「リノベーション」の違いは?言葉が変わって、カッコわるいが、カッコいいに変わっただけでしょうか?

 

 

上記の図には、修繕→リフォームとありますが、今や、リフォーム→リノベーションと言葉が推移していますよね。「建築した時の元々の状態に戻すのがリフォーム」、「付加価値を加えるのがリノベーション」、と厳密にいえば定義が異なります。しかし、本質と装飾(言葉)のどちらが変わったのでしょうか?言葉が変わるという、飾り以外の本質とは何でしょうか。

では、話戻って脱サラについて。

・社会の歯車のような毎日の繰り返しを辞めたい!

・やりたいことがやれないから、自分の意思で、自由に生きたい!

 

このようなネガティブイメージからの脱却として「脱サラ」という言葉が流行した時代もありました。しかし結局は、何をするのかが重要であり、本質の議論となります。その一つの手段に台頭してきたものが、近年では「地域ビジネス」「ローカルベンチャー」と称される仕事ではないでしょうか。

 

地域ビジネスの”カッコいい”は何か?

 

結局、どんな言葉であっても、言葉の流行廃れではなく、フリーランスとしてどう生きるかという意味では、「起業する」「独立する」といった生き方として、共通します。

 

「脱サラしてラーメン屋始めました。」

「脱サラして地域ビジネス始めました?!」

 

つまり、言葉は異なりますが、ラーメン屋も地域ビジネスの一つであると考えます。実際に私は、実家の近く、相模原にある某ラーメン屋が大好きで、これは地元の誇りと思っています。すると、カッコイイって何だろう?と考えます。「(見た目の)デザインが良い」「地域資源を使って持続可能な社会に貢献」「人間関係が良くていい」と地域ビジネスの魅力が語られることもありますが、それよりも大事なことがあるのではないでしょうか?ラーメンがカッコイイとか、カッコ悪いとか、商品サービスの庶民性がダサイとか言いたいのではなく、その答えは自分の生き方、ビジネス経営の方針(志)、暮らしの方向性にあるような気がします。

 

 

「デザインが少々悪くても、一緒に汗をかいて、緊張感ある仕事ができる人間関係を持ち、自分がブレずに、地域で仕事(ビジネス)をすること」が大事で、地域ビジネスの本質とは、ここにあるのではないかと考えています。結果、それが誰かが言うカッコいいに繋がるということ。どうしても、人は、流行り廃れに動かされ、自分軸ではない、他人からの評価軸で動いてしまいがちで、だからこそ、表現(言葉の装飾)での変化だけに敏感になりすぎているのではないでしょうか。

 

4つの幸せ軸から”カッコいい”を読む

 

必要なのは、何をもって自分が楽しく、何をもって幸せと感じるかということ。最後に、ある人から教えてもらった”4つの幸せ軸”を紹介したいと思います。

 

■4つの幸せ軸

①自己実現(やりたいことができているか)

②感謝(人との繋がりがあるか)

③楽観思考(プラス発想であるか)

④自立ができているか(健康、経済、安心があるか)

 

 

総じて、食べる力、生きる力から幸せの基礎が形成されるわけです。他方で、大企業のサラリーマンには、生存実感が薄く、4つの幸せ軸を満たせない不安、不満の募る人が多いとも言われます。戦後日本の教育では、サラリーマン造成を施してきた結果、新たな時代の変化に個人が適応できにくくなったと言われますが、今や、インターネットを使いグローバル社会の中で、東京やニューヨークを介さずとも、ローカルtoローカルへ簡単に繋がるように時代は変化しました。そして、教育方法も学校経営も新しいフェーズに移っています。脱サラとか、ローカルベンチャーとか言葉の装飾は置いておいて、カッコイイってのいうのは「自分がこう思うこと」という「生きる力」の表れなのです。地方は、過疎を問題や課題として捉え、人口増加のみを求めるのではなく、「生きる力」を作っていくこと。地域ビジネスという言葉が認知度を上げつつある一方で、私自身、まだまだ努力が足りないということを強く思ったわけです。みなさまいかがでしょうか。

 

 


代表取締役 | 代表コンサルタント 古川 大輔  Daisuke Furukawa

twitter: @daisukefurukawa

blog: 地域再生・森林再生コンサルタント日記

新潟県生れ、東京都町田市育ち。大学院時代、全国の農山村地域を巡り、研究の道を捨て博士課程中退。㈱船井総合研究所主任、㈱アミタ持続可能経済研究所客員主任研究員、㈱トビムシを経て独立し、㈱古川ちいきの総合研究所を設立。船井総研時代に「地域ブランド創造チーム」設立。以後、地域ブランド創造を切り口に、地域再生、森林再生に携わる。㈱トビムシでは、ニシアワー(森の学校)設立前支援、高野山・高野霊木プロデュース、経営実践研究会の実施等を行い、全国の林業木材業・地域づくりに関わる支援実績、講演多数。奈良県川上村観光PRかみせ大使、高野山金剛峯寺境内案内人。

 

 


 

 

 

 

Posted by wpmaster on 木曜日 6月 29, 2017 Under pick up, ちいきのコラム, 雑談

 

コンビニの商品棚に注目!

 

この6月、コンビニエンスストア最大手のセブンイレブンの商品棚で、ある変化があったことにお気付きでしょうか?それは、紙パック飲料の裏面での出来事でした。お茶やジュース等プライベートブランド1000mlの紙パック全てに、森林認証PEFCのロゴが入ることとなったのです。他にも、「キリングループがすべての紙製の包装容器を2020年までにFSC認証紙に切り替え」の方針を示すなど、CSRを重視する世界的企業を中心として、森林認証紙の導入が徐々に広まりつつあります。市場を世界に土俵を置いた場合、「違法伐採が多発し過ぎている。」「自国の自然資源利用について法律的規則が厳しい」「エコグループ団体からの風当たりが強い」といったたような世界的企業は、マーケットアクセスプレミアム=“その市場に入るために最低限必要なチケット”として企業は認証制度に則った資源利用経営へ乗り出しています。つまりこの場合は森林認証材が市場の土俵に入るためのプレミアムとして寄与しているのです。

 

【プライベートブランド商品の裏面に注目!】

 

森林認証材利用が進まない問題

 

一方で、倫理的基準で商品を選ぶ「エシカル消費」について、一般消費者視点から見ると、その購買欲求につながる差別化要素としては、「美味しそう!」「かわいい!」「便利!」といった要素と比べて5番目か6番目と順位が下がるものでしょう。そこで今回は、「森林認証材利用が進まない問題」についてお話したいと思います。結論から言うと、

① 必要性がないから

② 費用対効果がないから

 

現場では、この2点の答えに尽きるのです。

 

森林面積シェアから認証林を読む

 

それでは、日本国内の森林認証を見てみましょう。輸出を除いて、「森林認証材利用が何故進まないか問題」解決の糸口は見つかるのでしょうか?現在、日本の森林面積のうち、森林認証林のシェアを見ると、

2015年は、約3~4%(FSC、SGECの認証林合計)

2016年は、約7~8%(FSC、SGECの認証林合計)

と、微増しており、FSC、SGECの認証林を合計すると、拠点シェア(3%)存在シェア(7%)をついに超えたところです。しかしながら市場への影響を生み出すと言われる影響シェアと言われるのは、11%。ここまで認証林を普及させるには、

 

①QCD(製造業の基本3要素)を遵守すること

 

②必要性、欲求性を満たす高付加価値商品を作ること

 

③シェアの理論で戦略を立てること

 

この3つが肝要となるのではないでしょうか。森林面積ではなく、認証材の製品シェアで戦略を立てる必要もありますね。これから何処までのシェア拡大を目指すのか、あるいは、マイノリティであり続けることで、差別化要因として森林認証を利用するのか。ここがポイントでしょう。森林認証制度は、行政主導で導入へと盛り上がり、結局のところ、審査を務める会社やコンサル会社が儲かっているだけではないかといった批判も見受けられます。

 

「認証」をニーズからウォンツへ

 

 

森林認証をどのように利用するか、この議論になれば、面白い。

 

一部の国では“それがなければ市場に参入できない”というビジネス上の厳しい法規制があれば、森林認証はマーケットアクセスプレミアムとして機能しますが、原則として既述の通り、「QCD(品質、価格、納期)の約束ができること」がなければ、そもそも話が始まりません。安定供給といった企業(事業体)の基礎力と言いますか。特に国内の場合は、QCDを満たすことで、森林認証であるか否かに関わらず、マーケットニーズプレミアム(市場に必要とされる差別化)を付けることができます。

 

このマーケットニーズプレミアムに続いて、BtoCビジネスにおいては、「その木材を使うことで、一般顧客にとって魅力を感じられる要因は何か」といった議論が進みます。特にBtoCビジネスにおいては「カッコいい」「かわいい」「美味しそう」「お得」といった欲求性が重要で、それができるとマーケットウォンツプレミアム(顧客にワクワク感を与える差別化)で付加価値が高まります。その流れがあってこそ、差別化の最後に、森林認証が倫理的消費や物語性といったマーケットストーリープレミアムとして森林認証が活躍します。

 

すなわち、使い手側に掛かっているのです。

 

①マーケットアクセスプレミアム(法律) →森林認証の土台

②マーケットニーズプレミアム(QCD)

③マーケットウォンツプレミアム(暮らしのデザイン)

④マーケットストーリープレミアム(倫理的消費)→森林認証の価値

 

 

やること、できること、まだまだ沢山ありますね。経営力の基盤づくりという視点から見て、本質的に認証を活用するには、各々の立ち位置からみた認証の価値を表す必要があります。例えば、規制や法律面からみると、「アクセスプレミアムにするにはどうしたらいいか」。BtoBの民間事業者視点でみると、「如何にしてニーズに対し安定的に応えるか」。BtoC企業からみると「一般消費者に対するウォンツをどう生み出すか」、消費者視点でみると、「倫理的消費にどのように参加するか」。これらに重きを置きながら、それぞれのプレーヤーが、それぞれの価値創造と将来に何を残していくかという本質的な豊かさの意義を見出していく必要があるのではないでしょうか。

 

 


 

代表取締役 | 代表コンサルタント 古川 大輔  Daisuke Furukawa

twitter: @daisukefurukawa

blog: 地域再生・森林再生コンサルタント日記

新潟県生れ、東京都町田市育ち。大学院時代、全国の農山村地域を巡り、研究の道を捨て博士課程中退。㈱船井総合研究所主任、㈱アミタ持続可能経済研究所客員主任研究員、㈱トビムシを経て独立し、㈱古川ちいきの総合研究所を設立。船井総研時代に「地域ブランド創造チーム」設立。以後、地域ブランド創造を切り口に、地域再生、森林再生に携わる。㈱トビムシでは、ニシアワー(森の学校)設立前支援、高野山・高野霊木プロデュース、経営実践研究会の実施等を行い、全国の林業木材業・地域づくりに関わる支援実績、講演多数。奈良県川上村観光PRかみせ大使、高野山金剛峯寺境内案内人。

 


 

 

 

Posted by wpmaster on 月曜日 6月 26, 2017 Under pick up, ちいきのコラム, 未分類, 雑談

 

2017年6月23日(金)は岩手県岩泉町にて、新会社「株式会社岩泉フォレストマーケティング」の設立総会が行われました。FSC森林認証林の拡大や、広葉樹資源の活用、流通整備による町産材の価値創造を目指し、「岩泉の明日の林業をつくる会」が発足したのは3年前の平成26年。ちょうど3年前から弊社はサポートとして岩泉町に携わっています。
これまでは任意団体として、町内の林業、木材加工、工務店、行政関係者が一丸となり森づくりのビジョン策定、シンボルマークの作成、勉強会を重ね、ステップアップしてきました。さらに、昨年8月30日の台風10号による甚大な被害を乗り越え、現在に至ります。今後は新会社が「岩泉の明日の林業をつくる会」の運営支援をしながら、様々な事業を展開していく形になります。弊社は、オフィシャルパートナーとして、今後も岩泉の取組をサポートして参ります。是非今後の「株式会社岩泉フォレストマーケティング」の動きに、ご注目下さい!
●岩泉の明日の林業を作る会
https://iwaizumi-forest.jp/

 

 

 

 

 

Posted by wpmaster on 土曜日 6月 24, 2017 Under pick up, すべての記事, プロジェクト活動記

京都駅から車で30分程の山村地域、北山三村(小野郷、中川、雲ケ畑)は、弊社が、平成24年度から2年間、京都市北区「北部山間地域まちづくりビジョン策定業務」を受託し、住民や行政の方々と共に、「北山三学区まちづくりビジョン」の策定やホームページづくりをお手伝いさせていただいた地域です。この「北区山間地域まちづくりビジョン」は、北区基本計画の取組のひとつとして位置づけられ、平成24~25年度の2年間にわたって、各学区での座談会(まちづくり部会)における議論、住民全員に対するアンケート(638名分)、先進地の視察などを経て策定されました。

 

■北山三学区まちづくりビジョン策定について(京都市北区ホームページ)

 

■過去のプロジェクト関連ブログ

「北部山間地域まちづくりビジョン策定事業」進行中!

「北山三学区まちづくりビジョン発表会 開催しました」

■コンサルティング事例(概要)

 

そして、ビジョンの中で掲げられた「まちづくりの基本―7つの行動指針」の一つが “交流人口から定住人口へつなげます”といった内容です。ビジョン発表会の開催から約3年。今でも地域の方々が主体となり、四季と共に自分たちの暮らしが伝わるホームページ(ブログ)を更新しつづけ、ファンを増やしているところです。また同時に、まちあるきツアーやホタル観賞会等のイベントを開催し、地域内外での人々の交流を育んでおられます。

 

■北山三村~小野郷、中川、雲ケ畑~ 公式ホームページ

 

そんな北山三村についての情報が集まるホームページ(ブログ)ですが、各学区へ移住して来られた方々にお話を伺い、インタビュー記事が掲載されました。弊社では、2年ぶりの取材と記事の作成をお手伝いさせていただきましたので、ご紹介いたします。

 

まず、北山三村のひとつ「小野郷」地区からは、2015年に移住して来られた坂本和夫さん・美栄さん。京都市内から、この小野郷に夫婦で移住し、山間地域に住んで街中へ通勤されています。

 

■町も山も変わらない、普通に暮らせる小野郷です。
 http://kitayama3.jp/onogo/interview/sakamoto/

 

 

次に、「中川」地区からは、京都市内に住まいを置き、週末のみ北山へ通って、週末限定の古民家レストラン「山の麺処」を営む店主の村上さんにお話を伺いました。

 

■北山杉の里には、現代の日本人に必要なものがあります。

http://kitayama3.jp/nakagawa/interview/murakami/

 

 

最後に、「雲ケ畑」地区です。ここには、旧街道に美しい陶器を作られている窯があります。その名は、「村田製陶所」。この地に移住された作家の村田森(むらた・しん)さんと代表の榮木扶佐子(えぎ・ふさこ)さんにお話を伺いました。

 

■鴨川源流が、私たちの仕事場です。
http://kitayama3.jp/kumogahata/interview/murata-egi/

 

3地区、3者のご紹介をいたしましたが、

北山三村に住まいを持ち、街中へ通勤するひと、

京都市内に住まいを持ち、週末限定で北山にて仕事をするひと、

住まいも仕事も北山三村に置いて暮らすひと。

 

まさに、三者三様のライフスタイルをお届けしましたが、いかがでしたか?

“京都の街から30分、こんなところに、ありました。”というキャッチコピーの通り、街中と山村暮らしの比重を選べるところも、北山三村の魅力ではないでしょうか。

 

ワークショップの時に住民から出た大事にされたコンセプト。「街に近くてちゃんと田舎な北山三村。」そのコンセプトを大事にしながら、今後ホームページでは、空き家情報等も拡充される予定です。引き続き、日々のブログをご覧ください。

 

Posted by wpmaster on 木曜日 6月 22, 2017 Under — ちいきの地域, pick up, すべての記事

 

一昨年度(平成27年度)の2月、代表・古川が
「奥出雲仕事塾」の講演で訪問させていただいた、島根県は奥出雲町へ。
二度目の訪問となりました。

 

この地域では、現在16名の地域おこし協力隊が活動中ですが、
その中から卒業後に起業を目指す方々6名への起業支援アドバイスを
務めさせていただくこととなりました。

 

 

奥出雲町の町花は、石楠花(シャクナゲ)です。
訪れた6月中旬には、庁舎前(横田庁舎)に立派な花が咲き誇る見ごろでした。

 

 

アドバイザリーを務めさせていただくこととなった6名は、
ゲストハウス経営、語学教室の開業、自然学習体験の普及、
空き家の利活用促進、古民家活用&地域の手仕事品販売等と、
奥出雲町ならではの地域資源を活かしながら、異なる切り口での事業づくりを目指しておられます。

 

全5~6回/年の訪問支援を予定している、
今回の奥出雲町における起業型地域おこし協力隊アドバイザリー事業ですが、
初回訪問の今回は、まず6名全員の個別面談を行い、それぞれの原体験や経営理念、
事業ビジョンについてヒアリングさせていただきました。

 

今回のご依頼に関しましては、奥出雲町地域おこし協力隊の皆さまに、
既に専属のアドバイザーS様が着任し、日々の業務に対する伴走型支援を続けておられます。

そのS様から全体のコーディネートをいただきながら、
弊社からは、起業に向けた地域ビジネスの経営視点に特化したアドバイスを
務めさせていただきました。

 

 

また、訪問2日目の午後からは、ミニセミナーを開催。

他地域においても地域おこし協力隊のアドバイザリー支援を務めさせていただいている弊社より、
それぞれの地域からの許可をいただき、他の地域での活動・事業をご紹介させていただきました。

 

収益の作り方、商品開発や、地域の方々と協業による1年間の使い方等、
地域は違っても事業化に向けて取組むべくポイントは、共通する部分も多々あります。
後日、個別面談させていただいた協力隊の方々からは、

 

「何気なく投げていただいた質問に答える事によって
私自身普段何を考えているのかが整理できました。
そして、自分は何がしたいのか、何が課題なのかが明確に認識できました。」

 

「自身のプランを再考する良いきっかけとなりました。
また、その道のプロにチェック頂けることはとても心強い限りです。」

 

「今回の面談内容で個人的に一番印象的に残ったのが“理念と利益のバランス”でした。
特に組織的に活動していく場合は、理念の実現を持続可能なものにしていく為に
利益目標をしっかり話し合う必要があると改めて認識する良い機会になりました。」

 

といった感想をいただきました。

 

“こんな事例を聞きたい”とのご要望についても、第2回までに準備を進めてまいります。

 

 

そして、「ぜひ視察へ行って、協力隊の皆さまとお会いしたいです!」との声が集まり、
近日中にも奥出雲町の方々を訪れて、弊社がお付き合いある地域へと訪問され、
交流していくこととなりそうです。

 

最後に、2日間の個人面談&ミニセミナーを経て、
起業に向かって進む6名の奥出雲町地域おこし協力隊の皆さまには、
目指したい理念、とりたい収益、戦略的な事業の進め方をまとめ、
各人へのToDoリストをご提案しました。

 

地域ビジネスにおけるマーケティングエッセンスや経営戦略を作るための
ビジネスフレームをオリジナルに加工し、各人にあったアドバイスをさせていただきました。

毎回の訪問に、これらの進捗を確認し、事業化に向けた有意義な1年間を
共に歩んでいきたいと思いますので、引き続きよろしくお願い申し上げます。

 

最後になりましたが、2日間サポートいただいたご担当者様、
そして、懇親会で我々を出迎えていただいた地域の皆さまにも、心より御礼申し上げます。

 

 

 

 

さて、最後にご紹介。奥出雲と言えば、「神話とたたら製鉄」のまち。

あらゆる場所にストーリーが詰まっていて、日本の神話を読み返したくなる出会いでした。
Iターンの方が古民家を使って経営されるカフェも、とっても素敵な空間でした!

 

 

 

 

 

Posted by wpmaster on 月曜日 6月 5, 2017 Under — ちいきの地域, pick up, すべての記事, 講演&研修 報告

 

松島(宮城県)、宮島(広島県)と並び、
日本三景と称される天橋立(京都府)。

 

白い砂と約5,000本の松で築かれる並木は、
まさに「白砂青松」の風景です。

 

 

そんな松並木を歩いていると、
樹皮の色がまったく違う、2本の松に出逢いました。
左はアカマツ、右はクロマツ。
樹皮の色を見ても、一目瞭然ですね。

 

 

 

 

阿蘇海と宮津湾、2つの海を分けるように続く3.2kmの松並木は、
雪舟の水墨画に描かれたり、与謝野寛・晶子の歌に詠まれる等、
文化的にも愛されてきた風景です。

 

 

松並木を進むと、象徴的な松には、愛称が命名されていました。
放置していると、植生遷移が進み無くなってしまう松並木。

 

下刈りや土の管理、松枯れ防止など、数々の人の手を掛けて、
守り継がれている風景でもあります。

 

 

海水浴の季節も迫っていますが、
命名松を辿りながら、海岸沿いの散策もいかがでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

Posted by wpmaster on 月曜日 6月 5, 2017 Under — ちいきの地域, pick up, すべての記事, ちいきのgraffiti~写真集~

林業経営実践研究会

 

これまで非公開で重ねてきた林業経営者によるディスカッション型の実践会。
今年度からは広く参加者を募集し、開催することとなりました。

 

初回は7月1日(土)13時~17時、名古屋駅近くにて!

詳細は、このページの最後をご覧ください。(画像クリックでご案内チラシが表示されます)

~遠くの同志と経営を語る、唯一無二の林業ビジネス実践会

2ヶ月に一回程度、各地から若手林業経営者が集まり、経営全般についてディスカションする、参加型勉強会です。
テーマは毎回、ニーズに応じて決定します。密度の高い学びと、熱意ある仲間との良質な出会い・交流をご提供します。

 

~今年度の主なメニュー~

このようなテーマでの事例紹介&ディスカッションを予定しています。
他にも、「こんなテーマでの最新事例が聞きたい」といったご要望があれば、事務局までお伝えください。

 

●ビジョン構築と目標林型
・林業とは
・林業経営形態の整理(所有・非所有、規模:メリットとリスク)
・国の森林ビジョンと森林経営計画の理想と現実
・木材需要動向
・選ばれる林業事業体(顧客設計)

 

●作業の生産性と安全性
・日本と海外の現状~欧州視察から見えたこと~
・事故事例と対策(ディスカション)
・林業機械の種類と活用方法

 

●マーケティングと経営革新~森林・林業の多角化経営~
・森林所有者への営業の極意
・木材販路開拓
・「森ではたらく!」に見る6次産業化とは
・林業事業体の情報発信戦略~Web、情報誌、ツアー~
・フリースタイル林業に向けた人材雇用と募集

 

●管理会計と経営管理
・林業会社の決算書とは?
・補助金について
・利益の活かし方
・数値目標の立て方

 

●各社経営戦略プレゼンテーション

 

 

~こんな方が参加しています~

 

岐阜、静岡、長野エリアを中心とした、林業経営者、従業員、行政職員の方々が毎回10名ほど参加して下さっています。

 

 

~受講者さまの声~

「林業機械、安全性、ビジネスモデル、バイオマスなど、すべてに関する知見を豊富に蓄えることができてよかった」

「施業や現場管理のみならず、“経営”について議論できた研究会だった」

「事故などの具体的な事例が非常に勉強になった」

「林業経営者どうしのホンネの話し合いができ、お互いの厳しい現実も知ることができ、励まし合えた」

「次回はうちの社員も参加させたい」

「各社の人件費ぶっちゃけトークがよかった!」

「林業の今後の可能性について、情熱を持っている方と会うことで、いつも元気を頂いた!」

 

 

~参加特典~

1)事務局からの話題提供、マーケティングレクチャー

2)終了後、議事録(テキスト)の提供

3)毎回、受講者同士の懇親会あり

 

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林業ビジネス実践会
7月1日(土)13-17時 @名古屋駅徒歩すぐ
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■日時:7月1日(土)13-17時 + 懇親会

■場所:名古屋市中村区名駅二丁目41-10
アストラーレ名駅time office
http://timeoffice.nagoya/facility/index.html

研究会終了後、近隣で懇親会を開催します。

 

■受講料(会員外)
単回受講:お一人様15,000円(税込)
会場にて現金でお支払いください。

 

■お申込方法

<メールでお申込みの方>
1)お名前
2)ご所属・役職
3)メールアドレス
4)電話番号(当日連絡先)
5)懇親会のご出欠

上記を明記の上、お問い合わせフォームからお申込みください。

 

<FAXでお申込みの方>

①下記URLからご案内チラシを印刷下さい。

https://chiikino.jp/data/nagoya_seminar1_2017.pdf

 

②チラシ裏面の募集フォームを記入していただき、FAXをお送りください。

FAX番号:06‐7878-6326

 

 

お申込み後、折り返しご連絡させていただきます。

■お申込締切:6月28日(水)
*1地域(商圏)1社に限定しておりますので、事前のご連絡が必要です。
商圏によってはお断りをする場合がございますのでご了承ください。

 

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Posted by wpmaster on 木曜日 6月 1, 2017 Under — セミナー、研修、講演のお知らせ, 【名古屋】林業経営実践研究会, pick up, すべての記事, 未分類