2024年も残りわずか、
令和6年能登半島地震発生から間もなく1年が経過するタイミングで、
富山県氷見市、石川県金沢市を訪れる機会がありました。
今の風景を一部、ご紹介します。


地震の被害で大きく報道されているのは、能登半島でも先の地域が多いのですが、
富山県氷見市で、今でも倒壊したままの建物がちらほらと見受けられました。
(上の写真は醤油蔵の倒壊跡、下はその近くの建物。被災建築物応急危険度判定によって倒壊の危険性が高いと判断された建物)
街中を歩くと、被災した建築物の解体により回収・整備された古材の再利用の取組や、廃材の薪ステーション等の
新しい動きも伺えました。

雨雪が降り曇天が続いていた道中。
奇跡的に一時晴れ、美しい冬の雨晴海岸・富山湾越しに見える立山連峰を見て、
続いては、石川県金沢市へ。

金沢市では、21世紀美術館を訪問。
上の写真、一見すると遺跡から発掘された木片とも見受けられるかと思いますが、
この木片を作った正体、実は「ビーバー」なのです。

ビーバーの、伸びすぎた歯を削ったり巣作りの材料調達のために木を齧る習性を取り込んだ展示で、
AKI INOMATA氏の≪彫刻のつくりかた≫という作品です。
全国5か所の動物園に依頼し飼育エリアに設置したビーバーが齧った木材(副産物)を彫刻の主体としているのですが、
自然を見る解像度を高めてくれる見せ方が魅力的でした。
Posted by wpmaster on 金曜日 12月 27, 2024 Under すべての記事, ちいきのgraffiti~写真集~

夏盛り。
太陽の光を浴びる大輪の花「ひまわり」が見ごろでした。

背景の里山、晴天と相まって
エネルギッシュな景色を見せてくれるのは、
兵庫県佐用町。

同町内にはかつて城下の宿場町として栄えた「平福宿」が残る。
特徴的な川岸の道、家屋の川床や川へ降りるための通路、石垣からは、
かつての人々の暮らしの息づかいが伝わります。
弊社のオフィスがある新大阪から車で1時間半で来れる町。
ここの夏には、自然と歴史が織りなす、美しい景色と美味しい空気がありました。
Posted by wpmaster on 月曜日 7月 26, 2021 Under すべての記事, ちいきのgraffiti~写真集~
2月4日(月)、東京より環境活動団体及び国産材家具メーカーの方々をお招きし、京都北山にて現地視察ツアーが行われました。
京都北山の台杉

1本の幹から何本もの立木が真っ直ぐ伸びている独特な特徴を持つ「台杉」
京都北山には樹齢500年の大きな台杉があります。異様な迫力、生命力を感じる姿に驚かれておりました。
百聞は一見に如かず。皆様、実際に北山に足を運んで体感してみてはいかがでしょうか。
枝打ちの実演

より美しい木材をつくるために必要不可欠な「枝打ち」の実演を協同組合の職員様に行っていただきました。
不安定なはしごを巧みに乗りこなし、枝を打つ姿に拍手喝采。
私たちの生活の中にある「木」はこうした弛まぬ努力の結晶であることを忘れてはなりません。
商品倉庫見学

北山丸太の倉庫見学の様子。
「磨き丸太」と呼ばれる京都北山の伝統工法によりつくられた丸太は、独特な艶と金色にも見える鮮やかな光沢が見る人の心を魅了します。
五感で感じる木の魅力が北山丸太にはあります。
商品の持つ本物の魅力とは、本物の価値とは何でしょうか。
その答えが、京都北山にあるような気がするのです。
是非、皆様も一度足を運んで北山丸太の魅力に触れてみてはいかがでしょうか。
Posted by wpmaster on 月曜日 2月 4, 2019 Under すべての記事, ちいきのgraffiti~写真集~

津軽富士とも言われる独立峰、岩木山を御神体とする山岳信仰が古くから続く青森県津軽地方を訪問。
岩木山の北麓にひっそりと佇む巌鬼山神社にて出会いがありました。
それは、樹齢1000年は越えるスギの巨木。全国を巡っても、これほどの巨木はなかなかお目に係ることはできません。
またこの地は冬の積雪、寒さが厳しい環境にあるからこそ、
ゆっくりとゆっくりと、厳しい冬を乗り越え生き抜いてきた生命力に感動を覚えるのでした。
これからも、青い森が広がる、みちのくの終着で、
地域の人から見守られながら、静かに、しかしながら強く生き、
訪れた人に感動を与えてくれることでしょう。

Posted by wpmaster on 火曜日 8月 21, 2018 Under すべての記事, ちいきのgraffiti~写真集~

日本仏教の聖地、高野山で育った木材、
高野霊木が旅に出ました。
壇上伽藍中門にて道中の安全を祈願し、出発。
この板は何処へ旅に出たのか?どのような使われ方をするのか?
それは、これからのお楽しみです。

Posted by wpmaster on 金曜日 7月 13, 2018 Under すべての記事, ちいきのgraffiti~写真集~

出張で山あいを車で通り過ぎた時のこと。
鹿の子模様の夏毛がきれいなメス鹿が1頭。
群れるのが嫌いなの?家族とはぐれたの?
いずれにしても、
どうぞこちらへと木陰のトンネルへといざなうかのように、
じっとこちらを見つめられるのでした。
Posted by wpmaster on 日曜日 7月 1, 2018 Under すべての記事, ちいきのgraffiti~写真集~

滋賀県長浜市にあるラーメン屋さん「梅花亭」。
カフェのようなオシャレな空間で今回いただいたのは、“酒かすのらーめん”です。
使われている酒かすは、同じく長浜市にあり470年の歴史を持つ「冨田酒造(有)」のもの。
ほどよく香る酒かすの匂いが鼻を抜けると共に、どこか懐かしさを感じるような味わいでした。
京都北山にある「いのししラーメン・へしこラーメン」に続いて、
今回もご当地ラーメンに出逢いました。
“その土地の歴史を味わえる一杯”
あなたのオススメは、何ですか?
Posted by wpmaster on 水曜日 6月 13, 2018 Under ちいきのgraffiti~写真集~

ここは、高野山真言宗総本山・金剛峯寺、
その壇上伽藍にある西塔(さいとう)。
敷地内の多くの建物が朱色に着色されるなか、
素材の色そのままに佇む西塔は、木造ならではの重厚感を色濃く醸しています。
西塔が最初に建立されたのは、886年。
その後、4度の火災に遭い、こちらの建物は5代目・1834年に再建された西塔です。
仏教の五色に塗られていない、西塔。
高野山へお参りの際には、ひっそりと佇む西塔の雰囲気を肌で感じてみて下さい。
Posted by wpmaster on 金曜日 6月 1, 2018 Under ちいきのgraffiti~写真集~