2020年から続く新型コロナウイルスの影響、Withコロナが定着し、
行動制限が解除された2022年。
2023年を駆け抜けるべく、
1年の振り返りと新年の目標設定はされた頃でしょうか。

 

ところで皆さんは、毎年「日経トレンディ」が発表している、
ヒット商品ランキングはチェックされたでしょうか?

 

弊社では、2016年から、ヒット商品ランキングと合わせて林業・木材業のヒット商品ランキングを独断と偏見でまとめ発表しており、今や毎年恒例となりつつあります。

今年も11月に日経トレンディヒット商品ランキングが発表されたということで、森林・林業界ヒット商品ランキングも公開です!

 

 

まずは、日経トレンディ発表の2022年ヒット商品ランキングは、こちら!

1位 Yakult1000/Y1000
2位 ちいかわ
3位 PCM冷却ネットリング
4位 トップガンマーヴェリック
5位 完全メシ
6位 炭酸飲料対応ボトル
7位 翠ジンソーダ缶
8位 日産サクラ/eKクロス EV
9位 スプラトゥーン3
10位 冷やし中華

詳細は以下リンク(日経XTRENDのWEB)よりご覧いただけます。

https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00732/00001/?i_cid=nbpnxr_index

 

 

 

 

第10位 ひみ里山杉から出来たインク

(写真:岸田木材オンラインショップより引用)

 

まず、第10位冷やし中華に対して、林業・木材業界からは、冷凍の冷やし中華→「冷」→「氷」見の材木店からリリースされました。「木の日常消費」ということをテーマに掲げ、日々の暮らし中で楽しく木を消費できる仕組みを伝えていく新しい取組。全国に先駆け「ご当地インク」から地域の自然を伝えることのできる商品になるか注目です。

 

参考:日経ヒット商品ランキング10位 冷やし中華

(引用:日経XTRENDホームページより)

 

 

 

第9位 大棍棒展(棍棒飛ばし全国大会)

(写真:全日本棍棒協会ホームページより引用)

 

 

第9位 スプラトゥーン3に対して、林業・木材業界からは「大棍棒展(棍棒飛ばし全国大会)」。2022年に初開催、10日間で1000人以上の来場、100本以上の売上。展示の中には1億円の棍棒も!?多数のメディアにも紹介され、10月には棍棒飛ばし全国大会を初開催のユーモラスなイベントがランクインしました。

 

参考:日経ヒット商品ランキング9位 スプラトゥーン3

(引用:日経XTRENDホームページより)

 

 

 

第8位 木造ビル/ハイブリッド建築

(写真:左から純木造耐火建築物「Port Plus」<神奈川県>、日本初の耐火木造12階建て商業ビル「HULIC &New GINZA 8」<東京>、新幹線高架下の空間利用「ささしま高架下オフィス」<愛知>)

 

第8位 日産サクラ/eKクロス EVに対して、林業・木材業界からは、 木造ビル/ハイブリッド建築です。

「脱炭素社会の実現に資する等のための建築物等における木材の利用の促進に関する法律」、脱炭素の流れで大きな壁を越えた建築分野。純木造耐火(ビル)も実現し、鉄筋造×木造のハイブリット建築も事例が続々登場しています。

 

参考:日経ヒット商品ランキング8位 日産サクラ/eKクロス EV

(引用:日経XTRENDホームページより)

 

 

 

第7位 クラフトジン/地域のお酒

 

第7位 翠ジンソーダ缶対しては、同じくお酒繋がりで、クラフトジン/地域のお酒です。

2020年頃から増え続けているクラフトジン。地域色を活かした特色あるラインナップが2022年は特に増えた印象です。ジン以外にも松ぼっくりを使ったビールや落ち葉を使ったリキュール、林業会社が作った日本酒と地域のお酒の賑やかさは止まりません。

 

参考:日経ヒット商品ランキング7位 翠ジンソーダ

(引用:日経XTRENDホームページより)

 

 

 

第6位 脱炭素森林モデル

(写真:林野庁ホームページ、ICN事業スキーム資料より引用)

 

第6位 炭酸飲料対応ボトルに対して、林業・木材業界からは「脱炭素森林モデル」です。

「温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度」において、森林吸収由来クレジットの取り扱いが変更されたり、CO₂吸収量算定方法が変更されたりと制度的にも大きく動いた1年。脱炭素をテーマとした新たなチャレンジも増加しています。

 

参考:日経ヒット商品ランキング6位 炭酸飲料対応ボトル

(引用:日経XTRENDホームページより)

 

【6位番外編①】

早生樹/エリート樹育成」

バイオマス発電の材料需要増加や、再造林率の増加に向けた取り組みが活発になり、樹木選定や育苗に関する話題が業界でもニッチな部分で増加しています。

【6位番外編②】

SUMITCH

水道水を美味しく飲む暮らしで、ペットボトルを削減・森林循環によるCO2削減。ありそうでなかったサブスク、現在48万本突破(57tのCO2削減換算)で躍進中。

 

 

 

第5位 森林レンタル(forenta)

(引用:forentaホームページより)

 

第5位 完全メシに対しては、2021年からのリエントリーとなった「forenta」。

ワイルドな装いの森林レンタル事業がトリプル受賞。京都、岩手、北海道、福岡と新たなエリアも広がり、まだまだ拡大予定。森林を売買するのではなく、貸借することで気がつく森林所有と活用の可能性が全国に広がっています。

 

参考:日経ヒット商品ランキング5位 完全メシ

(引用:日経XTRENDホームページより)

 

 

 

第4位 バレルサウナ

 

第4位 トップガン マーヴェリックに対して、林業・木材業界からは、追いトップガンならぬ追いサウナブームというところから、「バレルサウナ」。

1980年代に施設サウナ(浴場・サロン)が流行した時代から、現在は海外のサウナ文化と融合してレベルアップ。特に林業木材業界としては、全国各地で国産木材を使ったバレルサウナが広がりました。

 

参考:日経ヒット商品ランキング4位 トップガン マーヴェリック

(引用:日経XTRENDホームページより)

 

 

 

第3位 森デリバリー/モバイル木材ショップ

さてここからはいよいよTOP3の発表です。
第3位 PCM冷却ネックリングに対して、林業・木材業界からは「森デリバリー/モバイル木材ショップ」

行動制限なしの夏は様々なイベントも復活しました。そんな中、トラックに森のカケラを乗せて木の心地良さを街にお届けしながら、様々なワークショップや木材販売を山側から出張発信することで森と街を繋げる立役者になりました。

 

参考:日経ヒット商品ランキング3位 PCM冷却ネックリング

(引用:日経XTRENDホームページより)

 

 

 

第2位 ちいきのふるかわ

 

第2位 ちいかわに対して、林業・木材業界からは「ちい」きのふる「かわ」。

今年も全国各地飛び回り、山の現場に行ったり、土場で木材を買い付けたり、支援先の畑で梅の剪定をしたり、林業学校で講演をしたりと多様な人との繋がった1年。2023年も何卒宜しくお願い申し上げます。

 

参考:日経ヒット商品ランキング2位 ちいかわ

(引用:日経XTRENDホームページより)

 

 

 

 

第1位 To gate(峠)

 

さて、Yakult1000/Y1000に対して、林業・木材業界の栄えある第1位は、「To Gate(峠)」です。

オープン4か月目で累計1000名以上が訪問。峠の茶屋のように、ちょっと休憩する交流拠点として、山(林業)の川上から川下まで、繋がりが創れる場所として日本の文化と歴史の入口、紀伊半島の入口新大阪に新しい空間が誕生しました。

 

参考:日経ヒット商品ランキング1位 Yakult1000/Y1000

(引用:日経XTRENDホームページより)

 

 

さて、全てのランキングをまとめたのがこちら。

 

以上、2022年の林業・木材業ヒット商品ランキングトップ10でした。

業界の皆さん、いかがでしたしょうか?

知っているものばかりでしたか?

残念ながらトップ10には入らなかったものの、他にも沢山のヒット商品がありました。また、今年は大ヒットというよりも、情報、選択肢が多いで小ヒットした製品やサービスが全体的に多く出てきた印象でした。

 

行動制限がなくなったものの、まだまだ観光業などはコロナ前の水準に戻っていない中、来年は何がヒットするでしょうか。

今回のランキングを肴に、是非皆さんもそれぞれ1年間何があったか振り返りながら、これからの未来を見据えた時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

それでは、2023年の発表もお楽しみにお待ちください!!!

 

 

 

 

 

Posted by wpmaster on 日曜日 12月 25, 2022 Under 未分類
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