吉野木材協同組合連合会

 

10月26日、吉野木材協同組合連合会(奈良県吉野町)にて、秋季選木市が開催されました。

 

毎月の定例市で、吉野エリアから数々の丸太が出荷される当市場ですが、

春と秋の年2回は、中でも特別な優良材が出荷される市が開催されます。

 

 

”吉野には、買わせて頂くことが名誉であり、取り扱ったり、挽かせて頂くことが光栄であると感じる木があります。”

吉野杉を製材したメーカーの代表は、このように話しました。

 

出荷主も買い方も、年2回の真剣勝負。
樹齢200年超の杉・檜は市場を経て、建材や建具材へと、新たな命が吹き込まれます。

Posted by wpmaster on 水曜日 10月 26, 2016 Under pick up, ちいきのgraffiti~写真集~

大阪にて開催している、明日から役立つヒントが満載の、実践型経営研究会。

今回も素敵なゲストをお迎えし、語り合う濃密な時間となりました。

 

~今月のMENU~

【1】各社報告&ディスカッション

【2】話題提供:各地からの最新マーケティング事例

【3】ゲスト講演 :「私のしごと:プロダクトデザインを起点とした企業のブランディング〜ちいきのデザイン」

講師:(株)GKデザイン総研広島 プロダクトデザイン室 室長 鈴木 スバル様

【4】Clubプレミアム国産材 企画会議


 

 

【1】各社報告&ディスカッション

 

秋のイベントシーズンを迎え、各社からイベント報告がありました。

当日来られなかったメンバーのSkype参加もありました。

 

 

■製材・建築業A社様

オリジナル住宅ブランドに力を入れるA社様からは、

10年ぶりの住宅完成見学会についてご報告。

 

目標以上の来場者数と、濃い見込み客を獲得したチラシのポイント、

また当日に顧客コミュニケーションを高めるための、会場設営やイベント企画の工夫、

さらに大切な、見学会終了後のアフターフォローまで、ご報告いただきました。

 

■木材流通店B社様

地域に愛される木材流通店をめざすB社様からは、

4年目を迎えた、毎年恒例の自社開催マルシェについて。

 

過去最高の来場者数を記録し、またターゲットを絞った企画と広報により、

よりいっそう趣味嗜好の明確な来場者を獲得したこと、

会場設計からコンテンツにより、木のあるライフスタイル提案を行い、

自社顧客である工務店の紹介など、利益導線につなげたことをご報告されました。

 

 

各社とも、これまでの商流から変革を目指し、

新たな顧客との出会いを創出する取り組みがあり、

 

その場でアドバイスをし高めあう時間となりました。


 

【3】ゲスト講演 :「私のしごと:プロダクトデザインを起点とした企業のブランディング〜ちいきのデザイン」

講師:(株)GKデザイン総研広島 プロダクトデザイン室 室長 鈴木 スバル様

 

ゲスト講座では、数々の名作を生み出している、

世界的なネットワークを持つGKデザイングループのGKデザイン総研広島から講師をお招きしました。

 

GKデザイン総研広島は、

・製品のデザイン(Product Design)
・情報のデザイン(Communication Design)

・空間のデザイン(Architecture/Environment Design)
の3領域のデザイナーを有する総合デザインオフィスです。

 

京阪電車やキッコーマンの醤油瓶など、

誰もが知っているデザインを数多く手掛けています。

(参照: http://www.gk-design.co.jp/

 

スポーツ用品メーカーの新商品群や、

チェーンソーメーカーのブランドとプロダクトデザインなど、

講師の鈴木氏が手掛けたプロジェクトの詳細な体験談を交えて、

「デザイン」や「ものづくり」について深く考察する機会となりました。

 

ブランディングの切り口として今回ご紹介いただいたのは、

 

1)ペルソナから導くデザイン

2)会社歴史から導くデザイン

 

の2つ。

 

業界の皆があこがれるモデル的存在の「ペルソナ」となる人物から

徹底的にこだわりを抽出してつくりあげるものと、

 

歴史ある企業の社風や理念を形にするもの、

 

どちらも、林業・木材業界にとってヒントとなる手法です。

 

 

とくに、ものづくりとしての製材業から見れば、

「この棟梁に使ってもらえる木材」など、

使い手をモデルとしたプレミアムな製品開発の可能性を感じました。

 

 

懇親会でも、講師や受講メンバーとの交流・ディスカションを通じて、

経営のヒントを数多く得られる一日となりました。


 

 

この研究会は、毎回多彩なゲストをお迎えしながら、会員制で開催して参ります。

単回受講も可能ですので、お気軽にお問い合わせください。

次回は12月。ご期待ください!

 

↓経営実践研究会[国産材ビジネススクール]についての詳細はこちら

https://chiikino.jp/blog/?page_id=187

 

 

Posted by wpmaster on 土曜日 10月 22, 2016 Under pick up, 経営実践研究会[国産材ビジネススクール](大阪), 講演&研修 報告

川上村商工会 経営セミナー 地域ビジネス

 

平成26年度、27年度の2年間、弊社が企画運営をご支援させていただいた
川上村主催・商工事業者等活性化支援事業「川上村ならではの地域ビジネス実践塾」。

 

 

今年度は、川上村商工会が主催となり、
『「儲かる仕組み」を一緒に考えませんか?楽しく学べる!経営セミナー』とタイトルを変えて
引き継がれることとなり、10月20日(木)に第1回を開催してまいりました。

 

川上村商工会 経営セミナー 地域ビジネス

 

※画像をクリックすると、チラシをダウンロードしていただけます。

 

■第1回のご報告
\川上村ファン顧客の声、集めました!/
川上村需要動向アンケート調査発表会@川上村商工会2階
本セミナーは、全3回の講座を終えた後、川上村事業者様限定で、各企業の事業計画作成をご支援させていただく企画となっております。

 

そして、事業計画を作成するために、まずは村内の需要動向をリサーチすること。
川上村で大きなイベントが開催された8月6日(土)、川上村に集まった人々に村の商品やお店、名勝に関するヒアリングアンケートを実施し、その結果を分析して、初回のセミナーでご報告いたしました。初回講座は、村で事業を営む方々、さらに今後起業を視野に入れている地域おこし協力隊を中心に、20名弱の関係者にお集まりいただきました。

 

 

まずは集まった皆さまの自己紹介から!
特に協力隊の活動については、村内で十分周知されていない面もあり、じっくり今後のイベント情報を告知いただきました。

 

 

川上村商工会 経営セミナー 地域ビジネス

 

山遊び塾 ヨイヨイかわかみ 安田氏(川上村地域おこし協力隊)

 

 

アンケートの結果発表について、まずはマーケティングの基礎知識の解説から。

今回のアンケートは、AIDMA理論に合わせて調査できるよう設計しています。

川上村の商品や店舗、名勝について、どれくらいの訪問頻度(購入頻度)か問いかけることで、
① 常連客
② 通常客
③ 一回限りの顧客
④ 認知客
⑤ 非認知客

と、各事業所によってどのような顧客階層があるか調べ、
それぞれの顧客層に応じた経営・販売戦略を作成するための調査内容を報告いたしました。

 

非認知(知らない)の顧客層が多い事業所では、まず認知度を高める戦略が求められます。
次に、認知はされているが顧客の購買のアクションへ繋がっていない事業所はところは、この原因を分析し、商品力を高めたり、特典を付けるといった工夫により、まず1回サービスを体験してもらう仕掛けが必要でしょう。

 

 

このようなマーケティングに関する内容を解説しながら、商品や店舗、川上村の名勝ごとに、
様々な顧客の声が集まったアンケート結果について、
「あなたは川上村のこの商品知っていますか?」
「行ったことありますか?友人知人に案内したこと、ありますか?」とクイズ形式でご紹介。

項目ごとに様々な傾向がみられたため、今後どうするべきかを考えながら、進めて行きました。
川上村商工会 経営セミナー 地域ビジネス

 

 

■ただ広報を拡げて、注目を集めることがゴールなのか?

今回のアンケートでは、村内・村外と分けて、認知度を調査分析いたしました。
その中で、Aという観光名所について、「知っているが行ったことない」という回答が、村内の50%以上を占める結果が見られました。

 

 

この結果に対して参加者のKさんが、
「僕もAには行ったことないですね。
ところで、そこって、普通にいけるんですか?」と質問されました。
それは、
・物理的に、素人の体力でも安心して行ける場所、という意味か
・法律的に、一般の人でも申請なく入っても良い場所、という意味か

 

質問には2つの疑問が含まれており、
それぞれの面によって回答が変わるということに気付きました。
”川上村の良いところ”といった自由回答の調査については、Hさんが、このように感想を述べられました。

 

「そういえば、とある絶景ポイントBについては、
誰でも入ることはできるけれど、誰にでも教えたい場所ではないのですよねぇ。
ゴミが増えたり、人が来すぎてうるさくなったり、山火事なんかが起きても困るし…」

このような議論が交わされ、村内の観光に関する改善には、

 

1)一般の方でも訪問できるように整備すべくエリア(看板、道、広報)
2)”あなただけに”と特別な人だけに教えてあげる特別エリア
3)誰にも来てほしいくない秘密にして守るべく非整備エリア

と3つそれぞれのアプローチが必要といった課題に気付かされたわけです。

 

「観光」という言葉でただ人をたくさん呼び込むことが目的ではなく、
・ 村の日常と非日常(静けさと賑わい)を両方を作り守ること
・ 生産現場や教育的現場(村にとっての日常)からも都市の方々へ非日常を提供できるということ

このような、地域ならではの観光を作り『永続的な経営を目指す』ということが目標であると、再確認する講座となりました。

 

 

■第1回講座のまとめ
①小さくても面白いビジネスを、村の人々が地域で作っていけることが大事ということ

 

②顧客のニーズを知ることで儲け方のヒントを得て、今後のアクションを決めることが成功のポイントということ

 

③近くの異業種が集まりディスカッションすることでさらに村を知り、足し合わせによる”多幸せ”を生み出せるということ

 

 

最後に本講座のまとめとして、3つのメッセージをお伝えして、楽しく学べる!経営セミナー第1回を終了しました。

弊社では、自治体や商工会と共に、地域の小規模事業者の経営や地域おこし協力隊の起業支援を行っています。
地域や企業の現状分析と戦略策定から、広報ツール策定等の定着支援まで、伴走型でお手伝いさせていただきます。

 

 

 

■次回以降のメニュー
 ※川上村事業者対象(受講無料)
参加をご希望の方は、川上村商工会(0746-52-0127 担当:金井氏)までご連絡くださいませ。

 

 

●第2回【10/27(木)】14:00-17:00@川上村商工会2階
『過去・現在を知る。事業計画作成のために!経営分析セミナー』
自社の強みとは?売上向上の可能性はどこに?など、まずは経営の現状分析を行います。※事業者の方は、過去2期分の決算書と電卓をご持参ください。

 

 

●第3回【11 / 9(水)】14:00-17:00@川上村商工会2階
『未来を考える。事業計画作成セミナー』
目指すは、長所伸展経営。現状分析で明らかとなった“強み”を伸ばすために、儲かる仕組みの作り方をテーマとして、たくさんのアイデアを出し合います。※電卓をご持参ください。

 

中嶌大会計事務所よりゲスト講座あり!/
川上村の企業をご支援されている会計士様より、ゲスト講座へ登壇いただきます。
1)株式会社/社団法人/NPO法人の違いって?
2)起業する/事業者になるメリット
3)会計のキホンとは
4)質疑応答    といった内容にてお話いただきますので、特に起業希望の方は必見!

 

 

●個別支援【日程未定】(10社限定)
『あなただけの儲かる仕組みを考えます!事業計画作成サポート』
現状分析~事業計画作成セミナーを経て、各社に沿った事業計画づくりをご支援します。第3回の講座を受講された方を優先で、10社限定にて受付けますので、お見逃しなく!※電卓をご持参ください。

 

 

 

 

Posted by wpmaster on 木曜日 10月 20, 2016 Under — セミナー、研修、講演のお知らせ, — ちいきの地域, pick up, すべての記事, セミナー報告, 講演&研修 報告
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