3月15日(金)京都府立林業大学校にて、経営高度化コースの第五回が開催されました。

 

最終回である今回はまとめとして、大きく3本立ての内容としました。

①ゲスト講座(ユニリーバ・ジャパン・ホールディングス株式会社 シニアリーガルマネージャー 小林 洋光 様)

②参加者プレゼン

③まとめ講座

 

それでは、最終回の様子を少しだけご紹介します。

 

 

ゲスト講座

ゲストとして、ユニリーバ・ジャパン・ホールディングス株式会社 シニアリーガルマネージャー 小林 洋光 様をお招きし、世界企業の経営、働き方の事例をご紹介いただきました。小林様は、企業法務(契約・M&A・金融・人事労務)・住宅不動産・環境・地域創生分野の幅広い法務経験を活かした実践的な事業構築を手掛けており、これまでも有名な企業様の法務に携わった経験が豊富な方です。アメリカ企業、欧州企業、日本の中小企業、林業木材業の事業者、ベンチャー企業といったあらゆるビジネス経験を経ての現在があり、代表古川の前職の同僚でもあり、現在、弊社の法務パートナーでもあります。

 

今回のお話では、様々なキーワードからお話を提供いただきましたが、世界の大企業であっても「サステナビリティ(持続可能)」「インテグリティ(誠実)」を消費者の目に見える形で提供し、顧客を育てていく、顧客と育っていく商品づくりの実例が大変興味深い内容でした。林業界においては、ポテンシャルを持ちながらまだまだ発揮できていない点が良くわかり、参加者の皆様にとっても刺激的な時間となった事でしょう。また、WAA(work anywhere anytimeの略)活動ということを実践されており、「仕事は、どこでも、いつでも」というテーマで、決まった時間に会社にいるだけでは意味がない!どんどん出て行け、自由に活動していく働き方(生き方)をしていこう!と、実際の事例を踏まえて、レクチャーをいただきました。

 

 

参加者プレゼン発表

参加者の皆様に、第4回までにお伝えした内容やフレームを活用したプレゼン発表会を行いました。

 

理念、ビジョン、自社の顧客定義、理念と利益、情熱方程式、4つの事業(主力、補助、刺激、開発)、持続可能な企業発展のための7つの経費(理念と利益)、強みと弱み、5つの喜び、先人賢人の言葉と自分の言葉、そしてこれらを総まとめとして、これまでの講座内容の総ラインナップについて参加者の皆様の言葉で発表いただきました。

 

8名の発表がありましたがどの発表も同じものはなく、理念やビジョンの宣言、数値目標の宣言、新たなマネジメント方法に向けた具体的アクション等の発表は、まさに情熱がつまった時間となりました。また、特に、座右の銘、創業者・経営者の言葉、自分の言葉という3者の言葉については、同じ企業から参加されている方でも独自の体験、エピソードを踏まえた違った言葉を発表いただきました。入社の時期、担当業務の違いによって先輩や印象に残っている経営者の言葉は異なるという発見もありました。共通の理念やビジョンを持っている企業・組合様でも、社員研修などで確認してみると、社員・経営幹部が個人で大事にしているコトが異なることが、その言葉を探ることによって分かることでしょう。

 

例えば、

Aさんであれば、

先人の言葉「為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり」

先輩の言葉「段取り八分・仕事二分」

自分の言葉「一人じゃない。なんとかなるさ。」

 

Bさんであれば、

先人の言葉「戦は数じゃない、人だ。」

先輩の言葉「山に行けば何とかなる。」

自分の言葉「人にやさしく、自分にはもっと優しく。」

 

ということからも、マネジメントに係る経営上のポイントと個人のキャラクターがよく見えてきます。

重要なことは、

講座を聞いて(インプット)終わらず、

ジブンゴト化(アウトプット)すること。

さらにアウトプットで終わらず実践することです。

 

 

さいごに

最後にまとめ講座として弊社代表古川から、

「人生経営の成功3要素」、「企業経営の成功3要素」を、自身の具体的な経験とにもとづいて、お話しました。

参加いただいた皆様が長所を見出し伸ばし(長所伸展)、時代に合わせた経営を行い(時流適応)、自社のポジションを見定め、ある領域で一番になる(力相応一番)ことができ、今回発表された事業計画が実現されれば幸いでございます。

 

また、森林×マーケティング、そしてマネジメント(最近では人材採用、定着支援、幹部研修)に、関する講演のご相談等は、お問合せフォームからお受けしています。ご希望の時期や内容について、お問合せフォームからご連絡いただければ幸いです。
過去の講演実績は以下のURLからご覧いただけますので、併せてご参考ください。

https://chiikino.jp/blog/?page_id=193

 

 

 

 

 

 

 

 

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2月22日(金)京都府立林業大学校にて、経営高度化コースの第4回が開催されました。

前回のマネジメント基礎に続いて、今回はマネジメント応用編でした。

前回のワークショップでは、「今まで(この会社で)仕事をして一番嬉しかったことは何か?」という、たった1つの質問でわかる、企業(組合)の「5つのよろこび(弊社ビジネスフレーム)」ポイント、そこから分かる組織の強みと弱みの発掘、そして今後の経営マネジメントについてということを振り返りながら、「はたらくこととは何か。」「リーダー(幹部)として必要なこと」の2つのテーマについてお話をさせていただきました。

それでは、今回も講義の内容を少しご紹介させていただきます。

 

 

はたらく理由、やめる理由

 

「仕事のための仕事になっていませんか?」

弊社は中沢より、改めて働き方改革という言葉が世間をにぎわせてていますが、林業界において、皆様の地域において、「はたらくとは何か?」というテーマについて、参加者の皆様に考えていただきながら、事例を交えつつ、経営力が向上するための社員の満足度を上げる「5つの悦(よろこび)」の振り返りを行いました。

 

なお、某人材総合サービス会社のアンケートで以下のような結果がありました。

 

働く理由                   退職理由

1.収入を得て家族を支えるため       1.給与が低い

2.収入を得て自立をするため        2.やりがい、達成感を感じない

3.自分自身の成長のため          3.企業の将来性に疑問を感じた

4.人生経験を積むため           4.人間関係が悪かった

5.知識・スキルを得るため         5.残業・休日出勤など拘束時間が長かった

 

たとえばこちらに、「収入を得る」「自己成長をする」ことが多くの人のはたらく理由としてありますが、

退職の理由を見てみると、「やりがい」「企業の将来性」「人間関係」「労働環境」と多岐にわたっていることが分かります。

 

このように人がはたらく理由と、その組織に属しはたらき続ける理由は異なります。

社員の「5つのよろこび」のバランスを取り、満足度を高めていくことが重要となります。

自社におけるこの「5つのよろこび」を可視化し、社員のよろこびを知ることで以下のメリットがあります。

 

①自社の会社経営におけるバランスが見えてくる ~強みと弱み、伸ばすべき点、改善すべき点~

②社内体制の見直し、計画を考えることができる ~人の配置、採用計画等~

③個別の事象に対しての対応力、オペレーションの実行ができる ~営業力強化、研究開発費の見直し、福利厚生の充実等~

 

このように社員の喜びを知ることは、組織マネジメントの最大の備え(武器)となります。

人こそ最大の経営資源。皆様も是非、自社における5つのよろこびについて考えてみてはいかがでしょうか。

 

 

リーダーとして必要なこと

 

後半は弊社代表の古川よりマネジメント応用としてリーダーとして必要な要素についてお話をさせていただきました。

その中の一部をご紹介させていただきます。

 

■3つの服

組織のリーダーとは部下から3つの「服」を求められ、それがリーダーとしての評価軸があります。

 

① 利服

「得なのか損なのか」という評価軸。(=利益)

② 心服

「善なのか悪なのか」という評価軸。(=理念)

③ 威服

「好きか嫌いか」という評価軸。(=信頼)

 

人は良いが売上の上がらないリーダー、人間性は嫌いだが抜群に営業成績の良いリーダー etc…

皆様にも思い当たるリーダーの姿があると思いますが、良いリーダーは得てしてこの3つを兼ね備えています。

 

皆様はこの3つの「服」のバランスの取れたリーダーでしょうか、または自分の直属のリーダーはいかがでしょうか。

「5つのよろこび」にも通じますが、社員の満足度を高めるのは、上に立つリーダーの資質にも影響されます。

 

 

いよいよ最終回~課題提出に向けて~

 

全5回の経営高度化セミナーも次回で最終回となります。

 

これまで、

・マーケティング基礎(3C、顧客の定義、消費の3要素)

・マーケティング応用(集客におけるチラシDMのポイント、正しい「利益」の考え方)、

・マネジメント基礎(ステージに合わせた持続可能、5つのよろこび)

・マネジメント応用(はたらくとは、リーダー論)

と講座を行って参りました。

 

これらの講座内容とフレームを用いて、自社における経営戦略を受講者の皆様に次回提出いただきます。

弊社が長年にわたり培ってきたメソッドがどのように受講者の組織に活かされ、引いては林業に界の底上げに寄与するか、非常に楽しみです。

 

 

参加者の声

H森林組合 I様

「5つのよろこび」だけではなく、次は「5つの怒り(つらさ)」から見える経営状況について見てみたいと思いました。

F森林組合 S様

「責任」とは、「お金」であることが分かった。

K森林組合 K様

リーダー論を聞き、久しぶりに愚痴ではない、よい飲み会をしたいと思いました。

K森林組合 S様

社員のよろこびを知ることが組織マネジメントの最大の備え(武器)になることが理解できた。

 

 

終わりに

次回で、京都府林業大学校経営高度化セミナーは最終回となります。受講生の「プレゼン(課題)」が楽しみです!

弊社では、林業や地域づくりに限らず、地域の個人起業家から大手企業いいたるまで、マーケティングや組織マネジメント、管理職者育成に関するセミナーも実施しております。今回のように、1日でできる「5つの悦(よろこび)」から分かる経営マネジメント!というワークショップ&経営提案も、出張で参りますので、お気軽に弊社にご要望をください。

ご依頼やご相談等ありましたらお気軽にご連絡ください。また、これまでの各地での講演については以下のURLからご覧いただけますので是非ご覧ください。

https://chiikino.jp/blog/?page_id=193

 

 

 

 

 

 

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全国各地、梅まつりも始まり春の匂いも感じる日が増えてきましたね。

そんな2月16日(土)京都府立林業大学校にて、経営高度化コースの第三回を開催しました。

 

第二回までは、マーケティングの基礎と応用、今回からはマネジメントの講座を開始です。

 

 

「今まで働いていて、一番うれしかったこと」からわかる企業マネジメント法

皆様にとって、働いていて一番うれしかったことは何でしょうか。

また、一番とは言わずとも、うれしかった・印象に残っているエピソードは何でしょうか。

 

実は、この一つの質問だけで、その企業における強み・弱みが見えてきます。

社員の皆様、経営幹部の皆様に嬉しかったことを出していただき、

ちいきの総研オリジナルの指標5つの軸で分類をしていきます。その軸の中で少なかった要素が弱みに、多い要素が強みに繋がることが多いのです。

昨今では、働き方改革という言葉をよく見聞きしますが、

働き方=生き方に繋がることです。

嬉しかったことというのは、社員にとって働く上でのモチベーションや、自分自身の生き方で大事にしていることに繋がるのです。

 

「人生の中に仕事があるのではなく、仕事中に人生がある。」

 

起きている時間の、一日の殆どを、人生の殆どを、仕事に使っている中で、人生の一部だ、我慢して稼ぐ手段だというだけでは、企業の持続性、地域の活性化はありえません。本メソッドは弊社オリジナルで、林業会社のみならず、地域の中小企業から、大手上場会社まで行っている「マネジメント&社員研修」ですが、是非とも、社員研修などの際に一度、「嬉しかったこと」を書きだして、会社の経営までに落とし込み、役員、幹部においてディスカッションしてみていただきたいところです。なお、実際の方法や5つの分類について分からない、実践してみたいという方は弊社までお気軽にご相談いただければサポートいたします。

 

 

リーダーの在り方

弊社スタッフ中沢より「リーダーの在り方」についての話題提供をしました。

リーダーには、「ワンピース型リーダー」(トップダウン)、「ドラゴンボール型リーダー」(ボトムアップ)の2パターンがあることをまずお話し、持続的な企業経営に重要な要素、リーダーの役割についてお話しました。

 

2パターンのリーダーについてはどちらかが良くてどちらかが悪いということは無く、既存の仕組みや体制にとらわれずステージに合わせた持続可能性を作ることが重要であります。

「持続可能」とすべき要素には大きく3つ環境「物理的」(人材・ビジネスモデル)、「社会的」(政策・トレンド)、「経済的」(資金繰り・財務状況)を捉え、攻めの営業で利益を上げ、守りの管理で利益を守ることが重要になります。

攻守のバランスが崩れると企業は疲弊していくということを、実例や実体験のまとめから、経営幹部を担う参加者の皆様に理想のリーダーをイメージしていただく時間となりました。

 

 

参加者の声

■行政職員 Y様

働ていて「嬉しいこと」をもっと掘り下げて、今の所属先では何が必要なのか、調べてみようと思いました。ビジョンの作り方は、さらに詳しい内容を教えていただきたいと思いました。

 

■木材組合 N様

理念を意識して仕事をする、リーダーを育てるつもりで新人教育をする。試行錯誤にはなるが、ジブンゴト化して実践しようと思います。また、経営感覚を身に付けるには様々な要素があるので、交通整理しながら落とし込んでいきたいと思います。

 

■森林組合 S様

ワークショップでは、働いていて嬉しいことを整理したところ、自社の弱みが見えた。次は、全体社員に働いていて嬉しいことを聞き整理し、精度を高めてみたいと感じた。

 

 

終わりに

今回で全5回の講座の折り返しが終了し、残り2回

「2/22(金):第4回 マネジメント応用(人材育成、日々練習)」

「3/15(金):第5回 まとめ(プレゼン発表)」

残すのみとなりました。本講座に参加された皆様が、すぐにでも自社で実践できることを増やせるよう残り2回の内容も組み立てて参ります。

 

また、講演のご依頼やご相談等ありましたらお気軽にご連絡ください。以下URLから、これまでの各地での講演まとめをご覧ただけますので是非ご参考までに、ご覧ください。

https://chiikino.jp/blog/?page_id=193

 

 

 

 

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昨年度に引き続き、京都府立林業大学校「経営高度化コース」の講座を弊社が務めさせていただけることになりました。

 

平成最後の経営高度化コースでありますが、今回、1月25日(金)は全5回を予定している本コースの第1回目の開催ということで、和知(京丹波町)にある京都府立林業大学校を訪れました。森林組合をはじめ、林業事業体から参加された15名の受講者と実践を交えながらマーケティング、マネジメントをはじめとした「経営力」を学ぶことに特化。確かに、2019年は、森林経営管理法案(森林環境譲与税)等が話題をさらっておりますが、この森林経営管理法の経営然り、森林経営計画の経営然り、この「経営」とは何か。本来あるべく本質的な「経営」とは何か。異業界で当たりまえの経営力というものをどう捉え、どう我々の自力として付けていくか、それが、経営高度化コース(社会人コース)で重視をしているところであります。

 

全5回の概要は次の通りです。

===

第1回:マーケティング基礎(課題解決、価値創造)

第2回:マーケティング応用(広報広告、販促営業)

第3回:マネジメント基礎(経営管理、組織運営)

第4回:マネジメント応用(人材育成、日々練習)

第5回:まとめ(プレゼン発表)

===

特に、第3回、第4回は昨年度の経営高度化コースには無かった項目であり、より組織、人材等に特化した内容となっています。(今後の本ブログでの開催レポートをお楽しみに!)

 

さて、それでは今回の講座内容を少しご紹介です。

 

 

マーケティング=的を絞る

初回ということで、参加者の皆様から自己紹介をいただき、弊社のビジョン、弊社の事業紹介等をした後にマーケティング基礎として、3C、消費の3要素、地と図の関係(ライフスタイル)をクイズを交えながらご紹介しました。クイズをやることで自らが考え、自分で書き、反芻します。これらのビジネスフレームを知ることで、自社の経営がスムーズになり、課題が明確になっていきます。

 

そこから、企業経営とは何か、マーケティングとはそもそも何なのか、マネジメントとは何かを紐解いていきます。誰でもわかるように説明していくのが売りだえる本講座。まず、マーケティングとはニーズを見極め的を絞り、顧客創造(獲得)をするこになります。そして、その顧客創造のためにも、自社の「やりたい理念」と「とりたい利益」を明確にし、商品サービスを規定し、商圏を定めるということが重要になってきます。この業界、売り先の売り先は分からない木材。売ったら終わりという木材。これでは絶対に利益が生み出されません。

 

また、自社の競合、業界の競合はどこかを知ることも重要です。ライバルは時代によって変わります。現在は、スマートフォンが普及し誰もが瞬時に情報を得られる時代です。多くの消費者が、スマホと向き合っている時間がいかに多いか。であれば、ライバルというのは隣の製材所(木工所)というだけではなく、顧客が多くの時間を割いて使っているスマートフォンの時間がライバルであり、顧客の時間をどうやって獲得するかということが大事になっているともいえるのです。木のある空間、木のある時間、森と共に過ごす時間、非日常の創出、見込みのお客様といつどこで出会うかを計画していくことが肝要です。

 

今回の講座では、自社にあり、他社になく、顧客が求めている、自社の「強み」となるものが何なのかを見つけることが重要であることをまず、ワークショップを通して、参加者の皆様には学んでいただけたことと思います。また、改めて、林業業界の「顧客」の定義が重要になります。確かに、顧客の種別(カテゴリー)が多様な、森林組合や林業事業体。単に、丸太を各種販路に売るだけではなく、山林所有者とのコミュニケーションも顧客管理の一つです。得意な顧客カテゴリーに、特異なサービスを「お客様へ」と提供する。そこからがスタートです。

 

 

経営理念、戦略、戦術、戦闘

皆様は、自社の

①理念(ビジョン、ミッション、社是、社訓 等)

②戦略

③戦術

④戦闘

の4つを説明できるでしょうか?

社員の皆様は特に、理念(ビジョンやミッション)について、説明することが出来るでしょうか?

 

貴方の組織は何の為にあるのか?

貴方は何の為に働くのか?

 

これまで何度も業界関係者の集うセミナーで、弊社代表が登壇の機会を頂いてまいりましたが、

おそらく全てを説明できる方は1割程度しかないといったところだと感じております。

ビジョンは、理念、コーポレートメッセージ、夢、ミッションに現れ、

戦略は目標(ビジョンに沿った数字)、

戦術はマネージメントであり何を作って売るか、どう作って売るか、

戦闘はオペレーションであり日々の実務実動(製造、販売など)を示すことを「有名企業の事例」や、弊社コンサルティング先の「業界の事例」を具体的にお伝えしながら、受講した皆様に経営のヒントを提供いたしました。

 

なお、今年は、毎回宿題があります。

必ず、その宿題が自社の課題解決に直接反映さえるように工夫した講座を展開しております。

 

現在、全国で20近い林業大学校が設立されています。常々思うのが、受講生のマーケット(希望人数)と、卒業者のキャリアとのギャップがどうあるか。各地がドメスティックに各都道府県だけで囲むのではなく、本当にあるべく林業事業体(カッコイイ林業事業体)の創造とその持続的な発展を支援することで、「学校」の意味が明確になります。林業の持続性、経営の持続性、人材の募集と内的発展については、日々の経営努力の先にあると思われます。楽しく、厳しく、講師側ではありますが、受講者様と共に、よき未来が創造出来れば幸いです。あと4回、よろしくお願い申し上げます。

 

 

参加者の声

【K森林組合 O様】

「経営のルールを理解しないまま、経営に手をつけることは、運転免許を持たないまま車を運転するのと同じである」という言葉が印象に残った。マーケティング、マネジメントの考え方や実践方法などを今後学びたい。そのためにも、もっと実例を知りたいと感じた。

 

【H森林組合 I様】

経営理念から考える戦略、戦術を自組合でも考えていきたい。そのためにも、どのように職員全員に理念を広めていくかを深堀していきたい。また、今までの組合の考え方を変えられるようなことを5回を通して学びたい。

 

【F森林組合 S様】

消費の3要素は初めて知り、顧客に求められているものを知るということに対して印象が残った内容であった。様々な企業のロゴマークやコーポレートメッセージ事例を見て、自組合でもロゴマークや、コーポレートメッセージを作りたいと感じた。

また、残り4回の講座を通して、森林所有者、森林組合、行政の関わり方や、地域にとって森林組合の意義とは何なのかを学んでいきたい。

 

【林業事業者役員X様】

自分は、経営力に自信があったが、改めて、何の為に林業をしているか、その理念(ミッション)=自分の言葉が足りなかったことが、強く身に染みた。これがあると、人材育成、営業拡大も見えて来る。今日は、楽しかった!

 

【木材関係業者 N様】

自社の顧客を改めて洗いだし、何が顧客のメリットなのかを根本的に考えていきたいと感じた。また、これからの講座を通して林業・木材業にマーケティングを落とし込む方法を学びたい。(もっとたくさんの民間事業体に、是非とも、参加してほしい!!)

 

 

終わりに

2019年に入り、新庄村でのワークショップ、長野県でのフォーラム登壇、今回の京都府立林業大学校の講座と、今年もありがたいことに既に全国各地で講演のご依頼をいただいております。

講演のご依頼やご相談等ありましたらお気軽にご連絡ください。また、これまでの各地での講演については以下のURLからご覧いただけますので是非ご覧ください。

https://chiikino.jp/blog/?page_id=193

 

 

 

 

 

 

 

 

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1月21日、長野県安曇野市もくりゅう館にて、

森林フォーラム「これからの森林経営と林業創生を考える~マーケティングの視点からみた林業創生と人材育成~」が開催され、

弊社代表の古川が講演を致しました。

 

長野県は県の面積に対し、森林が占める割合が実に78%に相当(高知、岐阜に次いで全国3位)する日本有数の森林県。「日本のへそ」とも言われる長野県はまさに「林業の中枢」を成しております。

 

今回の講演では、総勢100名近い行政、森林組合、民間林業者の方々にお集まりいただき、「マーケティング」という視点からの林業創生、活性化について学んでいただきました。

 

開催挨拶 長野県林務部長 山﨑様より

 

長野県林務部長 山﨑様より開会のご挨拶。

来年度よりはじまる森林経営管理法、森林環境税についてお話いただき、、年々関係が希薄となっている「森林」と「所有者」の問題を解決する一手として、長野県も多くの人が森づくりに参画しながら、森を活かす支援をしていきたいという力強いお話をいただきました。

 

古川講演~持続可能な経営マーケティングとは~

 

 

弊社代表 古川よりマーケティング視点での森林経営についてお話をさせていただきました。

 

トータル林業、フリースタイル林業

 

「林業者は業界を知りすぎてしまっている」

前例踏襲、仕方ない、こういうものだろう…

衰退が続く林業業界の根底にはこうした呪縛が存在するのではないでしょうか。

 

既存の枠組みに囚われない「フリースタイル林業」「トータル林業」で良いじゃないか。

 

例えばラーメン業界を例にあげると、「醤油ラーメン」もあれば「味噌ラーメン」も「塩ラーメン」もあるわけで、

経営者(店主)が好きなものを表現した結果、その集合体としての「ラーメン業界」が存在し、林業もまたいろいろな形があって良いということをお話させていただきました。

 

既存の素材生産という枠組みから、加工・販売、異業種とのコラボレーション、引いては地域づくり・コミュニティづくりまでを含めて「林業」と定義づけすることでマーケットも広がり、新たな業界の可能性が拓けてくるのではないでしょうか。

 

マーケティングとは

 

企業の倒産理由の66%は「販売不振」によるもの。

マーケティングの父フィリップ・コトラーはマーケティングのコンセプトを以下のように説いております。

 

‐今日のビジネス界が直面している中心問題は商品の不足ではなく、顧客の不足である。

‐マーケティングとは企業の顧客製造部門である。

‐マーケティングの目的は販売(セールス)を不要にすること

‐マーケティングの対象は3つ

①よい顧客

②よい資金(投資家、ファンド、金融機関)

③よい人材(社員、パートナー)

 

販売不振、物が売れない理由を考える時に、自社の商品やコストについて考える視点は当然重要ながら、

商品を買うのは「顧客」であり、自社の製品・商品が「過剰生産」となっている視点に立ち返り、「顧客を創造する」というのがマーケティングの基本的な考え方です。

 

さて、林業の世界における顧客とは。

原木市場?製材工場?バイオマス工場?山林所有者?行政(補助金)?

既存の販路では顧客の数は限られ、パイの奪い合いでは限界がありますし、各事業体、戦略によって異なるもの。

前述の通り、「トータル林業」「フリースタイル林業」の視点を持ち、新たな市場を創ることは、すなわち新たな顧客を創ることに繋がります。

 

経営とは?価値観とは?

 

「経営が分からずに事業をやるのは、運転の仕方を知らずに自動車を運転することに等しい」

 

「事業を営む」と「会社を経営する」は決して同義ではないのですが、多くの林業経営者の方々は素材を生産し、

木材を卸す事業=経営とはき違えてしまっているケースが多く存在するように見受けられます。

 

「経営」という土台があり、その上に「事業」は成り立ちます。

資金調達、運営管理、マーケティング、財務会計、情報収集、人事採用…

経営の要素は多岐に渡りますが、これらを理解せずに事業を進めることは、運転の仕方を知らずに自動車を運転すること、無免許運転(違反)に等しいのです。

 

そして、会社経営の礎を創るものは「理念」であり、「理念」を創るものは経営者の「価値観」であり、「情熱」。

情熱とは「好き×憤り」の方程式、そして自身の過去の原体験から生まれるものです。

 

「好き」は持続的に人や物事と向き合い続けることのできる動機付けとなり、

「憤り」は行動を起こすため、課題や試練と立ち向かうためのエネルギーとなります。

 

自身の持つ「情熱」を「理念」に。

そして、その「理念」を「経営」に。

 

産出額、市場規模について~長野県の林業の実態を知る~

 

会社経営をする上で、自身の業界を知る、地域の現状を知るという視点が非常に重要です。

「長野県の木材生産の産出額知ってますか!?」という問いかけに対して、会場では首をかしげる参加者も多く、業界の現状を数値でご紹介させていただきました。

■日本

【産出額】

林業生産額 4405億円(木材生産2135億円、栽培きのこ類2270億円)

漁業生産額 1兆236億円

農業生産額 9兆3053億円

【比率】

林業(原木)1:漁業5:農業44

■長野県

【産出額】

林業生産額552億(木材生産46億、栽培きのこ類506億)

農業生産額2,420億円

【比率】

林業(原木)1:農業53

※平成28年度 農林水産基本統計データより

 

数値で見ると改めて林業という市場が他の産業と比較し小規模であることが分かります。

重要なのはこの数値を見て、林業経営者がどのように受け取り、行動を起こすか。

 

数百年、数千年前から私たちの生活と密接に関わってきた森林。

数十年、数百年の時間をかけ先人たちの想いを継ぎ、育ててきた木。

これが大手企業1社の利益で回ってしまうという現実。

 

改めて業界を知るということが、前述の「憤り」にも繋がるのではないでしょうか。

 

平澤林産有限会社 平澤様 ~社内教育、安全管理の徹底~

 

小休憩をはさみ、第二部のパネルディスカッションでは、

長野県伊那市の林業経営者、平澤林産有限会社の平澤社長より自社の経営についてお話頂きました。

 

「林業において最も重要なのは無事故であること。事故が平然と起こるようであれば、林業なんてやらない方が良い。」

 

林業における労働災害の件数は他の産業と比較して、圧倒的に高く、平成29年度では約40人の方が命を落とされています。

(林野庁ホームページより:http://www.rinya.maff.go.jp/j/routai/anzen/iti.html

 

県内一の社員教育の徹底を自負されている平澤林産では、安全管理に対する教育が徹底されており、この10年で起きた事故は1回。

(※打撲程度の軽い怪我のみ)

林業は、マーケティング第一ではなく、あくまでも、一番はやはり安全性であります。

そんな平澤林産様は、安全管理のみに限らず、社員に憩いの場を提供したり、またドローンを活用し安全かつ効率的に森林調査を行う等、活発に取り組まれており、パネルディスカションの前にご講和をいただきました。

 

「社員の環境整備(安全管理、教育、育成)が整っている会社が最後には勝つ!」と力強い言葉。そして、

平澤社長の強い理念、前述の「経営」という土台を意識して事業を営んでいることが強く伝わってきました。

 

 

パネルディスカッション~弊社代表 古川より~

 

パネルディスカッションでは古川より講演内容にあった「経営」「マーケティング」という考え方の具体的なアクションについて、

詳しく解説をさせていただきました。

 

まず経営にはいくつかのフレームがあり、それを知っているかどうかが重要であり、4つ、5つで構わないので、

経営者が自分事化でき、自社に当てはめることのできるフレームを知っていることが重要になります。

 

例えば「3C(顧客:Custmer,自社:Company,競合:Competitor)」というフレーム(考え方)があるが、それだけで自社の「強み」は見えてきます。

 

3Cのうちのひとつ、競合(ライバル領域)を考えた時、

例えば、林業では、A材、B材、C材というが、A材(製材用)のライバルは外材だけでなく、より広義的な見方をすれば鉄骨でもあるわけです。

 

B材(合板用)も、C材(チップ用)も、ライバルは異素材にもあるはずで、ライバルがどこにいるのか、

この視点を自身の業界のみの狭義的な視点で見るのではなく、異業種・異業界も含めた広義的な視点で捉えることが市場で生き残ることに繋がっていきます。

 

最後に、経営とは理念と利益の設計力。

マーケットニーズをとらえ、ライバルにない独自の商品力(製造力、サービス力)…

そして、それを売るための販促(広報、広告)、営業力(提案、対人)…

また、それらを、実行していく人材と組織(チーム力)、財務(資金繰り、管理会計)、固定客化…

そして、それを日々廻していく目標設計力とPDCAマネジメント。

 

これらは独立したものではなく、全部一緒であり、これが繋がっていなければ正しい経営とは言えません。

もし一部ができないのであれば、誰かに託す、任せる、委託するといった手段を取り、経営者自身が勉強し、自分の力にしていくことが必要です。

 

それこそが経営であり、どの業界・業種でも変わることはありません。

 

参加者の声

 

・情熱=好き×憤り、まさに記憶に残りました。生ける「シカバネ」にならないよう、いつまでもある程度の情熱は以て続けていきたいものです。

 

・経営意識と事業管理に関して、フォレストリーダーを通して、教育していく必要性を感じました。

 

・生産性とマーケティングの話はもっと聞きたい。まずは、顧客がどんなことを望んでいるか、洗いざらい出してみたいと思います。

 

・価値観を作るものが何か、考えさせられました。理念と利益。まさに、やはり補助金からの脱却がテーマです。

 

・運転免許がなく自動車を運転するがごとくという話にあったが、経営の事を知らず、林業の事を考えることがいかなる誤りかを知った。改めて、何が他の地域と違うのか、他の森林とどう違うのか、掘り下げたい。

 

・行政的に選定するとそうはならないでしょうが、「顧客が評価すべき!」という見方は良い!顧客が事業体をしっかり選び、委託できれば、それがより良い!

 

・まさに、経営感覚を持った社員の育てる方法、経営感覚が低い経営を変える方法をもっと知りたい。

 

最後に

 

今回のフォーラムでは大変多くの方々にご参加いただき、林業経営について学び、考えていただきました。

衰退産業と言われる林業界ですが、まずは「経営」を知り、業界を知り、異業種にもアンテナを張ることで、新たな市場を創造し、新たな顧客を獲得することが重要です。

 

現在、衣料品や雑貨のセレクトショップで有名なBEAMSが牛乳石鹸共進社とコラボレーションし、衰退が続く東京都内の銭湯の活性化のイベントを開催しております。

(BEAMSジャパンHP https://www.beams.co.jp/company/pressrelease/detail/311

 

「アパレル×銭湯」

まさに既存の枠組み、業界の垣根を超えた取り組みです。

 

「林業×〇〇」の無限の可能性を模索しながら、全国の林業地域活性化のための支援を今後も続けて参ります。

 

林業×マーケティング×リクルートに係るご相談・講演依頼等は、お問合せフォームからお受けしています。

 

ご希望の時期や内容について、お問合せフォームからご連絡いただければ幸いです。
過去の講演実績は以下のURLからご覧いただけますので、併せてご参考ください。
https://chiikino.jp/blog/?page_id=193

 

Posted by wpmaster on 月曜日 1月 21, 2019 Under pick up, すべての記事, 講演&研修 報告

 

西日本では、紅葉が見ごろを迎え、立冬も過ぎ朝夕の冷え込みが厳しくなってきた11月18日(日)、大台町林業総合センター研修室にて、みえ森林・林業アカデミー第1回公開講座が開催されました。

(みえ森林・林業アカデミーFacebookページ:https://www.facebook.com/miemorimanabi/photos/a.260213024750158/344476132990513/?type=3&theater

みえ森林・林業アカデミー(三重県林業大学校)の来年4月からの開校を記念して、新たに始まる講座の一部を体験していただく機会として、誰でも参加可能の公開講座ということで、記念すべく第一回に、講師、全体コーディネーターとして弊社代表古川が登壇しました。また、他にも、宮川森林組合 林業振興課 中須真史 様、トヨタ自動車(株)社会貢献推進部社会貢献プログラム室  國友淳子 様、ノースジャパン素材流通協同組合 営業企画部 次長 八柳芳昭 様が講師として集まり、各講師の講演と参加者の質疑応答を交えたクロストークを行いました。なお、森林組合職員、素材生産業者、行政、その他含め約30名の方のご参加がありました。

今回のテーマは、「森林資源の新たな活用」。多様化する世の中の需要や、改めて見出される隠れた需要への対応がビジネスチャンスへとつながる中で、これまでとは違った新たな視点による森林資源の活用について考えました。

 

 

林業、地域、企業、自分を変える

林業の定義(領域)は、自分たちで決めよう。「日本の林業どうあるべきか」ではなく、「自分たちがどうありたいか」が重要であるというお話をさせていただきました。

「林業を変える」「地域を変える」というビジョンはもちろんありつつ、実際は、自分が作りたいもの、サービスを届けたい人に送るという「経営力」が重要であります。

そこで、一人、一企業だけで行うだけではなく、地域で関わり合う全員でチームとして動く必要が出てきます。自分の分野は、素材業だから、流通だから、加工メーカーだからと視野を狭めるのではなく、最終顧客に商品を届けるチームとしてブランドを確立していくことも1つの方法です。

また、ブランド=ビジュアル(見た目)ではないというお話もさせて頂き、林業のブランドを作るというのは、その土地、地域ごとの気候風土や樹種・品種、施業方法、時間軸(歴史)に基づいて、立地(商圏)・規模(物流)を考えて作り上げていくべきものであり、他地域の実際の経験してきた事例も一部紹介させていただきました。

 

収益機会のBefore⇒Future

素材生産業者の方は、丸太を原木市場に出すのかは仕事かもしれません。しかし、もっと森を楽しむ仕事はあるのではないでしょうか。

かつて(before)は、山には桜や紅葉、名所の借景などの文化・景観的要素、ハイキングやキャンプといった自然環境を活かしたアクティビティがありました。ただ、木材といっても、原木から構造用材になる以外に、今後(after)は、内装材、家具・小物(ノベルティ)、シロップや精油など様々な商品、森林空間の体験では、森林セラピーや森林浴などへとマーケット(顧客層)の展開、拡大すべくニーズが高くなっています。

全国では新しい森林の収益モデルが数多く生まれ始めています。森林には、林業におけるA材品質を高めることが重要(前提)としても、単に丸太を生産するだけではない、「自分の好き」から利益を生み出す可能性が秘められているのです。トヨタ自動車様(フォレストチャレンジ)、ノースジャパン素材流通協同組合様(薪ビジネス)、宮川森林組合様(アロマ、燻製チーズ)の新しい事例を踏まえ、

 

1)ニーズを聞いて、自らマーケットを作り、変革し動くこと

2)世間のニュース、流行、時流を捉えて、アンテナを張ること

 

をポイントとして、お伝えさせていただきました。なおクロストークでは、担い手の課題がでましたが、林業が、いつごろの原木単価に戻れば、補助金なく経営が出来るのかというのをまず計算し経営努力を日々行いつつ、そのうえで、林業だけで稼ぐというのでなく、自分自身が森ではたらく!楽しさを、色々な趣味をしていくことが大事ということも話題が広がりました。

講演後に、改めて、弊社としてまとめますと、

 

●野性(情理)をもって森と共に「多趣味」で仕事をする

●知性(合理)でもって経営を強く「多収益」を得る

 

そのための林業のプロたちだけではない、新たなマーケットは結果うまれてくるもので、まずは森に対して「交流人口」「参加人口」を増やそう!と、著書「森ではたらく!27人の27の仕事」を紹介しつつ、現在、全国で増加している林業大学校の中で、来年度の「みえ森林・林業アカデミー」の講座に期待すべくことをお伝えさせていただきました。

参加者の声

【県職員:Y様】

マーケティングの中身について、本講義の方で是非伺いたいと思いました。特に、マーケティング1.0~3.0を事業体にどう理解、実践してもらうかについて、掘り下げてみたいところです。また、県としても「定時、定量、定質」をキーワードに事業展開しようとする中で、QCDを林業でどのように実践していくかについても大変興味があります。

 

【市職員:U様】

トータル林業について、吉野林業などの全国の事例も参考になりました。市としては、尾鷲ヒノキの販路拡大をしたいが、構造材は頭打ちであるため、差別化された内装材に目を向けるべきか、木工製品なども含めて、具体的な事業に対する詳細をもっと知りたくなりました。

 

【公益社団法人職員:S様】

林業の顧客は誰なのか、今まで思っていた以上に様々な人が森を愉しむことが出来ても良いのではないかという視点が自分が関わる事業の参考になりました。あらゆる世代や地域を対象に、森や林業に親しみを持ってもらえる活動(森林環境教育や木育)を推進していきたいと思います。

 

 

さいごに

林業×地域×マーケティング×リクルートに係るご相談・講演依頼等は、お問合せフォームからお受けしています。ご希望の時期や内容について、お問合せフォームからご連絡いただければ幸いです。

過去の講演実績は以下のURLからご覧いただけますので、併せてご参考ください。

https://chiikino.jp/blog/?page_id=193

 

 

 

 

 

 

Posted by wpmaster on 月曜日 11月 19, 2018 Under pick up, すべての記事, 講演&研修 報告

 

全国的に暑さ続くお盆明けの8月20日(月)、

青森県弘前市は青森県武道館にて弊社代表古川が講演をさせていただきました。

今回は津軽流域林業活性化センター様主催の「林業のビジョンと地方の創生」にて、60名を越える青森県内の業界関係者の皆様に「地域独自の林業ビジョンと地方創生~これからの地域林業に大切なこと~」と題し、講演とワークショップをさせいてただきました。

 

全国の林業地、何か所訪れたことがありますか?

講演に先立ち、会場の皆様に「全国の林業地を3箇所以上訪れたことがある人!」と伺ったところ数名の方に挙手していただきましたが、他地域林業地を訪れたことが無い方も多かったため、吉野川上、信州松本、岩手岩泉など、全国の事例をいつもよりも多く紹介させていただきました。

 

孫子の言葉に「彼を知り己を知れば百戦殆からず」という一文がありますが、まさに己(自地域)を知るためにも他地域の状勢や活動を自身で見聞きすることが重要です。

 

また、他地域を知りインプットだけで終わるのではなく、良いところは素直に受け止め、真似ることも大事です。学ぶの語源は真似るにある(まねる→まねぶ→まなぶ)と言われていますが、是非地域林業のビジョンづくりをする際には、他地域の良さをと自地域の良さどのように掛け算できるか、検討してみたはいかがでしょうか。

 

弊社としましても、今後は「日本林業のおススメ視察先ランキング」を作成し、視察プランを提案していきたいと考えておりますのでお楽しみにお待ちください。

 

 

自身と自県の強みを説明できますか?

講演では、ライフシフト時代の価値観、情熱方程式、「理念」と「利益」など多岐にわたる話題を提供させていただきました。そこで、ワークショップでは、講演を参考にご自身の

・価値観

・情熱方程式

・理念と利益

を出していただきました。

 

「私の情熱方程式は、情熱=好き×好きで憤りなど無い。」

「やはり、儲かる林業が一番。もっと効率的に利益が欲しい。」

とユニークかつ正直な回答も多く、

普段はワークショップをしないという方からも、

自身の仕事を顧みる良い機会になったとのお言葉をいただきました。

 

さらに、自県の強みを出し合った際には、全国ブランドの青森ヒバをはじめ、松枯れ被害が出ていない地松があること、豊富な広葉樹資源を有することなどの自然環境の利点の他にも、「『青森』という県の名前から良い!」というまさに青森県だからこそ出てくる回答もあり、自県のポテンシャルの高さを会場の皆様と再発見することが出来たワークショップとなりました。

 

 

参加者の声

【林野庁職員 M様】

ワークショップの講評の際に、サッカースタジアムの建設事例を挙げて「森林所有者に夢を語ろう、私たちにはクリエイティブ性がまだ足りない」とお話をされたことが印象的でした。私たちにも、様々な事例からきっかけをつかむ、感性が必要だと感じました。

 

【県庁職員 N様】

「地域づくり」をいキーワードにした林業の講演は、県内ではあまり無かったため、勉強になりました。特に経済学的な視点が織り込まれた話題は非常に新鮮でした。

私自身は、①既に林業に携わっている方に対してこれからどのように所得を向上させていくか②現在林業に関連のない一般の方へ林業に対する理解を深めていただくにはどうするか、という2点を最近意識していますが、どちらにも関連のある話題で大変参考になりました。

 

【市役所職員 H様】

あまり深く考えず、講演会に参加したということもあり講演内容に衝撃を受けました。奈良県川上村における森林ツアーのお話や全国各地のフリースタイル林業の事例が参考になりました。現在の事業にとらわれず、「地域として」何をするかを考え実行し、情報発信をしていきたいと考えています。

 

【森林組合職員 Y様】

「理念と利益」のお話が印象に残りました。毎日の仕事では、理念と利益を考えつつ行っているつもりでしたが、いざ講演を受け、ワークショップで改めて考えてみると答えることが難しかったです。また、私自身も「今までこうだったから、こうやる」という固定が年が付いているので、新しい方法を取り入れていきながら、「理念と利益」を考えていきたいと思います。

 

【森林組合職員 H様】

他の自治体の事例をもっと聞いてみたいと思いました。いくつかの事例を聞く限り、やはり青森県はまだまだ林業に関して遅れているのではないかと痛感しました。私が勤務している地域は山林が多く緑豊かな所なので、自治体や私たち森林組合が主となって林業を盛り上げていきたいと思いました。

 

 

夜は別講演、「就職だけをゴールとしない、働き方、生き方とは?」

講演終了後の夜、この日はなんともう1箇所で講演をさせていただきました。

 

コラーニングスペースHeart Lighting Station 弘前様主催のイベントにて弊社代表古川と、スタッフの高田が「企業戦士から、地域戦士へ。~就職しても報われない時代に、自立と持続可能を「林業」から考える~」と題し、主に就活を控えた学生の皆様向けにお話をさせていただきました。

 

今回は、地域への愛、ビジネスへの傾倒、行動力に溢れる青森県内の大学院生・大学生・高校生が集まりました。講演後の質疑応答や懇親会では、自分の町への誇り、今後のキャリアプランについて、多数のご相談に答える機会となりました。学生以外にもお昼の講演から引き続き参加いただいた方、地元企業の経営者の方など、普段はなかなかお会いできない異業種の方にも多くご参加いただきました。

 

林業の50年、100年、1000年という時間軸、さらに素材生産以外にも多岐にわたる働き方があることを知っていただくことは、異業種の方にとっては新鮮だったようで、ご自身の業務に係る理念や利益、自身のライフスタイルに合わせたゴール設計を考えるきっかけにもなったことと思います。

 

今回の講演は、弊社代表古川の大学サッカー部時代の後輩であるT様とのご縁で実現しました。長い人生、色々な友達や交友関係がどこでどう繋がるかわからない。そんな中、この日は、高校野球の決勝前夜ということもあり、東北一丸となって秋田県代表の金足農業高校を応援しよう!と、懇親会で立ち寄った弘前市内の居酒屋では、「勝手に応援。金足優勝に向けて乾杯生ビール半額。」の特別メニューが登場していました。

改めて、地域は就職だけをゴールとしない、働き方、生き方とは何でしょうか?どこで繋がるか分からないご縁や日常の地域(故郷)の好きや憤り(原体験)を振り返ってみると、見つかるかもしれません。今回の講演によって、参加者の皆様がご自身なりの「答え」やその答えに繋がる「気づき」を得られていますと、幸いです。

 

 

さいごに

林業×マーケティング×リクルート×営業研修に係るご相談・講演依頼等は、お問合せフォームからお受けしています。ご希望の時期や内容について、お問合せフォームからご連絡いただければ幸いです。

過去の講演実績は以下のURLからご覧いただけますので、併せてご参考ください。

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Posted by wpmaster on 火曜日 8月 21, 2018 Under すべての記事, 講演&研修 報告

 

8月9日(木)、10日(金)の2日間は、福井県高浜町。

弊社のコンサルティング支援先である平田木材店様のインターン研修にて

インターン生へのレクチャーを実施しました。

 

今回は、インターン生は学生が2人、今月の5日(日)から6日間のインターンプログラムに参加していただきました。

また、今回のインターンシップは平田木材店様が会社設立をした昭和35年以来、初めての実施となりました。

 

 

大学で学ぶ3つのこと

大学生で学ぶこと、それは何か。

弊社では大きくは3つあるとお伝えしています。

①インプット

②アウトプット

③ネットワーク

それぞれを細かく見ていくと、

インプットは、基礎教養や専門知識です。

いわゆる講義や実習で学びえることであります。

アウトプットはレポートや論文作成です。

論理的に言葉を組み立て、他者に説明する力ですね。

そして、ネットワークは交友関係です。

大学生で築いた交友関係は社会人になった後にも続く同世代の仲間となり、共に仕事をするBtoBフレンドにもなる人が出てくることでしょう。

細かく見ていくと、まだまだ学びえることは多い大学ですが、大きくは以上の3つとなります。

 

また、大学でアウトプット、その中でも卒業論文を作成する際には、「問題意識を持つ」、「課題解決する」という視点が必要になります。しかしながら、単に問題意識、課題解決と言われても何を指標にすれば良いか分からなければ何もすることが出来ません。

そこで、PEST分析の視点を持つこと、つまりは政治的(Politics)、経済的(Economics)、社会的(Social)、技術的(Technology)な要因から分析することが重要であることをお話し、今回のような地域企業へのインターンをすることによって、それぞれの要因で実際に現実で起きていることを体験することが出来るということを説明しました。

 

 

自分をデザインする

レクチャーのまとめとしては、

「自分をデザインするための7つのこと」

をお話しました。

・自分の「①好き」と「②憤り」を知る、掘り下げる。

・自分の「③やりたい理念」と「④とりたい利益」を明確にする。

・「⑤インプット」としては、大学の座学以外にも、「人と出会い、旅をし、本を読む」こと。

・「⑥アウトプット」としては、「日記、ブログ、SNS、レポート、論文」作成を積極的に行うこと。

・そして、「⑦少しだけお酒を覚えること(地域コミュニティに入り込んでみる)」

 

皆さんは7つのこと、すぐに答えることはできますでしょうか?

実際にできていますでしょうか?

 

今回はインターン生に向けた言葉としてまとめていますが、

普段会社勤めで日々業務をしている方、

経営者で自社の現在や今後を考えている方、

どのような方にとっても共通して大事なことです。

是非一度、7つのことを書き出してみてはいかがでしょうか?

当たり前だと思っていたことは実は大事なのだと知る、もしくは新しい自分に気が付くきっかけになることと思います。

 

 

インターン生によるアウトプット(報告会)

さて、レクチャーのまとめにもありました通り、「インプット」があれば「アウトプット」が大事ということで、インターン最終日には、インターン生による報告会を実施しました。

2人の学生から、学びをフィードバックしてもらう時間です。

 

今回のインターンシップでは、地元で有名な林業家の山を見て、平田木材店様の木材仕入れ、製材、建築・設計の現場を見学するというまさに林業バリューチェーンを全て体験したということで、それぞれの現場での学んだこと、人との出会い(出会った方の言葉や想い)を報告いただき、さらには平田木材店様の今後の事業に関する提案、インターンシッププログラム自体の提案まで発表していただきました。

発表の後は平田社長、一部の社員様、弊社から感想や提案に対するフィードバックを行い、今後はフィードバックをもとに修正を加えていただいたものを1つの報告資料として提出してもらうことになります。

 

普段は学生をしている2人が現場に足を運ぶことで、社内にも

変化があったということで、平田社長からは「社内にいつも以上の活気が出た」と社員の皆様にとっても刺激的なインターンプログラムでもありました。

 

 

さいごに

地域の企業で、学生インターンを受ける(受け入れる)メリットは、就職(採用)へ繋げられる事だけではありません。

学生側からすれば、
1.初めての体験(動く、見る、聞く)ができる
2.初めての価値観(仕事観、暮らし方観とは何か)を知る

企業側からすれば、
1.受け入れるための体制づくり
2.見られる(あこがれられる)企業づくり

というメリットへとつながります。

「企業を知る、地域を知る」

 

両方をしてこそ、働きかたや暮らし方が見えるのです。
採用が大事だという中で、採用を焦る前に、

まずは企業の力をつけ、企業の魅力を作りながら、
自分たちが学生に見てもらう、知ってもらう機会をつくり、企業側も新しい価値に気付き、社員や住民の活性にも繋がるのです。

 

今回のインターンプログラムは弊社が設計から関わり、この2日間の総括まで、担当させていただきました。弊社のコンサルティング支援内容には、今回のようなインターンシッププログラムの運営、採用支援まで実施することが可能ですので、是非ご興味がある方、人事採用にお困りの方はお気軽にご相談ください。

 

 

 

 

 

 

Posted by wpmaster on 金曜日 8月 10, 2018 Under すべての記事, 講演&研修 報告