平成25年、26年につづき、
弊社の岩井が「とっとり緑の仲間の集い」にコーディネーターとして出演いたします。

県内外で活躍する若手の林業関係者が集い、
活動発表とともに、ゆるやかに交流する機会となっています。

鳥取県外の方もご参加いただけますので、ぜひお越しください

 

■日時 : 平成27年9月26日(土)午後1時30分から5時10分
■場所 : とりぎん文化会館小会議室(鳥取市尚徳町101-5)

■内容 :

・講演 株式会社グリーンマム 川畑 理子 氏
・パネルディスカッション
コーディネーター 株式会社古川ちいきの総合研究所 岩井有加
パネリスト
鳥取環境大学    福井 春菜 氏
鳥取県東部森林組合 伊藤 綾沙子 氏
株式会社 皐月屋   大谷 訓大 氏
京都大学大学院   井上 博成 氏

■開催趣旨 : 林業の魅力や森林で働く楽しさ、やりがいなどをより多くの若者に伝え、林業への新規就業促進を図るとともに、森林・林業の仲間の輪を広げて定着率向上に資するため、平成27年度鳥取県林業後継者大会「とっとり緑の仲間の集い」を開催いたします。

 

↓詳細はこちら(鳥取県森林・林業振興局HP)

http://www.pref.tottori.lg.jp/219244.htm

 

Posted by admin on 土曜日 9月 26, 2015 Under — セミナー、研修、講演のお知らせ, pick up, お知らせ, すべての記事

 

 

2015年9月14日、兵庫県県民会館にて行われた「災害に強い森づくり推進大会」にて、
代表・古川が基調講演を務めさせていただきました。

兵庫県では平成18年度より、県民緑税(森林税)制度を導入し、災害に強い森づくりを目指した森林整備事業等に取り組まれていますが、
今回の大会では、兵庫県及び県内の森林組合から、活動実績報告と科学的データに基づいた検証結果が発表されました。

また、災害に強い森づくりの事業の活動を通じて、森林そのものが整備されただけでなく、
「どこに危険木(倒木のおそれ)があるか共有された」「道具の使い方、技術継承の機会になった」等と、
” 森と人の関わり”が取り戻されることで、目には見えない副次的効果が得られたとの報告もありました。

各活動事例の発表を受けて、弊社古川からは、生態系の多様性の為にはある程度の自然災害を是とする中程度攪乱説や、農業土木の大切さとして信玄堤を例にしつつ、「災害と共に森で生きる(暮らす)知恵ある人づくり」という視点が肝要として、著書「森ではたらく!」や「弊社の支援事例」を紹介しながらお話させていただきました。

 

 

行政職の皆さまが多く参加されていた今回は、「人づくり」を基軸にして地域の森林・林業ビジョンの策定においても加えていただきたい、経営マーケティングの要素を解説いたしました。

 

理念の達成のために掲げるビジョンであっても、マーケットボリューム(市場規模)、シェア、売上目標といった、経営的視点、さらに企業で言うと、粗利率、労働分配率、雇用数、目標年収、といった数字的目標を定め、利益を生み出して理念を達成するプロセスが必須です。 「理念なき利益は犯罪であり、利益なき理念は寝言である」ということです。

 

 

「これからの林業は、自伐、バイオマス、CLTである」といった見解がありますが、一方で「立地・規模・暖簾・商品・集客・アフター」等の要素を分析し、経営へ落とし込むことで、「多様性ある林業」が確立されることではないでしょうか。個々の企業が顧客を定義し、「顧客に求められる林業」を確立させることが、肝要でありましょう。

例えば、育林だけ、伐採だけ、セールスだけでない、
全プレーヤーがチームで戦う「トータル林業、フリースタイル林業」を目指されたいところです。

最後、講演にてお伝えした、林業の四則演算をご紹介します。

【林業四則演算】
Ⅰ.林業+α
林業(素材業)単体だけではなく、
顧客が喜ぶ、付加価値(潜在的ニーズ)をどう加えていくか。

Ⅱ.林業×β
林業という業種にこだわらず、
小売業、サービス業的な展開をし、
水平連携、垂直連携を掛け算できるかどうか。

Ⅲ.林業÷γ
経営力ということで分解できるかどうか。
商品(施業)力、集客力、営業力、組織力
そのなかで競合他社と比較し何を強化すべきか。

Ⅳ.林業-δ
どうしても取り除かなければならない
昔の商慣習や古い精神風土!

 

 

 

林業の四則演算をクリアして、利益を生み出し、理念に向けて利益を投資し、次の10年を戦う素地づくりへ。
弊社では、これを目指される企業の支援をさせていただいています。

アンケートでは、「林業を見る視点が変わりました」とのご感想をいただきました。地域の林業をリデザインし、「災害と共に森で生きる(暮らす)、知恵ある人づくり」へ。今回の講演が一助となれば幸いです。

最後になりましたが、大会運営に携わられたスタッフの皆さま、
各地から足をお運びいただいた出席者の皆さまに厚く御礼申し上げます。

 

Posted by admin on 木曜日 9月 17, 2015 Under pick up, すべての記事, 講演&研修 報告

 

地域一番ブランドをめざす工務店様の、定期支援に行って参りました。

 

昨年一年間で、【現状分析】→【戦略提案】 をおこなうブランデイングプロジェクトを終え、
今年度からは、戦略を具体的に実行していく【定着支援】に入りました。

 

新たに掲げたビジョンや企業デザイン、ブランドは、
現場で実行できなければ、「ウソ」になってしまいます。

この日は、建築現場の職人さんの「マナー」について議論をしました。

 

これまでも現場マナーや安全対策を徹底するためのルールを定めていたものの、

「現場こそが営業の最前線である」との考えに立ち、

あらためて、見直しをかけました。

 

★現場近隣の方々への配慮

★職人の安全確保

★お施主様の財産を守るための対策、施工品質確保

 

これらの切り口から議論をし、まとめることができました。

 

弊社は社員のみなさまの間に立って、

ご意見を吸い上げ、よりグッとつたわる、「コトバ」へとブラッシュアップするという

コーディネーター役を務めます。

 

また、さらに深掘りをしていくと、根底にある「想い」に行き着きます。

そのコンセプトを発掘するのも、弊社からのサポートのひとつです。

 

現場まで徹底したコンセプトをしっかり作っておくことで、
ブレない品質を達成することができるのです。

 

内容が固まったら、次は現場にかかげる看板のデザインも、担当させていただきます。

「地域ブランド工務店」をめざして!

お客様との伴走がつづきます。

Posted by admin on 火曜日 9月 8, 2015 Under — 地域ブランド工務店, pick up, すべての記事, プロジェクト活動記

日本林業聖地の一つ、吉野林業発祥の地にて、
川上村と林業4団体が一つになり「吉野かわかみ社中」という新たな組織が設立されました。

7月29日に記念式典が行われ、各種メディアにも取り上げられました。

 

弊社は組織立ち上げまでのコーディネーターを任命され、
ビジョン策定などのサポートを続けて参りました。

まず2014年2月「川上村林業再生会議」を発足。
村と4団体が参加し、5者が連携した林業再生の方向性について、議論を重ねました。

つづいて2015年1月に、再生会議を発展させた「川上村林業再生準備室」を設立。

役場職員が専属職員として出向し、
山林部門、加工部門、PR部門、総務部門、研究開発部門の各種取り組みを行うチームを形成しました。

 

そして、2015年6月28日、「吉野かわかみ社中」となり、
4団体からの役員と委員、奈良県から出向の参与、さらに他県の森林組合で経験を積んだプランナーも参画し、林業再生に取り組む体制が整いました。

 

「森林マネジメント部門」「販売マーケティング部門」

の2分野に特化して、今後展開してくこととなりました。

ビジョン: Next 500

500年の歴史ある吉野林業を、次の500年に繋ぎ、
暮らしを支える日本の木の文化を育み、
世界に誇れる吉野杉・吉野桧の
「品質」と「品格」を追求し、
日本の国土保全という使命を果たし、
ここ吉野川の源流の村から、
あしたの森、あしたの人を創生します。

 

 

この「社中」の役割としては、

・情報拠点機能
・各種データベース化による森林マネジメント機能
・新たな人材育成とインキュベーション機能
・開発マーケティング機能
・各種ベンチャー支援機能
・川上産吉野材の一貫供給機能

があります。

徐々に人材を採用しながら、まさにこれからという段階です。

この新組織でチャレンジしたい、
吉野林業の再生に関わりたい、
将来自らが経営幹部になりたい、
新しい仕組みをつくりたい、
自分で伐採も加工もしていきたい、

というチャレンジャーを求めています。
森林マネジメント、プロ林業士、販売(広報)マーケッターとして、それぞれ募集します。

今後も、村内外、全国を含めたさまざまな事業者と連携協定しながら
プロジェクトを進めて参ります。

 

★吉野かわかみ社中とは★
http://yoshinoringyo.jp/about-us/ 

★吉野かわかみ社中 職員の募集はこちらから★
http://yoshinoringyo.jp/recruit/

Posted by admin on 火曜日 9月 8, 2015 Under — 産地ブランド・選ばれる林業会社, pick up, すべての記事

 

源流地域の澄み渡った上流部。

こんな場所があると、地元の人にさえ、知られなくなってきたと言いますが、
この日は、沢登りのルート開拓に出発。

流れのよみ方、石の上の歩き方、危険な場所・・・
川遊びを楽しむには、たくさんの知恵が詰まっています。

遊び場所と、楽しみ方を教えてくれる”案内人”がいて、
この場所に再び人が集うのです。

源流地域の新たな案内人をつとめるべく、Iターンの若手も奮闘中!

 

Posted by admin on 水曜日 9月 2, 2015 Under pick up, すべての記事, ちいきのgraffiti~写真集~

 

大きな丸太がいっぱい積みあがった、製材所の風景・・・

しかしこれは、「端ころ(たんころ)」と呼ばれる、木の根っこ部分。
用材には使われにくい ところです。

ここでは、大きな端ころが何分割もされて、「下駄材(下駄枕)」になります。
熟練の目利きで、まるで木と会話するように、下駄づくりに適した場所で挽いていきます。

この後、生地屋の手に渡り、逸品の下駄へ仕上がります。

日本の林業地域には、丸太を余すことなく活かす文化がありました。

 

Posted by admin on 火曜日 9月 1, 2015 Under pick up, すべての記事, ちいきのgraffiti~写真集~
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