新型コロナウイルスの影響も一段落し、飲食店も活気を戻してきた大阪(西中島)にて、12月18日(土)、2021年最後となる、令和3年度第3回大阪経営実践研究会を開催しました。今回は久しぶりに大阪会場のリアル参加が10名以上と殆どを占め、活気ある会合&忘年会となりました。

当日の様子を一部ですがご紹介させていただきます。

 

今回のメニュー

■各社近況報告&自己紹介~2021年の振り返り

-林業(国産材)&日経MJニュースよりマーケティング総論

2021年日経ヒットランキングから弊社による業界ランキング発表!!

■意見交換 エルメス財団 書籍 “木” 読書感想シェア

■ゲストスピーチ 千品喜嗣氏 大手企業[東京]&山林所有者[和歌山]

南紀熊野フォレスト構想

・開始2日で目標達成!クラウドファンディング(和歌山県ふるさと納税型)

https://motion-gallery.net/projects/nankikumanoforest

90人コレクター 1,119,310円!

・シェアフォレストで補助金のない道づくりへ!
・ショップボットで作った最新プロダクト子供用チェア&デスクの事例!!!
・東京と紀伊田辺の二地域居住の暮らしスタイルの理想と現実、実際どう!?

■古川講座
おかえりモネ、渋沢栄一から 2021年の学び

 

2021年の振り返り

今回は、まず最初に参加者に”1文字”で2021年の振り返りをいただきました。何人かのご感想をいかに共有いたいします。

 

・「繋」・・・事業継承が進み、市町村の森林ビジョン策定も始まった。まさに今後に繋がる良い1年であった(高知県F氏)

 

・「新」・・・新たな異業種メーカーと商品開発、地元電鉄の社有林との連携、新しい視座を得た1年(愛知県H氏)

 

・「変」・・・ウッドショックが起こり、最高単月売上、最高単月仕入など、大きな変化があった。ウッドショック以上のショックを期待し、今後の願望も込めて変わっていきたい!(兵庫県K氏・滋賀県M氏・三重県S氏)

 

・「スタート元年!」・・・2021年は、新規事業の多くをスタートできた。森林に自転車整備をし、14名の方が興味を持ってくれ、林業直球での採用はおととしゼロだったが、今年は激増。来年はオープンカフェをやる予定。昨年度の、現地研修会の曼陀羅目標を、まさに実行中!(岐阜県F氏)

 

・「固める!」・・・2021年会社の基盤が固まった。これからは枝を拡げていき、多くのフィールドに出ていきたい(大阪府M氏)

 

・「知る」・・・信託会社に勤めていて、森林の相続の相談が増えた中、森林の活用に興味を持って”森ではたらく!”を読み、古川氏を知った。森林の継承をテーマに、どんどん知りたいことを増やし、学んでいきたい(大阪府N氏)

 

・「おどろき!」・・・今年はホームページをリニューアルし、採用に興味を持ってくれて問い合わせが激増。求人もよい人が来た。また畑も再開し、また地域の仕事も増え、まち協、駅活性化委員、地域ブランド委員の仕事も。(三重県S氏)

 

等など、新型コロナの2年目、ウッドショックの脅威をもろともせず、変化に対応していた参加者たちの嬉しい声が集まったものとなりました。

 

2021年日経ヒットランキング

さて、毎年恒例の日経ヒットランキングです!!

(過去2年分は以下よりご欄ください)

2020年林業・木材業界ヒット商品ランキング!【古川ちいきの総研選定】

2019年林業・木材業界ヒット商品ランキング!【古川ちいきの総研選定】

2021年(令和3年)のヒット商品ランキングを10位から紹介しながら、業界(地域×林業×国産木材ビジネス)に係るニュースを、弊社の独断と偏見で、ランキング!!こちらの内容は別途にまとめたく思いますが、参加者アンケートからこんな声をいただきました!

 

(木材加工機械メーカー経営者)本当に知らないことだらけでした。ここ最近は自分、家族、事業の考えを深めることに注力していましたが、バランス良く考えや知識の幅を広げることも必要だと痛感しました。

 

(山林所有者&林業&製材業経営者)林業はあまり変化のない産業かなと思っていたが、この一年だけでもさまざまな変化があり時代に合わせて形を変えていることを知った。

 

(金融会社勤務)ヒットランキングとの語呂合わせはすごく面白かったです。

 

(木材流通業経営者)ヒットランキング毎年楽しみにしています。林業、木材業の可能性を感じる話題も探せばたくさんあり、その主体となれるように新しいものも積極的に取り入れながら強みを伸ばしていくことが大事ですね。

 

(製材、工務店業、経営者)相変わらずアニメ系が上位にきている我々の年代では最新のトレンドなどあまり気になりませんが世の中の動向をもう少し関心を持ってみようかと思いました。バイオームは結構利用しています。

等のお声をいただきました。腰を据えて10年後100年後のビジョンを持ちながら地域信頼を固め、事業継承をし続けていく研究会メンバーたちが、敢えてまた2022年にどんなものが流行していくかもチェックしながら、経営に活かされていくことでしょう。

 

 

エルメス財団 Savoir&Faire 木 読書感想シェア

この2021年に、Facebookでも業界で拡散があった書籍の感想シェア。エルメス財団が編纂した書籍”木”、識者、哲学者、職人などがまとめた16人のテーマで「木」について語らう書籍となっています。フランス語のSavoir・Faire(サヴォワール・フェール)とは何か、そして、木の多面性と魅力とは何かから紐解き、参加者がどの部分に共感が多くあったか、そして、どの分野で自社の経営に応用すべきかというディスカションを致しました。

 

読んでいた方は「頑張って時間を作って読んだ甲斐がある本を教えていただきありがとうございました。 木を売るための教養として必読書だと思います。 プロダクトの販売がゴールではなく、ずっとファンでいていただけるよう、その先の展開を考えていきたいです。」「教養の大切さについてみなさんが話していて、経営をすることはただ仕事をするだけでなく知識もつけていかないといけず大変だと感じた。」と。また、読まれていなかったかたも「木材の価値観の捉え方。今までの固定観念上ではなく、全く違う角度で木材の価値を教えてくれる書籍と想像する。まだ読んでいないので、年末年始に読破しておきます。」というものでした。現在、Amazon等では、この書籍の単価が上昇しておりますが、是非お手に取って、各地で読書会、実践会をされてみるとよいでしょう。

 

(参考まで)Casa BRUTUSエルメス財団の書籍で学ぶ「木」という素材の多面性。

エルメス財団の書籍で学ぶ「木」という素材の多面性。

 

【大手企業(東京)&山林所有者(和歌山)「南紀熊野フォレスト構想」】

今回は、みんなで遊び倒せる山をつくりたい! 代々受け継ぐ山林を未来につなぐ山づくり【ふるさと納税型】で、クラウドファンディングを実施された、山林所有者の千品氏からのプレゼンテーション。120万円ほどを集め、90名の支援者が集まりました。東京の大手企業で勤めておりますが、コロナをきっかけに、リモートワークを実施し、代々所有されている和歌山県紀伊田辺市(白浜アドベンチャーワールドの近く)の山林を活かすためのプロジェクトを開始されました。千品氏は10年前の国産材ビジネスセミナーに参加されて以来の関係で、当社が進めるシェアフォレスト構想はもとより、実際に何度も研究会やセミナーに参加され、ようやくの夢の実現へと動き始めておられます。

多くの参加者が、南紀熊野フォレスト構想に全面的に応援するのみならず、やはり東京のこの大手企業の、副業を認め、原則在宅勤務となり、働き方改革・人事改革があってこその、彼の活躍ぶりに、議論が集中。今後のライフワーク、副業化の方向を見据えて、議論が深まり地域一番企業が何をすべきか、各社、各地域で、新しいビジネスフォームが出来ていく予感がいたしました。古川ちいきの総研としても、この千品氏の活躍が、今後の都市部居住の山林所有者の何かのスタンダードになればと、ご支援を続けて参ります!

古川講座~連続テレビ小説「おかえりモネ」、大河ドラマ「晴天を衝け!」からの学び2021年~】

そして、2021年は、このNHKの2つのドラマは「地域の名士や経営者」「地域でチャレンジする若者」にぜひ見て頂きたいドラマでした。古川としてもドハマりし、「ちいきの5つの価値観×情熱方程式」に当てはめ、名シーンを振り返り解説。そして、今後の経営、いや人生を強く生きにく各種のヒントを提供しました。

 

(A様)地域、仕事、などなど古川さんの普段語られているテーマがテーマの番組内容なのでその思い入れがビシビシ伝わってきました。

 

(B様)おかえりモネは家族がよく見ていたのでとっつきやすくて面白かった。晴天を衝く!に関しては見ていなかったが、三菱(大手独占資本家)との比較も含め、渋沢栄一(合本主義)の実業家の実体験を見てみたいと思った。

 

(C様)こんなに連続テレビ小説が深いとは思いませんでした。 ”おかえり”の意味がとても深く考えさせられました。 一度じっくり見返してみたいです。

 

(D様)成功している経営者には確かに傷つく原体験(情熱方程式)をモチベーションとしている人が多い。ただ、そんな必要もないということもわかる。私自身、 誰でも受け入れて、出ていく時は快く送り出して、帰ってきたときはおかえりと言ってあげられる人になりたいと思います。

 

参加者の声(自由欄)

・古川ちいきの総研セミナーは、やっぱり現場で参加しないとテンションがイマイチ上がりません。

・古川様をはじめ、たくさんの方とお話しできて非常に貴重な時間でした。 また参加させていただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

・相変わらず懇親会は楽しいお酒をいただきました。 今年も大変お世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。

・貴重な体験をさせていただきありがとうございました。 林業についてまた新しいことを知ることができました。今後なにか自分も携わっていきたいと改めて感じました。 またよろしくお願いします!

 

最後に

改めて、2021年ありがとうございました!皆様は、いかがでしたでしょうか。やはり、10年参加されている経営者と新参の経営者とが混ざりながら、林業を軸に、山を基軸に、地域ビジネスをディスカションをする。討議しあう。この場は、ずっと続けていきたい、そう強く想った次第。またリアル開催は、やはりイイですね!ある参加者さんから「●●さ~ん、次回はリアルで、会いましょう!」というお声掛けも!そして、忘年会(懇親会)も含め、今回はとても濃いコミュニケーションがありました。2022年も、よろしくお願い申し上げます。ありがとうございました!次回は、3月末を予定しています。

 

Posted by wpmaster on 木曜日 12月 30, 2021 Under pick up, すべての記事, 未分類, 経営実践研究会[国産材ビジネススクール](大阪)

涼しく過ごしやすい時間帯が多くなり、秋本番を間近に感じる10月12日(火)。

 

大阪木材仲買協同組合と大阪木材青年経営者協議会からのご依頼により、弊社代表の古川が講演をさせていただきました。

 

大阪木材仲買協同組合と大阪木材青年経営者協議会が昭和49年から今年まで47年継続して協同開催している「教育情報講座」。今年度の講座テーマには「新たな自社価値」が掲げられ、ポストコロナ、ポストウッドショックの世界での事業活性化の契機にしていくことが狙いにあります。

そのため今回の古川の講演は「ウッドショックに負けない 我社のブランドづくり」と題し、受講者の皆さんに自社ブランディングに向けて必要な思考や行動について、約90分熱くお伝えしました。

 

実は古川が大阪木材青年経営者協議会主催の講演会に登壇するのは11年ぶり。

冒頭の挨拶では、古川が当時の会長、担当者には大変お世話になったこと、そして受講者から「大阪の笑いを覚えてこい!(古川は東京育ち)」と愛のある叱咤激励をいただいたという思い出話がありました。

 

開催形式はリアル会場(大阪木材仲買会館)とZoom併用。

リアルの会場では席数を減らすなどして、新型コロナウイルス感染拡大予防対策を万全にして臨みました。

当日は、大阪府内の製材業者をはじめ、工務店、設計士などの木材加工、利用に関わる方々がリアル会場で24名、Zoomで37名の合計61名が受講されました。

 

講座の概要、全体図

今回の講座は、企業をブランディングするにあたり3つの段階「価値観」「位置」「創造」があり、それらの重要性と関係性についてお伝えしました。

弊社メソッドの根幹である「5つの価値観」「情熱方程式」といったマインド面と、林業における理念と利益のリアルな数字面(市場規模)をお伝えしつつ、マーケティングのフレーム、全国のブランド化事例への展開、随時クイズや質問を交えることで、受講者が自分事化することを重要視した内容、形式で進めて参りました。

 

また今回も、Googleフォームによるアンケートを行いました。

マーケティングの認知度、重要度、期待感、現在の業績状況等について、その場で回答(グラフ)をお示しし、参加者がご自身の「位置」を確認しながら学ぶことができるような構成にし、またデジタルツールを活用するメリットについてもお伝えしました。

 

 

問1と問2では、講義前に確認しておきたい参加者のマーケティング(ブランド化)への意識について質問。

問1ではマーケティング(ブランド化)の知識について55.9%の方が「何となくしか知らない」、17.6%の方が「全くわからない」と回答。

しかし問2ではマーケティング(ブランド化)の重要性について82.4%の方が「重要だと思っている」と回答。この2つの質問の回答から、受講者の方々のマーケティングを学ぶ意欲がいかに高いか、ということが伺えます。

 

 

また問4と問5では事業の状況や今後について。

問4では最近の事業の近況について32.4%の方が回答した「増収増益」に注目。ウッドショックを利益向上の機会として生かしているのでしょう。

問5の今後の方向性については半数近くの44.1%の方が「拡大志向」と回答されたことに驚き。SDGsや脱炭素など世間での環境問題への意識が高まる今の状況は木材業界にとって追い風。業界を盛り上げていく上で積極的姿勢の方が多いのはとても心強いことです。

 

価値観

価値観では弊社メソッド「5つの価値観」と、川上から川下までを見据える「トータル林業」の2つをお伝えさせていただきました。

 

前者の「5つの価値観」とは、古川が自身の原体験から感じた、考えたことを軸にできた弊社メソッドの根幹と言えるものです。「5つの価値観」は「源」「時間観」「土地観」「経済観」「仲間観」から構成されます。具体的には例えば、源≒原体験、時間観は長期軸と短期軸、土地観は都市か農村(地方)か、経済観は理念と利益、仲間観は地元組か進学組かというように、それぞれ類似・対比・因果の関係で自己や企業を整理する際に有効です。

 

価値観が理念を規定する。その理念が経営を規定し、そして組織を動かすのです。この「5つの価値観」は、会社のビジョン(展望)を整理するための「理念設計」の際にも有効なフレームですので、自社(自身)の理念の言語化の為にも、受講者の皆様には活用いただきたいところです。

 

後者の「トータル林業」とは、木材利用の一工程(業種)だけに留まらず、木材利用バリューチェーン全体(「植林・育林・伐採」→「素材」→「部材」→「消費財」→「空間」→「ライフスタイル」)を俯瞰し、その繋がりを直観的に表現した概念です。

 

「トータル林業」の概念を持つことで、川上から川下までの繋がりを把握することはもちろん、バリューチェーン内での自社の役割や新たな可能性を見直すことになり、それによって確かな自社の値価値見直しや新規事業展開を検討することが可能になります。

 

位置

位置ではマーケティングフレームを4つ(「5フォース」「3C」「B2C 消費の3要素」「B2B 法人営業方程式」)ご紹介しました。

 

「5フォース」とは、自社がさらされている脅威(フォース)を5つに分類し、それぞれを分析することで、業界の収益構造を明らかにするとともに、自社の競争優位性を探ることを目的としたフレームです。5フォース分析を活用することで業界の動向や周囲の脅威を読み誤りを回避し、自社にとって適切な取り組みが何かを把握することが可能になります。

 

「3C」とはCompany(自社)、Competitor(他社)、Customer(顧客)の関係性を整理することで、自社の強み(弱み)を把握し、業界内の競争で自社が優位に立つことが可能な位置、領域を明確化することを目的としたフレームです。他社との比較や顧客のニーズを自社に照らし合わせることで、客観的に自社を分析することが可能になります。

 

「B2C 消費の3要素」とは、商品の消費価値を「必要性」「欲求性」「物語性」の3要素に分解し、それぞれの要素をどの程度有しているかを分析することが目的のフレームです。商品が消費のどの要素を満たしているか(欠けているか)を知ることで、商品のPRポイントや届けたい顧客を明確にすることが可能になります。

 

「B2B 法人営業方程式」とは、「品質・価格・納期」×「情報発信」×「使い方提案」×「儲け方提案」の4つで構成され、顧客の視点でのメリットを考えることを考えることを目的としたフレームです。自社商品の客観視し、商品自体だけでなく付加価値を見出すことが可能になります。

 

これらマーケティングフレームは自社がどの領域に位置し、その中でどのような強みを持っているかを把握する上で有効なツールです。

受講者の皆様には是非これらのフレームワークを通して自社の強みを発見し、ブランディングに向けての第一歩を踏み出していただけると幸いです。

 

創造

創造では理念の細分化と利益の管理を両立する重要性についてお伝えしました。

 

企業理念といえばコーポレートメッセージが想起されやすいですが、理念は1つのスローガンに留まらず「ヴィジョン」「ミッション」「ポリシー」等に細かく分解することができます。

それにより企業理念がどこで何を目指すのかを明確にすることができ、具体的に日々の業務で起こすべきアクションまで掘り下げることが可能になります。

 

利益の管理とは具体的には「管理会計」を指し、売上、粗利、自己資本比率といったお金の動きを把握、管理を徹底し、理念経営を進めるために有効な予算活用方法を考える上で必要不可欠なものです。

目先の利益に惑わされずに長期的な理念を実現するためにも、理念から逆算した管理会計の見直しを、受講者の皆さんには改めて実践していただけると幸いです。

 

全国の事例

過去に当社がコンサルティング支援で携わった、現在地域で躍動するいくつかの企業、組織をご紹介させていただきました。斜陽産業と呼ばれ、課題も少なくない林業、木材業界ですが、確かな理念を掲げて利益を上げ地域に貢献する企業は少なくありません。

また業界内に留まらず、異業種の事例を見ることも、自社のブランディングについて考える上でとても良い参考になりますので、是非アンテナを広げていただけたらと思います。

 

参加者の声

【A様】

講師の方がとても木材業界に愛があり、マーケティングや経営について話されていることがとても分かりやすかった。

 

【B様】

木材のブランドづくりは世の中ではまだまだこれからで、チームで作っていくなど、講師の方の思いが伝わる講演で勉強になった。

 

【C様】

マーケティングについて、5 フォース分析、3C 分析などの重要性を理解することができた。

 

【D様】

ビジョンを持ち、夢の実現に向けて情熱をもって仕事に取り組むことが大切だと学んだ。

 

【E様】

自社の価値をもう一度見直し、見直すところはたくさんあるのではないかと考えるきっかけになった。

 

最後に

 

ブログでは抜粋してまとめましたが、上記以外にもたくさんのことをお話しさせていただきました。

 

古川にとって大阪とは、会社のオフィスを構える土地であり、かつ吉野、伊勢、高野といった歴史ある地域が集う紀伊半島の帰結点であることから、大阪への想いには強いものがあります。また講演内で何度もお伝えしたように、林業、木材業界の視点から見ても、北山や吉野といった歴史ある林業地との交流が古くからあり、今も昔も「木材流通・加工・消費の地域」として大阪は重要な役割を担っています。

 

そのような大阪でご活躍される皆さまが、この講座内容を自分事化し、新しい企業価値の創造やブランディングに繋がれば、これほど嬉しいことはありません。講義終盤にご紹介した「自社の価値(ブランド)リスト」の7つを実践され、より良い仕事と企業づくりをされていくことを願っています。

 

コロナの状況に気を付けながらにはなりますが、大阪の皆様と交流し、共に明日の大阪の木材業界の未来を考えていけたら幸いです。

 

講演のご相談等は、お問合せフォームからお受けしています。

ご希望の時期や内容について、お問合せフォームからご連絡いただければ幸いです。

過去の講演実績は以下のURLからご覧いただけますので、併せてご参考ください。

 

 

 

 

 

 

Posted by wpmaster on 金曜日 10月 22, 2021 Under pick up, すべての記事, 未分類, 講演&研修 報告

観測史上最も早い梅雨の晴れ間が眩しい令和3年5月29日(土)、令和3年初の 大阪経営実践研究会(国産材ビジネススクール)を開催しました。

今回は、緊急事態宣言の発令を受け、オンラインのみでの開催となりました。

オンラインながらも、全国で森林・林業・木材業を基軸にさまざまおもしろい事業を多展開をする濃いメンバーが14名参加し、熱のこもった研究会となりました。

 

今回も、予定終了時刻より1時間超過の盛りだくさんの内容。

以下、概要をご報告いたします。

アイスブレイク

まずは、古川よりウッドショックに関連させたご挨拶。
丸太価格、製材品価格の推移をはじめ、全国の木材関係をはじめとしたグラフや数字をさまざま提示し、報道やネット上に流れる情報を鵜呑みにするのではなく、正しい数字を読み取る力が大事であること、その中で林業バリューチェーンの中で、自社の位置づけを把握すること、立地や規模によって戦略が変わってくることなどについて、お話しさせていただきました。

 

また弊社がまとめた「林業ニュース」、「日経MJから読み解く時流とマーケティング」、スタッフおすすめ書籍のご紹介でアイスブレイク。林業・木材業系の業界紙のみならず、マーケティングの最前線を自分の業界に活かすヒントを当社としても理論化と実践提案として毎回情報提供をしております。

 

また、この度は、現況報告に時間を多く割きました。多様な参加者による近況報告には、各地のウッドショック(木材流通)の状況、地方創生の状況、移住定住の流れ等、ここでしか聞くことのできない話に興味津々でした。

 

ゲストスピーチ:ウッディーラー豊田の近況と展望(ウッディーラー豊田代表 樋口真明氏)

弊社が、立ち上げ前から、事業展開のお手伝いをさせていただいた一般社団法人ウッディーラー豊田

今回は、樋口代表みずから報告を名乗り出ていただいてのゲストスピーチでした。

 

想いを同じくした数人での設立と進展、理念と利益、行政と民間のすれ違い、さまざまな苦労と、それを上回る喜び。

最近は、大手企業や県外の会社から地元の事業者、木材関係からまったくの異業種まで、豊田の森林・木材との掛け算でかなり面白いことになっているようです。

次々と出てくる想像を超えた色彩豊かな事例紹介に、聞いている私たちもわくわくしました。

 

「普遍×イノベーション」「異分野をつなぐ地域材専門商社になる」

 

明るい口調でお話しくださった樋口代表。「『あそこにいけば、何かある』と応えられる存在になりたい。」共に走ってきたこともあり、我々の感慨もひとしおでした。

 

ちいきの総研講座:理念と経営~トータル林業まちづくりの実践に向けて~

弊社法務パートナーである小林様と、弊社代表古川より、「理念と経営」をテーマにお話ししました。

 

 

価値観訴求型の経営マネジメント(法務パートナー小林洋光氏)

前回好評だったため、弊社の法務パートナーである株式会社トビムシの小林様に今回もお話いただきました。

VUCAの時代。
Volatility (変動性)・Uncertainty (不確実)・Complexity (複雑性)・Ambiguity (曖昧性)が高まると言われている、これからの時代を指す言葉と言われています。

反面、これからは自由でオープンで共創する「風の時代」とも言われています。

その「風の時代」における「生きがい」「幸せ」とは何か。
まずは、自分が幸せになること。自分の心をよく知ること。
「自利」⇒「利他」⇒「円満」へのプロセスが今の時代に重要となります。そこで、幸せには2つあるという定義として、現時点の「HAPPY」から、長期視点の「WELL  BEING」へ「自分をアップデートしていく」と、そうした個人が組織をつくっていく時代に変遷しているというレクチャー。

 

また、これからの組織に大事なのは、どんなビジョンを持っているか。
「purpose(なぜ、何のためにするのか)」組織のpurpose=個人のpurpose×個人のvalueそこから、ミッション、ビジョンへ。

改めて、ビジョン、目的、バリューの定義を明確にし、生きた企業理念ですか?SDGSも然り、会社の経営理念も然り、インテグリティ(誠実、真摯、高潔)があるか。企業理念=言行一致となっているかという、参加者への問いかけもありました。

ニューヨーク州弁護士資格を持ち、本当に多くの企業で様々な経験を積んできた小林様。理念と利益、両極端を味わってきた彼から出てくるからこそ、響く言葉たち。これからの経営の指標を示唆する内容でした。

 

古川講座:「空海、エヴァンゲリオン、そして渋沢栄一から学ぶ」

古川からは、「空海、エヴァンゲリオン、そして渋沢栄一から学ぶ」と題した講座をさせていただきました。

 

 

空海とエヴァンゲリオン(庵野秀明監督)と渋沢栄一。一見共通性のない3人ですが、ここは古川独特の切り口で話題提供。昨今はコロナ禍で自殺者が増加、人身事故が増加しているなか、我々は、なぜ生きるのか。どう生きるのか。経営とは何か。ちいきのメソッドの”5つの価値観”、”理念と利益”、情熱方程式”をベースに紐解いていきました。

「二元論」の対極を経験してから、最後は「包みこんで認めあう」

 

これは、真言密教でいう曼荼羅(金剛界と胎蔵界)、合理と情理、エヴァンゲリオンでいうアダム(生命)とイヴ(知恵)、親と子、愛と憎、渋沢栄一のいう論語と算盤、合本主義と専利主義。これら対極的な二元論的思考において、どうイキていくか。

それは、(コロナの三密ではなく)密教の三密として三位一体になる必要性を、空海・渋沢・エヴァンゲリオンから見出し、そこから「不二」という目指すビジョンを描き、それが何を示すか。富士山の富士は不二からとも言われています。唯一無二ということでもあり、対極を包含しうる不二へという未来志向をルール化していきました。

この3人ともが、まさに両極端の人生の四苦八苦として尽くしたうえで、得た実践と悟りの境地。そこから見えるもの。古川の「5つの価値観」も、自分自身が東京時代&山村経験、サッカーでの勝利至上主義と学生主体の理念、数字に厳しい営業会社と理念に厳しい企業、両極端を経験したうえでの気づき、だからこそ「源」その原体験が大事であることを常に話しています。

 

見かけだけのSDGS,ウッドショックだけでなく、その本質は何か。それは「これから」を創ることでありつつ、会社の経営、人生の生き方に本質的で大事なもの(価値観の定義と提示)についての報告となりました。

 

今回のちいきの総研講座、「理念と経営」をテーマするところのみ決まっており、小林様と古川、事前打ち合わせなしでしたが、同じビジネスパートナーとして歩んできた”仲間”として、はからずも向いている方向が同じであることを再認識するような内容でした。

 

理念も利益もどちらも大事。

原体験を共有しているとリモートワークも促進されますが、逆はありません。

 

「理念」「利益」が両輪の経営が、弊社のモットー。そのビジョン作り(理念)から管理会計(利益)への落とし込みを通して、地域の活性化へとつなげる。そんな仲間とこれからをつくってくとともに、本質を軸に進んでいきたいと思います。

参加者の声(一部抜粋)

【Y様】

オンラインにも関わらぬフラットな雰囲気と場づくりの仕掛け、お話しのかなりの濃度に驚きました。

 

【K様】

地域密着の生々しい現場のビジネスの話から、世の中を俯瞰したビジョン提言まで幅広い内容で多くの学びがありました、ありがとうございました。

 

【D様】

異業種、同業種の皆様とても面白く色々なことにチャレンジしていると気づき負けてられないな感じました。ありがとうございます。

 

【F様】

長期目線が必要な林業・木材業界に必要な、時代変革の情報を提供されていて流石です。 勉強になります。

 

【T様】

まず、空海・渋沢栄一・エヴァンゲリオンがどう繋がるのか気になって聞いていました。相反する2つを共存させるというお話は聞いていて楽しくもあり、少し複雑でもあり、自分の中で整理して考えなければいけないと感じました。

 

【K様】

何のために働くのか?work in lifeやワークライフプレイミックスの話はこのコロナ禍で僕の周りでも意識する人が増えてきたと感じています。僕自身は3年前くらいからwork as living “暮らすように働く”と言ってきました、このテレワーク環境をうまく活用してやりたい事やれる事の幅をどんどん広げていこうと改めて思いました。また、小林さんから今の大企業はどう見えているのかぜひお聞きしたいです。

 

 

 

最後に

今回はオンラインのみでの開催でしたが、参加者の温度感が感じられる研究会でした。
終了後のオンライン情報交換会(オンライン飲み会)も盛り上がりましたが、そろそろリアルのライブ感が恋しくなってきました。

早く事態が収束して、皆さんにお会いできる日を心待ちにしています!

 

次回第2回は令和3年夏の土曜日を予定しています。

詳細は決まり次第このホームページ内「大阪・経営実践研究会[国産材ビジネススクール]」にてお知らせいたします。

リアル開催ともに、オンラインも実施予定です。内容もお楽しみに!

 

Posted by wpmaster on 金曜日 6月 11, 2021 Under pick up, すべての記事, セミナー報告, 未分類, 経営実践研究会[国産材ビジネススクール](大阪)

冬の到来を実感する12月5日(土)、令和2年度第3回 大阪経営実践研究会を開催しました。

新型コロナウイルス感染者増加により大阪府より外出自粛要請が発出された2日後。消毒・換気・ソーシャルディスタンス・マスクorフェイスシールド着用など感染防止対策を徹底した会場にて開催、かつ初のオンライン併催となりました。

 

まずは、参加者の皆さんからの1分間スピーチからスタート。
皆さん苦戦されながらの自己紹介⇒1分間の構成とその効果について古川の解説、という無茶振りからの学びを皮切りに始まった今回の研究会も、内容が盛りだくさん。

以下、概要をご報告いたします。

 

2020年林業・木材業界ヒット商品ランキング!【古川ちいきの総研選定】

年末恒例、毎年ご好評いただいている日経ヒット商品ランキングの解説と、古川総研独断と偏見による林業・木材業界ヒットランキング。

2020年はやはりコロナ禍の影響が色濃いランキング。林業・木材業界ヒットランキングでも「地域材の飛沫防止パネル」「キャンプブーム」「森林レンタル事業」などが取り上げられ、「こんな時世だからこそ」森林・林業・木材の可能性を感じられるランキングとなりました。弊社ならではの切り口によるランキング、時流を学んでいただくとともに、参加者の皆さまの笑い声が響く楽しいひとときでした。

⇒2020年林業・木材業界ヒット商品ランキング!【古川ちいきの総研選定】ブログはこちら

 

 

ゲストスピーチ

ゲストスピーカー2名より発表いただきました。

 

某大手企業のインハウスデザイナー様:

日本のインテリアリテラシーを上げるというコンセプトから、林業との出会い、北欧インテリアとの掛け算の可能性、古川総研との京都北山・吉野川上村プロジェクトについてご報告。彼は今後の古川総研にとってなくてはならないビジネスパートナーでもあります。今後さらに、企業社内のみでなく社外リソース(人財)とどのようにプロジェクトを創造していくか、そのような関係性が重要になってきます。我々の新たなチャレンジについては追って発信してまいりますので、どうぞご期待ください!

 

学生インターン:

大阪生まれのシティボーイながらも、都会や電子機器にまみれた生活に違和感を持つ関西の大学生より、今後の道を探るために出発した54日間の北海道チャリ旅の報告。古川レクチャーによって見出した旅の学び、古川のつながりで出会った北海道のある林業人へのシンパシーも語ってくれました。

古川行きつけのX JAPANファンが集まるbarのマスターから「林業に興味のある学生が来ている」と連絡があり休日の古川が駆けつけて出会いました。天運と地運。行動が運を上げることを古川から聞き、そして実行にすぐ移している頼もしい学生からの報告に、「どうやったらこんな若者が育つんだ」と参加者からの声が多く聞かれました。

⇒天運と地運については、こちらの古川ブログをご参照ください。

 

古川講座 「2030年⇒そして、2040年へ ~コロナに負けない、強く、美しい未来へ~」

今回も熱量多め、予定時間超過気味の古川講座(笑)。

東京町田で生まれ育ち、20年前に川上村に出会い、これまでに見出した5つの価値観が現在も古川の根幹となっています。根源を知ること、日常と非日常、都会と田舎。地域・林業からの学びから、森林に関わる仕事の責務とは何かと問い、市場規模、マーケティング。今だからこそ、林業と地域が見直される機会だということ、そこにはやはりマーケティング視点、経営視点は外せないということ。また、人材育成の視点として、この5つの価値観の衝撃をもっと若い人に経験させ、そして「ビジネス基本を鍛え」そして、地方へ羽ばたいてほしいという想いもお伝えしました。古川の原点、そこから経営・地域づくり・人づくりの考え方を改めてお話しした講座でした。

 

現地視察会@高知本山の振り返りと「2030年曼荼羅目標シート」

令和2年10月3日(土)~5日(月)に開催した現地視察会@高知本山(詳細はこちらのブログをご参照ください)。古川による学びの振り返りと、現地視察会参加者の宿題であった「2030年曼荼羅目標シート」発表をしました。

「曼荼羅目標シート」とは、大谷翔平選手が目標を実現するために描いた「マンダラチャート」を参考に、古川がアレンジしブラッシュアップした林業木材業向け目標達成フレーム。

(参考:外部サイト)目標達成シートを造ろう~大谷翔平選手も描いたマンダラチャート~

 

当社の目指すビジネスフレーム最終形態である「林業まちづくり構想(トータル林業)」、そこへ向かうための地域の名士へのヒーローズジャーニー、それを2030年、2040年へと共に戦い、共に日本の地域をカッコよく、ローカルで暮らしグローバルと繋がる人生、そして誰からも憧れられる林業、木材業の世界が広がって行くために。古川のまとめ考察と想いをお話しさせていただき、それを実現するには目標をSMART化(参考:外部サイト「SMARTの法則」)することが重要で、そのために「曼荼羅目標シート」で目標の「トータルでの見える化」が必要であったことをお伝えしました。

シートを提出した人から積極的な目標とともに「このシートを地元で見せて話すことで、実現に向けて動き始めている」「ほぼ達成の見込みがついた」のコメントがあるなど、他の参加者にとっても良い刺激になる熱いひとときとなりました。

 

2040年に向けての資産形成 ~税金対策より大切な未来投資とは何か~

経営者はもちろん、すべての人にとってこの社会で生きていくうえではずせない「お金」のこと。
プロのファイナンシャルアドバイザーである株式会社KYURH代表取締役 村上達郎氏をお招きし、お金の基本や資産形成についての勉強をしました。お金の価値、為替のこと、資産形成、欧米と比較した日本人のマネーリテラシーの低さ、日本と世界の状況・・わかっているようでわかっていないお金、投資、資産運用。ご自身のご経験や事例も多く取り入れながらのわかりやすく刺さるレクチャーに、参加者の皆さんは納得と興味津々の表情。「もっと知りたい!」という声が多かったため、希望者向けに後日詳細レクチャーをオンライン開催することになりました。異業種からのゲスト講座も特徴的なこの経営実践研究会。まさに「経営」を「実践」するための多角的な情報が得られます。今後も同業種異業種問わず、有効な講座を開催していく予定です。

 

参加者の声(一部抜粋)

【C様】

地域の仕事では、事業計画からではなく、自分のできること起点で広げて行き、その中でのつながりから事業を作り出すイメージの輪郭がはっきりわかってきました。

 

【I様】

「目標を達成するには何が必要なのか。」

これを曼荼羅シートに当てはめて書いて可視化することで、より目標を失わずに行動ができると思いました。

実際、参加者何人かの振り返りで「曼荼羅シートかまあることで行動規範が定まり、目標実現、あるいはそれに近づいている」と仰っていましたし、その効果は絶大みたいですね。

ただ、定期的にチェックしているからこそ効果があるのであって、書くだけなら誰でも出来ますよね。古川さんが仰っていた通り、トイレに貼ったりしたり日常で常にチェックが出来るような環境設計や仕組みづくりが必要なのだと思います。

 

【T様】

久しぶりの研究会楽しかったです。木材関係だけでなくプロダクトデザイン、WEBデザイン、金融など様々なプロが集まると、私のようながっつり林業・木材関係ではない業種の 人間にとっては大変ありがたいです。 何より各プロの方は古川さんのビジネスパートナーの方であるという安心感はかなり大きいです。

 

【W様】(初参加)

古川さんは全国津々浦々、林業地やその現状・課題を知っているし、情報が集まっているということが強みなんだなぁとあらためて感じました。

1側面や自社だけでは見えないことを知っているし、みなさんもそこを信頼しているのでしょう。(コンサルとしての知識量や分析のためのメソッドがたくさんあるということも当然ながら)

 

最後に

このように、概要だけでもなかなかの分量、人口密度は低くとも内容の密度は高い研究会でした。

講師も、古川はじめ、インハウスデザイナー、ファイナンシャルアドバイザー、学生インターンまでそれぞれの専門分野から多彩な内容。

林業・木材だけでなく、異業種、お金、経営・・今回も多岐にわたり充実した研究会になったのではないかと自負しております。

 

次回第4回は令和3年2月の土曜日を予定しています。

詳細は決まり次第このホームページ内「大阪・経営実践研究会[国産材ビジネススクール]」にてお知らせいたします。

次回もオンライン併催予定です。内容もお楽しみに!

 

Posted by wpmaster on 水曜日 12月 9, 2020 Under pick up, お知らせ, すべての記事, 未分類, 経営実践研究会[国産材ビジネススクール](大阪)

新型コロナウイルスの影響が、社会を大きく動かした2020年。今年も終わりに近づき、新年に向けて1年を振り返る時期となりました。

ということで、毎年「日経トレンディ」が発表している、ヒット商品ランキングはチェックされていますか?

弊社では、2016年から、ヒット商品ランキングと合わせて林業・木材業のヒット商品ランキングを独断と偏見でまとめ、発表しており、今や毎年恒例となりつつあります。

 

今年も11月に日経トレンディヒット商品ランキングが発表されたということで、森林・林業界ヒット商品ランキングもいよいよ公開です!

 

まずは、日経トレンディ発表の2020年ヒット商品ランキングは、こちら!

 

1位 鬼滅の刃
2位 マスク消費
3位 あつまれ どうぶつの森
4位 Zoom
5位 檸檬堂
6位 AirPods Pro
7位 モバイルオーダー
8位 Shupatto
9位 今日から俺は!!劇場版
10位 ゴキブリムエンダー

 

詳細は以下リンク(日経XTRENDのWEB)よりご覧いただけます。

https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00379/00001/?i_cid=nbpnxr_parent

 

みなさんはいくつご存知でしょうか。

新型コロナウイルスの影響で、東京五輪関連、旅行、スポーツ観戦、旅行・観光面の消費は大きく転換。自宅で充実した生活を送るための「モノ消費」がランキングのメインとなりました。

 

それでは、森林・林業界ヒット商品はどのようになったのでしょうか。

どうぞご笑覧下さい!

 

 

第10位 立木マーカー用スプレー

(引用:山陽商事株式会社Facebook投稿より)

第10位 ゴキブリムエンダーに対しては、林業・木材業界からは、同じくスプレー缶で手軽に利用できる林業事業者の救世主、「立木マーカー用スプレー」です。

とても目立つ蛍光マーカーでありながら、アクリル絵の具使用で人体や環境に配慮されていることが好印象です。

これまでも立木マーカー用スプレーやテープなどはありましたが、目立ちにくいものが多く目印が少ない森林内ではマーキングした立木を見つけるだけで大変な作業でした。しかし、これからは目立つ蛍光色マーカーが円滑な作業をサポートします。

山陽商事株式会社様のヤフーショッピングページから、お手軽に購入できるようなので、是非ご覧ください。

(商品ページはこちらから)

 

参考:日経ヒット商品ランキング10位 ゴキブリムエンダー

(引用:日経XTRENDホームページより)

 

 

第9位 「林野-RINYA-」/マンガで知ろう!森林づくり

(引用:林野庁ホームページより)

第9位 今日から俺は!!劇場版 に対して、林業・木材業界からは、今日から俺は!!の原作がマンガであることから、「「林野-RINYA-」/マンガで知ろう!森林づくり」です。

マンガで分かりやすく解説された、林野庁情報誌。なんと、外部委託ではなく林野庁職員さんオリジナルで発行しています。

難しい専門的な内容も、老若男女広く知ってもらい、身近な森林について考えてもらえる機会がぐっと増えました。

 

参考:日経ヒット商品ランキング9位 今日から俺は!劇場版

(C)西森博之/小学館 (C)2020「今日から俺は!!劇場版」製作委員会

(引用:日経XTRENDホームページより)

 

 

第8位 草木染吾妻袋(あずま袋)

(引用:ソメヤスズキホームページより)

第8位 Shupattoに対して、林業・木材業界からは、同じくエコバッグとして活用できる「草木染吾妻袋(あずま袋)」です。

ポリ袋有料化により天然の草木染ブランド、ソメヤスズキの吾妻袋の注目度がアップしました。

普段使いで、使うことに嬉しさを感じられるアイテムの人気が上昇しています。

新型コロナウイルスの影響がありながらも、今年は阪急うめだ本店で開催のイベントにて、

期間限定のポップアップストアも出店していました。

 

参考:日経ヒット商品ランキング9位 Shupatto

(引用:日経XTRENDホームページより)

 

 

第7位 飛沫防止パネル

(引用:三栄林産株式会社ホームページ、みやざき気遣い県民会議ホームページより)

第7位 モバイルオーダーに対して、林業・木材業界からは非接触サービス繋がりで「飛沫防止パネル」です。

飛沫防止パネルは、コロナ禍の接客窓口、会計カウンターではなくてはいけないものになりました。そんな中、全国各地で地元材を活用したパネルが登場しました。

まだまだ、場所によってはビニールシートを貼っているだけ、というところもありますが、

これから長く必要になるものだからこそ、軽く、持ち運びしやすく、とはいえしっかりとした木枠のパネルの需要は伸びることでしょう。

 

 

第6位 mui

(引用:mui Lab株式会社ホームページより)

第6位 AirPods Proに対して、林業・木材業界からは同じくIoT機器の「mui」です。

2017年設立後、数々のスタートアップ向けイベントで資金調達をし、2020年2月に製品リリース。

室内のあらゆるスマートホームデバイスを一つにまとめるインターフェースとして、天気予報や日々のニュースを確認したり、エアコンや音楽などの調整、家族とのコミュニケーション(ボイスレコーディングやメッセージ機能)ができるIoT機器として、木×Iotのインテリア製品が身近な人、テクノロジー、自然との関係性を繋ぎます。

参考:日経ヒット商品ランキング6位 AirPods Pro

(引用:日経XTRENDホームページより)

 

 

第5位 ROKUMOJI

(引用:ろくもじ株式会社ホームページより)

第5位 檸檬堂に対して、林業・木材業界からは同じくアルコール飲料の「ROKUMOJI」です。

新潟発のクラフトジンが新登場しました。最近はクラフトビールに続き、クラフトジンブームがきていますが、地域資源を使ったクラフトジンに注目です。ROKUMOJIは、長岡市・魚沼市産のクロモジ、佐渡市のアテビ、と地域材のボタニカルがポイント。

地域×森林の新しいカタチとして、これからは酒造が1つの選択肢となります。

 

参考:日経ヒット商品ランキング5位 檸檬堂

(引用:日経XTRENDホームページより)

 

 

第4位 オンライン講座

 

第4位 Zoomに対して、林業・木材業界からはZoom等オンライン会議用ツールを活用した「オンライン講座」です。

オンライン会議用ツールの発展により、オンラインでの講座が一気に増えた今年。弊社でもいくつかのオンライン講座に登壇させていただき、また自社でも複数回開催しました。他にも、森林・林業関係の講座が盛りだくさんの一年となりました。

 

 

第3位 あつまれ、ちいきの森から(プロジェクト)

第3位 あつまれどうぶつの森に対して、林業・木材業界からは全国各地から“あつまった”「あつまれ、ちいきの森から(プロジェクト)」です。

コロナ禍で非常事態宣言が出される中、少しでもお家時間を楽しんでもらおうと、三重亀山の三栄林産様起点に、古川ちいきの総研 全国の研究会メンバーで木工キットなどを配布。全国9地域で展開し、各地で予定数量を上回る申し込みが殺到しました。

森の恵みを五感で楽しむおうち時間が全国に広がり、家族の笑顔を増やすことができたプロジェクトとなりました。

 

参考:日経ヒット商品ランキング3位 あつまれどうぶつの森

(引用:日経XTRENDホームページより)

 

 

第2位 ヒノキマスク

(引用:Lmaga.jpホームページより)

第2位 マスク消費に対して、林業・木材業界からは一味違ったマスクとして「ヒノキマスク」です。

マスク需要が一気に広まった今年、様々なマスクが開発される中、奈良のヒノキの香りに包まれリラックス効果もあるマスクが登場し、農水大臣も愛用していたとのことで注目を集めました。

癒し&抗菌のダブル効果を持つ木材の特性を活かした商品開発により、木材利活用の幅をさらに広げるきっかけとなりました。

 

 

第1位 ソマミチキッズDAY/キャンプ

(引用:ソマミチホームページ、forentaホームページより)

第1位 鬼滅の刃に対して、林業・木材業界からはアウトドアで野性を磨く、「ソマミチキッズDAY/キャンプ」です。

一般社団法人ソマミチが運営する屋外の子供向けイベントが見事第1位になりました。

こんな時代だからこそ、生きる力を育てよう、ということで、生きる基本ともいえる薪割り・火おこし・お米炊きをテーマとしたソマミチキッズDAY。

鬼滅の刃ブームに乗り、割った薪で刀を作って遊ぶ場面もありました。

また、同率一位となったキャンプ。アウトドア、特にキャンプブームが顕著に表れ、「ソロキャンプ」は今年の流行語大賞も受賞し、

ソロキャンプのための山林売買も増え、森林サービス業の可能性が広がった1年でもありました。

そんな中、キャンプ用に森林を1年間レンタル出来るサービス、forentaに大注目。サービスリリース(申込受付)が始まると同時に、問い合わせが殺到している状況のようです。

 

参考:日経ヒット商品ランキング1位 鬼滅の刃

(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

(引用:日経XTRENDホームページより)

 

 

 

以上、2020年の林業・木材業ヒット商品ランキングトップ10となります。

業界の皆さんはもちろん、知っているものばかりでしたよね?

残念ながらトップ10には入らなかったものの、他にも沢山のヒット商品がありました。

その中からいくつか番外編として紹介していきます。

 

番外編

Forester Simulator

(引用:Steamホームページより)

第3位<あつまれどうぶつの森・あつまれ、ちいきの森から(プロジェクト)>の番外編として、Forester Simulatorをご紹介。あつ森よりも可愛さはないですが、リアルな林業シミュレーションゲームがPC版で配信予定です。

 

【まれびとの家】

(引用:VUILD株式会社ホームページより)

第6位<AirPods Pro・mui>の番外編として、まれびとの家をご紹介。地域木材×伝統×デジタルを体現する、VUILD(株)が提案した新しい設計、建築の形がグッドデザイン賞金賞を受賞しました。

 

【リモートワーク家具】

(引用:イトーキホームページ、オークヴィレッジ株式会社ホームページより)

第7位<モバイルオーダー・飛沫防止パネル>の番外編としてリモートワーク家具をご紹介。大手家具メーカーも参入し、自宅で使えるコンパクトなオフィス家具が次々と登場しました。

 

 

新型コロナウイルスで大きく動いた1年間。コロナ渦はおそらく来年以降もしばらく続く中ではありますが、

是非皆さんもそれぞれ振り返りをしながら来年を見据えた年末を過ごしてみては、いかがでしょうか。

来年の発表も、お楽しみにお待ちください!!!

 

 

 

 

 

 

Posted by wpmaster on 金曜日 12月 4, 2020 Under pick up, すべての記事, 未分類, 経営実践研究会[国産材ビジネススクール](大阪)

新型コロナウイルスの影響が社会の様相を変えてから、すでに数ヶ月の時間が経ちました。

皆様、ご無事でお過ごしであることを願うばかりです。

 

全国的にも休校や外出自粛が広まり、お子さんと家で過ごす時間が多くなっている方も多いかと思います。先行きの見えない不安のなかでの生活、どうしてもストレスが溜まってしまいがちではないでしょうか。

 

そこで、いま、全国の地域の森とつながっている私たちができることを考えました。

 

木など森からのお届け物でおうち時間を有意義に過ごせる企画

“ちいきの森から“プロジェクトです。

もともとは三重県の三栄林産㈱さんが「おうちで子供たちに楽しんでもらいたい」と取り組まれた「木工キット無料提供」をサポートさせていただいたのをきっかけに、古川が全国の仲間たち(昨年度の当社研究会参加者を中心)に声をかけて始まった企画で、「いいね、やろうやろう!」と次々に賛同していただき、全国の様々な地域で、ちいきの森からの贈り物を子供たちにお届けすることになりました。ロゴは、飛騨五木さん作成です。

森の恵みを五感で楽しみ、おうちで過ごす時間が全国に広がり、笑顔が増えると嬉しいです。

 

地域の仲間たちの“ちいきの森から”プロジェクトを、以下にご紹介します。

【第1弾】(受付終了)

三重県亀山市 三栄林産株式会社 http://knottyhouseliving.com/

  • 「100名様限定、三重県産材の木工キットを無料提供」

・チビ椅子キット、箱イスキット、トレーキットの3種

・インスタライブで職人による遠隔DIYサポートの実施

  

 

中日新聞、伊勢新聞三重テレビyahooニュースに取り上げていただきました。

 

 

【第2弾】(受付終了)

高知県本山町 ばうむ合同会社 http://baum-llc.com/

  • 「160 名様限定、高知県産材の木工キットを無料提供」

・フォトフレームや本棚の木工キット(https://minne.com/@baum-llc

・高知県内は送料無料、その他地域は送料一律1,000 円で配送

・2020 年 4 月 17 日(金)~の申し込み第1弾は定員に達したため終了

・第2弾を検討中

・詳細はHPをご確認ください

 

高知新聞、高知放送に取り上げていただきました。
(ばうむfacebook投稿へリンク)

 

【第3弾】(受付終了)

岩手県岩泉町 IWAIZUMI forest http://iwaizumi-forest.shop/index.html

「100名様限定・無料 FSC®森林認証材 岩泉町産燻製チップ」

・FSC®森林認証・燻製チップ(ナラ)

・期間 4月20日(月)~ 定数に達するまで

・応募方法 オンラインショップより申込

http://iwaizumi-forest.shop/cn4/pg2690954.html?fbclid=IwAR0mcc1nX3HARPumDDWgVVjnmt4Cu5Dg0X-IYRoAG0AwOp_SWYbo4k36Oh4#top

   

 

 

【第4弾】(受付終了)

岐阜県高山市 飛騨五木株式会社 https://goboc.jp/ (響hibi-ki編集部 https://hibi-ki.co.jp/)

「おうちで燻製ができるスギチップを無料プレゼント!」

・sugi mokku(燻製用チップ)100g

・抽選で100名様に無料プレゼント

・募集期間 4月20日(月)~4月30日(木)

・応募方法 Googleフォームよりお申し込み https://bit.ly/ouchi_de_kunsei

・燻製レシピ

期間中、定期的に燻製レシピの動画をInstagramで公開予定

https://www.instagram.com/moriwakunoniwa/

   

 

 

【第5弾】(受付終了)

大分県日田市 有限会社髙村木材 https://www.takamura-mokuzai.com/

「おうちで版画や彫刻を楽しむ、ユリノキをプレゼント!」https://www.facebook.com/takamuramokuzai/photos/a.1524352141126417/2814817445413207/?type=3&theater

・ユリノキの版木(B5サイズ)

・取りに来られる方限定・無料

・4月25日(月)~

・お問い合わせは下記へお願いいたします。

 

【第6弾】(受付終了)

岐阜県東白川村 株式会社山共 https://yamakyo.com/

「【無料】おうちで苔細工キャンペーン」

・山共の山で採取した緑の潤いある苔を無料プレゼント

・先着50名、送料無料

・お一人様1セット

・募集期間4月22日(水)~

・その他、詳細は下記リンク先をご確認ください。

【無料】おうちで苔細工キャンペーンのお知らせ(終了しました)

 

 

【第7弾】(受付終了)

滋賀県彦根市 丸松木材株式会社 http://marumatsu-mokuzai.co.jp/

【お家で家族と木を楽しもう!】~木工キット無料プレゼント~」

・木製収納BOX製作キット

・20セット(先着順、1家族1セットのみ)

・送料無料(滋賀県外の方は一律1,000円(現金着払い))

・募集期間4月25日~令和2年4月30日

・その他、詳細は下記リンク先をご確認ください。

【お家で家族と木を楽しもう!】~木工キット応募ページはこちら~

   

 

【第8弾】(受付終了)

長野県松本市 一般社団法人ソマミチ https://www.somamichi.com/

”コロナに負けるな”ソマミチからのプレゼント~”ちいきの森から”おうち時間を楽しむために~

・内容

天然木スツール
木箱【大】
木箱【中】
自由に遊ぼう!ミニ角材
※すべてに「カラマツの組み立て容器」がついてきます! 

・合計50名様(1家族1セット)

・送料無料(長野県外の方は一律1,000円代引)

・募集期間2020年5月1日~5月6日

・その他、詳細は下記リンク先をご確認ください。

”コロナに負けるな”ソマミチからのプレゼント 応募ページはこちら~

 
 

 

【第8弾】

福岡県大川市 株式会社ウエキ産業 http://uekisangyo.com/

「おうち時間を九州産のスギの家具づくりで楽しもう!」

・内容

Aタイプ スツール 縦25cm、横25cm、高さ21cm

Bタイプ ローテーブル 縦65cm、横65cm、深さ14cm 

詳細、お問い合わせは下記リンク先をご確認ください。

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多くの地域で緊急事態宣言が解除されましたがまだまだ油断はできません。 休校の学校もまだ多く、長い長いおうち時間を過ごしているかと思います。 ウエキ産業ではおうちで楽しめる木工キットを無償、特価でご用意しております。 Aタイプは無償、Bタイプは10000円プラス送料、代引き手数料となっております。 まだまだ在庫ございますのでぜひどうぞ(^^)/ ! Aタイプ 縦25cm、横25cm、高さ21cm Bタイプ 縦65cm、横65cm、深さ14cm お申込みはGoogleフォームよりお願いいたします! プロフィール画面よりGoogleフォームへとべます。 #stayhome#コロナに負けるな#おうちで木工#ちいきの森から #国産材#杉#木工#キッズ家具

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【準備中の地域】これから順次発信していきます。乞うご期待!

  • 島根県大田市
  • 愛知県豊田市
  • 福岡県大川市
  • 兵庫県多可町

 

 

Posted by wpmaster on 月曜日 4月 20, 2020 Under 未分類

 

令和2年2月22日(土)、今年度第4回の大阪経営実践研究会を開催しました。

今回は、弊社代表 古川が専門誌「都市問題」2月号寄稿した記念のセミナー&ワークショップとして急遽開催することとなり、8名の参加者にご参加いただきました。

今回のメニュー

1.各社報告

2.情報提供

・林業ニュースまとめ

・全国の最新情報

3.古川講座

「都市問題(2月号)」~森林で業を為す~

・寄稿で、書きたかった背景と未来。

4. ワークショップ

・たった1つの質問でわかる働き方改革の本質へ

・ディスカッション

5.まとめ

 

それでは、当日の内容を一部ご紹介します。

 

森林で業を為せるか?見えてくる未来。

弊社古川が、公益財団法人後藤安田記念東京都市研究所様より「森林で「業」を為す可能性」というお題をいただき、専門誌「都市問題」2月号に拙文を寄稿させていただきました。

月刊誌 都市問題(外部サイト)

https://www.timr.or.jp/cgi-bin/toshi_db.cgi?mode=saisin&fbclid=IwAR2wvpOhWLySU3tlZ-uGXffTP5ROPpbhUIMCeLGTlIvDbQ7TBkFDMxRW1Xs

先述のとおり、今回のセミナーは寄稿記念であるとともに、寄稿文では書ききれなかった「背景」と「未来」というプラスαもお伝えするものとなりました。

 

セミナーでは、古川が20年の経験の中で組み立てた仮説一万字の寄稿文をベースに、森林で業を為すための背景のうち「6つの視点」に絞って解説したうえで、それらから見出した「7つの成功要因」「3つのテーマ」を寄稿文プラスαの未来として提示させていただきました。

 

【6つの視点】

 1.林業ロマンを活かす使命感

長い時間軸と多くの人の手間ひまと愛情がかけてこられた林業。静岡の天竜林業の歴史を伝える動画「昭和31年 山は生きている https://www.youtube.com/watch?v=JS-8oWTH9lA&fbclid=IwAR3C4Lulvbn1rexspPaPtKCc1q39olNRMN8oVAtoaOIn-xTerMt1LyUpim0」を、天竜林業地との関わりも思い入れも深い古川よりご紹介させていただきました。

「林業の時間軸への敬意を持つと、まだまだひよっこの自分」「100年の木はいくらお金を積んでもすぐつくれない。」

林業に関わる中で強く感じたロマンと重み。「ロマンを活かさないといけない」「林業は、業として為さなければならない」

この使命感は、古川の原動力の1つです。

 

2.様々な「森林」を語れるか。行ったことがあるか?

古川は、林業の聖地 奈良吉野での原体験をスタートに、天竜、尾鷲といった日本三大人口美林をはじめ、全国各地でお仕事をさせていただき、様々な森林と林業を見てきました。その中で、本当に多種多様な林業のかたちがあることを学び、体感しています。「自らがフィールドとしている地域のことだけでなく、他の地域と森林・林業を歴史も含め学び、自分たちの地域の特徴を知ることがいかに大切か。」ということをお伝えしました。

 

3.林業の「カ・レ・シ」

林業の特異性として、古川が見出した3つのキーワードの頭文字が「カ・レ・シ」。これらは欠点かプラスか?逆手にとってビジネスにしよう!というお話しをさせていただきました。

 

4.原体験の必要性

古川には、2つの原体験があります。

1つは、出身地である東京都町田市でクワガタを採って遊んだ思い出の裏山が、開発で破壊されたこと。

もう1つは、奈良県川上村に「地域づくりインターン」で行ったこと。(どの自治体に応募するかを鉛筆転がしで決めたという運命、林業との出会い)

古川の情熱(好き×憤り)は、これらの原体験がベースになっており、「林業にはマーケティングの必要だ!」と自分の体験で実感したことが、今の仕事につながっています。

 

5.森林で業を為すための 2つの「軸」を見る。2つの「先」を見る。

森林で業を為すためには「2つの軸=理念と利益」、「2つの先=ビジョン(将来)とマーケット(顧客)」を見ることが肝要です。「林業の理念ってなんだ?」「林業が生み出す利益とは?」「暗い話にばかり目を向けるのではなく、顧客に向き合いマーケットを拓いて、将来をつくりだすビジョンを!」ということを、フレームと事例からお話しさせていただきました。

 

6.トータル林業のススメ

「林業」というと、どのような仕事を想像しますか?「木を伐ること、原木丸太を搬出して売ること=素材生産」「木を植え、育てること(植林、育林)」このようなところでしょうか。しかし実際、「林業」と名が付く事業者は「製材業」「建材販売」「工務店業」「森林サービス業」など、様々な業態を有します。その上で「規模によって戦略が異なること」「素材品質によって、競合設定と流通設計が異なること」を前置きし、これからの林業には2つの重要ポイントがあることをお話ししました。

 

①狭義の林業から広義の林業へ

素材生産業など従来言われている「林業」を「狭義の林業」と位置づけ、「素材生産」「植林・育林」に留まらない「業と為す」ための価値創造を「広義の林業」と捉えました。古川共著「森ではたらく!27人の27の仕事」でご紹介している事例はまさに「広義の林業」です。この「広義の林業」とは、林業に「タテの広がり」を持つこと、ともいえます。

「森ではたらく!27人の27の仕事」(外部サイト)

http://book.gakugei-pub.co.jp/mokuroku/book/ISBN978-4-7615-1339-9.htm

 

②「業と為す」ためのマーケティング1.0~4.0

「顧客と向き合いマーケットを拓く」重要性については先述しましたが、その視点をマーケティング発展プロセスで考えることが重要である、ということをお話ししました。「マーケティング1.0(素材、製品)」から始まり、消費財(2.0)、空間、ライフスタイル・コミュニティの創造(3.0)まで拓くことが、今後「業と為す」ために重要な林業の「ヨコの広がり」です。さらには、サッカーの英雄ヨハン・クライフの提唱する「トータル・フットボール」をヒントに、林業関係人口を8つに分類しました(マーケティング4.0)。どの関わり方であっても、「所有からシェアへ」「地域社会へ利益と理念を還流」「自己実現をサポート」をキーワードに自分事化していくことが、これからの林業を、地域をつくっていくうえで外せないポイントです。

 

これら「タテ」「ヨコ」の広がりを持ち、さらに林業関係人口の多様性から「自分事化」することが、古川の提唱する「トータル林業」による「林業まちづくり構想」です。

セミナーではフレームで図式化したうえで解説したため、参加者により納得感を持っていただけたようです。

 

【7つの成功要因と3つのテーマ】

以上、6つの重要な視点をお話ししたうえで、これからの「林業6次産業化&地方創生」ビジョンとして、寄稿文には記載していない「7つの成功要因」と「3つのテーマ」を新たに提案しました。「何かすればうまくいく」というのではなく、結局はトータルな要素・視点での戦略が必要になります。

またさらなるプラスαとして、林業と日本の近代史についても軽く触れ、SDGsの流れについても地域の林業会社が如何に「あてはめて」考えられるか、そして同発信するかが重要だということもお伝えしました。これらについては今後の研究会で深掘りしていきます。ご期待ください。

参加者の皆様は、それぞれ地域で様々に森林に関わっている方々です。本セミナーでお伝えしたことが、これからの皆様の「森林で業を為す」力になれば幸いです。

 

 

その他

今回の研究会では、「都市問題」寄稿文セミナーのほか、「たった1つの質問からわかる働き方改革の本質へ(たった1つの質問からわかる人材採用定着の本質)」ワークショップのほか、林業ニュースのまとめと解説、弊社が関わる全国の最新情報のご紹介などもいたしました。

業界情報だけでなく、マーケティング・異業種との掛け算からも情報提供できるのが弊社の特徴です。古川ちいきの総合研究所では、森林・林業・木材業×異業種のプロジェクトも現在進行中。とても面白いことになっています。これからも、全国事例だけでなく、実践に基づく新たな情報をお伝えしてまいります。

 

参加者の声(一部抜粋)

【K様】

弊社の「当面の経営課題」とも被る内容が多く、参考になりました。地域創生とまでは言いませんが「地域に生かされる会社」を目指したいと思いました。トータル林業の「タテ」と「ヨコ」を意識して「林業まちづくり」、次なる取り組みに挑んでいきたいと思います。

 

【K様】

森林の多面的機能と林業が生み出している生産額の差の大きさに驚いた。一方で、林業に携わる方々が多面的機能にさらに目を向けると事業の可能性が広がるのではないかと思った。そのような視点が「トータル林業」にはあるのだと思う。マーケティング3.0、4.0によるトータル林業もとても共感した。大企業でないからこそストーリーを一貫して製品サービスを提供できる強みが林業にはあるだろう。

 

【O様】

マーケティング1.0の「QCD(品質、価格、納期)」が、基本・土台として大事だということを改めて感じた。1.0という基本を大事にしながら、3.0、4.0にまでビジネス、まちづくりを広げていけるように取り組んでいきたい。

 

【S様】

次の道に進む前に、古川さんの話が聞けて気がひきしまった。セミナーでは特に「自分事化」が響いた。自分の中で改めて林業を「自分事化」して次に進みたい。そして、顧客の自分事化もつくりだせるような仕事をしていこうと思う。

 

【T様】

自分事化は大事だと思う。事例について参考になったので、これからどのようにビジネスにつなげていくかということを自分事として理解を落とし込みながら実践していきたい。

 

さいごに

今年度最後の研究会が終了しました。

次回は令和2年度第1回として、4月11日(土)~13日(月)に高知本山での現地研修を予定しておりましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、開催延期させていただくこととなりました。

参加者の皆様だけでなくそのご家族、そして、受け入れ先だけでなく移動中も含む地域の皆様の安全を第一に考えたことによるものです。参加者の皆様にたくさんのものを得ていただきたいと、現地の方々と鋭意準備を進めてまいりましたため、残念ではございますが、人命が最優先です。

皆様も、私たちも、無事にこの非常事態を乗り切りましょう。

事態が収束し、改めて開催が決定しましたらご案内させていただきますので、それまでお元気でお待ちください。

 

Posted by wpmaster on 月曜日 2月 24, 2020 Under pick up, お知らせ, すべての記事, 未分類, 経営実践研究会[国産材ビジネススクール](大阪)

 

長く続いた梅雨が明け、本格的な暑さが迫りつつある令和元年7月29日。

 

三重県熊野市にて、弊社代表 古川が講演をさせていただきました。

 

テーマは「地域ブランド工務店になるための戦略とその実践」

 

古川と出会って10年になる野地木材工業株式会社 野地伸卓氏からお声がけいただき、お話しさせていただくことになりました。

ご用命ありがとうございます。

 

本講演は、野地様が事務局を務められている「みえ木の家ネットワーク」総会の基調講演でした。

当日は、工務店や製材業、行政の方など約30名の皆様にご参加いただきました。

 

 

「5つの価値観」と「情熱」

 

2時間の本講演は、前半と後半の2部構成としました。

前半部は古川の自己紹介を基軸に、<理念>をテーマとして「5つの価値観」を提示し、お話をしました。

 

「5つの価値観」

・源

・時間観

・土地観

・経済観

・キャリア観

 

また、古川の幼少期から、大学時代の川上村での体験を基盤とした、軸と理念とその根本にある「情熱」について、

 

“人生を変えた2枚のチラシ”

“持続可能な企業と世界のための理念と利益”

 

などの切り口でお話しさせていただきました。

 

そのような古川の原体験を基軸に、インターネットやAIが主流となり世界的ビッグデータを活用できる企業が覇権をなす世界であっても「5つの価値観」が大事であることをお伝えし、オリンピック・万博が過ぎ去ったあとも残り続ける「日本人の心」「これからの和」を創成するために京都北山で取り組んでいる事例などをご紹介しました。

 

 

 

立米で語るより、億で語れ!

 

前半部は「理念と価値観」についてテーマとしましたが、後半部は“製材、工務店 × マーケティング“というテーマでお話しさせていただきました。

 

 

まず、理念を守り、企業を継続させていくためには、理念と利益の共存が大事であること、一方で多くの企業が販売不振で倒産する現実を見ながら、林業木材に関わる我々として、いかに木を使ってもらえるようにし理念を具現化するためには、単なるセールスではなくマーケティングが必要である、ということなどをお話ししました。

 

 

そのうえで、日本の産業別の市場規模、林業分野の都道府県別の市場規模(生産額)を比較しながら「林業・木材業界では生産量(立米)を指標に考えることが主流になっているが、経営をしていくうえで重要なのは生産量よりも売上、売上よりも粗利である」ということの解説をしました。

 

 

林業と他産業、三重県と他府県の比較を生産額から見ることで、全体の規模感がつかめたかと思います。

このように市場の中でのポジショニング、立地によるポジショニングを把握したうえで、マーケティングを考えるきっかけになったのではないでしょうか。

 

 

 

 

そこから、工務店として顧客視点を改めて考えなおすため、“住宅10ニーズ”のフレームワークを行いました。

 

 

“住宅10ニーズ”は、顧客が住まいを決める際には何が決め手になるかということを古川が独自にまとめたフレームです。

 

 

また、3Cから自社の強み、地と図の関係から顧客意識が変化していくことなどお話しし、顧客から選ばれるブランド工務店になるための要素についてもお伝えしました。

 

 

そこから、弊社クライアントの取組より事例を紹介しました。

「どんな住宅に住みたいか」だけではなく「この地域で暮らしたい」というニーズが高まる中で、現地ツアーを開催したり、行政とタッグを組んで地域の発信をするなど、理念と利益を両立させた経営とともに、地方創生に積極的に取り組んでいる企業様の事例です。

このように地域の工務店として地方創生の役割を担うことも、新築着工戸数が激減していく中、2030年を見据えた行動として重要であることをお伝えしました。

 

お客様の声

 

講演会参加者の皆様よりご感想をいただきましたので、ご紹介させていただきます。

 

「マーケティングとは何か、という基礎の部分を自分が知らなかったので入り込みづらいところはあったが、事例を見ていくと、こう売り出していけば良いんだな、ということが分かってきた。参考にして自社経営に活かしたい」(工務店経営&設計士A様)

 

「今回の講演を聞いて、みえの木の家ネットワークで国産材ブランドをつくり、全国の工務店にPRしていきたいと思った。」(工務店経営&設計士B様)

 

「モノを売るときには、顧客の立場に立って明確にニーズをつかみ、そのうえで自分たちの独自性を探し、アピールすることが大切だと講演を聞いて感じた。」(行政職員C様)

 

「話に引き込まれ、あっというまに終わってしまった。これから何十年とこの仕事と向き合っていくなか、(今回の講演会が)大きなポイントになりそうな気がしている。また、自分たちが尾鷲檜に縛られつつも守られつつ取り組んでいることも、この講演で見えてきた。今後はマーケティングフレームも使いつつ、顧客視点で経営を考えていきたい。」(製材業D様)

 

「理念の話がよかった。今の時代、講演で話された5つの価値観を持てるかどうかということはとても大事だ!『理念』『5つの価値観』というテーマで、いろんな会社が集まり、ディスカッションする場が今後あれば良い。」(製材業E様)

 

お伝えしましたマーケティングフレームを、一つでも多く参加者の皆様の実際の経営のヒントとしてご活用いただければ幸いです。

 

古川ちいきの総合研究所は、林業・木材、建築、マーケティング、これからの地方創生など、広く皆様にお伝えし議論を深め、理念と利益が共存した地域づくり、社会づくりをしていきたいと思っております。

 

講演のご相談等は、お問合せフォームからお受けしています。
ご希望の時期や内容について、お問合せフォームからご連絡いただければ幸いです。
過去の講演実績は以下のURLからご覧いただけますので、併せてご参考ください。

https://chiikino.jp/blog/?page_id=193

 

Posted by wpmaster on 金曜日 8月 2, 2019 Under すべての記事, 未分類, 講演&研修 報告