今年の11月現地研修の舞台は、飛騨高山!
11月24-25日(日、月)の1泊2日で、14名の参加でお送りしました。
ダイジェスト版で写真を中心にご報告します。
(詳細はこちら https://chiikino.jp/?p=2026)
スカイパークから望む高山の町並と北アルプスの絶景からはじまりました!
はじめに訪れたのは、1日目の訪問先である㈱井上工務店様がブランディングをすすめる「飛騨五木」の森。
民家の近く、里山的な雰囲気の丘に、5つの木が自生しています。
さて、何の木かわかりますか?
葉っぱが5枚ずつのこのマツは「ヒメコマツ」
関西では見かけない種類ですが、古くから横架材として飛騨高山では当たり前のように使われてきました。
飛騨五木、大きな「クリ」の木の下で。
腐りにくく、土台等に使われます。縄文時代から食用・木材用に栽培され、日本人と付き合いの深い木です。
「飛騨五木」には他に、スギ、ヒノキ、ケヤキが含まれます。
そんな木々に触れていただく接点として、井上工務店様は自社有林のクリの森づくりに取組み、
こういった里山へお施主様をご案内されています。
国産材と言ってもスギ、ヒノキのみを使った住宅が多い中、多様な木の性質を生かした適材適所の家づくりを当たり前のようにされているのは贅沢にも感じます。
飛騨五木が並ぶ、直営製材の土場へ。
そしてその井上工務店様モデルハウスへ。
広い芝生の庭のすぐとなりは、川が流れる好立地!思わず覗き込みます。
8mの杉梁80年モノ
杉フローリング50年モノ
玄関フロアは250年モノ!
それぞれ同じ高山市内の異なる集落が産地です。
ここまで木にこだわりぬき、表情を生かすのは、社員のみなさまの「木が好き」という想いだそうです。
「飛騨五木」のミニ苔玉も!
工務店の今後のビジョンについてのレクチャーがあり、
懇親会と続きました。
2日目、この日はまず飛騨製箸株式会社様、木質燃料株式会社様を訪ね、
木材を最後まで使い切る術を学びました。
最後にお邪魔したのはオークヴィレッジ株式会社
稲本代表から、数十年変わらぬ理念と、ものづくり、そして新規事業のアロマオイル事業のビジョンを語っていただきました。
多くの方のご協力のもと、学び多き2日間になりました。
年に一度、
日常を飛び出し、多様なビジネスとそれを経営する方々の考えや生き方に触れ、
インスピレーションを持ち帰るこの研修も5回目となりました。
参加者はそれぞれレポートにまとめ、自らの言葉とすることで身に着けていきます。
今回ご協力いただいた皆様、改めましてありがとうございました。
この場を借りて御礼申し上げます。