松島(宮城県)、宮島(広島県)と並び、
日本三景と称される天橋立(京都府)。
白い砂と約5,000本の松で築かれる並木は、
まさに「白砂青松」の風景です。
そんな松並木を歩いていると、
樹皮の色がまったく違う、2本の松に出逢いました。
左はアカマツ、右はクロマツ。
樹皮の色を見ても、一目瞭然ですね。
阿蘇海と宮津湾、2つの海を分けるように続く3.2kmの松並木は、
雪舟の水墨画に描かれたり、与謝野寛・晶子の歌に詠まれる等、
文化的にも愛されてきた風景です。
松並木を進むと、象徴的な松には、愛称が命名されていました。
放置していると、植生遷移が進み無くなってしまう松並木。
下刈りや土の管理、松枯れ防止など、数々の人の手を掛けて、
守り継がれている風景でもあります。
海水浴の季節も迫っていますが、
命名松を辿りながら、海岸沿いの散策もいかがでしょうか?