2年間の集大成!京都市北部にある3つの学区でつくる、
「北山三学区まちづくりビジョン」のお披露目会が開催されました。

 

小野郷、中川、雲ケ畑という3つの地域から、2年間話し合いを重ねてきた
「まちづくり部会」のメンバーはじめ、地域住民の皆様、そして
行政や学生、NPO、新聞記者や地域の駐在さんなど、
この地域と関わりの深い「応援団」「ファン」のみなさんにもお越しいただきました。

まずは区長様のご挨拶、北区役所からのビジョン概要解説があった後、

各学区の自治会長様からまちづくりに対する想いを語っていただきました。

 

「Oh! No! Go! ~きちんと田舎、行こうよ、小野郷~」 落葉姫の里・小野郷

「風景が、ごちそうです。」 北山杉の里・中川

「しあわせの再発見~京都で一番青空に近い村宣言~」 鴨川源流・雲ケ畑

 

という3つのスローガンのもとに、それぞれに

地元のよさを見つめ直し、地域の絆を深めながら、
交流促進や空き家活用、情報発信、そして人材発掘など、

今後取り組んでいくことを宣言されました。

 

「福祉に見放されないまち、お年寄りが元気なまちを!」という想いを熱く語る小野郷学区の会長様、
さまざまな障壁をクリアし、福祉施設の誘致が実現に向かっています。

また「地域にいろいろな活動があって、バラバラに違って見えても、この地域特産の『台杉』のように、根っこはつながっている」と
北山林業の象徴になぞらえて語られた中川学区の会長様、

そして、
完成したビジョン冊子に沿って、2年間の思い出とともに苦労話も含めて、
「すでにこの地域に関わっていただいている多くの応援団とともにまちづくりをすすめ、
『しあわせ』というのはちょっと大げさな気もするが、かたちにしていきたい」と解説をされた雲ケ畑学区の会長様。

三者三様に熱いお言葉をいただきました。

 

その後は、弊社古川より2年間の総括を申し上げ、サプライズで振り返り動画を上映。

とても和やかな雰囲気の中、お茶とお菓子で乾杯をし、ご歓談の時間となりました。

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今回の事業は、京都市北区からの委託により、
過疎化がすすむ京都市北部山間地域の3つの学区において、
今後のまちづくりの構想をつくるというものでした。

自治会とは別に有志が参加できる「まちづくり部会」をつくり、議論の場とし、
京都市北区の皆様とともに、そして地域住民のみなさまと共に
各学区10回ずつの部会を重ね、ビジョンをつくっていきました。

ビジョンとは何だろう?
社会基盤、生活基盤、経済基盤、この3つのバランスは?

そういったことから考えながら、

市街化調整区域や京都ならではの各種条例を考慮しつつ、
手段と目的の交通整理をし、
その中でできるまちづくりについて考えました。

・600名を超える方からご回答があった、全戸アンケートの実施
・同じ課題を抱える他の地域への視察
・ほぼ毎月行われた3学区のまちづくり部会
・法律、施策に関する勉強会
・三学区合同での会議

そして、休日もイベント等に参加させていただき、語り合いながら・・・

それらを重ね、
徐々に出来あがってきたビジョンは、一言一句にこだわって精査しました。

納得いかない言葉は、部会メンバーで徹底的に推敲し、
なんども書いて消して、直して戻して・・・。

 

最終的に24ページとなってできた今回のビジョンは

まさに自分たちの「まちづくり憲法」という位置づけで、

100年後、1000年後の地域にも伝えたい、基本的な理念が書かれています。

・三学区共通スローガン
・地区スローガン
・シンボルマーク
・7つの行動指針
・重点課題

そして巻末には、一人ひとりのお顔に
一言メッセージを添えていただき、「マイビジョン」として写真を掲載しました。

 

われわれもこの2年間を振り返り、感慨にふけりつつ・・・

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歓談の中では、和気藹々とお話をしながら、

「わしは地域初の試みとして、早速こんなイベントをやろうと思っている!」

「私はこんな想いで毎年恒例の春の催しを企画しています。私達の地域にたくさん来てもらい、好きになっていただきたい。」

と、地域の方がマイクを握られ、さっそく具体的なアクションの発表がありました。

 

地域に関わっている/関わりたいファン、応援団からも自己紹介をしていただき、
地域の「やりたいこと」応援団の「できること」のマッチングの機会としていただきました。

 

会場の雰囲気が盛り上がり、話が尽きない中

名残惜しさもありましたが、あっという間の2時間が終わり、

最後にも弊社からまとめムービーのプレゼント。
さらに、地域の資源を活かした、こんな商品はどうですか!?というビジネスアイデア集を10連発、ご提案。

「あの○○のグッズはええなあ、さっそく作りたいわ!」
「△△のレシピがあるなら、教えてほしいわ!古川さん、連絡先教えて。」

というお声も挙がりました。みなさまやる気満々です。

そして、ささやかながら、みんなで考えた三学区のシンボルマークが入ったグッズを、
会場の皆様に贈呈させていただきました。

 

 

「ここからがスタート!」

というメッセージを会場の皆が共有できた、記憶に残る発表会でした。

 

2年間、情熱と智慧を持ったみなさまとともに歩んできました。

その地域のみなさまこそが、地域の「宝」であり、

この出会いこそが、弊社にとっても一生の宝です。

 

引き続き、お付き合いさせていただければうれしい限りです。

 

三学区のwebサイトもオープン!http://kitayama3.jp/

 

京都の街から30分、こんなところに、ありました。

 

ビジョンを常に胸に、あとはやるだけ!
ビジョンができたら、企業経営と同じく、

戦略

戦術

戦闘(具体的アクション)

と落とし込んで、実行あるのみです。

 

この熱を動力に、すすんでいきましょう!

 

★★まちづくりビジョン策定事業の概要・完成pdfはこちら★★

http://www.city.kyoto.lg.jp/kita/page/0000163658.html

(京都市北区役所HP)

 

Posted by admin on 日曜日 3月 16, 2014 Under — ちいきの地域, pick up, すべての記事


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