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  • 北山三学区(京都市)

京都市北区の北部山間地域にある3つの学区(小野郷、中川、雲ケ畑)。三学区合せて人口800人あまりの地域は、古くから北山林業で知られ、また鴨川、清滝川の源流に位置します。人口減少や産業の縮小が進む中、行政とともにまちづくりの将来像を描く「まちづくりビジョン」の策定プロジェクトを行いました。1年半にわたり、ワークショップや勉強会、視察を重ね、作り上げたビジョンやスローガンに沿って、3年目には空き家バンクやまちあるきツアー、WEBでの情報発信など具体的な動きに発展しました。

ご支援内容SUPPORT PLAN
  • 資源発掘

    学区ごとに「まちづくり部会」を立ち上げ、メンバーや住民によりアンケート、ワークショップ、まちあるき、先進地視察を重ね、地域の資源と課題を洗い出しました。3つの学区で同時に行ったことにより、学区ごとの資源と課題の違いがより明確になり、今後取り組むべき方向性を見出しました。また、地域再発見のため実施した「まちあるき」がそのままコンテンツ化し、観光ツアーへと発展した学区もありました。

  • ビジョン策定

    まちづくり部会によるワークショップを重ね、まちづくりの方向性を表現する、スローガン、シンボルマークを学区ごとに作り上げました。
    小野郷は岩戸落葉神社のイチョウと2つの集落を、中川は北山台杉と3つの集落を、雲ケ畑は鴨川源流の澄んだ水を表したマークとなりました。
    ビジョンは冊子にまとめ、「北山三学区まちづくりビジョン」として発表しました。

  • 実働支援

    まちづくりビジョンの理念をもとに、情報発信の拠点として三学区共通のWEBサイトを構築しました。地域のレポーターによるブログが綴られています。
    また、ビジョン策定後は地域からのニーズに応え、空き家対策チームの発足と受け入れマニュアルの作成、まちあるき観光ツアーの実施支援、
    facebook立ち上げによる情報発信の強化とファンづくりなど、実働の支援を行いました。

お客様の声CUSTOMER'S VOICE
  • 交流移住、観光、福祉、それぞれの取り組みへ。

    現在も「北山三村」WEBサイトでは、地域レポーターによるブログが投稿され、ビジョン策定後の地域の様子を伺うことができます。
    その後、
    ・空き家バンクへの問い合わせ
    ・交流イベントの実施
    ・まちあるき観光ツアーの継続
    ・ツアーをきっかけとした地域への移住
    ・新たな飲食店や農家民宿のオープン
    ・新設された福祉施設での交流事業
    など、交流⇒移住⇒定住それぞれのステップで、地域の「しあわせ」を作るための、新たな動きが生まれています。
    ★「北山三村」WEB ⇒ http://kitayama3.jp/

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