ちいきのgraffiti

 

滋賀は彦根城、天守最上階の梁。
天井板は張られておらず、曲がりくねった松を眺めることができます。

 

彦根城は、関ケ原の軍功を認められた井伊氏によって築城されました。
すぐ近くには、合戦で敗軍となった石田三成の居城、佐和山城がありましたが、

これを解体し、彦根城が建てられました。

 

つまり、彦根城も、いわゆるリノベーション建築!
ゲン担ぎや材料調達の短縮など、様々な意味を込めて、
城のリノベーションは、一般的だったようです。

 

特にクセのある木材を使った天井は、職人の手腕の見せ所。
見晴らしの良い城下町の景色も去ることながら、城内の天井も圧巻です。

Posted by wpmaster on 火曜日 11月 1, 2016 Under pick up, すべての記事, ちいきのgraffiti~写真集~

2016年度国産材ビジネスセミナー第3回開催のご案内★

2010年から開催し、7年目を迎えた国産材ビジネスセミナー。

今年度は、各回豪華なゲスト講師をお迎えした全4回のメニューとなっております。
★過去の開催ブログは、こちらから↓↓
【第1回】https://chiikino.jp/blog/?p=6031
【第2回】https://chiikino.jp/blog/?p=6205

 

~女性社員・学生、女性を雇用する経営者の方へ~

 

第3回のテーマは、「林業女子ガールズトーク!」

女性目線をいかしたマーケティングや、女性のキャリアプランについて、
林業×マーケティングを専門とする弊社ならではの切り口から、

弊社の林業女子である 岩井が基礎講座の講師を務めます。

女性はもちろんのこと、女性を雇用する経営者もぜひご参加ください。

 

~メイン講師:岩井有加からのメッセージ~

政策としても「女性活躍」が掲げられて何かと話題ですが、そもそも女性活躍ってどういうことかピンと来ない、今まで女性のいない職場だったし、採用や向き合い方をどうしたらいいかわからない、という方も多いですよね。

私の周りでは笑顔ではたらく林業女子がたくさんいますが、男女の得意をそれぞれ活かしてお仕事ができたら、もっと林業が楽しくなりますよね。

今回は①女子目線のマーケティングと、②林業女子のハッピーキャリアをテーマに、私がメイン講師を務めさせていただきます。

 

ゲストには㈱はぴきゃりの金澤悦子さんをお迎えし、男性にも女性にも知っていただきたい、男女の目線の違いについてのお話、また「なりたい自分」を描くWSも開催します。

金澤先生のお話はとってもわかりやすく共感するお話ばかりで、私もお話を伺って、林業経営をパワーアップするための男女の役割分担、女子である自分の立ち位置について理解が深まりました!これから就職を考えている女子学生さんにもためになるお話です。
また男性からは、「自分の奥さんとの向き合い方の参考になった。もっと早く受講していれば(笑)」というお声もありましたよ。

 

これからのキャリアを考えたい林業女子のみなさまはもちろん、女性を雇用している、これから雇用をお考えの経営者の皆様にも、ぜひご参加いただきたいプログラムです。
林業界にもハッピーキャリアを!ご参加お待ちしております^^

 

★ スペシャルゲスト ★

ゲスト講座では、女性限定キャリアの学校『はぴきゃりアカデミー』の運営を手掛ける、
株式会社はぴきゃり代表代表取締役の金澤 悦子氏がご登壇!

『経営に女子力をいかすコツ~男女の目線の違いから~』と題して、お話いただきます。

 

  金澤 悦子 氏(プロフィール) 株式会社はぴきゃり 代表取締役
1991年、株式会社リクルート(現株式会社リクルートホールディングス)入社。営業に従事し、新人MVP賞受賞。1994年、株式会社キャリアデザインセンターに創業メンバーとして参画。広告営業で同社初、売り上げ1億円を達成。広告営業局局次長、広報室室長を歴任するも、仕事との距離感がつかめずに心と体を痛め、この体験をきっかけに、「幸せに働くってどういうこと?」という問いへの答えを求め、2001年、日本初の総合職女性のためのキャリア転職マガジン「ワーキングウーマンタイプ(現ウーマンタイプ)」を創刊、編集長に就任。編集長時代、5000人以上の女性を取材。ハッピーキャリアを見つけるための4つのステップを体系化。
2005年に独立し、有限会社フォーウーマン(現株式会社はぴきゃり)を設立。2011年、はぴきゃりアカデミー開講。「恋する仕事への4つのステップ」&「統計心理学i-color」を使ったオリジナルメソッドにより、年間300人以上の女性たちを「ココロとサイフが満たされる仕事発見」へと導く。
40歳で第一子を出産。休みの日は趣味のサンバを楽しむ。

 

  岩井 有加(プロフィール) 株式会社古川ちいきの総合研究所 マーケティング担当
京都府生れ。大学では森林科学科で学ぶ。学部時代から林業サークルに入り、森林と山村に生きる人々に出会い、森林、木材、人に魅了される。大学院在学中に、NPO活動として2010年任意団体「林業女子会@京都」を設立。その後、林業女子会は全国に18箇所に広がり、女子目線によるPRなど、業界に新しい風を吹き込むムーブメントとなった。2011年には20代、30代を中心に林業×ビジネスの可能性を探るフォーラム「若手林業ビジネスサミット」を立ち上げ、6年連続で開催。「女子力」と「若手力」を活かしたアイデアの宝庫であり、女性向け、若者向けイベントの支援も得意。林野庁・女性林業人材の採用・育成研修 講師。

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国産材ビジネスセミナー第3回

「林業女子ガールズトーク!
~女性目線をいかしたマーケティング&女性活躍のリアル~」

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■日時:2016年11月19日(土)14:00~18:00

※終了後に懇親会を開催します(会費5,000円)

 

■受講料:おひとり様15,000円(税込)

※お申し込み後、事前振り込みをお願いしております。

 

■場所:新橋貸会議室(田中田村町ビル5階)

東京都港区新橋2-12-15

<JR各線新橋駅日比谷口又は烏森口より徒歩4分、東京メトロ銀座線新橋駅6番又は8番出口より徒歩4分、都営三田線内幸町駅A1出口より徒歩1分>

 

■内容

【1】基礎講座

・林業女子白書~林業女子のこれまでと現状~

・共感力!マーケティング講座 ~チラシ、WEB&SNSの書き方~

・林業人材の採用&育成のポイント~作る、売る、支える、3つの人材~

・林業女子のキャリアプラン~現場女子、総合職女子の事例~

・女性と向き合う経営者の心構え

 

【2】ゲスト講演

株式会社はぴきゃり 金澤 悦子 氏

「経営に女子力をいかすコツ ~男女の目線の違いから~」

・男女の目線の違い
・経営者に知っていただきたい!女性を雇用するメリット
・異業界の女性活躍事例
・就職前、就職後、将来・・・「なりたい自分」を見つけるワークシートの記入

 

【3】ワークショップ

自分のキャリア像を描くためのグループワーク

(男性もご一緒にご参加ください!)

 

【4】まとめ講座

・本日のまとめ

 

【5】懇親会

・会場周辺にて、参加者の皆さまと交流会でさらにガールズトーク!(会費5,000円)

 

■定員:30名(先着順)

 

■お申込方法:

1)お名前

2)ご所属・役職

3)メールアドレス

4)電話番号(当日連絡先)

5)懇親会(会費5,000円)のご出欠
を明記の上、お問い合わせフォームからお申込みください。折り返しご入金方法等についてご連絡させていただきます。

 

申込み期限:2016年11月17日(木)

 



 

★国産材ビジネスセミナーの年間スケジュールはこちら

https://chiikino.jp/blog/?page_id=190

 

↓↓チラシ、申込書のダウンロードは画像をクリック(pdf 702KB)

 

●第1回 2016年9月3日(土)14:00~18:00
「初心者でもわかる!林業バリューチェーン」
【ゲスト講演】

林材ライター 赤堀 楠雄 氏  「林材ライターの取材現場で見えた!これからの日本林業」
※こちらの講座は、終了いたしました。
開催ブログは、こちらから↓↓
https://chiikino.jp/blog/?p=6031

 

●第2回 2016年9月3日(土)14:00~18:00

「地域と木材業の水平・垂直連携~林業を軸にした地域連携とまちづくり~」
【ゲスト講演】

㈱自然産業研究所 上級研究員 田村 典江 氏  「ここがヘンだよ!?林野行政」

※こちらの講座は、終了いたしました。
開催ブログは、こちらから↓↓

 

●第3回 2016年11月19日(土)14:00~18:00  【お申込み受付中!!】
「林業女子ガールズトーク!~女性目線をいかしたマーケティング&女性活躍のリアル~」

【ゲスト講演】

㈱はぴきゃり 代表取締役 金澤 悦子 氏 「経営に女子力をいかすコツ~男女の目線の違いから~」

 

●第4回 2017年1月21日(土)14:00~18:00
「利益を生み出すビジネスモデルを作ろう!~千円の柱を10万円で売る方法~」

【ゲスト講演】

㈱山共 代表取締役 田口 房国 氏「カントリージェントルマンたれ!地域と生きる木材ビジネスはこんなに面白い」

 

 

 

Posted by wpmaster on 火曜日 11月 1, 2016 Under — セミナー、研修、講演のお知らせ, pick up, お知らせ, すべての記事, 国産材ビジネスセミナー(東京), 未分類

まちもくひろしま

 

10月30日は広島県北広島町にて、「中国山地(北広島町)の木をプレミアム化するマーケティング講座&ワークショップ」のファシリテーターを務めさせていただきました。
広島県木造住宅生産体制強化推進協議会事業の一環で企画された当講座は、今回を持って最終回となりました。

今回の講座テーマは、「北広島町にとっての地域材プレミアム化の目的と方法を描く~自社の関わり方と今後のアクション~」と掲げ、建築設計士、大工の方々を中心に約20名の参加者様にお集まりいただきました。
★これまでの講座&ワークショップ様子は、こちらのブログをご覧ください。
【第1回】https://chiikino.jp/blog/?p=5858
【第2回】https://chiikino.jp/blog/?p=6160

 

地域材のプレミアム化を目指すワークショップ

 

今回の講座は、このようなメニューでお話しさせていただきました。

■講演のMENU
① 前回の振り返り
② 地域材を定義し、プレミアム化とは何かを考えよう【ワークショップ】
③ 4つの事業計画から、今後のアクションを描こう【ワークショップ】
④ チームとして自分の役割を考えよう
・プロからボランティアへの多様な関係性
・今後のスケジュール設計

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■地域材を定義し、プレミアム化とは何かを考えよう
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「地場産材のプレミアム化を目指すこと」を目的に掲げる当講座ではありますが、
そもそも”地域材” ”地場産材”の定義とは、何でしょうか?

都道府県といったエリアに応じて補助金が施行されているのが
県産材といった地域材に関する一つの定義です。

とはいえ、資源の生産量から質まで様々な地域において、
量・素材品質のみではない、その地域ならではの付加価値化に向けた定義を
見出さなくてはなりません。

● 北広島町の地域材には、どのような特徴があるか。
● 特徴を生かしプレミアム化するために、何が必要か。

 

北広島から出材される資源は品質・加工を問わず全てブランド化させるのではなく、
1)北広島町地域に特化したプレミアム化

2)広島~島根といった広域での中国山地のブランド化

3)外材に対して、国産材という差別化

と分けた中で、素材品質、加工品質、営業品質を担保し、

”ターゲットに応じたブランド構築を目指すこと”をテーマに、ワークショップを行いました。

 

1)~3)のブランド化についてピラミッド図を書いてのワークショップ。
チームによって切り口の異なる答えが発表され、特色に富んだディスカッションとなりました。

 

まちもくひろしま ワークショップ

 

【Aチームの答え】 ポイントは、”資源”にあり!

「他人のアイデアをもらいに来ようと思っていましたが、やはり自分がやらねばと思いました。」と感想を述べられたのは、芸北地域で林業・畜産業・レストラン業を営む男性・Mさん。

・八幡高原では、標高1,000mのヒノキ人工林があり、高密度の素材で特徴的
・あのお寺が管理する松林では、色艶が良く腐りにくい”寺領松”の材がとれると有名

と、地域の山の資源について紹介されました。

同じチームには、プロダクトデザインや建築設計に関わるプロが集まり、
この素材へ特徴的な乾燥・輸送を施して高付加価値化するアイデアが起こされました。

 

まちもくひろしま ワークショップ

 

【Bチームの答え】 ポイントは、”伝統商品との繋がり”にあり!

このチームでは、
宮島杓文字、府中家具、けん玉、福山の琴、芸北地域の太鼓、仏壇等、
改めて地場産材を使って象徴的な商品を作るべきといったアイデアが出されました。
日本三景宮島で、もみじ饅頭と並ぶ人気のお土産『杓文字(しゃもじ)』。
この杓文字は、元々は戸河内(とごうち)の素材を使って生産されていたそうです。

このように林業産地の歴史とは、象徴的な商品と共に歩んできたとも言えます。
・樽丸(樽桶をつくるパーツ) と 吉野杉
・こけら板(屋根葺をつくる板材) と 天竜杉
・天井板と秋田杉

同じく北広島町においても、今一度伝統工芸品をリデザインし、
産地と共にPRしたいといったアイデアが掲げられました。

 
まちもくひろしま ワークショップ

 

【Cチームの答え】 ポイントは、”資源量調査と人材育成”にあり!

そもそも、北広島町の山々には、どのような資源が育っているのか。
どれくらいのペースで出荷すれば、安定的に必要な資源量を確保できるのか。
出荷された資源は、どのようなルートで差配すれば、最も効率的に活用できるのか。

 

まずは行政が一体となり、資源量を調査すること。
さらに、効率的に資源を差配するフォレストマネージャーを育てること。
そして、出荷された木を料理する、ウッドクリエーターが活躍すること。

このような体制づくりに関する意見を投じられました。

 

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今回をもってすべての講座を修了した当事業ではございますが、
最後のワークショップでは、集まったアイデアを中心として事業化に向けたディスカッションを行うことができました。

改めて参加者の皆さまに、心より御礼申し上げます。

ぜひともこういった勉強会が継続し、今後は事業発展につながりますよう、期待しております。

Posted by wpmaster on 火曜日 11月 1, 2016 Under pick up, すべての記事, 未分類, 講演・研修、コーディネーター, 講演&研修 報告
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