2009年の岐阜県恵那市(第一回)を皮切りに、

記念すべき10回目を迎えた、産地巡礼(旧 現地研修会)。

プレミアム産地と出会い、知り、学ぶ旅。

2017年秋は、木曽ヒノキ備林の見学に続いて、

「日本一美しい村」に選出される岐阜県東白川村を訪れました。

 

霧雨が降る天気の中、

杉檜の森はまるで白いベールに覆われたようで、

幻想的な風景が広がっていました。

 

 

 

山間には、お茶畑も目立ちます。

ここは、約600年前、大沢村蟠龍寺の住職が

宇治から茶の実を持ち返り、茶の栽培を広めたと伝承される、

ひがし白川茶の産地でもあるのです。

 

 

視覚的にも静寂を感じる道中。

左右をお茶畑に囲まれ、その奥に東濃桧、杉の山が連なる。

国道41号線をまっすぐ進んだ先に、

いきいきと働く“仕事人の活気”に満ちた工場が現れました。

「山と共に、あしたをつくる。」株式会社山共です。

 

工場の外にはスタッフの車が均整に並び、

フォークリフトが滑らかな動きで地域材(東濃桧、長良杉等)を運んでいます。

そして中に入ると、事務所の皆さまが、

温かい笑顔で迎え入れて下さいました。

 

 

 

会社をご案内して下さったのは、

株式会社山共の田口房国社長。

当社の会社概要は、ご覧の通りです。

 

社名        株式会社 山共

所在地    岐阜県加茂郡東白川村越原9 76 番地10

TEL        0574-78-2516

FAX        0574-78-2236

代表者    代表取締役 田口房国

社員 14人(うち2名はアルバイト期間中)

創業        1955年12月

HP           http://www.yamakyo.com/

 

 

 

オフィス、最初に目に留まるテーブルは??

 

 

「こちらは、うち(山共)の材で作ってもらったテーブルです。」

事務所に入ってまず案内して下さったのは、打合せスペースにある木製テーブル。

近くの木工屋さんで制作販売されている商品だそうですが、

独自の加工技術によって、木材特有の「反り」や「曲がり」が発生しにくい製品です。

 

山共は原則として木材の「部材屋さん」です。

最終製品を作るメーカーに対して、素材を納めるお仕事。

しかしながら、田口社長を始めスタッフの皆さまは、

“どのような最終製品として使われるか”を意識して部材を製造されています。

 

事務所でお客様を迎えるテーブルも、

自社製品の最終形態を示す一つの象徴品ということ。

きちんと自社の最終商品にコミットしていること。

一つのアイテムからも、

お客様の先にいる、お客様(最終顧客)に対する責任とプライドを感じるのです。

 

一年の計は元旦にあり!?

 

 

さらに、壁にはびっしりと、習字の色紙が貼られています。

新年、社員全員で「一年間の決意」を書初めにしたため、

事務所の壁面に貼りだしているのです。

田口社長の文字は「終わらない挑戦」。

皆さん、見事に違う言葉が書いてあります。

隣を見ながら書初めするんでしょうか??気になってきました・・・

“一年の計は元旦にあり”とは言いますが、継続が要です。

宣言して貼っておいて、見られる意識を持つこと。

どの会社や家庭でも、すぐに真似できる習慣ですね!

 

弊社代表 古川が山共様のブランディングプロジェクトに通い始めたのは、

今から6年前のこと。当時(2011年1月)の色紙も残して下さっていました。

そこには、「共に走る」の文字。

日焼けした色紙に、月日の流れを感じますね。

 

 

 

山共流 福利厚生

 

 

事務所の中をさらに進むと、

予定表のホワイトボードには、「カレー」の文字。

 

 

 

そう、山共では、隔週土曜日はカレーの日。

田口社長のお母さま手作りのカレーを皆で食べながら、

最近のできごとなど雑談するそうです。

社員とのコミュニケーションづくりを大切にしたいという社長の想いもあり、

長年、継続されています。

 

 

事務所机の隣には、なぜか滑り台が置かれています。

急きょ、事務を手伝うことになった女性が子育て中で、

当時9カ月のお子さんを連れて働くようになり、

徐々に子供用アイテムが増えていったのだそうです。

 

ちなみに、「保育園落ちた日本死ね」のフレーズが流行した2016年。

田口社長がSNSに、このように投稿されていました。

 

~~~

【2016年4月1日の投稿】

「保育園落ちた、日本死ね」というのが最近流行っていましたが、

私としては「口が悪いなぁ」くらいにしか思っていなかったのですが、

ふと、うちの会社の事務所には小さい女の子がいることを思い出しました。

急遽事務員が必要になり、

知り合いだった女性に声をかけて来てもらうことにしたんですが、

その時に当時まだ9ヶ月だったTちゃんも一緒に来ました。

まだ乳飲み子でしたし、這い這いし始めた頃でしたね。

事務所の中にはおもちゃとか、柵?とか、誰が持ってきたのか滑り台までできて、

さながら託児所のようになっていきました。

 

初めて歩いた時や少しずつ言葉を喋るようになったりだとか、

休憩後にお片づけを手伝ってくれる姿は、

私も含め社員の癒しにもなっていると思います。

そういえば私も小さな頃、事務所や工場の中で遊んでいたなぁと思い出しました。

最初は戸惑いの見られた社員たちも、「ま、いいんじゃない」みたいな感じなって、

今では「いないと寂しい」という感じです。

(最近は2歳になって、自分でタブレットを操作してyoutubeを

見ているのが驚きですが笑)

 

こんなことが普通の会社で出来るとも思いませんが、

「保育園落ちた、日本死ね」という言葉の響きの中には、

保育園受かった→勝者

保育園落ちた→敗者

0か100、みたいなギスギスした感じがあって、

こういう「ま、いいんじゃない?」的なゆるさが失われつつある、

今の社会の雰囲気を感じてしまいますね。

 

~~~

 

 

 

ここが、山共フォレストの陣地!!

 

 

さて、産地巡礼(現地研修会)に話題を戻します。

製材業として昭和30年に創業された株式会社山共。

そして平成29年の今年には、林業部門のグループ会社として「株式山共フォレスト」が設立されました。

こちらは、山共フォレストの事務所です。

 

ちょうど現場から戻ってこられた副社長の榊間さんが、丁寧に案内して下さいました。

山共フォレストでは、

雨の日は事務仕事や製材部のサポートをすることで、天候に応じた不定休でなく、

できるだけ休日を統一するような働き方を選択されています。

 

ちなみに事務所は元木工所だった場所を月額レンタル中。

建屋には年期が入っていますが、屋内は気持ちよく整理整頓が行き届いています。

 

 

5Sとはいうものの、簡単にはできません。

道具の場所も、現場に行く前の確認事項リストもあって、一目瞭然。

道具を大事に扱うのは勿論のこと、

若い人や、来て新しい人も働きやすい環境づくりのためにも、

整理整頓から始めるべき、と話しておられました。

書類を仕舞うケースにも全てラベリングしてあって、

探し物をする時間も短縮でき、ビジネスとしての林業の効率性と安全性を日々、改善されている様子もうかがえました。

 

ついに、製材工場へ

 

 

そして、ついに製材工場へ。

工場内にストックしてある原木は、市場から仕入れたもの、自社林から山共フォレストが出材したものの両方で賄われています。

また、FSC®製品も製造しているため、これらは工程の中で非FSC®材と混在しないよう仕分けされています。そして原木は製材品、バイオマス燃料用、割箸用材、バーク、自社の燃料まで、余すことなくすべて加工してカスケード利用しています。

 

 

工場に入って驚いたのは、まずは機械の稼働率です。

訪問した際は特に繁忙期だったとのことで、全ての機械がフル稼働している状態でした。

 

お忙しいにも関わらず、

スタッフの皆さまは、爽やかな笑顔で視察組を迎え入れて下さいました。

そして、製材工場の中もやはり整理整頓されています。

 

 

 

工場の中にストックされていた美しいスギ材。

こちらは、とある社寺の垂木用材として納材されるそうです。

この製品にもエピソードがありました。

別のメーカーに発注していた顧客が、思う製品を入手できず、

「なんとか間に合わせてもらえないか?」と相談されたため、

なんとか調整して用意した注文材。

 

「『他に頼んでいたんだけどダメで、助けてくれませんか?』という連絡が多くて、

だったら最初から頼んでよ、と思いつつ(笑)、基本的には断らず、すべて対応をしています。

 

若い頃は、地域の中で誰よりも仕事をするぞという気持ちでやってきたけど、

最近は、人(顧客、地域の方)に喜んでもらうことが一番嬉しく、

それが自分の喜びにもなっているような気持ちかな。」

 

“仕方なく買ってもらうのが、とてもイヤ!”と話す田口社長らしいお言葉ですが、

 

「“困った時の山共さん”ってポジションが出来つつある。」

 

と地域信頼を得る企業の強みを垣間見ることができました。

 

 

 

工場見学を経て、午後の講座は、

村内にある「神土高齢者交流サロン」で行われました。

平成27年度の公共事業によって、

岐阜県産材(桧、杉)を40㎥使って作られた施設です。(平成28年3月完成)。

 

 

 

建物内には、カフェルーム、和室、交流ルーム(多目的スペース)があり、

また文庫貸し出しスペースや「ぎふ木育おもちゃ」のアイテムも充実していました。

浴室なども兼ね備え、いざというときの一時避難場所の機能も兼ね備えた施設です。

薪ストーブの前でいただく珈琲が、ご馳走ですね。

 

 

ここでは、「人材育成」や「離職率」についても真剣な議論が交わされることとなりました。

副社長2名体制や評価指標の公開、給与の底上げなど、

山共で今年から導入された仕組みの話もオープンに教えて下さいました。

 

中小規模経営であれ、「企業」として仕組み立てる面と、

たまには皆でカレーを食べたり、子供を皆で見守ったり、

「家業」時代から残る社員同士の関わり合いの両方が織り交ざる、

これからの時代を作る「地域企業」の素敵な社風に触れることが出来ました。

 

 

会社信頼を築く土台

 

田口社長に案内いただき、社員の方々にもご挨拶いただいた、工場見学。

『困った時の山共!』という会社信頼(ブランド)の神髄は、

 

①収益性を最大限に高めるカスケード利用

②高付加商材からチップまでの1品1品の製品管理

③担当責任制の人材配置と適性オペレーション

④誰もが分かりやすい整理整頓

⑤明るい挨拶から成る工場の雰囲気

というように、

経営者と職員との信頼を基にした製材工場の中の随所にありました。

 

さて今回は、「日本一美しい村でみた、工場編」と題して、株式会社山共様の事務所と工場についてご紹介させていただきましたが、産地巡礼ブログの最後には、「この山で一番自由な奴が林業王だ!!山共と田口社長のキャリア編」をお送りします。

 

 

 

 

 

 

Posted by wpmaster on 月曜日 12月 11, 2017 Under pick up, すべての記事, セミナー報告, 講演&研修 報告

 

今年度は「物流」と「財務」をテーマに掲げて開催している大阪経営実践研究会は、第3回が終了しました。台風が近づき天気が荒れ工場設備の保守などの作業もある中、今回も遠くから足をお運びいただいたメンバーの皆さまに御礼申し上げます。

 

~今月のMENU~

【1】各社報告

【2】テーマ講座

『木材ビジネスにおける“財務戦略”と“在庫管理”』

ゲスト講師:長谷部正明氏(株式会社古川ちいきの総合研究所財務パートナー)

【3】今月のマーケティング講座

『「第42回全国育樹祭開催1年前キックオフフォーラム(10/21)」&「神奈川建築士会講演(10/23)」を経ての情報提供』
講師:古川大輔(株式会社古川ちいきの総合研究所 代表取締役)

【4】話題提供

①最新業界情報の提

②オウンドメディア紹介

③新組織立上げ、構想の発表

 

テーマ講座:在庫管理不十分で黒字倒産の危機

「木材ビジネスにおける財務戦略と在庫管理」
長谷部正明氏(株式会社古川ちいきの総合研究所 財務パートナー)

 

今回のテーマ講座では、第2回の研究会でもゲスト講座を担当していただいた長谷部氏にお越しいただきました。前回は財務管理について財務三表の読み方のキホンなどを説明いただきましたが、今回は前回の応用、実践編として、財務戦略と在庫管理について詳しく解説していただきました。

財務戦略の立て方に加え、在庫管理が不十分なために黒字倒産が起こる場合があることなどをお伝えし、参加者の皆様の経理、会計システム、棚卸期間などを共有しながらディスカッションを進めました。

 

参加者の皆様からは、

「他社での財務会計の取組を知る貴重な機会となった。」
「月次の管理会計、日次の管理会計の他社の最新の取り組みを知ることができた。」
「小ロット多品目の製材業という特殊性で逃げていたが、在庫管理については、今後、必ず仕組を作る必要があると思っていたので良いタイミングでお話を聞けた。」
「在庫管理の方法によって、月次管理の精度が高まることは分かっていたが、それに基づいて、自社の事業計画(SWOT分析、販管費の計画)があることで、極めて高い金融機関の評価が得られることが出来た。」
「原価の算定方法には幾つかの方法を知り、自社でルール化する必要性を強く感じた。」

といった嬉しいお声を頂きました。

 

普段の経営業務では、他社の財務会計や在庫管理の方法についてはあまり詳しくお話を聞く機会はないと思いますが、本研究会では今回のように専門知識を持つゲスト講師のお話を聞くことに加え、参加者同士、経営者同士が意見を交換することで普段知ることのできない経営情報や業界の最新情報を得られる事が出来ます。

2009年から始まり、Clubプレミアム国産材メンバを中心に回以上開催してきた本研究会の1つのメリット、強みとなっています。
これからも、この強みを活かした研究会の開催を継続していきますので、全国の多くの熱い林業・木材業経営者の皆様に参加していただき、ビジネスのヒントにしていただけると幸いです。

 

 

マーケティング講座:新聞、雑誌の読み方

皆様は会社でどのような新聞、雑誌を購読しているでしょうか。林業・木材業界であれば、日刊木材新聞や現代林業といった業界誌は購読されていると思います。

 

今回は弊社スタッフから日経MJや新建ハウジングから切り取った記事と考察メモから最新トピックスを共有した後、

・新聞は2紙以上読むこと(新聞社によって考察が異なるため)
・業界紙以外の購読をして異業界の情報やビジネス情報を得ること
・会社として購読し、社員皆と情報を共有すること
・読むだけではなく、気になる情報を切り抜きメモをとること

が重要であることをお伝えしました。業界の枠にとらわれず、異業界の情報から経営ノウハウや需要のトレンドを得ることで自社事業のヒントを得ることもできます。実際に今回の研究会に参加された方々の多くは、日経新聞やプレジデントなどのビジネス雑誌を購読し、経営に活かしていました。

 

 

次回は、産地巡礼!<11/17(金)~18(土)>

次回は台風18号の影響で延期になっておりました、産地巡礼in岐阜東白からが11月17日~18日に開催いたします。産地巡礼では、大阪では会えない全国の経営者と交流の場もお届けします。

Clubプレミアム産地の風景や文化・食を味わうツアーですが、最たる醍醐味は、経営者の哲学に触れられること!Clubプレミアム国産材メンバー、株式会社山共さまの現場を見て、参加者と共に語らうことで、自社の事業へのヒントを学んでみませんか?

 

詳しくは下記URLの産地巡礼紹介ブログからご覧ください!

https://chiikino.jp/blog/?p=8689

 

チラシダウンロードは、画像をクリック↓↓

 

 

 

 

 

Posted by wpmaster on 土曜日 10月 28, 2017 Under すべての記事, セミナー報告, 経営実践研究会[国産材ビジネススクール](大阪)

 

 

9月10日(日)、豊田市中央図書館で開催された「ウッディーラー豊田 地域材利用セミナー(都市木出張セミナー)」にてウッディーラー豊田会長樋口氏と共に弊社代表古川が講演、ワークショップの全体総括をさせていただきました。当日は、当初の予想を超える約50名の方にご参加いただきました。(ウッディーラー豊田については、WEBサイトをご覧ください。http://woodealer.jp/

 

 

「全国の地域材ブランド化事例」ご紹介

 

愛知県と豊田市の共催により開催された本セミナーでは、愛知県林務課から県産材利用の取組、豊田市森林課からは地域材利用の取組の説明があり、樋口氏からは今年5月に誕生した、新団体「ウッディーラー豊田」の紹介と今後の方針を説明いただきました。弊社からは「全国の地域材ブランド化事例」をご紹介させていただきました。

(ウッディーラー豊田の誕生については、弊社の過去のブログでもご紹介しております。https://chiikino.jp/blog/?p=7390

 

今回は、まず「ブランドとは何か」ということでブランドの語源や成り立ち、そして「見た目」だけではなく、圧倒的な商品力(サービス)があってこそブランドと言えることをお伝えしました。事例としては、弊社のブランディング事例でもある信州カラマツ、高野霊木の紹介、岩泉の取組をご紹介しました。

素材力は気候風土、樹種や品種、施業方法などにより高まっていきますが、ブランドは素材力に加え、加工力、営業力の総和であること、また資源量を把握したうえで出口(マーケット)とリンクさせるコーディネーターが必要であり、豊田でそのコーディネートを担うのがウッディーラー豊田であることを、事例を交えながらお話させていただきました。

 

 

「ウッディーラー豊田への関わり方」ワークショップ

 

セミナー後半には、「ウッディーラー豊田への関わり方」として、参加者の皆様と一緒にワークショップを実施しました。ウッディーラー豊田の2つのブランドである「CRAFT WOOD」、「MAKER WOOD」の視点のもと、多くのアイデア、要望、期待の言葉を頂きました。

・ウッディーラー豊田と製品開発を進めたい。

・施主と森をつなぐツアーを実施したい。

・住宅のウッドデッキや公共建築では特に学校に地域材利用が出来るのでは。

と具体的なアイデアやウッディーラー豊田との関わり方を示す参加者も多く、今後の活動のヒントを得られた有意義なワークショップとなりました。

 

 

おわりに

現在、森林所有者、森林組合、木材加工会社、商社、工務店・設計、行政職員、デザイナー、他にも、カメラマンやデザイナーといった異業種の方や一般の方まで広い分野から会員が集まっているウッディーラー豊田ですが、今後も会員の募集を続け、今回のようなセミナーや会員限定の勉強会なども企画していくということですので、ご興味のある方は、ウッディーラー豊田のWEBサイトをご覧いただき、お問合せや入会申込の検討をご検討いただければ幸いです。

(詳しくはウッディーラー豊田WEBサイトをご覧ください。:http://woodealer.jp/

 

 

 

 

 

Posted by wpmaster on 日曜日 9月 10, 2017 Under セミナー報告, 講演&研修 報告

 

「物流」と「財務」を年間テーマに掲げて開催中の大阪経営実践研究会は、今回も2名の異業種ゲスト講師をお招きして、第2回が終了しました。猛暑日の中、遠くからも足をお運びいただいたメンバーの皆さまに、御礼申し上げます。それでは今回も簡単に開催レポートをご紹介します。

 

 

 

~今月のMENU~

【1】各社報告

【2】テーマ講座
①異業種から林業を変える!~小径木を売っていこう~
ゲスト講師:伊東将志氏(株式会社熊野古道おわせ)

②財務管理と木材ビジネス~製材メーカーの財務を読む~
ゲスト講師:長谷部正明氏(株式会社古川ちいきの総合研究所財務パートナー)

③物流業界の最新情報

【3】話題提供
①Clubプレミアム国産材の近況紹介

 


テーマ講座

①異業種から林業を変える!~小径木を売っていこう~
ゲスト講師:伊東将志氏(株式会社熊野古道おわせ

 

世界遺産・熊野古道の地からお越しいただいたのは、伊東将志さま(株式会社熊野古道おわせ)。尾鷲の郷土料理と日帰りのお風呂が楽める温浴施設「夢古道おわせ」の支配人を務めておられます。”お風呂屋さん”である伊藤様が、研究会のゲスト講師を務めて下さった理由は、夢古道おわせから始まった全国一斉企画「100のありがとう風呂」にありました。

 

●お風呂から日本をちょっとあったかくする 全国一斉100のありがとう風呂
https://100arigato.wordpress.com/

 

100のありがとう風呂では、尾鷲ヒノキの小径木を「入浴木」として浮かべ、夢古道の湯から始まったこの取組みは今や、全国100件以上の温浴施設、温泉、ホテル、スパ等の店舗へ拡散されています。良い香りと心温まるコンセプトをお客様へお届けしているストーリー性はもちろんのこと、腐りにくいため回転率の低い商材(購入頻度が低くなる商品)にある工夫を施すことで、リピーター顧客の獲得に繋げるという、マーケティングの計画についても、事業立ち上げまでのエピソードと共にお話いただきました。

 

「間伐材の小径木=安い、使い道がない、価値が低い」といった業界の固定概念に捉われず「地域に眠っている資源で、お客様に届けられる価値は何だろう?」と、地元・尾鷲の地名を冠する尾鷲ヒノキに誇りを持って事業化された、異業種ゲストの伊藤様からお話いただきました。

 


 

②財務管理と木材ビジネス~製材メーカーの財務を読む~
ゲスト講師:長谷部正明氏(株式会社古川ちいきの総合研究所財務パートナー)

 

2人目のゲスト講師は、弊社の財務パートナーとして、プロジェクトを支えて下さっている長谷部さんを迎えて、財務管理について解説いただきました。長谷部さんは、大学卒業後から財務一筋30年の経歴をお持ちで、現在は財務を専門に中小企業のM&A、事業連携、企業再生、創業支援を手掛けておられます。

 

講座では、まず始めに、財務三表の読み方のキホンを押さえました。特に、貸借対照表が産まれて来た歴史背景を知り、自己資本と他人資本を使って、貿易リターンをどうとるかというところからレクチャーが始まり、それを林業・木材業に置き換えて、在庫管理や物流のディスカッションへと展開しました。なお本研究会は、主に企業の経営者にお集まりいただいていますが、中小企業の場合、多くの経営者は「決算期の直前に、税金対策として、どれだけ利益が残っているか、あるいは、仕入や人件費や借入金の支払いがあるかどうかぐらいしか、指標をみていない人が多い」という現状から、企業の発展のために、計画的に販管費を使う攻めの経営姿勢を取るための月次損益計算のポイントも共有。また、林業・木材業の会社オーナーである皆さまの多くは家業(ファミリー企業)であり、役員報酬さえあればとよいという視点で、配当もなく株価査定もしていないのは、企業価値を高めていないという指摘をうけ、負債(他人資本)に対する利息以上に、如何に株価の価値を含めた自己資本(リターン)がいかに大切かを指南。また、事業継承をする直前に、焦って父(会長職)の株価を算定するのではなく、年次で自社企業の価値を算定していく必要性を話しつつ、投資対効を高めるための財務指標を簡潔にレクチャーいただきました。

 

また、古川からは、財務パートナー長谷部氏からの話を受け、業界特性を踏まえて、製材業の在庫管理について、いくつかのパターンに類型化することで月次決算の徹底の意義をレクチャー。それに基づいて計画的な経営を行えば、機械設備投資も先が見え、中小企業一括償却制度等を使いキャッシュ体質を生み出せることなどを伝え、長谷部氏と共に、抑えるべく財務指標についてポイントをまとめました。

 

 

最後に、メンバーからは、「財務の話は、改めて外で学ぶ機会が少ないから、参考になった!」「次回から、毎回宿題を持ってきて評価してもらおう!」「自社の株の価値を創業時と比較してみたい!」等の感想をいただきました。

 

財務パートナー・長谷部さんの当日のブログはこちら。
http://crelife.muragon.com/entry/87.html

 

改めて、今年度は「物流」と「財務」を年間テーマに掲げて開催中の本研究会では、伸びている異業種からマーケティングのヒントを取り入れつつ、業界に最適な財務分析のポイントを押さえて、経営を学び再考する4時間をお届けしてまいります。

 

なお、九州地方では7月上旬の豪雨による影響が今なお続いていますが、前回の研究会へ参加いただいた、日田市の製材所の方へ研究会中にお電話を繋ぎ、山林崩壊、工場浸水等が起こり大変な中、日田市内や近隣の状況をお伝えいただきました。こちらからもできる限りのご支援ができればと参加者から応援メッセージを送りつつ、研究会メンバー一同、日田を始め九州北部の方々へ心からお見舞い申し上げますと共に、同じ志を持つもの同士、一日も早くまた研究会へお集まりいただけることを祈念しております。

 

 


 

次回は、産地巡礼!

 

次回の大阪経営実践研究会は9月中旬、年2回の特別篇として、1泊2日で林業産地を巡る旅「産地巡礼」を開催予定です。産地巡礼は、林業経営実践研究会と合同開催となりますため、大阪では会えない全国の経営者と交流の場もお届けします。日時、工程の詳細が決まりましたら、当ホームページでお知らせしますので、ご期待ください!

 

===昨年の産地巡礼の様子===

・産地巡礼in吉野

ちいきのコラム「吉野林業を巡る」

前編:https://chiikino.jp/blog/?p=7602

中編:https://chiikino.jp/blog/?p=7712

後編:https://chiikino.jp/blog/?p=7725

・産地巡礼in石見出雲

報告レポート:https://chiikino.jp/blog/?p=6559

 


 

さいごに

 

大阪経営実践研究会では、参加者みなさなんが課題としていること、注目しているトピックを取り上げてディスカッションを行ったり、弊社が全国への出張で集めた木材産地の動向や異業種からのマーケティング事例をご提供しています。さらに、研究会開催後にはまとめテキスト(約20ページ)も参加者特典でご提供します。単回での参加も受け付け中ですので、ご希望がありましたらお気軽にお問い合わせください。

 

さらに、引き続き今年度もClubプレミアム国産材の会員募集をしております!豪華特典もご用意しておりますので、是非下のチラシ画像からPDFをご覧ください。会員申込ご希望の方は、PDFを印刷し申込欄をご記入しFAXにて送信、またはメールをお送りください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Posted by wpmaster on 水曜日 7月 19, 2017 Under pick up, すべての記事, セミナー報告, 未分類, 経営実践研究会[国産材ビジネススクール](大阪)

 

 

 

 

7月1日(土)、今年度1回目の林業ビジネス実践会in名古屋を開催しました。昨年度までは「林業経営実践研究会」として参加者を限定し、林業経営者同士で課題としている事のディスカッションメインで開催していましたが、今年度からはオープン型として広く参加者を募集しています。今回は、初参加の方が2名、愛知県、長野県からお越しいただきました。

 

今月のメニュー

各社報告

①初参加者様のご紹介

②今年度のこれまでの振り返りとこれからの目標

ディスカッション

①山林の所有と集約化

②林業木材業界のリクルート

話題提供

①大阪経営実践研究会の振り返り

②シェアユースについて

③クリーンウッド法について

④まとめ

 

また、今回は以前から名古屋での実践会にご参加いただいているメンバー2社からは、就職応募があったとの嬉しい報告がありました!弊社が作成、リニューアルをサポートさせていただいたホームページが応募のきっかけとなったということで、なお嬉しいご報告でした。それでは、今回の林業ビジネス実践会のテーマとして最後にお伝えしたポイントを簡単にご紹介します。

 

今回の4つのまとめ

【1】多様なパートナーとチームを作ろう!

参加メンバーから就職応募、採用の嬉しい報告があった今回、ディスカッションでは社員とのかかわり方、雇用体系について話題が挙がりました。経営者と従業員という立場としてだけではなく、経営者とプロ技術者、ボランティア、副業者、アルバイトといった多様な関係性を持つ、経営の「パートナー」を増やすことが重要であることをお伝えしました。最近の弊社支援の事例としては、つい先月岩手県岩泉町で「㈱岩泉フォレストマーケティング」が設立されましたが、町内業者の協議会の活動から始まり、現在は町外のファンやスポンサーと共に事業を進められる体制を整備しています。

 

【2】働き方×暮らし方。ライフスタイル提案を。

「雇用」や「人材募集」について、皆さんはどのようにお考えでしょうか。仕事内容やお給料についてだけではなく、どのような暮らし方ができるかを鄭案することが重要です。山での暮らし、狩猟やスキー、薪割りや炭焼きでの副業体系が出来る山に近い林業ならでは、地域ならではの暮らし方提案をしてみましょう。本会に参加する経営者、社員の皆さまも実際にそんなライフスタイルを楽しんでいます。都会の大企業で朝から晩まで働き、満員電車に揺られという生存実感の無い暮らしに疑問を抱き、暮らし方を再考する人は確実に増えています。

 

【3】シェアユース市場を見逃すな!

1970年代、家電製品はそれぞれ一家に一台、その後高度経済成長期を経てテレビは1部屋に1台、パソコンは1人に1台といったにパーソナルユースの時代が訪れました。そして現在、カーシェアリング(ライドシェア)や、民泊などが普及するシェアユースの時代に突入しています。林業・木材業ではどのようなシェアが考えられるでしょうか?かつての共有林とはまた違った形の「山をシェアして使える仕組み」を林業会社から提案できるのではないでしょうか。森林セラピー、枝葉の採集、炭焼きや間伐体験をしたりという非所有者からのニーズも確実にあります。交流人口が増えることで、林業というプロの仕事に対する評価も見直されることでしょう。

 

【4】経営は、2つの“先”を設定しよう。

2017年上半期を終えた今回、下半期に目指すビジョン(未来・夢)と開拓中のマーケット(出口)を各社から発表いただきました。事業の発展と持続、そこにはビジョン(未来・夢)とマーケット(出口)の創造が必要です。本会のように、同業種の皆さんと熱いディスカッションの場でビジョンを共有し刺激をもらい、切磋琢磨をする。業界、異業界の時流を掴み自社にしかない強みと顧客の需要にマッチするマーケットを見出すことが重要です。

 

参加者様の声

『各社の近況報告、また大阪での前回の研究会や3月のイベントの振り返りを聞き、各社の事業進展に驚きました。今自社で動き始めている事業への背中を押された思いです。』『人材、地域活動への課題を皆が抱えていることを知った。今までの林業とは違う取組を自社発信で実現し、地域を良くしていくことで林業も良くしていく道を探したい。』『各社の発想が面白く、自分の発想がまだまだであることを感じさせられた。もっと自由な発想をしていきたいと思うとともに、ディスカッションによって自社のこれからのヒントも生まれた。』といったご意見、ご感想をいただきました。アンケートへのご協力、ありがとうございました!

 

次回は、産地巡礼!

次回の林業ビジネス実践会は9月中旬、年2回の特別篇として、1泊2日で林業産地を巡る旅「産地巡礼」を開催予定です。また、座学では、10月に第2回林業ビジネス実践会in名古屋を開催いたします。それぞれ、日時、工程の詳細が決まりましたら、当ホームページでお知らせしますので、ご期待ください!

 

 

===昨年の産地巡礼の様子===

・産地巡礼in吉野

ちいきのコラム「吉野林業を巡る」

前編:https://chiikino.jp/blog/?p=7602

中編:https://chiikino.jp/blog/?p=7712

後編:https://chiikino.jp/blog/?p=7725

・産地巡礼in石見出雲

報告レポート:https://chiikino.jp/blog/?p=6559

==================


 

 

林業ビジネス実践会では、参加者みなさなんが課題としていること、注目しているトピックを取り上げィスカッション、弊社から全国の最新情報のご提供とまとめを行っています。後日には、まとめテキスト(約20ページ)もお送りしますので復習も出来ます。

本会に関するご質問、参加のご希望がありましたらお気軽にお問い合わせください。

 

 

Posted by wpmaster on 土曜日 7月 1, 2017 Under 【名古屋】林業経営実践研究会, pick up, すべての記事, セミナー報告

 

 

研究会5月度

 

今年度最初の大阪経営実践研究会を開催しました。

今回はなんと西は大分県日田市から、東は愛知県豊田市から、新たな参加者も増えての賑やかな回になりました。
また今年度からはClubプレミアム国産材メンバーの講座をメニューに加えて、

テーマを絞った話題提供と今まで以上に深いディスカッションが行われました。

 

~今月のMENU~

【1】木のある暮らし展振り返り
【2】Clubプレミアム国産材メンバーゲスト講座

・製材メーカー代表が、反響を語る! 受注(問合せ)が増えるWEBリニューアルのポイント

・地域材を使った林業~工務店業からの展開! 47都道府県の柱を使用したカフェ事業とは?

・『新規と既存』×『商品と販路』地域資源活用、4つに分ける戦略的事業

 

【3】各社報告

 

【4】古川ちいきの総研より話題提供

・ 産地巡礼ツアー企画

・ 中規模木造建築の需要の動向~市場に参入する工務店連携は?~

・ 2017年ウッドデザイン賞、募集開始

 

 


 

【1】木のある暮らし展振り返り

今年3月29日に大阪にて開催した「木のある暮らし展~旅する日本の森と産地~」。

Clubプレミアム国産材主催で行う展示会は初めての挑戦となりました。

(当日の様子はブログにアップしておりますので、ご参考ください:https://chiikino.jp/blog/?p=7107

 

出展者の皆様にイベント反響を伺ったところ

・既に数社から受注しており、まさに今生産しているところ。

・イベント後すぐに受注があり、既に納材を終えた。

・サンプル請求があったのでお送りしており、今後もうまくお付き合いしたい。

・競合であった会社と協業し新しい事業展開を進めている。

など各社それぞれ反響があり、成果に結びついており、今後の展開もますます楽しみです。

 

そして実は、動画制作も進めており、研究会にてお披露目!ダイジェスト動画を公開しました!

 

 

展示会の雰囲気、Clubプレミアム国産材メンバーの顔が見える動画に仕上げております。

今後は、当日各社から行われたプレゼン”国産材LIVE!”の様子も順次公開してまいりますのでお楽しみに!

 

 

【2】Clubプレミアム国産材メンバーゲスト講座
弊社が事務局をつとめるClubプレミアム国産材。

本研究会のメンバーから構成される団体ですが、本年度はメンバー立ち回りの講座をメニューに盛り込んでいます。

 

①「Webリニューアルのポイント」竹下木材㈲ 代表取締役 竹下哲史氏より

島根県にて、地松にこだわり製材をしている竹下木材さま。9年前にスギ、ヒノキ製材から地松に特化した製材にシフトした同社、同時期に始めてのWebサイトを制作しました。そして昨年、Webサイトをリニューアル。

リニューアル直後から受注があり、ここ最近ではまた増えたとのこと。

・時流適応

・情報蓄積

・動画PR

のポイントにお話をしていただきました。

「Webサイトが古いままだと、会社自体も古い、時代に遅れていると思われる。」と竹下氏。

時流に適応しデザインやSEO対策を変えながら、納材事例やブログを定期的にアップし動きを見せることで着実に受注につなげています。

(竹下木材㈲Webサイト:http://takeshitamokuzai.jp/

 

②「47都道府県の柱を使用したカフェオープンへの取組み」飛騨五木㈱ 企画研究室 井上博成氏より

飛騨高山にて、会社名にもある‟飛騨五木”を売り出し多面展開している飛騨五木㈱。

グループ会社との連携で林業から建築、さらには不動産、金融、エネルギーまでをトータルでの事業展開を実現しています。

そして今回はなんと、名古屋市内に47都道府県の木を使用したカフェをオープンするとのことで、

その背景と今後の展開をお話していただきました。

 

2035年には当たり前に木材のある社会を目指し、
2015年から5年後ごとの、4つのステージに分けてビジョンを策定。

そのステージ1にある現在の事業の1つとして今回のカフェオープンがあります。

「日本の森がもっとワクワク」というWebサイトも昨年オープンしています。
実店舗やオンラインストアをはじめとするあらゆる販売チャネルや流通チャネルを統合する
『オムニチャネル化』の計画を進めており、全国の木材情報の発信拠点が名古屋に誕生するということです。

ここではこれ以上詳しい内容には触れることは出来ませんが、まさにワクワクする今後の展開に目を離せません。
(日本の森がもっとワクワクWebサイト:https://moriwaku.jp/

 

【3】各社報告

新規参加者のご紹介や各社の近況の取組についてお話いただきました。

ディスカッションでは「商品開発」において‟今までにない商品を開発し一番手となったとき、
誇りを持ち大手に真似のできないモノづくりをすること、
そのための「商品販路」について既存の販路と商品、新規の販路と商品のマトリックスを整理し、学びを深めました。

 

【4】古川ちいきの総研より話題提供

① 今年度の産地ツアーの企画について

② 中規模木造建築の需要の流れと、市場に参入する工務店連携の現状について

③ 2017年ウッドデザイン賞の募集開始について

の3本立てで弊社から話題提供しました。

 

今後の物流と工法の面から、中規模木造はどうなるか?

ウッドデザイン賞の受賞は果たしてどのような効果があるのか?

各社報告に続き、ここでも活発なディスカッションが生まれました。

 

===

次回研究会は7月に予定しています!

詳細は後日ブログにて告知しますので、しばしお待ちください!

 

 


 

今年度もClubプレミアム国産材の会員募集をしております!

豪華特典もご用意しておりますので、是非下のチラシ画像からPDFをご覧ください!

会員申込ご希望の方は、PDFを印刷し申込欄をご記入しFAXにて送信、またはメールをお送りください。

 

 

単回での研究会申込も大歓迎です。

ご質問がある方は、お気軽にお問い合わせください。

 

 

 

 

 

Posted by wpmaster on 土曜日 5月 13, 2017 Under すべての記事, セミナー報告, 経営実践研究会[国産材ビジネススクール](大阪), 講演&研修 報告

弊社が事務局を務める、Clubプレミアム国産材(http://club-premium-wood.jp/)が主催し、

12の木材産地共催でお届けしたライフスタイル展示会「木のある暮らし展2017~旅する日本の森と産地~」(3月29日開催)について、

多数のメディアでご紹介していただいております。

 

===

【1】建材ダイジェスト

出展12社について、各社の記事を書いていただいております。

どの記事もタイトルがキャッチ―で、内容は業界の方から一般の方まで、どのような方でも読みやすい内容となっております。

 

現在6社まで公開中!今後随時、記事が公開されていく予定ですので、

その都度こちらのページでも追記で紹介して参ります。是非これからもご注目いただければと思います。

 

 

『これまで見向きもされなかったカラマツが、なぜ外壁材で最近人気なのか?』<ソマミチ>

https://kenzai-digest.com/karamatsu-ttpanel/

 

 

『公園で使われている、あの丸い木材の正体とは?』<木原木材店>

https://kenzai-digest.com/kihara-wood/

 

 

『自由に棚をレイアウトできる、国産ひのきの壁面材「Ur」』<影山木材(株)>

https://kenzai-digest.com/ur/

 

 

『家の木材というと、杉・ひのきだけじゃないの…?』<竹下木材(有)>

https://kenzai-digest.com/japanese-pine/

 

 

『砂浜に敷き詰められた木材、その目的とは??』<(有)平田木材店>

https://kenzai-digest.com/kyowakasa-wood/

 

 

『樹齢200年の吉野杉をつかった最高級建具「二百年の扉」』<(一社)吉野かわかみ社中>

https://kenzai-digest.com/200years-ceder-door/

 

 

『世界遺産が自宅に!?柱になった高野山の木「高野霊木」』<高野山寺領森林組合>

https://kenzai-digest.com/jiryou-koyasan/

 

 

『母の日のプレゼントにおすすめの“本格”おしゃれ木製雑貨とは?』<ばうむ合同会社>

https://kenzai-digest.com/baum/

 

 

『一枚で5つ楽しめちゃう国産広葉樹のフローリングを見つけた♪』<岩泉の明日の林業をつくる会>

https://kenzai-digest.com/iwaizumi/

 

 

『1年かけて天日干しする天然乾燥材「東濃杉」とは?』<㈱山共>

https://kenzai-digest.com/yamakyo/

 

 

『【アパートの空室対策にも】無垢材リノベーションの施工事例 ~with 飛騨五木~』<飛騨五木㈱>

https://kenzai-digest.com/hidagoboc/

 

 

『”この惑星ではおおげさなオフィスが必要なくなりそうだ”と気づく施工事例~with ユカハリタイル~』<㈱西粟倉・森の学校>


https://kenzai-digest.com/comfortable-office/

 

 

===

【2】リフォーム産業新聞

4月25日号で取り上げていただきました。

 

 

↓↓↓画像では見にくいという方は以下URLのPDFからご覧ください↓↓↓

https://chiikino.jp/data/170425_reformsangyo-cpw.pdf

 

掲載直後に参考資料請求のお問い合わせをいただき、

早速反響も見られています。

 

 

===

【3】日刊木材新聞

4月8日号で取り上げていただきました。

↓↓↓画像では見にくいという方は以下URLのPDFからご覧ください↓↓↓

https://chiikino.jp/data/170408_nikkanmokuzai-cpw.pdf

 

===

【4】朝日新聞(関西夕刊)

5月13日号で取り上げていただきました。

↓↓↓デジタル版の記事もあります。↓↓↓

http://www.asahi.com/articles/ASK515FJBK51PLBJ002.html

 

 


 

これからも日本全国、プレミアム産地は旅をしながら木のある暮らしをお届け致します。

ご興味やご質問がある設計・工務店の方、もちろん一般の皆様もお気軽にご相談ください。

お問い合わせ・ご相談はClubプレミアム国産材HPページお問い合わせフォームから===

http://club-premium-wood.jp/?page_id=104/

 

「木のある暮らし展」当日の様子を知りたい方は下記URLの記事をご覧ください。===

https://chiikino.jp/blog/?p=7107

 

 

 

 

 

 

 

Posted by wpmaster on 日曜日 4月 30, 2017 Under — メディア掲載, — 産地ブランド・選ばれる林業会社, pick up, お知らせ, すべての記事, セミナー報告


名古屋にて、これまで非公開で重ねてきた林業経営者によるディスカッション型の研究会。
今後は広く参加者を募集し、開催することとなりました。

 

本日は、

 

●人材採用と育成

●所有と管理の在り方

●林業会社の商圏設定とミッション

 

をテーマに議論いたしました。

 

特に人材採用については、どの事業体も

今後はWEB等による理念反響型の情報発信と、

学校機関の研修やインターン等を通しての採用にシフトしていく模様です。

 

「林業をやりたい」

ではなく

「この会社ではたらきたい」

 

と言われるような魅力的な企業になるためには?

その差別化戦略についても議論しました。

 

 

一口に林業会社といっても、スタイルは様々。

参加しているメンバーは、型に捉われ過ぎないフリースタイル林業を実践しています。

 

・Iターン者による林業サービス業ベンチャー

・製材と林業を持つホールディングス会社
・90年を超える美林を持つ15代続く林業家
・林業から木工まで行う森林組合発ベンチャー
・広葉樹施業と販路開拓に挑戦する林業会社
・都市型林業を実践するアーバンフォレスター
・森林信託から施業、製材で地域材住宅を手掛ける工務店
・独自の伐採手法を開発した現場のプロフェッショナル
・若者が多く集まる老舗の製材林業会社
・役場と連携し百年の森づくりをめざす森林組合

 

日本一面白い林業経営者が集まる研究会です!

 

同じようでそれぞれに異なる立ち位置、
また東海や関西などエリアによる事情も異なる中で
みずからを客観視しながらディスカッションができるのが特徴です。

 

「この研究会に来るとニュートラルになれる」

というお声もありました。

 

次回の開催が決定し次第、参加者募集のご案内いたします。

ご期待ください。

Posted by wpmaster on 土曜日 1月 28, 2017 Under — 産地ブランド・選ばれる林業会社, 【名古屋】林業経営実践研究会, pick up, すべての記事, セミナー報告, 講演&研修 報告