令和6年度 第3回 経営実践研究会&望年会を、12/14(土)に開催いたしました。

 

 

全国から集まった約20名の参加者様。

林業・製材・木材流通業・工務店等の経営者及び従業員、市町村行政職員、一般社団法人の代表理事など、トータル林業まちづくりを実践する多様な顔ぶれがご参加くださいました。

 

今回のテーマ

 

~魅力的な人材が集まる会社、定着する会社とは?~

 

人材不足、超売手市場の傾向はどんどん強まってきています。
人がこない、(優秀な)人材が欲しい!!というのは、今や全国どの業界でも最重要課題の1つですね。

 

人材をメインテーマに、今回は以下の次第(アジェンダ)で行われました。

 

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Ⅰ. 参加者より近況報告(今年の振り返り)

 

Ⅱ.最近の古川総研と最新情報
1.木で建てるシンポジウム(木構造世界)
2.林業経済学会から 森林環境税を実践する自治体最前線!

 

Ⅲ.人材育成と人材採用
1.最近の人材市場、人材定着、評価制度に関する課題提起
2.ゲストスピーチ:飛騨五木グループ ㈱森とみずのちから 高岸昌平氏
&ディスカッション

 

Ⅳ.毎年恒例!日経ヒットランキング×林業ヒットランキング

 

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Ⅰ. 参加者近況報告

 

参加者の近況報告(年間振り返り)からスタート!

参加者の近況報告もこの研究会の醍醐味の1つ。

「他の会社、経営者がどのような事業展開をしているのか、非常に刺激になる」という声多数です。

 

今回の参加者からは、林業木材業建築業の本業の展開状況、からはじまり、木の繊維のアパレル事業、アート工芸品事業、エネルギー事業、ウイスキー樽事業などなどなど・・・

 

今回も刺激的な林業/木材/地域ビジネス情報をたくさん聞くことができました。

皆様のビジネスのことなのでここでは多くを語れませんが、ここだけでも参加の価値あり、好評です。

 

 

Ⅱ. 古川総研より話題提供

 

当社からは大きく2つの話題の提供をいたしました。

 

「木で建てる 講演会」より、林業、木材、地域づくりに活かせる学び

令和6年10月16日(水)林野庁近畿中国森林管理局 桜ノ宮合同庁舎で開催された、古川がコーディネーターを務めた「木造建築の架構と形態の魅力展」における「木を建てる 講演会」について報告。

 

(講演会当日の様子はこちらのブログ参照)

【講演報告】「木で建てる」講演会コーディネート

木構造の世界の巨匠である稲山正弘先生の手がけた事例を中心に、話題提供。

稲山先生の構造事例については先のブログでもほんの一部をご紹介しましたが、参加者の中からも、いったことある!みたことある!わざわざ見学に行った!と、林業側の視点、製材側の視点、工務店・建築士側の視点から意見が広がり、今後の、公共木造に関する可能性についての示唆がなされるディスカションとなりました。

 

また、この講演会で古川が話題提供した設計士への問いかけから翻って、林業、木材側は建築側への理解をしようとしている?と、美味しい食べ物やお酒に例えて?!皆様にご提案させていただきました。

(詳しくは、講演や研究会などで!なかなか面白いのでおすすめです!)

 

林業経済学会@九州大学での研究報告(古川)

 

東京大学大学院 林政学研究室に社会人博士課程として所属している当社代表 古川。

2024年11月22日~23日 に、林業経済学会で研究発表を行った内容について、皆さまに報告させていただきました。

 

今回の学会で発表した研究テーマは

「兵庫県佐用町における町有林化事業の実態分析~市町村森林ビジョンの実装と森林環境税の活用事例として~」

 

自らの研究分析と、森林環境税と自治体における最前線の研究などについて報告しました。

 

特に森林環境税については議論が盛り上がりました。

今回の研究会には市町村の林務担当者が2名ご参加くださっていたのですが、ある参加者から「うちの自治体、年間200万くらいの森林環境税しかないんです」声があった一方、ご参加の行政職員が所属する2市町村の森林環境税はどちらも2億円程。

 

森林環境税は一人1,000円/年の徴収ですので、2億円は20万人分の税金です。
20万人分の負担(期待)に、応えなければという想いをその職員の方々は強く持ってらっしゃいます。

 

どちらの市町村も、ビジョン⇒基本計画⇒実施計画⇒委員会(勉強会)⇒施策実施としっかりされている自治体です。
しかし森林環境税がほぼ同額でも、林務担当の職員が20名のところと、数名という差なども実際にあります。

 

古川が報告した佐用町の事例をもとにしながら、参加企業経営者からの質疑やコメントも参考にしつつ議論が展開され、それぞれの自治体の特徴、職員の熱意を生かして、市民の福祉の向上のために新しい風が吹いていくことが期待される時間にもなりました。

 

 

 

Ⅲ. 人材育成と人材採用

 

休憩をはさんで、いよいよメインテーマです。

 

人材市場データと経営フレームから見えてくる、これからの人材採用/定着

 

まずは、古川ちいきの総合研究所から、最近の人材市場をデータから読み解いたうえで、

 

「これからの人材採用のカタチ」

「社員が定着する会社が満たしている要素」

「人事評価で陥りがちなエラーと見落しがちな重要ポイント」

 

当社経営フレーム(ちいきのフレーム)から解説、提案をさせていただきました。

 

人口減による労働力不足、これからさらに加速していく超売り手市場。

バブル崩壊~就職氷河期~リーマンショック~コロナ禍で、長く続いた買い手市場マインドを、どうリセットして今後の人材採用に臨むか。

どうやったら、社員が本当の意味で幸せに働ける職場をつくることができるか。

多くの経営者が陥りがちな評価エラーと、大事にするべき視点。

 

どうしても、今回皆さまに伝えたかった内容です。経営者と被雇用者の立場で視点も違ったりと、熱のこもった報告になりました。

 

飛騨五木グループ ㈱森とみずのちから 高岸昌平氏

 

高岸氏は、高崎経済大学に在学中(休学中)の2019年の約5か月、大阪に引っ越してきて当社のインターン生として従事されました。

その後、大学を卒業し、当社の研究会メンバーでもあり、立上げ支援をした飛騨五木株式会社に就職。

 

現在、勤務5年。

オウンドメディア「響 hibi-ki」ライター業務から、森について楽しく学べるボードゲーム「FOREST BALANCE GAME」開発や場づくり運営、イベント開催など教育事業まで、根気強くかつ華々しく展開されたのち、今は関連会社である小水力発電の事業会社へ出向、各地で事業立ち上げから主担当として携わるなど、骨太に大活躍中です。

 

 

飛騨五木株式会社は、現在、従業員120名。
多角的に林業の六次産業化を展開し、さらにすばらしい企業になっていっています。

 

岐阜で展開していた小水力発電のノウハウをもとに全国展開すべく「株式会社森とみずのちから」を2022年12月に設立。

高岸氏はそこに出向して、拠点のある奈良県を中心に活動されています。

 

当時の研究会の参加者でもあった、飛騨五木株式会社の親会社である株式会社井上工務店の井上博成氏は、古川編著の書籍「森ではたらく!27人の27の仕事」の27人の1人でもあります。
当時、京都大学の大学院生(博士課程)に所属しつつ、井上家のビジネスの中核を担う経営者として研究会に参加され、その中で高岸君を見出し採用してくれました。

 

インターン生だった高岸君が、この会社に就職し、そして働いて5年目。
会社にも定着しているうえ、活躍はめざましく、仕事での信頼も抜群。
その要因をお話ししてほしいと、ゲスト講師に抜擢させていただきました。

 

【お話いただいた内容】

・なぜ、地域(林業・山村)に興味を持ったのか。
・なぜ、古川ちいきの総合研究所にインターンにいったのか。
・古川総研で何を学んだのか、
・なぜ、飛騨五木を選んだのか
・飛騨五木での仕事で、インターンの経験が生かされたことは何か、
・仕事を始めて、新たに学んだことはなにか。
・古川メソッド”6つの悦び”で、会社の評価をするとどうなっているか。

 

特に印象的だったのは、以下でした。

 

・経営者が未来を描き、ビジョンをつくる必要性
・何が起こるかわからないが、その船に乗ってみたい、景色を見てみたいと思ったこと
・風通しの良い社風があったこと(意見が言える、仲間、制度など)
・社内の権限(経費)なども他社と比べて自由度が高いこと
・自己成長については、支援体制もあるし、実感も強いこと
・経営者が覚悟しなければいけない、採用と定着のポイントを“はたらく6つの悦び”視点で評価

 

現在の採用の中で、お金だけじゃない!好きを仕事にしたい!そして自ら前向きに動く人材を、どう会社として受け入れるか、作っていくか、たくさんのヒントがありました。

もちろん、給与などの労働条件や評価制度に対しても、業界の平均が低いからと甘えず、賃金や経費権限も高めていかねばということも、
ご参加の経営者の方々には身に染みたかもしれません。

 

その後のディスカションでは

・高岸氏が特殊解ではなく、自社を振り返ると経営者として従業員のことへの考えが足りないことへの気づき

・従業員としても、経営者の視点にも立ちつつ自分たちがやらねばならないことへの発想

などの議論が交わされ、今後やらねばならないことの指針がたくさん見つかり、満足度の高い研究会になった模様です。

 

Ⅳ.毎年恒例!日経ヒットランキング×林業木材業界ヒットランキング

 

最後は、毎年恒例の「日経ヒットランキング×林業木材業界ヒットランキング!」

ランキング詳細は、こちらのブログをご覧ください。

 

2024年林業・木材業界ヒット商品ランキング!【古川ちいきの総研選定】

こちらも、トレンドあり、参考になる情報あり、ダジャレあり?!

今回も感心と関心、笑いの絶えないヒットランキングになりました。

 

 

研究会後は、毎回恒例の懇親会@峠!!今回は大忘年会(大望年会)でもありました。

 

 

 

あまりに盛り上がりすぎて「FOREST BALANCE GAME」をしわすれたのが少し悔やまれますが、それはまた機会を設けたいと思います!

望年会は、二次会、三次会も盛り上がり、四次会、五次会まで続いたとか・・・

 

 

研究会を終えて

参加者の声

■一般社団法人 代表理事
事例発表で、若手従業員の意見が聞けたのが特に良かった。雇用主の課題として、世代が離れた職員との向き合い方がわからなくなっている場合があると思います。 どうすれば、仕事に向き合ってくれるのか?モチベーションを高められるのか?また、自分の働く意味は何か?普段気をつけていることが正しいのか?など、他企業の人から意見や発表を聞けることが貴重でした。

 

■林業・製材業・工務店業 従業員
高岸さんの発表がとてもよく、高岸さん本人の能力は大きいが、能力を引き上げる経営、会社作りが出来ているからだと感じた。 趣味や特技と仕事をかけ算する面白さは自分自身に置き換える事もできた事と、今後育成する際の考え方としても仕事への熱量が上がると感じたので大切だと思った。

 

■林業/製材/工務店/不動産/信託 従業員
学問(や法令)と実践とフレームワークを行き来するような視点での整理が独自だなと感じ興味深く特に良かった点と感じました。

 

■ 一般社団法人 代表理事
高岸さんが古川イズムを継承しているのが面白かったです。
中小企業の経営者ほど、毎年同じことを繰り返しがちだと思います。
若手だけでく、中年のクリエイティビティを育てたり、若手の非認知能力を向上させるような活動や教育があると良いかなと思っています。つまり、どの年代でも誰かに夢を語ることを認める社会があるといいですね。

 

■建築、木材加工業 代表取締役
幅広い内容で、勉強になることと刺激を多くいただいた!
特に、ビジョンの話の中で、期限を組み立てて卒業という言葉は響いた!
また、リアルな報告が聞けて、同じ感覚もあれば、今後あり得る問題等を先に聞けてよかった。
そして、ゲストスピーカーも、従業員であれだけのことを考えているとは…と感心した。
あれだけの人材を育てていけるようにこちらも頑張りたいと感じる内容でした。

 

 

■林業会社 経営者
経営に関するセミナー研修は多数あるけれど、林業の実情をしっかりしっている方が主催する勉強会は少ないので、とても有難いです。また業界に染まりすぎていないのもよいです。自分を見直すこともできたし、採用が大変な時代、独立を推進していく、協業パートナー制を導入するなど、次のステップへと進んでいきたいと強く想えました。

 

■行政職員
研究会序盤に木曽五木始め樹種の話をしてくださって、あまり木のことを知ろうとしていなかったなと気付かされました。森林法届出が日々の業務になっていましたが、樹木や木材の魅力にも触れて、市民に伝えられたらいいなと思いました。本日はありがとうございました。

 

■木材加工 従業員
理念・ビジョン→事業ポートフォリオ→6つのよろこびという整理がまとめとして腑に落ちました。参加者のみなさんは林業従事者や工場の従業員など、リアルな声をイメージしながら聞いていたように感じました。

 

■木材コーディネーター(経営者)
フレームワークのことは、忘れがちですね。普段の業務に忙殺されがちで、定期的な掘り起こしが経営者にとって大切だと思います。毎回、研究会の最後のまとめに挟んで欲しいです。

 

■市役所職員
本質的価値と付加価値というところが刺さった。
これまで移住や観光という外からの付加価値が評価されてきた。
その間、外部からの効果以上に内部の損失が多くなっている現状から、
改めて、本質的価値が見直されようとしてきている。
この失敗には、おそらく、目指す長期的将来像のビジョンが欠落していたからだと考える。
会社の成長と自分の成長がマッチングする人材育成。ここを目指したいなと。
ただ、ここを目指すためには会社の理念、トップのビジョンが非常に大切となってくると感じました。

 

最後に

熱く純粋に、林業、木材、地域の話ができ、そしてその理念をしっかりビジネスとして成立させて実践している人たちが交わり合う研究会。

とはいえ、林業、木材に関係する皆さまだけでなく、異業種、森林林業に興味がある方など、広く門戸を開いている研究会です。

次回は春頃開催予定です。

詳細が決まり次第、WEB、SNS(Facebook)、メール等でご案内いたします

皆さまのご参加を心よりお待ちしております!

 

 

 

Posted by wpmaster on 火曜日 12月 17, 2024 Under すべての記事, 未分類, 経営実践研究会[国産材ビジネススクール](大阪), 講演&研修 報告

2024年、ウッドデザイン、グッドデザインの表彰も公表されましたね。

 

また、昨年“ちいきのBAR峠”が「特別奨励賞」をいただいたインテリアプランニングアワード2024も結果が公表されました。

 

そう、もう年末が近いです!!

当社の研究会&大忘年会のお知らせです!

今回のメインテーマは「人材育成&採用」!!

 

昨今の人材難ゆえの世間の採用事情、インターン生からの採用等、改めて、小規模だからこそできる“人材獲得”と“育成”について、レクチャーしつつ、ゲストスピーカーも交えてディスカションする予定です。

 

さらに、11月21~23日に九州大学で開催される林業経済学会で研究報告予定の古川(大学院生:社会人博士課程)から、最新情報もお伝えいたします!

 

そして、毎年恒例の2024年日経ヒットランキング×林業木材ヒットランキング大発表!

2024年の振り返り&2025年(令和7年)のヒット予測もあります!!

お楽しみに!!

 

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令和6年度第3回 研究会&大忘年会!

メインテーマ「魅力的な人材が集まる会社、定着する会社とは?」

 

(先着20名様限定)

 

・各地(参加者)の取り組み
・古川総研より最新情報
―林業経済学会(11/21~23)
―木構造/中大規模建築(10/16シンポジウムより報告)
・人材育成と人材採用
-起業ビジネス研修(本山町・川上村)より
-最近の人材採用と育成の課題
-ゲストスピーチ
-まとめ
・2024日経ヒットランキング×林業木材ヒットランキング!

 

<日 時>

 

令和6年12月14日(土)
13:30~17:30 研究会
18:00~21:00 懇親会

 

<場 所>

 

・研究会会場:新大阪(西中島)近くのセミナー会場
※お申込みいただいた方に詳細を別途ご案内をさせていただきます。
懇親会会場:ちいきのBAR峠(大阪市淀川区西中島4-6-24大拓ビル)

 

<参加費>

①研究会のみ参加の場合:税込16,500円(※11/11までにお申し込みの方は税込11,000円)

②研究会と懇親会(忘年会)どちらにも参加:上記参加費+懇親会費5,500円(税込)の合計額

 

※なお、新規のお客様の場合、既存のご参加者様と商圏が被る場合はお断りする場合もございます。
お問い合わせでは、参加要望に関する目的をご明瞭に頂ければ幸いです。

詳細はお申込みいただいた方に別途メールにてご連絡をさせていただきます。

 

=========キャンセルポリシー=========

<参加費>7日前~:30%、3日前~:50%、当日:100%

<懇親会費>前日18時以降:100%

=== === === === === === ===

 

 

出欠のご連絡は、info@chiikino.jp (担当:高田)へ、

以下の内容を記載、選択の上お申し込みください。

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■お申込みの連絡はこちらメールアドレスへ以下の内容を記載の上ご連絡ください■

 

info@chiikino.jp

 

名前:

 

会社名:

 

電話番号:
※当日お電話可能な番号

 

参加内容:

①研究会のみ参加
②研究会と懇親会どちらも参加

 

支払方法:①当日現金 ②振込

 

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

 

※皆様からのディスカッションテーマのご要望等も随時承っておりますので、お気軽にご連絡ください。

また、ご参加の方で近況報告や、当日ディスカッションしたいテーマなどがございましたら、事前に共有いただけますと幸いです。

Posted by wpmaster on 月曜日 10月 28, 2024 Under — セミナー、研修、講演のお知らせ, お知らせ, すべての記事, 経営実践研究会[国産材ビジネススクール](大阪)

7月27日(土)に令和6度第2回大阪経営実践研究会を開催いたしました。

 

暑い。暑すぎる、この夏。
そんな中で開催されているサッカーワールドカップにちなんで、研究会でもドイツVSクロアチア??

 

「ドイツ、クロアチアの事例から考える日本の地域の森林管理!」と題し、先進地と言われる地域の林業から、日本の林業、そして我々のあり方を考える会となりました。

 

 

今回のメニュー

■各社近況報告

■クロアチアの森林管理と認証制度の最近(小川直也氏)

■ドイツ視察報告(古川ちいきの総合研究所 高田)

■古川より情報提供&まとめ講座

 

参加者自己紹介/近況報告

 

はじめましての方、お久しぶりの方、常連の方。
林業、製材、木材販売、行政職員、木材コーディネーター、製造販売、システム会社。
経営者、社員職員、個人事業主…

 

森林管理&アパレル&グッズ販売をしている会社。
木材コーディネートや製品開発をしながら写真家への道も進み始めた方。
国家公務員からシステム会社に転向し、また森林と関わる道を志す方。
林業をしながらDX開発もしている方々。

 

今回も多彩な方々にご参加いただき、内容の濃い各社紹介になりました。
参加者紹介や参加者同士の交流に満足度が高いのも、この研究会の魅力です。

 

ドイツ、クロアチアの森林管理

 

クロアチアの森林管理と認証制度の最近(小川直也氏)

 

森林認証制度として知名度が上がってきているFSC認証制度。
身の回りにFSC認証の製品が増えてきているのではないでしょうか。

 

認証機関の第一線で長年審査員をされ、近年独立されてさらに活躍の場を広げていらっしゃる小川直也氏に、クロアチアの森林管理と認証制度についてお話ししていただきました。

 

昨年クロアチアに招聘され、国有林の認証審査をされた小川さん。
クロアチアの森林林業のあり方、日本の林業や森林への意識の違いなど、実際に現地でお客さんではなく「仕事」として関わったからこそのリアルなお話に興味津々でした。

 

クロアチアの食や生活のお話も交えつつ、様々な国の森林を見て来たからこその視点。

 

最近は森林認証以外にも、海や農産物など他の認証制度に関しても引く手あまたで、世界中から依頼が殺到しているそうです。

 

様々な国と比較した日本の森林林業への提言、森林以外の認証から見た視点などについても、今後テーマにして小川さんに語っていただく機会をつくりたいと思います。

 

遠方出張と出国の合間の超ご多忙の隙間に、この研究会でご報告くださいました。
小川さん、ありがとうございました!

 

ドイツ視察報告(古川ちいきの総合研究所 高田)

 

この研究会の1ヶ月前、令和6年6月にドイツへ森林研修に行ってきた弊社高田より、視察報告をさせていただきました。

 

まずはドイツの森林と日本の森林の違い。林政、林業の違い。
ドイツを代表する国立公園、シュバルツバルト自然公園の運営。

医者より地位が高いと言われるドイツ森林官(フォレスター)の森林管理。

大規模林業機械展(ドイツ森林林業木材産業技術展示会KWF-Tagung)視察。

 

大学では林学を学び、日頃から自然を愛する高田の、専門性と熱を多分に帯びたトークをたっぶりさせていただきました。

 

林業・木材、地域を、ビジネスや開拓視点で語ることが多いこの研究会ですが、今回は直球で森づくりや林業のあり方について語るという内容になり、ちょっとマニアックな視点がらも、特に林業をされている参加者の方々の興味深い表情が印象的でした。

 

理念と利益。
ビジネスだけではない、森づくりだけではない。

 

双方を考えていく上で、「森づくり」という視点を今後さらに深掘りしていくための発表になったのではないかと思います。

 

 

古川より情報提供&まとめ講座

 

 

クロアチア、ドイツを見て、日本の林業業界は?

 

クロアチアの森林管理、ドイツの森林管理を振り返ったうえで、古川より日本の森林管理について老舗林業地をメインに比較しました。

 

「日本の林業業界は、どうあるべき?」

 

よく聞かれる質問です。

 

日本のラーメン業界はどうあるべきか?
なんて考えませんよね。

 

皆がそれぞれ一生懸命に、未来を描く、未来をつくるために今を実践する。
ご自身がかかわる森を見て、ゾーニングして、理想の森づくりをしていく。
そして、ご自身の強みを生かし、ある領域を事業として経営をしていく。

今回は、ある大企業の事業ポートフォリオの変化を事例に、トータル林業における収益接点のヒントに関する仮説も提示しました。
自社に適した事業ポートフォリオを構築しながら、 様々な関係者と理想のあるべくビジョンに向かっていく。

 

それが、古川ちいきの総研が提唱している”トータル林業まちづくり構想” Jリーグ100年構想。

 

それは、100年後のJリーグの未来を描き、あらゆる関係人口の多角化を実践してきたが、30年前からは考えられない現在の隆盛。

森づくりにもこの視点が必要だ、という古川ならではのサッカー(Jリーグ百年構想)の切り口から、オリジナル「トータル林業まちづくり構想」のお話をさせていただきました。

 

 

大学院生でもある、古川 ~研究構想の発表~

 

実はこの春より、古川は東京大学の大学院博士課程(林政学研究室)に所属しています。

 

日本各地の林業の現場、人々との関わり。
林業を基軸にした地方創生を実践、支援。

 

そうした中で、法律や制度のあり方と実践の乖離についてずっと考え続け、その橋渡しをする1つの方法として、研究方面からアプローチすることを決意しました。

 

研究会では、研究計画(構想)について皆様に発表させていただき、参加者には実際に林業や地方創生をされている方々、行政の方々などいらっしゃいましたが、共感と納得、鼓舞をいただくことができました。

 

古川はまだ博士課程数ヶ月、これから本格的に研究を進めてまいります。
研究会などで随時報告して参りますので、ぜひ皆さまお越しください!
手前味噌ですが、かなり興味深いテーマだと思います。

 

研究会を終えて

参加者の声

 

■天然林の考え方の違い FSCに準じた森林管理が基本であり、制度運用について理解が深まり面白かった。クロアチア林業の背景を知ることができて学術的に非常に学びがありました、大変興味深かったです。

 

■ドイツのフォレスターの業務や仕事に対する考え方や実際の業務について、森と接して生活するドイツ国民の考えや林業機械展での様子を交えながらの簡潔な説明により、とても理解しやすく、高田さん独自の視点からの考察が面白く気づきが多くありました。

 

■いろいろな方のお話を聞き、大変刺激的で、日ごろモヤモヤと考えていることの糸口が見えたように思います。

 

■「Jリーグ100年構想」この成功例を参考に育林をするべきと思った。

 

■自分はこの業界でどうしていくのが一番良いか、転職を経て経験値を増やしながらまだまだ模索中ですが、地域内の情報だけにとらわれず外の情報も取り入れながらより広い視野で地域の林業を考えられる人材になれるよう学び続けなければならないと改めて感じました。

 

■昔から来ていますが、新しい刺激を受けられました。私の都合で飲み会に参加できなかったのが悔やまれます。

 

 

最後に

林業、木材に関係する皆さまだけでなく、異業種、森林林業に興味がある方など、広く門戸を開いている研究会です。
とはいえ、全国各地でがっつり森づくりやビジネスを実践されている方々が参加されている会でもあります。
今年度は隔月の開催を予定しており、次回は秋開催です。

詳細が決まり次第、WEB、SNS(Facebook)、メール等でご案内いたします

皆さまのご参加を心よりお待ちしております!

 

 

Posted by wpmaster on 土曜日 8月 3, 2024 Under すべての記事, 未分類, 経営実践研究会[国産材ビジネススクール](大阪), 講演&研修 報告

5月11日(土)、今年度第1回の大阪経営実践研究会を開催しました。コロナ明けから開催頻度を減らしていた研究会の本格的な復活、さらに研究会でも長年お世話になっているエネキコリの久米歩さんの書籍出版記念イベントも同時開催ということで、いつもにまして賑やかな回となりました。それでは、当日の様子を一部、ご紹介します。

 

 

今回のメニュー

■各社近況報告&自己紹介

–各社報告

–インターン生自己紹介

■最新情報&話題提供

–自治体事例(兵庫県佐用町のユーカリ植樹と生物多様性の今)

■“手取り2倍”になるための、地方で林業・製材業にかかわる
“企業&経営者”になる為のレッスン

–最近の林業ベンチャーの事例
–会社勤めと個人事業主・法人の保険の違い

 

 

最新情報ー自治体事例と生物多様性の今ー

■兵庫県佐用町の事例

まず背景の共有としまして、令和元年から森林環境譲与税が各自治体に分配されるようになり、今まで以上に自治体単位での林業施策の実行が求められる(しやすい)環境となったこの数年。独自の「森林・林業ビジョン」を策定している自治体は特にその色を強く出している事例も増えてきました。

その中でも、弊社がビジョン策定(改定)のサポートをさせていただいた地域でもある「兵庫県佐用町」は全国に先駆けて「町有林の増加」を推進するべく寄付や森林買取を積極的に受け付けています。さらに、町有林とした森林の一部に早生樹を育て、10~20年サイクルで回る経済林の試験も産学官連携で進められています。そこに植える樹種として「ユーカリ」を選択し進めている所なのですが、「外来種」を植えること、「生物多様性」を損なうことの懸念から地域住民の反発が発生しているという事例を報告させていただきました。

いつの時代も起こる「開発と保全」の論争ですが、

・市町村独自のビジョンと森林ゾーニングの必要性

・合意形成(議会、委員会、情報開示)の重要性

・地域性(バイオマス発電などの産業需要や、自治区の関係性、地域外の企業との資本関係等)の違い

を大事なポイントとしてお伝えしました。

 

■地域づくり、地域の森林を見る上で外せない「生物多様性」

先にご紹介した兵庫県佐用町の事例を受け、特に「生物多様性」については、近年の国の方針として「30by30」の目標や、三重県亀山市の「かめやま生物多様性区域」の設定などの事例をご紹介し、地域で森林づくりを進める上では外せない要素であることをお伝えしました。

参加者とのディスカッションでは、早生樹(外来種)を導入した全国の先進事例に関する情報提供、森林のみならず都市部の緑化や、海域での生物多様性保全に関する取組まで領域を広げて「開発と保全」について議論を深めました。

 

 

“手取り2倍”になるための、地方で林業・製材業にかかわる
“企業&経営者”になる為のレッスン

■最近の林業ベンチャーの事例

弊社高田からは、近年の林業ベンチャーの傾向について、情報提供をさせていただきました。具体的に先進的なモデル事例を3社(今回のゲストでもある久米さんの会社も含む)を共有し、その後に近年の事例として9社をご紹介させていただきました。

先進事例に共通する「地域(資源)に根差した事業」「多角経営」という視点を大事にしつつ、近年の事例では特に「異業種での経験」を強みにしながら「業界の隙間」をついた多角的な事業を展開している事例が増えていることをお伝えしました。参加者の皆さんにとってはこれから自社の事業展開や、自社だけではなくともパートナーシップを組んで地域の森林経営に取り組むためのヒントになったかと思います。今回は業界の「隙間」を埋める事例が多かったこともあり「大手企業(異業種含む)」の動きも知りたいという参加者の声もありましたので、また情報を整理して研究会でお伝えする機会を作れればと思います。

 

 

■会社勤めと個人事業主・法人の保険の違い

弊社野間からは、「会社勤めと個人事業主・法人の保険の違い」と題して、基本的な保険や年金や税金等について、従業員と経営者の違いに関する情報共有をした上で、「人生と仕事」のバランスについてまでに話題を広げて参加者の皆さんとディスカッションをしました。また、今回のテーマの1つでもある「地方で“手取り2倍”になる」ために必要なからくり(考え方)について具体的なお話をできたことで、地方ではたらくとは何か、3つのしごと(私事・仕事・志事)についても考える機会となっていれば幸いです。

 

 

参加者の声

■今回もお疲れ様でした。知り合いも増えて楽しい会でした。インターン生の話を聞いていてこんな人間とどうやったら会えるかと。やっぱり都会の生活をしてきたことが地方に行きたいと思わせるなら名古屋や大阪、東京でリクルートするのが正解か?人材不足が深刻化しているので考えさせられました。

 

■色んな方が色んな方法で林業へ関わってきていると思いました。研究会の皆さんの話を聞いていると、今までに考えてこなかったことも、可能になるチャンスやネタがあると思いました。

 

■林業はもはや木材生産のみを指すのではない、ということがこの研究会では当たり前になりつつありますね。

 

■自分の理解ですが、ただ単に売り上げを上げ、従業員を増やし年収を稼ぐことが『手取り2倍』ではなく、経営者としてどう経営していくのかが大切であると受け止めました。

 

■久米さんの「いつまで読んでる?早く書け」(複数名が同様の回答) という言葉が印象的でした。自分は、発信する側の人に対する憧れはある一方で、受け止める側・消費者のままでいることの楽さに浸っていたいと思っているフシがあります。しかし、そのままではいけないので、まずは身近なイベント事での発信側に立ってみようかと思います。

 

最後に

今回は、本研究会メンバーとしても長く参加いただいている久米歩さんの書籍出版イベントも併せての開催をさせていただきました!弊社代表古川が共著で出版した『森ではたらく!27人の27の仕事』が出版されてから10年という節目でもあり、この書籍で「森を伐る人」としてご紹介させていただいた久米さんのこれまでの歩みをたっぷりと知っていただけたかと思います。また、大変ありがたいことに今回も11の都道府県という全国各地からの参加者にお集まりいただき、毎回アツい情報共有と対話を繰り返し共に高め合う機会を継続させていただけていることに感謝申し上げます。

改めまして、今年度は隔月の開催を予定しており、次回は「7月27日(土)」となります。

皆さまのご参加を、心よりお待ちしております。

 

 

 

 

 

Posted by wpmaster on 木曜日 5月 30, 2024 Under すべての記事, 経営実践研究会[国産材ビジネススクール](大阪), 講演&研修 報告

新年度が始まりましたね!
森林環境税も今年度から実際に国民から徴収されます。
これまで以上に、森林への世間の注目が増え、
地域の独自性、可能性、多様性をという時代にもなります。

そんな今年度の始まりに、
第1回の研究会を開催いたしますので、
ご案内をさせていただきます。

以下、詳細となります。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
令和6年度第1回 経営実践研究会
&久米歩さん出版記念イベント
『 地方で起業して、いきなり手取り額を2倍にする方法』
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
主催:古川ちいきの総合研究所
<先着20名>

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当日の内容
=====

■日時
5月11日(土)
14:00~17:30 研究会(最新情報と新年度の潮流ほか)
18:00~19:00 出版イベント(トークショー)
19:00~21:00 懇親会

■場所 
・研究会会場:新大阪(西中島)近くのセミナー会場
  ※別途お申込みいただいた方に詳細をご案内をさせていただきます。
・出版イベント&懇親会会場:ちいきのBAR峠(大阪市淀川区西中島4-6-24大拓ビル)


■出版イベントについて(ゲストの久米様の書籍の紹介)
[地方で起業して、いきなり手取り額を2倍にする方法]
https://www.amazon.co.jp/dp/4426129818


弊社代表古川の共著書
『森ではたらく!27人の27の仕事』の内の1人、
あの久米さんが単著の出版です!
皆さんよくご存じの方々の寄稿文もあり、
古川のことも一部、触れていただいております。

タイトルから読み取れる「儲け方」というだけではない、
その背景にある久米さんのビジョンや志、
執筆の際の裏話などなどもお聞きしながら、
「エネキコリ」のこれまでとこれからを知り、
たっぷりヒントを頂ける貴重な時間となります。
是非懇親会までご参加いただける方はご参加いただけると、
さらに深いお話も聞けるかも!?


=====
参加費
=====
①研究会のみ参加の場合:税込16,500円(※4/19まで申し込みの方は税込11,000円)
②出版イベント&懇親会のみ参加の場合:税込み5,500円(学生:税込3,300円)
③すべてに参加:上記の合計金額

※なお、新規のお客様の場合、既存のご参加者様と商圏が被る場合はお断りする場合もございます。
 お問い合わせでは、参加要望に関する目的をご明瞭に頂ければ幸いです。




それでは、皆様のご参加、心よりお待ちしております!!

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■お申込みの連絡はこちらメールアドレスへ以下の内容を記載の上ご連絡ください■

info@chiikino.jp

名前:

会社名:

電話番号:
※当日お電話可能な番号

参加内容:①研究会のみ参加
     ②出版イベント&懇親会のみの参加
     ③すべてに参加

支払方法:①当日現金 ②振込

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Posted by wpmaster on 火曜日 4月 23, 2024 Under お知らせ, すべての記事, 経営実践研究会[国産材ビジネススクール](大阪)

 

みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

当社の研究会、ほぼ1年 実施しておらず、ご心配をおかけしております。

 

ジャパンホームショーにClub Premium Woodのメンバーと共に出展して丸9年、

おかげさまで当社も10周年になりました。

ここに今までのお礼と感謝を申し上げます。

 

そんな昨今、ウッドショックにまつわる目まぐるしい変化と動きがありますが、

それゆえに、長期のミッション共有にかかる“つながり”の大切さを、

強く、各地で、実感している次第です。

 

その“変化”と変わらぬ“信念”とを、

2022年の締めくくりとなる12月に、

ぜひとも共有し分かち合いましょう!!

 

今回は多くの方に、

今年7月にオープンした当社の新拠点である「峠」へお越しいただけるよう、

2つの日程を用意しております。

(※12/17の回は満員につき、12/10の回のみ募集中です)

ご都合のよろしい方に、ご参加いただければ幸いです。

 

※新規のお客様の場合、既存のご参加者様と商圏が被る場合、お断りする場合もございます。

お問い合わせでは、参加要望に関する目的をご明瞭に頂ければ幸いです。

 

 

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当日の内容

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14時~18時

【1】近況報告

【2】参加者プレゼン&ディスカション(両日それぞれ2~3名の有志募集)

【3】2022年 日経BPトップ10より業界ニュース振り返り

【4】古川講座

・森林環境譲与税、林業まちづくり構想 最前線!

・何故、ちいきのBAR峠が、生まれたのか。

・円安が進む日本の経済力の低下と将来ビジョン

 

講座終了後、ちいきのBAR峠の現地解説&懇親会へとなります。

人数によっては、研究会の開場をちいきのBAR峠で行う可能性もあります。

会場の場所は、新大阪(西中島)周辺となりますが、出席状況を見て再度ご連絡いたします。

 

*費用*

・研究会:11000円(税込)*11月26日(土)までの申し込み価格(通常税込16,500円)*

・懇親会:5500円(税込)

 

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それでは、皆様のご参加、心よりお待ちしております!!

 

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■お申込みの連絡はこちらメールアドレスへ以下の内容を記載の上ご連絡ください■

info@chiikino.jp

名前:

会社名:

参加日:①12/10(土)、②12/17(土)※12/17の回は満員につき募集終了致しました

懇親会:あり・なし

支払:①当日現金 ②振込希望

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Posted by wpmaster on 金曜日 11月 4, 2022 Under pick up, お知らせ, すべての記事, 経営実践研究会[国産材ビジネススクール](大阪)

新型コロナウイルスの影響も一段落し、飲食店も活気を戻してきた大阪(西中島)にて、12月18日(土)、2021年最後となる、令和3年度第3回大阪経営実践研究会を開催しました。今回は久しぶりに大阪会場のリアル参加が10名以上と殆どを占め、活気ある会合&忘年会となりました。

当日の様子を一部ですがご紹介させていただきます。

 

今回のメニュー

■各社近況報告&自己紹介~2021年の振り返り

-林業(国産材)&日経MJニュースよりマーケティング総論

2021年日経ヒットランキングから弊社による業界ランキング発表!!

■意見交換 エルメス財団 書籍 “木” 読書感想シェア

■ゲストスピーチ 千品喜嗣氏 大手企業[東京]&山林所有者[和歌山]

南紀熊野フォレスト構想

・開始2日で目標達成!クラウドファンディング(和歌山県ふるさと納税型)

https://motion-gallery.net/projects/nankikumanoforest

90人コレクター 1,119,310円!

・シェアフォレストで補助金のない道づくりへ!
・ショップボットで作った最新プロダクト子供用チェア&デスクの事例!!!
・東京と紀伊田辺の二地域居住の暮らしスタイルの理想と現実、実際どう!?

■古川講座
おかえりモネ、渋沢栄一から 2021年の学び

 

2021年の振り返り

今回は、まず最初に参加者に”1文字”で2021年の振り返りをいただきました。何人かのご感想をいかに共有いたいします。

 

・「繋」・・・事業継承が進み、市町村の森林ビジョン策定も始まった。まさに今後に繋がる良い1年であった(高知県F氏)

 

・「新」・・・新たな異業種メーカーと商品開発、地元電鉄の社有林との連携、新しい視座を得た1年(愛知県H氏)

 

・「変」・・・ウッドショックが起こり、最高単月売上、最高単月仕入など、大きな変化があった。ウッドショック以上のショックを期待し、今後の願望も込めて変わっていきたい!(兵庫県K氏・滋賀県M氏・三重県S氏)

 

・「スタート元年!」・・・2021年は、新規事業の多くをスタートできた。森林に自転車整備をし、14名の方が興味を持ってくれ、林業直球での採用はおととしゼロだったが、今年は激増。来年はオープンカフェをやる予定。昨年度の、現地研修会の曼陀羅目標を、まさに実行中!(岐阜県F氏)

 

・「固める!」・・・2021年会社の基盤が固まった。これからは枝を拡げていき、多くのフィールドに出ていきたい(大阪府M氏)

 

・「知る」・・・信託会社に勤めていて、森林の相続の相談が増えた中、森林の活用に興味を持って”森ではたらく!”を読み、古川氏を知った。森林の継承をテーマに、どんどん知りたいことを増やし、学んでいきたい(大阪府N氏)

 

・「おどろき!」・・・今年はホームページをリニューアルし、採用に興味を持ってくれて問い合わせが激増。求人もよい人が来た。また畑も再開し、また地域の仕事も増え、まち協、駅活性化委員、地域ブランド委員の仕事も。(三重県S氏)

 

等など、新型コロナの2年目、ウッドショックの脅威をもろともせず、変化に対応していた参加者たちの嬉しい声が集まったものとなりました。

 

2021年日経ヒットランキング

さて、毎年恒例の日経ヒットランキングです!!

(過去2年分は以下よりご欄ください)

2020年林業・木材業界ヒット商品ランキング!【古川ちいきの総研選定】

2019年林業・木材業界ヒット商品ランキング!【古川ちいきの総研選定】

2021年(令和3年)のヒット商品ランキングを10位から紹介しながら、業界(地域×林業×国産木材ビジネス)に係るニュースを、弊社の独断と偏見で、ランキング!!こちらの内容は別途にまとめたく思いますが、参加者アンケートからこんな声をいただきました!

 

(木材加工機械メーカー経営者)本当に知らないことだらけでした。ここ最近は自分、家族、事業の考えを深めることに注力していましたが、バランス良く考えや知識の幅を広げることも必要だと痛感しました。

 

(山林所有者&林業&製材業経営者)林業はあまり変化のない産業かなと思っていたが、この一年だけでもさまざまな変化があり時代に合わせて形を変えていることを知った。

 

(金融会社勤務)ヒットランキングとの語呂合わせはすごく面白かったです。

 

(木材流通業経営者)ヒットランキング毎年楽しみにしています。林業、木材業の可能性を感じる話題も探せばたくさんあり、その主体となれるように新しいものも積極的に取り入れながら強みを伸ばしていくことが大事ですね。

 

(製材、工務店業、経営者)相変わらずアニメ系が上位にきている我々の年代では最新のトレンドなどあまり気になりませんが世の中の動向をもう少し関心を持ってみようかと思いました。バイオームは結構利用しています。

等のお声をいただきました。腰を据えて10年後100年後のビジョンを持ちながら地域信頼を固め、事業継承をし続けていく研究会メンバーたちが、敢えてまた2022年にどんなものが流行していくかもチェックしながら、経営に活かされていくことでしょう。

 

 

エルメス財団 Savoir&Faire 木 読書感想シェア

この2021年に、Facebookでも業界で拡散があった書籍の感想シェア。エルメス財団が編纂した書籍”木”、識者、哲学者、職人などがまとめた16人のテーマで「木」について語らう書籍となっています。フランス語のSavoir・Faire(サヴォワール・フェール)とは何か、そして、木の多面性と魅力とは何かから紐解き、参加者がどの部分に共感が多くあったか、そして、どの分野で自社の経営に応用すべきかというディスカションを致しました。

 

読んでいた方は「頑張って時間を作って読んだ甲斐がある本を教えていただきありがとうございました。 木を売るための教養として必読書だと思います。 プロダクトの販売がゴールではなく、ずっとファンでいていただけるよう、その先の展開を考えていきたいです。」「教養の大切さについてみなさんが話していて、経営をすることはただ仕事をするだけでなく知識もつけていかないといけず大変だと感じた。」と。また、読まれていなかったかたも「木材の価値観の捉え方。今までの固定観念上ではなく、全く違う角度で木材の価値を教えてくれる書籍と想像する。まだ読んでいないので、年末年始に読破しておきます。」というものでした。現在、Amazon等では、この書籍の単価が上昇しておりますが、是非お手に取って、各地で読書会、実践会をされてみるとよいでしょう。

 

(参考まで)Casa BRUTUSエルメス財団の書籍で学ぶ「木」という素材の多面性。

https://casabrutus.com/culture/196870

 

【大手企業(東京)&山林所有者(和歌山)「南紀熊野フォレスト構想」】

今回は、みんなで遊び倒せる山をつくりたい! 代々受け継ぐ山林を未来につなぐ山づくり【ふるさと納税型】で、クラウドファンディングを実施された、山林所有者の千品氏からのプレゼンテーション。120万円ほどを集め、90名の支援者が集まりました。東京の大手企業で勤めておりますが、コロナをきっかけに、リモートワークを実施し、代々所有されている和歌山県紀伊田辺市(白浜アドベンチャーワールドの近く)の山林を活かすためのプロジェクトを開始されました。千品氏は10年前の国産材ビジネスセミナーに参加されて以来の関係で、当社が進めるシェアフォレスト構想はもとより、実際に何度も研究会やセミナーに参加され、ようやくの夢の実現へと動き始めておられます。

多くの参加者が、南紀熊野フォレスト構想に全面的に応援するのみならず、やはり東京のこの大手企業の、副業を認め、原則在宅勤務となり、働き方改革・人事改革があってこその、彼の活躍ぶりに、議論が集中。今後のライフワーク、副業化の方向を見据えて、議論が深まり地域一番企業が何をすべきか、各社、各地域で、新しいビジネスフォームが出来ていく予感がいたしました。古川ちいきの総研としても、この千品氏の活躍が、今後の都市部居住の山林所有者の何かのスタンダードになればと、ご支援を続けて参ります!

古川講座~連続テレビ小説「おかえりモネ」、大河ドラマ「晴天を衝け!」からの学び2021年~】

そして、2021年は、このNHKの2つのドラマは「地域の名士や経営者」「地域でチャレンジする若者」にぜひ見て頂きたいドラマでした。古川としてもドハマりし、「ちいきの5つの価値観×情熱方程式」に当てはめ、名シーンを振り返り解説。そして、今後の経営、いや人生を強く生きにく各種のヒントを提供しました。

 

(A様)地域、仕事、などなど古川さんの普段語られているテーマがテーマの番組内容なのでその思い入れがビシビシ伝わってきました。

 

(B様)おかえりモネは家族がよく見ていたのでとっつきやすくて面白かった。晴天を衝く!に関しては見ていなかったが、三菱(大手独占資本家)との比較も含め、渋沢栄一(合本主義)の実業家の実体験を見てみたいと思った。

 

(C様)こんなに連続テレビ小説が深いとは思いませんでした。 ”おかえり”の意味がとても深く考えさせられました。 一度じっくり見返してみたいです。

 

(D様)成功している経営者には確かに傷つく原体験(情熱方程式)をモチベーションとしている人が多い。ただ、そんな必要もないということもわかる。私自身、 誰でも受け入れて、出ていく時は快く送り出して、帰ってきたときはおかえりと言ってあげられる人になりたいと思います。

 

参加者の声(自由欄)

・古川ちいきの総研セミナーは、やっぱり現場で参加しないとテンションがイマイチ上がりません。

・古川様をはじめ、たくさんの方とお話しできて非常に貴重な時間でした。 また参加させていただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

・相変わらず懇親会は楽しいお酒をいただきました。 今年も大変お世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。

・貴重な体験をさせていただきありがとうございました。 林業についてまた新しいことを知ることができました。今後なにか自分も携わっていきたいと改めて感じました。 またよろしくお願いします!

 

最後に

改めて、2021年ありがとうございました!皆様は、いかがでしたでしょうか。やはり、10年参加されている経営者と新参の経営者とが混ざりながら、林業を軸に、山を基軸に、地域ビジネスをディスカションをする。討議しあう。この場は、ずっと続けていきたい、そう強く想った次第。またリアル開催は、やはりイイですね!ある参加者さんから「●●さ~ん、次回はリアルで、会いましょう!」というお声掛けも!そして、忘年会(懇親会)も含め、今回はとても濃いコミュニケーションがありました。2022年も、よろしくお願い申し上げます。ありがとうございました!次回は、3月末を予定しています。

 

Posted by wpmaster on 木曜日 12月 30, 2021 Under pick up, すべての記事, 未分類, 経営実践研究会[国産材ビジネススクール](大阪)

2020年から続く新型コロナウイルスの影響、Withコロナが定着しつつある2021年も終わりに近づき、新年に向けて1年を振り返る時期となりました。

ところで皆さんは、毎年「日経トレンディ」が発表している、ヒット商品ランキングはチェックされたでしょうか?

弊社では、2016年から、ヒット商品ランキングと合わせて林業・木材業のヒット商品ランキングを独断と偏見でまとめ発表しており、今や毎年恒例となりつつあります。

 

今年も11月に日経トレンディヒット商品ランキングが発表されたということで、森林・林業界ヒット商品ランキングもいよいよ公開です!

 

まずは、日経トレンディ発表の2021年ヒット商品ランキングは、こちら!

1位 TikTok売れ
2位 ウマ娘プリティダービー
3位 シン・エヴァンゲリオン劇場版
4位 昭和・平成レトロブーム
5位 ahamo/povo/LINEMO
6位 マリトッツォ
7位 キリン一番搾り 糖質ゼロ
8位 BTS
9位 ピッコマ
10位 Visaのタッチ決済

 

詳細は以下リンク(日経XTRENDのWEB)よりご覧いただけます。

https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00379/00001/?i_cid=nbpnxr_parent

 

みなさんはいくつご存知でしょうか。

昨年に引き続き、新型コロナウイルスの影響が続く中でお家時間を楽しめるコンテンツや非接触の商品が

ランキングに入ってきている印象を受けます。

 

それでは、森林・林業界ヒット商品はどのようになったのでしょうか。

どうぞご笑覧下さい!

 

 

 

第10位 デジタル通帳で植樹

(引用:三菱UFJ銀行のWEB、三井住友銀行のWEBより)

 

まず、第10位Visaタッチ決済に対して、林業・木材業界からは、同じく金融関連で「デジタル通帳で植樹」です。

メガバンクの通帳デジタル化が進む現在。単にペーパーレスで留まらず、デジタル化が進んだ分植林や森林整備事業に投資をする取り組みが話題になりました。

今では地方銀行でも同様に通帳のデジタル化と植林を進める事業も多くなりつつあります。

 

参考:日経ヒット商品ランキング10位 Visaのタッチ決済

(引用:日経XTRENDホームページより)

 

 

 

第9位 エルメス財団『木』

(引用:AmazonのWEBより)

 

第9位 ピッコマに対して、林業・木材業界からは書籍『木』です。

誰もが知るエルメスが「木」の本。職人の手仕事をフューチャーした内容を中心に、

「木」という素材がもつ多様性を知ることが出来る一冊。業界外から森・木を語ってもらうことによる気づきと広がりを考えるきっかけになりました。

電子マンガとは別に、ずっしりとした文庫本だからこそ感じる高級感もありポイントです。

 

参考:日経ヒット商品ランキング9位 ピッコマ

(引用:日経XTRENDホームページより)

 

 

 

第8位 TOKIO

(引用:株式会社TOKIOのWEB、日経新聞記事より)

 

第8位 BTSに対して、林業・木材業界からは、同じくアイドル、音楽業界をこれまで牽引してきた「TOKIO」です。

2021年4月、新年度スタート直後に届いた驚きのニュースが飛び込んできました。

銀座でびしっと決めたスーツ姿と思えば山の中にてチェーンソーの伐倒シーンが映る動画と共に株式会社TOKIOスタートのニュース。

これからの活動に大きなワクワク感を抱かせてもらえるスタートになりました。

 

参考:日経ヒット商品ランキング8位 BTS


(引用:日経XTRENDホームページより)

 

 

 

第7位 グリーン成長戦略 炭素ゼロ

(引用:経済産業用のWEBより)

 

第7位 キリン一番搾り 糖質ゼロに対して、「ゼロ」繋がりで林業・木材業界からは「グリーン成長戦略 炭素ゼロ」です。

2050年までに二酸化炭素排出量を実質ゼロへということで、菅元首相の会見が話題になりまいた。

全国の自治体でカーボンニュートラル宣言も増えており、Jクレジット制度の話題も多くなる最近。

実効性を伴った計画と事業が進められるかが今後のポイントになります。

 

参考:日経ヒット商品ランキング7位 キリン一番搾り 糖質ゼロ


(引用:日経XTRENDホームページより)

 

 

 

第6位 山もっとモット

(引用:筑水キャニコムのWEBより)

 

第6位 マリトッツォに対して、林業・木材業界からは「山もっとモット」です。

いつもユニークなネーミングと実用ある農業・林業機械を開発する筑水キャニコムから新しい「多目的林業機械」が登場しました。

最近の林業機械は大型化が進む中、痒い所に手が届く比較的小さい林業機械に注目です。

 

参考:日経ヒット商品ランキング6位 マリトッツォ

(引用:日経XTRENDホームページより)

 

 

 

第5位 BIOME/Mushroom/Picture this

(引用:App Storeより)

 

第5位 ahamo/povo/LINEMOに対して、林業・木材業界からは3つのアプリ「BIOME/Mushroom/Picture this」です。

最近はアウトドアブームの流れで関連するアプリも増える中、

特に動植物の識別系アプリが性能アップと機能付加により
それぞれのアプリの個性・強みを伸ばしながら競争力を高めており、新しい自然の楽しみ方も広がっています。
そんな中で話題のアプリがランクインです。

 

参考:日経ヒット商品ランキング5位 ahamo/povo/LINEMO

(引用:日経XTRENDホームページより)

 

 

 

第4位 民家・集落リノベブーム

(引用:glaminkaのWEBより)

 

第4位 昭和・平成レトロブームに対して、林業・木材業界からもブームということで「民家・集落リノベブーム」です。

数年前から既によく耳にするようになっていたリノベーションですが、最近は、限界集落や住民がいなくなった「集落をまるごと」

リノベーションする事例が増えています。新しい宿泊体験、地域との繋がりが生まれるきっかけになっており、今後の地域づくりの動きにも注目です。

 

参考:日経ヒット商品ランキング4位 昭和・平成レトロブーム

(引用:日経XTRENDホームページより)

 

 

 

第3位 シンオオサカ・シンリンギョウ(事業再構築補助金)

さてここからはいよいよTOP3の発表です。
第3位 シン・エヴァンゲリオン劇場版に対して、林業・木材業界からは弊社の新たな事業「シンオオサカ・シンリンギョウ(事業再構築補助金)」です。

2021年最大の補助金事業となった「事業再構築補助金」。

林業・木材業者も多く採択される中、弊社も無事採択されました。

新大阪を拠点とした新しいストーリーがもうすぐ誕生しますので、お楽しみにお待ち下さい。

 

参考:日経ヒット商品ランキング3位 シン・エヴァンゲリオン劇場版

(引用:日経XTRENDホームページより)

 

 

 

第2位 おかえりモネ

(引用:おかえりモネ番組情報のWEBより)

 

第2位 ウマ娘プリティダービーに対して、林業・木材業界からは朝ドラで森林組合などが取り上げられヒロインにも注目が集まった「おかえりモネ」です。

宮城・気仙沼湾沖の島で育ち登米で青春を過ごしたヒロインが、森林組合への就職を経て気象予報士を目指すストーリーの中で、

林業とは何なのか、地域とは何なのか考えさせられるシーンが印象的でした。姉妹のダービー!?(家族観)にも注目です。

 

参考:日経ヒット商品ランキング2位 ウマ娘プリティダービー

(引用:日経XTRENDホームページより)

 

 

 

 

 

第1位 Wood Shock 売れ

(引用:日本銀行発表資料より)

 

さて、TikTok売れに対して、林業・木材業界の栄えある第1位は、「Wood Shock売れ」です。

コロナ禍による海外の住宅需要増加等による日本の輸入材不足から、業界内はもちろんのこと、経済全体に反響を与えた一大事となりました。

国産材の生産加工体制を改めて見直す機会にもなっており、間違いなく2021年で最も話題になったと言えることでしょう!

 

参考:日経ヒット商品ランキング1位 TikTok売れ

(引用:日経XTRENDホームページより)

 

 

さて、全てのランキングをまとめたのがこちら。

 

以上、2021年の林業・木材業ヒット商品ランキングトップ10でした。

業界の皆さんは、もちろん知っているものばかりでしたよね?

残念ながらトップ10には入らなかったものの、他にも沢山のヒット商品がありました。

その中からいくつか番外編として紹介していきます。

 

番外編

オリンピック開催(木材利用と返還

(引用:林野庁のWEBより)

番外編の、まず1つ目としてはオリンピック開催に伴う日本国内各地の木材利用と、オリンピック終了後の返還です。

閉会式に1962年に植えられた木の間伐材を活用したオブジェが登場したことや、

オリンピック施設に使われた木材を各地域に返還し、レガシーとして引き継ぐための取組が注目されました。

 

 

サステナブル×林業×ライフスタイル(柳沢林業のグッドデザイン賞受賞)

(引用:柳沢林業のWEBより)

これまでも、様々な製品が取り上げられてきたグッドデザイン賞ですが、

最近は持続可能なライフスタイル事業の受賞も増えつつあります。

そのような中、今年は弊社とも繋がりのある長野県松本市の林業会社柳沢林業の取組が受賞されました。

 

 

 

Withコロナの雰囲気がおそらくまだ続く中ではありますが、

今回のランキングを肴に、是非皆さんもそれぞれ1年間何があったか振り返りをしながら、

これからの未来を見据えた時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

それでは、来年の発表もお楽しみにお待ちください!!!

 

 

 

 

 

 

Posted by wpmaster on 月曜日 12月 27, 2021 Under pick up, すべての記事, 経営実践研究会[国産材ビジネススクール](大阪)