「プロジェクトって何ですか?」と質問を受けました。
質問して下さったのは、某材木流通店~製材~建築の総合会社の30代中堅社員。
質問の主旨は、プロジェクトとは、日常の延長に進めて行くものですか?
それとも日常とは異なり、ドラスティックに変化していくものですか? というものでした。
例えばインターネットで検索するとプロジェクトとは、
「一つの目的を達成するための計画の策定とその遂行。特に、期限が定まっていたり、
具体的な目標を達成したら終了するような限定性を持った計画またはその遂行のことを意味する。」とあります。(WEB- IT用語辞典 e-Wordsより)
すなわち、あくまでもプロジェクトとは、
日常業務とは別の非日常的な業務であり、特定目的のための期間限定業務であることを示しています。
よってプロジェクトとはその目標が達成されると終了し、
1)そのテーマが日常業務となって終了となる場合
2)期間限定的のため、継続が無く終了となる場合
とに分類されることでしょう。
どちらの終わり方でもよいのですが、
すなわちプロジェクトにおいては、
①目的の設定
②期限の設定
この2つの設定が肝要です。
そして、その他にとても大事となるのは「メンバー選定」であります。
私の場合はプロ集団だけで作らないチーム編成が大事だとしており、必ず
1)その分野の専門(プロフェショナル)
2)その分野の新人、素人
3)管理マネージャー
といった3タイプを入れるようにとして、進めるようにしています。
これは誰が偉いとかでなく、得意かどうかということですね。
今まで光が当たらなかった人をプロとしてチームリーダーにする。特に、素人や新人を入れて、染まらない発想を出していくような工夫をしたりするメンバー選定が大事です。
企業の営利活動をより改革(改善)していく場合でも、
行政の福祉事業をより改革(改善)していく場合でも、
プロジェクトを作るというのは、本来的な内発的発展を持続させるためのモノであり、確かに、日常業務の延長上に発展がない場合も出てきます。
ただし、そのプロジェクトを急激でドラスティックにやるかどうかというのは気持ちの問題であって、小さなプロジェクト(委員会、クラブ活動)といったものをつくり、可愛らしいわかりやすいネーミングで、変化を愉しむことも目的に適いやすくなります。そこでの成功体験を共有し、大きなチャレンジへと変化していく力相応一番主義、時流適応、長所伸展で、実行していく。常に原点回帰で改革志向を持つことです。
まとめますとポイントは、
■目的の明確化
■期限の限定性
■メンバーの適正配置 これがプロジェクトです。
さぁ、今日も通常業務とプロジェクト業務と共に頑張りましょう!
(地域再生・森林再生コンサルタント古川大輔日記 2016.01.28より編集)
代表取締役 | 代表コンサルタント 古川 大輔 Daisuke Furukawa
twitter: @daisukefurukawa
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地域と森林林業専門コンサルタントとして全国の産地を飛び回ること十数年。会社のミッションは、森林や林業、山村の問題解決ではなく「価値創造」です。そんな志を共有できるお客様・そして未来のビジネスパートナーとの更なる出会いを目指して、古川の考えや、先輩方から教わった学びを言葉にお届けします。