名古屋にて、東海エリアを中心に
若き林業経営者が集まり開催している、林業経営実践研究会。
7月度は新たなメンバーも迎え、開催しました。
今回の内容は
【1】各社報告
【2】ドイツ林業視察報告
【3】200年林業に学ぶ
【4】山林の所有と管理の在り方
盛りだくさんでお届けしました。
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【1】各社報告
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新たに愛知県からのメンバーも迎え、各社の近況報告。
決算の結果、バイオマス事業への参入、木工メーカーとの連携、インターンシップの受け入れなど、
それぞれに独自の事業展開が、着々と進んでいる報告がありました。
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【2】ドイツ林業視察報告
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6月にドイツ林業&林業機械展の視察に参加したメンバーから、
そのご報告をいただきました。
機械化された林業やフォレスターのイメージが強いドイツ林業ですが、
その人材育成は幼少期から始まっている事を、
森林公園で見られた数々のユニークな教育の「仕掛け」から感じることができました。
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【3】200年林業に学ぶ
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研究会の前日に、弊社一同で、メンバーであるA氏の山林を視察させていただき、
その現場写真とともに、A氏の山林経営についてディスカションを行いました。
約1,500haの所有山林を自社で管理する、「所有」と「管理」が一体となった経営を実践。
200年前から植林を始め、所有林のおよそ半分は、すでに高樹齢の「いつでも好きなように伐り出せる」「手のかからない」山林になっています。
先祖の作り上げた山林資源をいかすべく、
建築設計者とともに立木伐採から始める家づくり等にも取り組まれています。
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【4】山林の所有と管理の在り方
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A氏の林業スタイルを踏まえながら、
林業経営における「所有」と「管理」の在り方について議論しました。
一口に林業といっても
・所有と管理を一体に行う林業
・山林以外の収益を得ながら行う林業
・所有せず管理に徹する林業
など様々です。
ある参加者からは、
「これまでは、所有林を持たないながらも、地域の山に根差し、地域に貢献することを理念としてきたが、現状ではほとんど地域外の仕事を受けている。
そのような状況の中で、愛着がある山を持つと、かえって自滅するのではないかと思う。ぶれない軸として持つべきか?
それは、地域、業界に貢献するというビジョンではなく、山で働きたい人材をつなぎ、林業技術者を育て、田舎で楽しく暮らす人を育てる会社になるということ。
教育・人材育成を意識してやっていきたいという自分の立ち位置が明確になって来た。」
という発言もありました。
林業スタイルとは、必ずしも「所有しているかしていないか」や「自分で管理しているか」
で語られるものではなく、もっと多様な形があるということ。
まさに”フリースタイル林業”の世界観を、この研究会から、もっと表現していきたいと思います。
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★次回の開催は、9月10日(土)を予定しています。(座学ではなく実地研修の可能性もあります)
ご興味のある方はお問い合わせください。