Iターン林業会社の参加も多かった、今回の研究会。

ジャパンホームショー出展を前に、

ほぼフルメンバーでお送りします。

そのうちの林業会社の女性社長からは、
弊社とともにブランディングプロジェクトの成果として完成した
林業会社の「経営理念」を発表いただきました。

こちらの会社は、平均年齢が30代の若手林業会社。
社員の個性を引き出して「粋で乙な会社」に、

「山と人との繋がりをもう一度よみがえらせたい」等と、
㎥や生産性だけにとらわれない、新しい形の林業について語ってくださいました。

そして、家業である林業や製材業を引き継ぎ活躍されている方々は、

自社で取り組む「地域ブランド」想像のプロジェクトや、
新たな納材事例等、それぞれの魅力を再発見、再発信させるべく
奮闘されている様子を報告して下さいました。

近況報告とともに、

改めて会社理念も紹介していただいた今回。

またミニ講座では、地域材利用をしているとある工務店での

顧客接点のつくり方についてご紹介致しました。

どの業態にも共通する、

1)うちの地域のブランドは何か?

2)その魅力をどこへ発信するか。

各地からお越しの研究会メンバーの方々は、

それぞれの地域ブランドを追求されています。

「地元ではあまり人気がない材だが、
うちの地域のファンは全国で確実にいる。
そこへ向けて発信したい。」と、A社からのお言葉。

IターンやUターン組の若者には何ができるだろうか?

地元で長らく事業している方と連携し、
そして、地域の内と外をつなぐ窓口となることも、ヨソモノだからこそできることかもしれません。

地元の者が知っている、その土地のよさ
よそモノが憧れを抱く、ある地方の魅力、です。

そして、その土地土地の風景、自然のなかで、多様な美しい木材が育まれています。

「ワインのような、日本の林業。」

ワインのように多様で美しい森林、林業、そして木材、
そんな産地の魅力を体感して頂くべく、

来たる2013年10月23日(水)-25日(金)、
我々研究会メンバーは、日本最大級の住宅関連展示会(東京ビッグサイト)

「Japan Home & Building Show 2013」に出場致します。

全国の産地から、premiumな国産材メーカー12社が集結します!

<イベントの詳細はこちらからご覧ください。https://chiikino.jp/?p=1904

premiumなブースにて、手触りで、香りで、音で、味で・・・?!

日本の産地を味わってみませんか?

各地の国産材コンシェルジュ一同と共に、お迎え致します。

Posted by admin on 土曜日 9月 28, 2013 Under pick up, すべての記事, セミナー報告, 経営実践研究会[国産材ビジネススクール](大阪)

今年度も始まりました!岐阜県「木材・製材業経営強化セミナー」

第1回を、岐阜県各務ヶ原市で開催し、30名近い方にご参加いただきました。

昨年度から引き続き参加の方だけでなく、今年から初参加、という方が半数以上で驚きました。

住宅駆け込み需要などから、好調の企業も多いですが、
いい時にこそ学びをと、お越しいただけたのでしょうか。

 

岐阜県主催の、岐阜県下の林業・製材業・流通業・工務店の方を対象とした
経営&マーケティングセミナーです。

(詳細はこちら https://chiikino.jp/?p=1785

 

全4回にわたり開催し、今年は「水平連携・垂直連携」を視野に入れた、
課題解決のためのワークショップなどを行います。

 

初回は、昨年度のおさらいということで、マーケティングの基本フレームをダイジェスト版でお届け。

 

 

怒涛の勢いとなってしまいましたが、ご質問や、クイズに対するユニークな回答もあり、
みなさまの意識の高さ・熱意を感じました。

中には

「モチベーションアップのために、次回までの宿題を出してほしい!」

というお声まであり、熱いみなさまと出会えたことを光栄に思い、
ますますご期待に 応えたいと思います。

 

これから3回にわたり続きます本セミナー、次回は9月14日(土)です。

途中参加も可能ですので、基本的に岐阜県内の業者様に限りますが、
以下、岐阜県林政部 県産材流通課へ直接お問い合わせください。
岐阜県林政部 県産材流通課

FAX:058-278-2705   mail: c11545@pref.gifu.lg.jp

 

★受講者の声~参加者アンケートより~

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今日はじめて参加させていただきました。内容はとっても新鮮で楽しかったです。

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林業・木材業は、異業種に学ぶことが多いのを改めて感じました。次回も楽しみです!

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社会人2年目ですが、スキルアップのため参加させていただいています。
まだ経営とは程遠い段階なのですが、会社の将来を担う人材となれるよう、一生懸命勉強したいです。

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是非4回とも参加させていただきたい。
次回への課題までいただけると、モチベーションもさらに上がると思います

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Posted by admin on 土曜日 8月 31, 2013 Under — 選ばれる製材メーカー, pick up, お知らせ, すべての記事, セミナー報告, 講演&研修 報告

今回は新たにお二人のゲストを迎えての研究会。

ゲストのお一人目は、木造建造物の構造設計に携わる若手ホープ。
単に計算をこなすのみならず、木材利用をすすめる講演会の開催や、

曲り材をそのまま活かした設計の提案など、山の資源を活かすべく奮闘されています。

さまざまな事例をご紹介いただきながら、真っ直ぐで地に足付いたご自身の夢について、熱く語っていただきました。

 

お二人目は、遠く九州からお越しになった製材メーカー。
自らも山林を所有され、「杉」の価値を最大限に引き出す製材に取り組まれています。

「九州のスギといっても、地域や品種、さらには山主の考え・施業によって、千差万別なんです」

と、同じ産地のスギとは思えない二枚のスギの写真をお見せくださりました。

その中でも、とくに樹齢の高い、良質なスギにこだわっておられます。
メンバー一同、「九州のスギ」のイメージが覆され、またガツンと、大きな学びになったご講演でした。

 

後半は、この秋に企画している新たな取組についてのディスカション。

ここでも、林業~製材~工務店 と、多様なメンバーが一堂に会しているからこその
各自の強みを出し合った、深く、スピード感ある議論となり、刺激的でした。

 

詳細は後日お知らせしますが、国産材業界に新風を吹かせるような、
ユニークな事業にしたいと思います!

こうご期待!

 

※次回の経営実践研究会は、9月27日(金)14:00~18:00 @大阪某所 です。

毎回、3社様まで無料体験とさせていただきますので、
ご興味のある方はぜひお気軽にお越しください。

 

Posted by admin on 土曜日 8月 31, 2013 Under pick up, お知らせ, すべての記事, セミナー報告, 経営実践研究会[国産材ビジネススクール](大阪)

はじめまして、インターン生の高垣です。

様々な仕事に関わりながらまちづくりや林業について学びたいと思っています。

どこかでお会いすることがありましたら、どうぞよろしくお願いいたします。

 

初めての現場インターンで、『京都市北区北部山間地域まちづくりビジョン策定』プロジェクトの舞台である小野郷に行ってきました。

京都市の中心地から車で行くこと30分、北山地域に着くと、眼前には見事な北山杉の森。

こんなに近くに、豊かな自然に囲まれた山村があるなんて驚きました。空気がおいしい、そして何より、市街地よりずっと涼しい!

〔写真:小野郷小学校と北山杉の森〕

小野郷の自治会長さんに案内していただきながら、
現在休校になっている小野郷の小中学校を見学したり、秋のライトアップで有名な岩戸落葉神社を訪れたり・・・

何気ないけれど美しい風景に、思わず何度もシャッターを切りました。

 

〔写真:岩戸落葉神社〕

さて、本日のメインイベントは、まちづくりのビジョンづくりを進めるための小野郷部会です。
私も写真・ビデオ撮影やファシリテーションの補助として参加させていただきました。

下の写真は、小野郷の情報発信に使用するためのシンボルマークを考えるワークショップの様子です。

 

小野郷はやはり、岩戸落葉神社のイチョウのイメージが強いのでしょうか?
イチョウや鳥居のイラストを取り入れたシンボルマークを提案される方が多かったように思います。
今回のワークショップで大まかなデザインが決まり、いよいよ来月、シンボルマークを完成させることになりました。
最終的にどのようなデザインに仕上がるのか、今からとても楽しみです。

 

私は初参加で緊張していたのですが、思い切って住民の方々に話しかけると、笑顔でいろいろなことを教えてくださり嬉しかったです。
小野郷の方々はとてもエネルギッシュで、「自分たちでまちづくりをしよう!」という強い思いが伝わってきました。

私もこのプロジェクトへの参加を通じて成長できるように、これからがんばっていきたいと思います。

 

以上、インターン生の高垣でした。

Posted by admin on 火曜日 8月 27, 2013 Under — インターン生奮闘記, — ちいきの地域, pick up, すべての記事, プロジェクト活動記

今回は、参加者総勢12名。

新規の方も含め、北は福島県、西は広島県から、暑い中お集まりいただきました。

林業マン、行政職員、学生、そして異業種、山林所有者まで、毎度さまざまな顔ぶれです。

 

本日の内容は、

★最新の事例紹介 【古川】

★第一部  林地と施業の法知識
~林業マンに必須!林地を巡る権利の知識、トラブル事例など~【小林】

★第二部 林地評価から木材流通まで
~奥多摩と全国の事例から、林業現場のリアル!~【西原】

★ミニ講座:ワインのような日本の林業!?
~多様な日本林業の奥深さをすこしだけご紹介~【岩井】

★第三部 マーケティング入門&まとめ
~理念と利益、3C、消費三要素、ライフサイクルなど基本フレーム~ 【古川】

 

といったメニューです。

法務&コンプライアンスの小林講座では、実際に起きたトラブルについて参加者からの質問もあり、

多摩の現場からリアルな情報満載の西原講座でも、森林所有者との交渉について、これまた現場からの鋭い質問もありました。

ところで、1万㎥の原木を出して最終製品にするまでに、

どれだけのコストがかかり、歩留まりがどうなるか、みなさんは数字のイメージがありますか?

こちらは、クイズ形式で。

参加者の方々も、意外とわかっているようで復習が必要のようでした。

 

岩井講座では、知識編。全国の林業地の特徴・多様性をご紹介。

焼酎の「3M」は知られていても、「日本三大美林とは?」「日本三大人工美林」とは?

これも業界人にも意外と知られていません。

いろいろな林業を知っていれば、林業を語るのに味わいが増す!と、自らも“林業ソムリエ”を目指す岩井からのご提案でした。

 

まとめの古川講座では、新たなクイズや事例もまじえながら、マーケティング基本フレームをおさらい。

2回目、3回目と聞いていただいているリピーターの方もいらっしゃいますが、

毎回違う事例を加えながら、飽きさせない講義を目指しています!

 

次回は、10月19日(土)開催です!
ご新規の方も大歓迎、お申込みお待ちしております!

・Bコース(実践編)13:00~14:00
・Aコース(基礎編)14:00~18:00

◆内容

【意外と知らない大事な仕事:製材・流通業】
・製材の仕事・技術
・流通業の仕事
・3つの製材・流通パターン
・選ばれる材木屋になるためのヒント

【マーケティング基礎編】
・QCD、木材マーケティング基礎
・AIDMA理論
・WEBマーケティング

↓セミナー 詳細はこちら!

Posted by admin on 日曜日 8月 18, 2013 Under pick up, すべての記事, セミナー報告, 国産材ビジネスセミナー(東京)

~ちいきの総研の現場をお届けする、「ちいきのgraffiti」~

猛暑の夏、そんなときは冷たい川に飛び込み、

水辺では冷たい麦茶をグビッと飲み干す・・・!

 

という麦茶のCMには絶好のロケーションかもしれませんが、
本当の商品は、そのグラスが載っている木製テーブル。

このテーブルの使い方提案をしようと、色々なシチュエーションで、
木工メーカーの社員自らがモデルになって写真撮影。

 

高知県、土佐嶺北にあるこの木工メーカーのオフィスの真横は、子供たちの絶好の遊泳スポット。

朝から夕方まで、全国から里帰りした親子連れでひそかに賑わっています。

 

そんな楽しい風景をお借りして、パシャリ。

この地域の美しい風景、地域ぜ~んぶが、撮影スタジオなんです。

 

Posted by admin on 水曜日 8月 14, 2013 Under pick up, すべての記事, ちいきのgraffiti~写真集~, プロジェクト活動記

いよいよ最終回となりました、林業大学校での講義。

和知駅を降りると、とにかく暑い!

そして、講義も熱く・・・

 

今回はゲスト講師として、㈱トビムシ(弊社 相談役)の小林氏をお招きし、

法務・コンプライアンスについてのレクチャー。

 

「『契約』というと何となく難しそうに感じて、避けてしまいがちなテーマですが、

ペットボトルを自販機で買うことも、切符を買って電車に乗ることも、

『代金を支払うことでサービスを受けられる』という契約をしているのです。」

 

わかりやすく身近なものに置き換えながら、基本的な
「国産材の品質とは」「瑕疵とは?」というところから解説いただきました。

受講後の休憩時間には、受講生から実際のトラブルやクレームについての相談もありました。

改めて振り返ってみると、日頃からトラブルにならないための
「考える癖」をつけ、反省し、「勘」を養うことが大事ですね。

 

後半は、みなさまに最終課題として出させていただいた

「経営総まとめシート」の発表会。

 

理念と利益、3C、製造業・小売業・サービス業としての今後の展開、各種戦略、
さらに情報発信、ロゴマーク等について、自社の目標を書いていただきました。

中には、シートの別冊まで作り、詳しく書き込んでいただいた方もいらっしゃり、

みなさまそれぞれに自分の言葉で、新しいフレーズもつくりながら、個性的にプレゼンテーションいただきました。

【写真:びっしり書き込まれた「経営総まとめシート!」】

 

書いてみての感想は・・・?

 

「文字にすることは自分に対しての約束。(実現できるのかこわくなったが)」

「ぜひ、会社の若い子たちとも一緒に考えながら書いてみたいと思った。」

「改めて文字にしてみると、自分が言葉について何となくあいまいな定義しか持っていなかったことに気付いた。」

「優れた木材」などぼんやりと表現していたが、分解してみると意外ときちんと説明できないと思った。

「森林組合の存在価値は作業だけではない。森林管理、コーディネート業だと思う」

「やはり『適期適施業』を大事にしていきたい」

「資産価値のあがる家づくりをしたい」

「木材で世界をデザインする!」

 

など、経営を見つめ直し、決意表明をしていただく機会にしていただけたかと思います。

はじめは聞き慣れない単語やフレームワークにとまどっておられたようですが、
最終的にはみなさま自分の考えをしっかりと持ち、表現するにまでいたり、
その成長に驚きました。

 

修了式では、木村副校長よりお言葉がありました。

「みなさま、経営高度化コースお疲れ様でした。

古川氏による、多岐にわたる事例の紹介や
マーケティングの基礎から経営フレームのレッスンだけでなく、
夢を描くこと、仕事の原点に返り、
原体験を考えること等惜しみなくお話を頂きましたが、

今回の講義の内容につきましては、
古川さんがおっしゃっていたよう、

やっているところはやっているんです。

知らなかったら負ける
そして
やらなかったら負ける

んです。

この高度化コースをもとに、異業種のやり方をヒントに 儲かる林業をやりましょう。

 

終了後、懇親会でも業種を超えて熱く語り、盛り上がりました。

5回にわたる今回のコースが、
京都府、そして各地の林業関係者がつながり、ともに前進するきっかけとなれば幸いです。

 

京都府立林業大学校の職員の皆様、受講者の皆様、本当にありがとうございました。

共に、業界を盛り上げて参りましょう!

 

Posted by admin on 日曜日 8月 11, 2013 Under — 大学連携, pick up, すべての記事, セミナー報告, 講演&研修 報告

 

7月度経営実践研究会の翌日は、中源㈱様主催の、
北山林業の伝統的伐採技法「本仕込み」の見学会へ。

研究会メンバーに加え、OBメンバー、一般参加合せて12名で参りました。

 

まず最初に、北山丸太が実際に使われている「㈲松文商店」様のショールームへお邪魔しました。

意外と知らない、床の間の意味、適材適所・バランスを考慮しての
素材の使い分けなどを学ばせていただきました。

 

材木屋としてはよだれが垂れそうな(?)美しい銘木の数々で目をこやした後は、

いざ、北山林業のメッカと言われる、中川地区を訪れました。

 

樹齢400年ともいわれる、巨大な「台杉」

この、ひとつの株からいくつもの幹を伸ばす仕立て方こそが、北山林業独特の技術です。

株の上の幹を択伐をすることで、継続的に収穫が得られるようにと考え出された技法ですが、

2年に一度の枝打ちなど、小まめな手入れと技術を必要とします。

収穫された素材は、丸いままタルキなどに用いられます。

 

 

こちらは、集落の中にある中川八幡宮のご神木。

こちらも樹齢400年を超えているそうです。

北山でメジャーな品種「シロスギ」の母樹であり、DNAとしての、北山林業のアイデンティティです。
これだけの樹齢になっても、真っ直ぐで真円に近い幹を持つのは、
さすが、通直・完満・真円を特徴とする北山杉のお母さんです。

 

 

集落を散策した後は、京都北山丸太生産協同組合様にお世話になり、
北山杉の特徴などをレクチャーいただきました。

 

お昼ご飯を済ませた後は、いよいよ本仕込みの現場へ!

 

土場から歩くこと約10分・・・

 

山の中に、白く光る木肌を発見!!

なんと、地上10m以上の高さに、職人さんの姿!

伐採した木を一本の木に立てかけ、「ヤリ」を組んでいます。
さらに立てかけた木の皮を、木べらを使って一本ずつ、剥いていきます。

木を登るのに使う道具は、縄と木の棒だけ・・・

 

 

これこそが、真夏に行われる北山の伝統的な伐採方法「本仕込み」。

水圧バーカーなどがなかった時代、人の手で杉の皮を剥きやすいのが真夏のこの時期。
また、表面の細胞がやわらかい時期に伐採することで、冬季に伐採したものに比べ、干割れが少なくなります。

葉を付けたまま天日に干すことで、葉と幹表面の両方から乾燥を進められることも、
乾燥機の無かった時代に、できるだけ山で軽くして人力で運ぶための工夫です。

自然の力をうまく利用した、非常に合理的な方法ですね。

 

 

とはいえ、丸太産業の不振や職人の高齢化などから、
この技法を行える職人集団も北山でただ一組となりました。

樹上で作業する、極めて危険な作業。
息がぴったりと合う、「組」にしかできない技です。

 

最後は、中源様の倉庫にて、丸太を磨く体験。

丸太を出荷する前の、最後の仕上げです。

現在は水圧などで磨かれていますが、この地域にある「菩提の滝」の滝壺の砂で、昔は女性たちの手により磨かれていたそうです。

この砂は、上流から川の流れで運ばれてくる際に角が取れ、丸くなっているため、
丸太に傷がつきにくいそうです。

日本の林業の中でも、かなり特殊といえる北山林業。

木材業界にいても、なかなか触れることが少なくなってきましたが、
今回はその育林、伐採の現場、そして製品、空間へとなる過程を見学することができ、
木材人として知っておくべき、知識教養、そして学びへと昇華できたのではないでしょうか。

今後もこのような機会をつくっていきたいと思いますので、ご期待ください。

Posted by admin on 土曜日 8月 3, 2013 Under pick up, すべての記事, 経営実践研究会[国産材ビジネススクール](大阪), 講演&研修 報告