2014年度最終回の開催となりました、経営実践研究会[国産材ビジネススクール]in大阪。

今回も3人のゲスト講師をお招きし、充実した内容となりました。

 

■「林業人材育成のこれから~人こそ林業振興の本質~」

一人目は、林業における人材育成について、長年公的機関で携わってこられたS氏よりご講演。

●技術論に終始して、体系的な育成プログラムがないこと

●作業員ではなく「指導者」の育成が行われていないこと

といった課題がある中で試みられた、先進的な研修内容のご紹介がありました。
ワークショップ形式で、作業安全と対策を洗い出し、マインドマップに落とし込む作業は、
製材業におけるオペレーションでも利用できる手法であり、

さっそく次回の研究会で実践を予定しています。

 

 

「個人企業が世界ビジネスへ!~変わる製造業、事業連携とバリューチェーン~」 

二人目は、異業種からのゲスト講師。

激変する家電製造業界で、事業連携やM&Aを活用しながら、小ロットのオリジナル家電製造を手掛けるI社よりお越しいただきました。

「バリューチェーン」の考え方に基づき、
顧客ニーズに応じた製品企画、製造、品質管理や流通までをマネジメントし、
ニッチ市場を突いて価値創造するユニークな取り組みをご紹介いただきました。

技術革新によりニーズを形にする力が高まったことで、個人が世界を相手にビジネスすることも可能であり、
また東京一極集中が終焉を迎えることで広がる、地方の新たな可能性についてもご講演いただきました。

 

「連携がうまくいくコツは、バリューチェーンにおけるすべての主体(事業者)が、

エンドユーザーに喜ばれることを考えること」

 

という言葉が印象的でした。

林業バリューチェーンにおいても、林業従事者が最終消費者(施主)に触れる機会は極めて少ない中で、
いかに事業連携しながら顔が見える関係で、エンドユーザーに価値を届けられるか。

そのために必要な人材として、川上~川下の専門知識を備え、
連携構築するPM(プロダクトマネジャー)の存在がキーになることがわかりました。

 

「地方創生の理論と現実~地域商社の6年に見る、地域ビジネスの可能性~」

三人目は、「地方創生の理想と現実」として、木材を活かした地域商社の事例紹介をいただきました。

地域再生には、「木材」の加工流通改革とともに、「人材」をいかに集め、移住や起業を支援するか、
両輪の取り組みが重要であることが示されました。

新商品を新販路に売っていく難しさ、製造現場の試行錯誤など、さまざまな苦労話もあり、

「仕組み」づくりと、日々の地道なオペレーション、営業活動の、両方が欠かせないことも実感できました。

 

 

毎回、多彩なゲストとともに、

レクチャーだけでなく参加者が主体的に行うディスカションを織り交ぜた、経営実践研究会。

2015年度(2015年4月~2016年3月)も開講いたします!

 

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4月度 経営実践研究会 大阪  4月24日(金)

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■日時:2015年4月24日(金)

14:00~18:00 + 懇親会

 

■場所:大阪市淀川区西中島2-15-13 第3シルバービル5F

 

■内容(予定):

1.オペレーション編ディスカション「製造現場編」

リアルを徹底議論!原価、棚卸、粗利管理・・みなさんどうしていますか?

 

2.ゲスト講座

「林業人材育成のこれから~人こそ林業振興の本質~」第3弾

異業界ノウハウを導入した林業教育プログラムとは?具体事例から学ぶ。

 

3.2015年度の林業、木材、建築業界 by古川総研

中古住宅、リノベーションの法制度、国家予算の動き。

 

4.ちいきの総研 コンサル事例紹介 by古川総研

マーケティング入門編(おさらい)

 

 

■受講料

単発受講の場合:1社につき 2万円(税別)

※初受講の企業様は無料体験実施中
※年間受講の方は別途お申込みください

■懇親会

18:30~20:30

 

 

★★ご参加お待ちしています!★★

ご参加をご希望の方は、メール(info@chiikino.jp)またはお電話(06-7878-6376)にて、お申し込みください。

お得な年間受講も受付しております。詳細はお問い合わせください。

 

 

Posted by admin on 金曜日 3月 27, 2015 Under pick up, すべての記事, 経営実践研究会[国産材ビジネススクール](大阪)


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