大寒波が近づく中、大阪で今年初となる研究会を開催しました。

~今回のMENU~

1)各社事業報告&プレゼンテーション
・みなさまから今月の振り返り

2)話題提供
・移住定住と地域おこし協力隊ブームの最新動向

3)テーマ講座
・林業バリューチェーン分析
・林業バリューチェーンにおける林道とその付加価値について
・事業連携の事例紹介

4)ゲスト講座&ディスカッション
「異業界は林業・木材業界をどう見ているか!?
~グリーンIT企業から見た国産材の可能性~」

 

■林業バリューチェーン分析

東京の国産材ビジネスセミナーでも好評だった、林業バリューチェーン分析。

よく異業界では「業界地図」なるものがあって、
業界全体の市場規模や、メインプレーヤーについて解説されていますが、

こと林業界や木材業界となると、
一般的な業界地図には載っていませんし(製紙と住宅を除く)

川上から川下まで、しっかりと整理された資料は、意外とないのが現状です。

 

そこで弊社では、林業、原木流通、加工(製材、合板、チップなど)、
製品流通、プレカット、建築と、

各段階の木材(商品)単価や市場規模を調査し、まとめました。

 

このうち「製材業」について、
この日の製材メンバーで、

「製品の付加価値とは何か?」という点について、

無節、上小、特一という一般的な品質等級に対し、
返品されない、クレームにならないための
品質基準と品質管理の精度を高めることや
顧客とのコミュニケーションの工夫についても議論し、

・全体の粗利率アップすること
・欠品対応に掛かる販管費を下げること

についても考察をいたしました。

 

まだまだ精査が必要な段階ではありますが、一覧を見るだけでも、

・林業(所有者)のプレーヤーの多さと市場規模の小ささ
・流通の不透明さ
・製材業の金額シェアの高さ

などがわかります。

 

ここから、自社のポジションはなにか、
各段階の今後の成功要因はなにか、を読み解いていきました。

 

今回、異業界からのゲストもお迎えしましたが、
木の値段?メインプレーヤーはだれ?と外から見れば謎だらけの林業界のデータは、

「非常に付加価値が高いデータだ」とお言葉をいただきました。

 

今後もより情報を精査し、何らかの形で公表したいと考えています。

 

 

■地方移住のトレンド

先日、1月17日(日)に東京ビッグサイトで開催された「移住交流&地域おこしフェア」に
弊社スタッフも行って参りました。

8,000名以上の来場者がおしかける中、
各地域のブースでは、趣向を凝らした展示や移住相談、セミナーなども展開され、
非常に熱気を 感じる一日でした。

 

何らかの制度を利用して、年間1万人が地方へ移住しているというデータもあり、
統計にカウントされない数字を含めれば、もっと多いでしょう。

多くの 人が地方へ行く動きは、今後も増えていきそうです。

 

移住の動きには、「I」「J」「U」ターンのバリエーションがあり、

またその動機もさまざまですが、

 

都会生まれ都会育ちで祖父母のすむ「田舎」もない、という若者がIターンする理由には、
やはり 都市部にはない、地域の魅力や発見、おどろきがあります。

(すでに「となりのトトロ」の世界が「懐かしい」ものではなく、まったくのファンタジーになりつつあります)

地域にとってみれば当たり前のこと、つまらないことも、
ソトモノから見れば驚きの連続である。

そのことに、改めて地域の人自身が気づくことが必要でしょう。

 

いっぽうで、

「豊かな自然があって、人がいい」

のは、どの地域も出しつくしたフレーズで、
もはや差別化できなくなってきました。

 

それを受けてか、
この移住交流フェアのブースでも見られるように、
どの地域もとにかくお土産に特産品プレゼント、名簿集め、人集め合戦の様相を呈しており、

確かに「誰でもいいから、人口を増やしたら勝ち!」という部分もありますが、
すこし方向性が違ってきています。

 

本質的に大切なことは、

移住した人も地元の人も、そこで幸せに暮らし、根を下ろしていけるような地域になる事でしょう。

 

そのためにも、お土産合戦ではなく、
本当に移住者のことを思った受け入れ態勢ができるか、

また、地域としては どんな人に来てほしいのか?どんな地域をつくりたいのか?

というメッセージこそ明確にするべきでしょう。

 

「人の奪い合いではなく、関係人口を増やすことが大事だろう」

という論調も増えてきています。

 

今後も、弊社も関わる地域でこれを実践しながら、

地域と移住者の両方が幸せになる方法を模索していきたいと思います。

 

~~~

 

このように研究会では、林業木材業界のビジネスから、地域づくりに関する話題まで、

毎回豊富なテーマでお届けしています。

参加者同士がテーマを持ち寄って、自ら作り上げていくスタイルです。

 

ご興味のある方、参加されたい方は、お気軽にお問い合わせください。

*初参加の方は無料体験実施中!

 

~今後のスケジュール~

2月19日(金)

3月18日(金)

※いずれも関西地方のミニ現地研修を予定しています。参加人数が限定される場合があります。詳細はお問い合わせください。

 

Posted by admin on 土曜日 1月 23, 2016 Under pick up, すべての記事, セミナー報告, 経営実践研究会[国産材ビジネススクール](大阪)


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