今年も始まりました、国産材ビジネスセミナー2014!
本セミナー5年目となる今回は、初参加の方もあれば、リピーターの受講者様まで、
全国から熱意あるみなさまにお越しいただきました。
まずは、弊社古川より、ここ最新お仕事で関わらせていただいている、
業界の最新事例についてご紹介しました。
・FSC認証制度の活用とマーケティングの活用について
・映画と連動して、リアルWOOD JOB!な世界を体験「吉野のツアー」とは?
・広がる、製材屋さんのCafeブーム その人気の秘訣とは?
・森ではたらく!の出版イベントで知る、参加者の反応と業界への関心の高まり
など、弊社が関わらせて頂いたお仕事を中心として、
業界の最先端事例をご紹介致しました。
続いては、弊社の相談役顧問(株トビムシ法務担当)の小林洋光氏より、
「森林・林地の理想と現実」ということで、林地に関わる法律と、法的課題の現状についてお話いただきました。
・林地の所有、登記に関わる制度とその効力
・消えゆく所有者、山の境界問題は今後どうなる?
・他産業の法律規制と比較して読み解く、林業の強み
など、最新事例やオススメ本などもご紹介いただきながら、お話されました。
そして、講師は再び弊社古川へ
本セミナーは通年全5回となりますが、初回である今回は、
まず森林に関わる基礎知識からお話しました。
・世界の森林面積は一分間でサッカーコート何面分、減少している?
・森林の多面的機能の年間評価額はどれくらい?
・木材生産業に関わるお金の話、林業の市場規模
・大規模機械化製材から手挽まで、製材所の3つの規模
など、森林林業に関わる概要をご紹介した後は
林業へのマーケティング理論の応用ということで、
「コトラーのマーケティングマネジメント」を林業界に当てはめて、クイズ形式でレクチャー致しました。
これを基にして、今後は具体的なマーケティングフレームから事例までご紹介していく予定です。
最後は弊社岩井から、林業界で活躍する女性のリアルは?ということで、
・林業女子の推移「協業型林業」から「男性型林業」への変遷、そして今後は?
・現場で活躍する 林業女子の就業前~就業後の変化
また、改めて会社紹介ということで、
弊社が関わらせていただいたお仕事を中心にして、
林業、木材業界からまちづくりまで、マーケティングの活用事例をご紹介致しました。
最後に、今回は参加者様からの「造林と苗木生産の担い手の減少」についての話題提供もありました。
集約化や間伐施業など、今ある資源の活かし方を考えることはもちろんのこと、
将来に向けた造林に関わる品種、担い手、関連施設といったテーマに ついても、
参加者様からの投掛けもとに、講師陣がお仕事で関わらせていただいている産地の例も上げて
共に話題提供することが出来ました。
14時~18時までのセミナー本編の後は、会場近くのお店で懇親会へ。
林業界におられる方々はもちろんのこと、異業種の参加者様も少なくないのが
本セミナーの特徴の一つとなっています。
懇親会のお席でも、参加者様のお仕事の話題を中心にして、
また新たに異業種連携が進むかも?!と、
こちらでも一年を通じてご一緒する参加者様同士の交流が図られました。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
国産材ビジネスセミナー第二回は、8月2日(土)です。
基本講座に加え、
三菱UFJリサーチ&コンサルティング×自然産業研究所×古川ちいきの総合研究所
との合同での★特別企画セミナー★になっています!
日時:8月2日(土)14:00~18:00 +懇親会
場所 :三菱東京UFJリサーチ&コンサルティング 東京本社
〒105-8501 東京都港区虎ノ門5-11-2 オランダヒルズ森タワー24階
東京メトロ日比谷線 神谷町駅1番出口より徒歩1分
テーマ:
①林業業界のリアル!
・林業事業体の種類
・規模、体系別林業の概要
・施業別の利益とリスク
・原木品質とは何か
・日本の林業地の成り立ちと現状整理
②経営マーケティング入門編
・3C、消費の三要素など基礎マーケティングフレーム
・地と図の関係、ライフサイクルと業界イノベーションのポイント
・マーケティングのテクニック
・選ばれる林業会社「3つの視点」
③スペシャルゲスト講師による特別講座!
1)株式会社三菱UFJリサーチ&コンサルティング 相川高信氏
演題「(仮)向こう50年の林業政策大胆予測~森林生態学の視点を加えて~」
初回でお話したマーケティング概論を実践に繋げるフレームも次回ご紹介致します。また、シリーズものではありませんので、第二回目からのご参加も、お待ちしていますので、詳しい内容な下記のリンク先からご確認お願い致します。
業界の最新事例をお届けして参りますので、乞うご期待ください!