ちいきのインターン生がお手伝いしている、高野山森林セラピーの取組。
インターン最終日の様子をお伝えします。
この日は、全国から家族連れの方々が参加されました。
紅葉も色づき始める中、奥之院一の橋に集合。
4班に分かれて、一人ずつ森林セラピストがご案内。
この日は他にもいくつかのイベントが重なり、奥之院は混雑していました。
インターン生もサポートとして、グループの後に先に回り、自分なりに高野山を説明しながら、
お客様がはぐれないようにするガイド役に走り回っていました。
インターン生は女性ということもあり、お子様の相手はお手の物です。
お子様もすぐに馴染んで、お母さん代わりになっていました。
お大師様の御廟へお参りした後は、森林セラピー基地でお昼をいただき、
深呼吸の時間。
カツラの木の下で、キャラメルにも似た甘い香りを胸いっぱいに吸い込みながら、
凝り固まった体をほぐしていただきました。
御座の上に寝転がって、見上げる青い空とカツラの木。
子どもたちの笑い声も絶えず、インターン生も一緒になって遊びます。
子育てに追われるお母さんたちにも、つかの間のゆったりとした時間を過ごしていただけたと思います。
もともと観光について学んでいて、今回のインターンに参加したという彼女。
「また行きたいと思える観光地って、単に文化や自然が素晴らしいだけでなく、
そこにいる『人』が素敵なんですよね」
その言葉を実践するように、明るく活発なキャラクターも活かして、
人と積極的に話している姿が印象的でした。
彼女にとっては、5回にわたるインターンでお世話になった、寺領森林組合のN氏との出会いが、
忘れられないものとなったようです。
最後には、抱き合って別れを惜しむシーンも見られました。
「またいつでも高野山に遊びにおいで」
との言葉に、さっそく、雪が降ったらまた来たいと、旅行の計画を立てていました。
この「人」と、高野山の自然や文化との出会いを通して学んだことを、
友人や家族にぜひ伝えてほしいと思います。
弊社ではこれからも、多くの人が森林・林業・産地とさまざまな切り口で関わり、
お互いによき出会いとなるような機会をつくっていきます。
インターンのAさん、5日間おつかれさまでした。