はじめまして、インターン生の老籾(おいもみ)です。

 

この夏からインターンへ参加して、学ばせていただいています。

大学でも森林に関する分野を勉強中で、林業や美しい森の景色が大好きです。

今後どこかでお会いすることもあるかもしれませんが、どうぞよろしくお願い致します!

 

 

さて、京都市の中心地から車で約30分、鴨川の源流の地でもある雲ケ畑。

 

 

こちらは今、京都市と共に取り組んでいる、

『京都市北区北部山間地域まちづくりビジョン策定』プロジェクトの舞台となる地域のひとつです。

 

そんな雲ケ畑にて先週末11月2日(土)に、『雲ケ畑 森の文化祭』が開催されました。

雲ケ畑へと他の地域からもたくさん人が集まる、賑やかなお祭りの機会です。

この機会にまちづくりプロジェクトのみなさまで、雲ケ畑の『まちあるき』を行いました!

 

お隣地域の方から見た、雲ケ畑の魅力って何だろう?

私のような全くの『よそモノ』から見た発見もあるかもしれません。

 

 

共にまちづくりプロジェクトへ取り組んでいる小野郷、中川の方々を中心としてのまちあるき。

 

お手元にはまちづくりマップをお配りし、

・雲ケ畑のいいところ

・こうなったらいいな、という点

・写真撮影に良いシャッターポイント などをメモしていただきました。

 

 

地元の方でも普段は車を使うので、まちのなかを歩く機会は少ないそうです。

雲ケ畑の方も、小野郷、中川の方々とお話しながら、地元の魅力の『再発見』をしました。

 

 

さらに、私のようなよそ者にとっては、薪が積んである景色ひとつも、珍しくて魅力的に感じます。

 

ある雲ケ畑のお宅にて、家先に山仕事の道具が掛かっているのを見て、「懐かしいなぁ」という声が飛び交いました。

昔は家先に山仕事の道具を刺して仕舞う用の板があって、家に帰るとそこへ鎌やなたを引っ掛けたそうです。

それが「帰ってますよ~」の合図にもなって、夕方になるとみんな家先には道具がぶら下がっていたと聞きました。

 

私は普段、「木」や「森」のことを学んでいますが、

道具や服装も含めた、林業のあるまち全体の「風景」をイメージする機会は少なかったです。

 

このようにインターンを通して色んな方からお話を伺うなかで、

林業と共にある風景や文化について、もっと知りたい!と思うところです。

 

 

さて、こちらは「弁慶が割った」との伝説が残る岩です。

他にも福蔵院の老桜や、お別れ地蔵、フィールドアーチェリーを楽しめる施設など、

自治会長さんが中心となって雲ケ畑の史跡や文化を案内して下さいました。

 

回収したまちあるきマップのメモには、「この森の辺りでいい香りがした」という書き込みも!

まさしく、その場所に行ってみないと体感できない魅力ですね。

 

約2時間、ゆっくりとまちを歩き、森の文化祭会場の小中学校へと向かいます。

会場手前の坂道を下ると、人で賑わう様子がみえてきました。

そして、中心には今年の目玉、巨大な杉玉が!

 

 

『雲ケ畑 森の文化祭』は、なんと今年で第11回目!

・地元、雲ケ畑の方々

・山仕事サークルの学生

・その他、雲ケ畑の自然と関わっている団体のみなさんが、一緒に作り上げられているイベントです。

昨年第10周年の様子は、岩井さんがブログで詳しく紹介されています!

→こちらからどうぞ!https://chiikino.jp/?p=1030

 

会場に着くとさっそく、杉の葉っぱを配られ、来場者も一緒に、杉玉づくりを体験できました。

他にも足湯や木工体験のような体験ブースが揃っていて、子どもたちも楽しそうです。

 

 

木工品ブースには、オオサンショウウオの手づくりストラップが!

オオサンショウウオは雲ケ畑に生息する、特定天然記念物で、雲ケ畑のマスコット的な存在です。

北山杉の出絞と美しい肌目がかわいいストラップになっていて素敵です。

いまこの子は私のパソコンケースに付いていて、一緒に移動しています♪
 

さらに、この『雲ケ畑 森の文化祭』の特長は、会場内の燃料が炭などでまかなわれているところです!

これらの炭も雲ケ畑で生産されたもので、まちあるきにて炭窯を見学しました。

 

手づくりの温もり溢れる食べ物ブースが揃っていました。

こちらは炭を使って焼かれた手づくりピザです!

 

 

他にも、竹に巻いて焼かれたバームクーヘンやピザ、鹿串やお餅、焼きリンゴ・・・

炭火のゆらぎと温もりに、自然と人が集まって、出来上がりを待ち構えていました。

 

こちらは、竹に何度も生地を塗り重ね、バームクーヘンを焼いている様子です。

 

 

一緒に参加した友人は、この日初めてお餅つき体験をしました!

周りのみなさんも応援してくださって、とっても楽しい時間でした。

 

 

こちらは、鹿串と、雲ケ畑のお母さんの味、かやくご飯です。

たくさん歩いてお腹が空いたところで、手づくりの味をたくさんいただきました!

 

 

お食事をしながら向かいのベンチの方々とお話していると、隣の県から来たというリピーターさんもおられました!

また、そうして初対面の方とも楽しくお話できるのが、このイベントの魅力のひとつではないかと思いました。

市街地を少し離れた森の中で、手づくりの温もり溢れる数々に癒されて、

会場全体に温かい雰囲気が漂っていたからなのかもしれませんね。

 

さて、これから美しい紅葉シーズンを迎える北山三村。

雲ケ畑森の文化祭に続き、小野郷と中川でもイベントが開催されます。

 

小野郷では11月16日(土)、

岩戸落葉神社でのライトアップ音楽祭が、

 

その後の11月23日(土)には、

中川にて中川八幡宮ライトアップが行われます。

 

そして、どちらも一緒にまちあるきを行います。

私も一緒に参加して、『しあわせの再発見』をしてきます。

 

今後のまちづくりへと生かせるように、楽しく学んできたいと思います!

以上、インターン生の老籾でした。ありがとうございました!
Posted by admin on 土曜日 11月 2, 2013 Under — インターン生奮闘記, — ちいきの地域, pick up, すべての記事

岐阜県美濃加茂市、三和地区。

なだらかに山並みが続き、田園風景が広がるのどかな風景。
夏にはホタルが乱舞することでも有名です。

本日はここで、美濃加茂市からの依頼を受け、「まちづくり講演会」を担当させていただきました。

 

29歳の最年少市長就任で注目される美濃加茂市。
「住みやすい町」にも選ばれ、ニュータウン地区では人口増加、外国人の方にとっても快適なまちと言われています。

一方で、市北部の中山間地域では、人口流出が続き、空き家も目立ち始め、
この状況をなんとかするべく、市の支援のもと、まちづくり協議会が立ち上がっています。

 

今回は、午後に地域を視察させていただいた後、

まちづくり入門編として、「幸せの青い鳥はどこにいるのでしょう?」
というタイトルで、夜に地域の皆様30名程にお集まりいただき、古川と岩井で講演させていただきました。

 

 

「地域の価値とはなんだろう?」

古川からは、

それを見出すための「時間軸」「自分軸」といったお話から、
アニメ映画やテレビドラマのシーンを取り上げ、まちづくりについて気軽に考えていただく機会をご提供いたしました。

みなさま熱心にお聴きいただき、ときには笑っていただきながら、和やかな雰囲気でした。

 

 

岩井からは、他地域の事例をご紹介し、

地域の「ソト」と交流し、新しい視野を持つこと、そして

まちづくりについてフラットに話し合える「場づくり」の重要性についてお話させていただきました。

 

終了後には質問が相次ぎ、

日頃からすでにまちづくり活動に取り組んでおられる方々から、率直な疑問を投げかけていただきました。

 

こういった、「熱い」方々、地域の大先輩、「お父さん、お母さん」に出会えるのが楽しみで、
まちづくりの 仕事をさせていただいております。
我々が勉強をさせていただくといった気持でもあります。

 

資源、立地、人材がすでにすべて揃っているように感じた三和地区。

 

今後、よりよきまちづくりに向けて、具体的にどのような場づくりをし、

協業と体験(交流)→理念と利益(議論)→事業と雇用(活動)

のステップをすすめていくか、地域のみなさまそして、
地域のことを想う、行政職員のみなさまとともに、歩みを進めていければと思っています。

 

Posted by admin on 木曜日 10月 31, 2013 Under — ちいきの地域, pick up, すべての記事, 講演&研修 報告

「かわかもん」達を知っていますか?

 

奈良県吉野郡川上村。

吉野川(紀ノ川)の源流の村であり、吉野林業発祥の地といわれる

人口約1600人の山村です。

 

完成までに50年を要した大滝ダムが今年ようやく竣工し、

「ダム後の村づくり」「水源の村づくり」

を掲げています。

 

日本の戦後造林モデルとなった、密植多間伐の吉野林業。

200年を超える山、

源流の川で遊ぶ人たち、

柿の葉寿司づくりに精を出す女性たち、

そんな風景が広がります。

[写真:同村、森と水の源流館にて]

 

ここに、2013年から総務省の「地域おこし協力隊」制度を利用して

6人の若者が移り住みました。

 

地域の「ソト」の目線、様々なスキルを持った人材が、

3年間の任期の中で、地域で事業をつくり、定住していくことが期待されているこの制度。

まず今年は、地域に住み、地域の行事に参加するなどして、

地元民との交流、協業からスタートしています。

 

すっかり地域にも顔が知られたようで、

我々も町を歩いていると

「あの6人のお友達かい?」と聞かれるほどです。

 

[かわかもんブログより]

「地域おこし協力隊」というのが覚えにくいということで、

みずから「かわかもん」というチーム名を付けている彼らに対して、

川上村役場からの依頼を受け、今回、

まちづくりに関する講演をさせていただきました。

 

弊社代表の古川は、学生時代ここ川上村で「林業」に出会い、

山村に生きる「人」に出会い、「人生」に出会いました。

 

地域とは何か、

地域で生きていく上で大事にしたい情熱や、理念と利益のバランスとは、

といった話しから、他地域の事例紹介という内容でお送りしました。

 

 

その後、かわかもんの皆様から今年度の活動報告、

そこから見えてきた「今後のビジョン」について発表がありました。

 

 

地域の方々との交流を通して「役に立ちたい」というモチベーションから、

全国の地域おこし仲間とのネットワークから考え出されたアイデア、

いずれも自分の生の体験に基づいており、

 

「誰に伝えたいか」というマーケティング上重要な視点もしっかりとあり、

 

あとはやるだけ!

 

という、心強い印象を持ちました。

 

私達の、他地域での経験から得たノウハウやネットワークを

利用していただき、今後も支援させていただきながら、

ぜひとも共にチームとして、村づくりに取り組んでいきたいと感じられたメンバー達でした。

 

 

そんな「かわかもん」のブログはこちら

ぜひご期待ください。

Posted by admin on 火曜日 10月 29, 2013 Under — ちいきの地域, pick up, すべての記事, 講演&研修 報告

はじめまして、インターン生の高垣です。

様々な仕事に関わりながらまちづくりや林業について学びたいと思っています。

どこかでお会いすることがありましたら、どうぞよろしくお願いいたします。

 

初めての現場インターンで、『京都市北区北部山間地域まちづくりビジョン策定』プロジェクトの舞台である小野郷に行ってきました。

京都市の中心地から車で行くこと30分、北山地域に着くと、眼前には見事な北山杉の森。

こんなに近くに、豊かな自然に囲まれた山村があるなんて驚きました。空気がおいしい、そして何より、市街地よりずっと涼しい!

〔写真:小野郷小学校と北山杉の森〕

小野郷の自治会長さんに案内していただきながら、
現在休校になっている小野郷の小中学校を見学したり、秋のライトアップで有名な岩戸落葉神社を訪れたり・・・

何気ないけれど美しい風景に、思わず何度もシャッターを切りました。

 

〔写真:岩戸落葉神社〕

さて、本日のメインイベントは、まちづくりのビジョンづくりを進めるための小野郷部会です。
私も写真・ビデオ撮影やファシリテーションの補助として参加させていただきました。

下の写真は、小野郷の情報発信に使用するためのシンボルマークを考えるワークショップの様子です。

 

小野郷はやはり、岩戸落葉神社のイチョウのイメージが強いのでしょうか?
イチョウや鳥居のイラストを取り入れたシンボルマークを提案される方が多かったように思います。
今回のワークショップで大まかなデザインが決まり、いよいよ来月、シンボルマークを完成させることになりました。
最終的にどのようなデザインに仕上がるのか、今からとても楽しみです。

 

私は初参加で緊張していたのですが、思い切って住民の方々に話しかけると、笑顔でいろいろなことを教えてくださり嬉しかったです。
小野郷の方々はとてもエネルギッシュで、「自分たちでまちづくりをしよう!」という強い思いが伝わってきました。

私もこのプロジェクトへの参加を通じて成長できるように、これからがんばっていきたいと思います。

 

以上、インターン生の高垣でした。

Posted by admin on 火曜日 8月 27, 2013 Under — インターン生奮闘記, — ちいきの地域, pick up, すべての記事, プロジェクト活動記

 

こんにちは、引続きインターン高橋のレポートです。

最終日は中川にいってきました。

北山杉の一大産地である中川には、今でも磨き丸太を置いておく古い倉庫がたくさん残っており

集落に入ったとたん、その倉庫群とそこからのぞくきれいな丸太が見えてきます。

 

 

 

丸太を並べて乾かす、という特殊な機能のために作られた建物だけあって

ほかには見たことの無いとてもおもしろいつくりをした建物で

その古めかしさもあいまって、すごくすてきな雰囲気です。

ここにカフェやギャラリーができたら、ファンになってくれる人がたくさんいそうな

とても可能性を感じられるところでした

 

 

 

倉庫群を見たあとは、北山杉の育林から、その製造・販売まで手がける中源株式会社さんで

倉庫見学&丸太磨き体験をさせていただきました!

 

 

磨き丸太はこんな砂を使って手でごしごしと磨いてその質感を作り出すのだそう。

手間ひまかけて作られただけあって、磨いた後の丸太は見た目も手触りもすべすべつるつるでした!

 

  

 

 

平地がほとんどない中川では、

ひょろりと細長くぽこぽことした葉のついた北山杉の独特な山が迫り、

足元には川が流れる風景が続く集落です。

北山杉の丸太の倉庫と共に、他にはないそのとても美しい集落の風景が

初めてじっくり歩く私にとってはとても印象的でした。

 

 

ここにずっと住んでいる方々にとってはこれが当たり前の風景だったのかと思うと、なんとも贅沢な気がします。

きっと、まだまだまちの中には色々なお宝や、自慢の風景が眠っているのかもしれません。

もしかして住んでいる方々はこれがすごく特別ですてきな風景だと、気づいていらっしゃらないこともあるのかも?

でも、これはおそらく中川に限らず、小野郷、雲ケ畑でも同じことが言えそうな気がします。

 

私のような外から入って来る人間が出来ることの一つに、こういう『発見』があるのかもしれません。

これからそんなものを少しずつ、集落の方と一緒に発見して街づくりに少しでも貢献していけたら、

集落がもっともっと魅力あるものになっていくお手伝いができたらいいな、、

そう思えた、とっても有意義な3日間でした。

これからも、こういう気持ちを忘れずにがんばります!

 

以上、インターン高橋でした。

 

Posted by admin on 月曜日 4月 8, 2013 Under — インターン生奮闘記, — ちいきの地域, pick up, すべての記事, プロジェクト活動記

 

こんにちは、インターンの高橋です。

ひきつづき北山3学区探索のたび、2日目は小野郷です!

あいにくのお天気でしたが、市内からJRバスに乗って小野郷まで向かいました。

 

 

 

小野郷ではまず、小野郷のシンボル 「岩戸落葉神社」が

境内の大きなイチョウの木とともにお出迎えしてくれます。

境内の4本のイチョウの木は秋になるときれいに色づいて住民の方の目を和ませているそう。

でも、なんと去年はネットでその情報を聞きつけた台湾からの旅行客がイチョウを見に訪れたんだとか!

今や美しいものには国境も何も関係ないのかもしれませんね。。

この日は小さな緑が少し芽吹いているのが見られました。

 

 

そこから少し歩くと、有形文化財に指定されている「日下部邸」があります。

この日は中には入れませんでしたが、外から眺めるだけでも圧巻!

入り口の橋の幾何学模様もちょっとかわいい。

 

 

 

そして、小野郷でもいろいろなふしぎすてきな景色が見つかりました。

ちょっと裏道に入ったところの石材屋さんらしきところでは、おかめたちがごろごろ・・・

 

狛犬たちはおしゃべり中?  雨に濡れる緑もとってもつややかできれいでした。

   

 

 

小野郷は小野と大森という2つの集落がありますが、

今回は大森地区に4年前から移ってきたという

30代の木製プロダクトのデザイナーさんのお宅にお邪魔させていただきました。

もともと工務店だったというお家の倉庫の部分を、作業場所に変えて活動してらっしゃるそうで

昔は木材置き場だったという場所も、内装を変えて機械が入れば見事なワークスペースに。

長い木材を置くために天井が高くなっているので、意外と使い勝手がよいそうです。

 

 

 

市内から少し距離があるけれど、静かでよい環境が回りにあって

必要以上の便利さもなく、市内で渋滞の中通勤する必要もないこの土地は

意外と自分の生活にぴったりなのかも、と気づかれたそうです。

なんとも興味深いお話でした。

 

今の便利な生活になれてしまうと、‘無くてもいいもの’に気がつくのも難しいのかもしれません。

一度「自分の生活にこれって必要なのかなあ」 と考え直してみると

一見不便そうに見えるところでの暮らしも『不便そう』なだけで

実はいいところもたくさんあるって発見できるのかもしれない、としみじみ感じた1日でした。 

 

この日でお話をうかがった方のように、

喧騒を離れて少し落ち着いた、環境がよい場所を求めている若い人も少なくはない気がします。

そういう人たちをうまく集落に取り込んでいけたら、また新しい展開が見えてくるかもしれません。

そう思うとまだまだ可能性は無限大、と少しわくわくしてしまうインターン高橋なのでした。

 

Posted by admin on 月曜日 4月 8, 2013 Under — インターン生奮闘記, — ちいきの地域, pick up, すべての記事, プロジェクト活動記

 

はじめまして、インターン生の高橋です。

3月のあたまから、いろいろな作業やプロジェクトのお手伝いをさせていただいています。

これからどこかでお会いすることもあるかもしれませんので、どうぞよろしくお願いいたします!

 

今回は、今京都市北区役所と共に取り組んでいる

『京都市北区北部山間地域まちづくりビジョン策定』プロジェクトの舞台である

雲ケ畑、小野郷、中川の3学区の、地域の魅力やおもしろいところを外もの目線でみつけてみよう~

ということで、先週末3日間で北山探索の旅に行ってきました!

まず初めに訪ねた、雲ケ畑のレポートをお届けします。

 

まず出発は北大路のバス停から。

自治会運営のなんともかわいい「もくもくバス」で30分ほどいけば、、、

まちなかとは同じ京都市内とは思えない、自然豊かな雲ケ畑の集落に到着します。

雲ケ畑は鴨川源流の、人口180名ほどの集落です。

 

雲ケ畑は小さな集落のなかにお寺がたくさんあるということで、この日もいくつかのお寺を見てまわりました。

特に集落の一番奥にある岩屋山志明院は

歌舞伎の十八番「鳴滝」の舞台だったり、京都市内を流れる鴨川の源流があったりと、見ごたえ十分。

さすが源流だけあってお水もとてもきれいで、その味は格別でした!

 

 

ゆっくりと集落の中を歩いていると、常に水の流れる音が聞こえる雲ケ畑。

山の木々の陰影もすごくきれいで、心がスーッとしてきます。

 

 

 

北山杉の産地のひとつというだけあって、木の資源も豊富。

薪を使ってお風呂をたく習慣などがまだ残っているそうで、

歩いていると薪や焚き木が積まれているのが見られるのも、普段見られない景色でわくわくしました。

 

 

ほかにも歩いていると・・・

壁になぞの穴!?  屋根の上に恵比寿さんの顔・・・  いろいろな形と模様の切り株たち  などなど

 

  

 

  

 

ちょっとふしぎで魅力的なものがたくさん見つかりました。

友達とやってきて、どんなすてきな風景や人、面白いものと出会えるか競争しながら歩いてみたり、

子供たちなら、夏にはきれいな川で川遊びなんていうのもとっても楽しそうです!

 

これから季節が変わればまた風景も変わっていくだろうし、

地域の方からお話を聞く中で今日見た景色のなぞが解けたり、新しい発見があったりしそう。。

そんなことを妄想していると、これからの雲ヶ畑での時間がより楽しみになった1日でした!

これから私もインターンとして、今日感じたことを少しでもまちづくりに生かしていけるよう頑張ろうと思います。

 

Posted by admin on 月曜日 4月 8, 2013 Under — インターン生奮闘記, — ちいきの地域, すべての記事, プロジェクト活動記

 

「北部山間地域まちづくりビジョン策定事業」でともにビジョン作りに取り組んでいる、
京都市北区中川学区。

3月24日、140年の歴史ある中川小学校の休校式が行われました。

その様子と、この地域におけるまちづくりについて、
翌25日付の京都新聞に掲載されています。

弊社からのコメントも一部掲載していただきました。

 

見出しや内容をみると、過疎化への危機感・不安といった面が印象に残りますが、
北山三学区ではいま、改めて自らの地域の資源を見直し、
「ないものねだり」より「あるものさがし」へと発想を転換してのまちづくりが始まっています。

これまでも、都市部との交流や若者の移住といった実績があります。

都市部でのライフスタイルを見直す若者が増えている今、
山間地域には可能性を見出すことができます。

アンケート結果の「地域に残りたい人が3割」という数字がありましたが、
実際には「悩んでいる、わからない」と回答した方が大半であり、
地域が変われば住む方の意識も 変わる、という可能性を示唆する数字でもあるのです。

 

他地域では、学校の廃校利用により地域外・地域内の交流が広がり、
地域の活動拠点となった事例も見られます。

事実を受け止めながらも、前向きにとらえ、

まさに休校という事実をひとつの「契機」として、ポジティブに変換していく力こそが、いま求められています。

Posted by admin on 月曜日 3月 25, 2013 Under — ちいきの地域, — メディア掲載, すべての記事, プロジェクト活動記