こんにちは、インターンの高橋です。
ひきつづき北山3学区探索のたび、2日目は小野郷です!
あいにくのお天気でしたが、市内からJRバスに乗って小野郷まで向かいました。
小野郷ではまず、小野郷のシンボル 「岩戸落葉神社」が
境内の大きなイチョウの木とともにお出迎えしてくれます。
境内の4本のイチョウの木は秋になるときれいに色づいて住民の方の目を和ませているそう。
でも、なんと去年はネットでその情報を聞きつけた台湾からの旅行客がイチョウを見に訪れたんだとか!
今や美しいものには国境も何も関係ないのかもしれませんね。。
この日は小さな緑が少し芽吹いているのが見られました。
そこから少し歩くと、有形文化財に指定されている「日下部邸」があります。
この日は中には入れませんでしたが、外から眺めるだけでも圧巻!
入り口の橋の幾何学模様もちょっとかわいい。
そして、小野郷でもいろいろなふしぎすてきな景色が見つかりました。
ちょっと裏道に入ったところの石材屋さんらしきところでは、おかめたちがごろごろ・・・
狛犬たちはおしゃべり中? 雨に濡れる緑もとってもつややかできれいでした。
小野郷は小野と大森という2つの集落がありますが、
今回は大森地区に4年前から移ってきたという
30代の木製プロダクトのデザイナーさんのお宅にお邪魔させていただきました。
もともと工務店だったというお家の倉庫の部分を、作業場所に変えて活動してらっしゃるそうで
昔は木材置き場だったという場所も、内装を変えて機械が入れば見事なワークスペースに。
長い木材を置くために天井が高くなっているので、意外と使い勝手がよいそうです。
市内から少し距離があるけれど、静かでよい環境が回りにあって
必要以上の便利さもなく、市内で渋滞の中通勤する必要もないこの土地は
意外と自分の生活にぴったりなのかも、と気づかれたそうです。
なんとも興味深いお話でした。
今の便利な生活になれてしまうと、‘無くてもいいもの’に気がつくのも難しいのかもしれません。
一度「自分の生活にこれって必要なのかなあ」 と考え直してみると
一見不便そうに見えるところでの暮らしも『不便そう』なだけで
実はいいところもたくさんあるって発見できるのかもしれない、としみじみ感じた1日でした。
この日でお話をうかがった方のように、
喧騒を離れて少し落ち着いた、環境がよい場所を求めている若い人も少なくはない気がします。
そういう人たちをうまく集落に取り込んでいけたら、また新しい展開が見えてくるかもしれません。
そう思うとまだまだ可能性は無限大、と少しわくわくしてしまうインターン高橋なのでした。