「かわかもん」達を知っていますか?
奈良県吉野郡川上村。
吉野川(紀ノ川)の源流の村であり、吉野林業発祥の地といわれる
人口約1600人の山村です。
完成までに50年を要した大滝ダムが今年ようやく竣工し、
「ダム後の村づくり」「水源の村づくり」
を掲げています。
日本の戦後造林モデルとなった、密植多間伐の吉野林業。
200年を超える山、
源流の川で遊ぶ人たち、
柿の葉寿司づくりに精を出す女性たち、
そんな風景が広がります。
[写真:同村、森と水の源流館にて]
ここに、2013年から総務省の「地域おこし協力隊」制度を利用して
6人の若者が移り住みました。
地域の「ソト」の目線、様々なスキルを持った人材が、
3年間の任期の中で、地域で事業をつくり、定住していくことが期待されているこの制度。
まず今年は、地域に住み、地域の行事に参加するなどして、
地元民との交流、協業からスタートしています。
すっかり地域にも顔が知られたようで、
我々も町を歩いていると
「あの6人のお友達かい?」と聞かれるほどです。
[かわかもんブログより]
「地域おこし協力隊」というのが覚えにくいということで、
みずから「かわかもん」というチーム名を付けている彼らに対して、
川上村役場からの依頼を受け、今回、
まちづくりに関する講演をさせていただきました。
弊社代表の古川は、学生時代ここ川上村で「林業」に出会い、
山村に生きる「人」に出会い、「人生」に出会いました。
地域とは何か、
地域で生きていく上で大事にしたい情熱や、理念と利益のバランスとは、
といった話しから、他地域の事例紹介という内容でお送りしました。
その後、かわかもんの皆様から今年度の活動報告、
そこから見えてきた「今後のビジョン」について発表がありました。
地域の方々との交流を通して「役に立ちたい」というモチベーションから、
全国の地域おこし仲間とのネットワークから考え出されたアイデア、
いずれも自分の生の体験に基づいており、
「誰に伝えたいか」というマーケティング上重要な視点もしっかりとあり、
あとはやるだけ!
という、心強い印象を持ちました。
私達の、他地域での経験から得たノウハウやネットワークを
利用していただき、今後も支援させていただきながら、
ぜひとも共にチームとして、村づくりに取り組んでいきたいと感じられたメンバー達でした。
そんな「かわかもん」のブログはこちら!
ぜひご期待ください。