先週の金曜日、5月度の経営実践研究会@大阪が開催されました。

今回は2名の新規参加者も加わり、総勢10名のご参加を頂きました!

 

5月の振り返りに始まり、

事前課題からの講義&ディスカッションでは

・木材アドバイザー、木材コーディネーター、木材ソムリエ、木材コンシェルジュ、木材マイスター・・・

今や日本各地で様々な呼び名のついた「資格」や「役割名」

その違い、その定義と 今後の実践フィールドとは何かについて話し合いを行いました。

 

ほかにも、

・経営者としてみておくべく5つの社員満足(ES)

・顧客管理の方法     なども議題にあがりました。

 

そんな今回、特に熱い議論が交わされ、印象的だったのは

各社の今月の振り返りでの一幕。

 

静岡にある、とある材木屋さんの若手営業さんから

参加者の皆さんにこんな問いかけがされました。

「今、新しい取引先にアプローチをしているのですが、

いきなり大きなものにはなかなか手をつけてくれない新規顧客。

その獲得のために、皆さんならどのようなアプローチをされますか?」

 

その問いかけに、とある材木屋さんは

「床材や内装材など、小さなところから入る。

利益はすぐ取れなくても、後々お客さんになってもらえれば。」

 

また、別の流通をしていらっしゃる方は、

「わざと安い合板から始めたり、小さい商売から入っていくこともある。

でも値段が上がっている時は、自分から値段を下げることはしない。

新規で値段が下がっている物から入っていく。」

・ ・ ・

ほかにも、色々な意見が聞かれました。

 

ご参加いただいている皆さまは、出身地はもとより

その会社の背景も、業種も、経験も、年齢も違う方ばかり。

しかし、そんな皆さまだからこそ、それぞれの経験に基づいた

とても説得力のあるお答えが出てくるのです。

 正に、この研究会の大きな魅力が現れたひとコマだった気がします。

 

ほかの参加者の方にも言えることですが、

参加者の皆さまは、それぞれ悩みや課題をもちながら

この研究会に参加してくださいます。

その課題について、今後どうして行けばよいのか、明確な方向性が分からずにいるときも。

 

そんな時に、研究会にいらっしゃって

他の皆さんが繰り広げる色々なお話や、鋭い突っ込みに

少しの不安と、それをはるかに超える大きな期待を抱かれているのではないか、と感じました。

 

毎日じっと仕事をしていては出会う事が出来ない、

ちょっとした土地ややり方の違いがあるが故に、貴重な意見をくれる仲間たち。

そんな仲間に出会えることが、この研究会の真価かもしれません。

我々は、その皆さまの間をつなぎ、時にはまとめる役割をさせて頂きますが

皆さん同士の化学反応こそが、本当に大切なものなのではないでしょうか。

 

新年度が始まってまだわずか。

今年度もどんな方に出会うことができ、どんな化学反応を目の当たりにすることができるのか

我々もわくわくしています!

 

そんな研究会、来月 6月度 の日程は以下のとおりとなっています。

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日時:2013年 6月28日(土) 14:00-18:00

会場:肥後橋センタービル7F アミタセミナールーム

★6月度は、トビムシより法務の小林も参加、講義を行います!

詳細はこちら→https://chiikino.jp/blog/?page_id=42

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たくさんの皆さまのご参加、心よりお待ちしております!

 

Posted by admin on 月曜日 6月 3, 2013 Under pick up, お知らせ, すべての記事, セミナー報告, 経営実践研究会[国産材ビジネススクール](大阪)

 

2013年もはや4月となり、多くの企業でも新年度となっていることと思います。

弊社も4月11日には設立から1年を迎えることとなり、お世話になった皆様に日々感謝です。

 

大阪の経営実践研究会も、新体制となって1年が過ぎました。

毎回実施後には議事録として、当日のディスカッション内容をまとめ、
補足加資料、街で発見したユニークな納材事例、コラムなどを加えたテキストを作成しております。

それもこの3月度で12冊目となりました。
内容の一部をご紹介!

2012年
★4月度
・企業ブランディングの鉄則と情報誌デザイン
・バーク、チップ、おが粉、端材、どう利益に変える?
・地域型住宅ブランド化事業
・巨大林業会社構想
・木材自給率の真実
・森林認証、天然住宅、無添加住宅

★5月度
・JAS認定製材工場の動向
・単価表はオープンにすべきか!?そのメリットとデメリット
・森林認証セミナー
・ファイブフォース(5つの脅威)
・木材の営業レベル0~7

★6月度
・業界人として知っておきたい7つの数字~2020年の林業 予想~
・新規営業マーケティング~3つのメディア、名簿管理、顧客の4階層
・ 来店型材木店をつくるには

★7月度
・再生可能エネルギー買取固定価格
・クレーム対応「スギはあたたかい!?」
・家づくりの6つの「設計」

★8月度
産地共催交流セミナー 

★9月度
・工務店見学会、木材業ができる7つの支援
・産地共催交流セミナーの反省~1ステップ上のプレゼンテーションへ~
・類似品とどう向き合う?

★10月度

・森林資源の収益機会とは
・AIDMA理論
・デザインとは何か?
・狭属性×使用時訴求マーケティング
・ミツマタビジネスの可能性

★11月度
・現地研修  森に生きて、道を知る。in四国~林業遍路十四ヵ所巡り~ 
愛媛県久万地域、高知県嶺北地域で
大規模製材工場~2チャン製材、構造材~コモノ、森林資源~空間の多様な経営を知る

★12月度
・ゲスト講演:森林×金融~森林信託の可能性~
・ゲスト講演:木材×不動産~木の街をつくる~
・2012年度総まとめ  林業・木材・住宅業界7大ニュース

2013年
★1月度
・メーカーと流通店の同行営業
・ゲスト講演:スウェーデン林業訪問記
・ゲスト講演:インターネット集客・広告のコツ!

★2月度
・木製品3つの「力」
・住宅10ニーズ
・ゲスト講演:大手建材メーカーの国産材商品開発秘話
・ 林業のカレシ
・林業四則演算

★3月度
・製材工場の大規模化が意味するものは?
・理念反響型営業
・キャッチフレーズ5つのポイント
・実践!キャッチコピー作成とチラシデザイン15分レッスン
・ゲスト講演:不動産仲介業の現状とこれから

すべて集めてファイリングしてみると、この一年、
毎度濃度の高い議論が積み重ねられてきたことを実感します。

改めて振り返り、名の通りさらに「実践」的な内容へと
発展させてまいります。

 

また5月度(5/31(金)14:00~18:00 肥後橋センタービル)には、
新規会員様募集の特別体験会の開催を予定しております。

全国他地域の熱い同志との研究会にご興味のある方は、ぜひお越しください!!

 

経営実践研究会[国産材ビジネススクール]

■日程:

(当面の日程)
4月度 4/19(金)西中島
5月度 5/31(金)肥後橋センタービル7階
6月度 6/28(金)肥後橋センタービル7階
7月度 8/2(金)会場未定
8月度 8/30(金)会場未定

■会場:大阪市内ほか

■講師:古川大輔 ほかゲスト講師

■料金:各回21,000円(通期申込は税込252,000円)

【講座内容】
業界の最新情報、受講者による討議、事例(ケース)スタディ、ゲスト講師、課題発表、懇親会(ネットワークづくり)

*1地域(商圏)1社になりますので、事前のご連絡が必要です。お断りをする場合がございますのでご了承ください。

お問い合わせお待ちしています!!

・お問い合わせフォームから https://chiikino.jp/blog/?page_id=259

・お電話 ☎06-7878-6376

・メール info@chiikino.jp

詳しくはこちらをご覧ください→https://chiikino.jp/blog/?page_id=42

Posted by admin on 月曜日 4月 8, 2013 Under pick up, すべての記事, セミナー報告, 経営実践研究会[国産材ビジネススクール](大阪)

 

3月度は、ゲストの方も含め12名での開催となりました。

今月も、メンバー各社からの近況報告からスタート。

そこから、

自社製品の類似品が出たらどうしたらいいのか、情報誌のキャッチコピーはどう書いたらよいか、
情報誌を効果的に使う「連続掲示」の方法など具体的な 相談から

大規模製材工場の動向、林業政策まで幅広くディスカッションできました。

 

続いて、古川からのマーケティング講座。

 

1)マーケティングの基本レッスン

2)5つのキャッチフレーズ

3)異業界のキャッチフレーズ集で自らに置き換えてみる

 

1)では「理念反響型営業」についておさらい。
その中で「チラシ」の意義を確認しました。

2)では、経営者として知っておきたい「売れるコピーライティング」のルールを
5つのカテゴリに整理しました。

3)それを踏まえたうえで、異業種の数々のキャッチコピーを取り上げ、
それらをもとに自社製品のコピーを某“笑点”的なスタイルで即興でつくるという
実践をしていただきました。

 

たとえば、
<製薬会社>
車内で眠るだけじゃ肌あれは治らない。
そこで、○○(ビタミン剤の名前)

国産材の家だけじゃシックハウスはなくならない
そこで、資材オール国産の無垢住宅

<印刷機メーカー>
安いだけでは困る。
ソフトやメモリも必要だし、品質にもこだわりたい。
でも高いのも困る

安いだけでは困る。
強度や安定性も必要だし、品質にもこだわりたい。
でも高いのも困る。だから竹下木材です。

<ビール会社>
この味を出せるまで11年かかりました

吉野杉のこのつやを出すまで400年かかりました。

<カメラメーカー>
「娘のための写真を作ろう。」と、本気で思いました。

「孫のための住宅を作ろう。」と、本気で思いました。

 

いかがですか?
まずは頭の体操です。

 

続けて、そのコピーを用いて「チラシ」もその場で作っていただきました。

今回は全員がPCを持参していただき、簡単に「15分でつくれる」
写真+文字のシンプルなデザインをご提案。

実際にちょうど15分ほどで完成し、お互いに発表、コメントしあいました。

通常は経営者自らがチラシなど広告媒体のデザインまで手掛けることは少ないかもしれませんが、
社員に頼む場合も、業者に発注する場合も、
自らに基礎的な知識がなければ正しい自社ブランディング ができません。

経営者こそが、マーケティングのプロになること。

そんなことを目指したい研究会です。

 

 

また今回は、㈱キノマチ不動産代表の藤村直樹氏にゲストとしてご登壇いただき、

中古物件をめぐる動向や「住宅医」という試みについてご紹介いただきました。

新築着工数が減少する中で、近年注目される中古住宅ストックの活用ですが、
その市場にいかに木材が入り込めるか、ひとつの活路のヒントをいただきました。

キノマチ不動産と住宅医の話題は、「新建ハウジング」3月10日号一面を飾っていますので要チェックです!

 

 

年度末のお忙しい時期にも関わらず、メンバーの皆様にこうして足を運んでいただけることに感謝しつつ、
新年度からもよりいっそう品質を高めていきたいと感じた研究会でした。

 

★新規メンバー募集中★

次回の研究会は、4月19日(金)となります。

当研究会は会員制となっておりますが、ご新規の方には初回無料体験をしていただけます。
ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください!

詳細はこちら→https://chiikino.jp/blog/?page_id=42

Posted by admin on 金曜日 3月 22, 2013 Under pick up, すべての記事, セミナー報告, 経営実践研究会[国産材ビジネススクール](大阪)

いよいよ今年度最後の開催となりました、国産材ビジネスセミナー@東京、
最終回にも関わらず、ご新規の参加者にもたくさんお越しいただきました。

例のごとく、林業事業体、製材、森林組合、行政、学生と所属はさまざま、
「普段は山側にいるので木材流通などを勉強したい」
「色々な知見を得て自分の地域に還元したい」

など、参加の同機も色々です。

今回は2012年度の総まとめとして、4名の講師からそれぞれふりかえり講座となりました。

 

まずは古川より。

林業・木材業に対するニーズを顧客視点から細かく分類をし、

それぞれの業態がどの部分を担うのかを改めて整理し、ご説明をしました。

一口に木材といえども、「住宅10ニーズ」の中の一部の「素材」であり、
その「素材(部材)」の中にも、構造材、化粧材、下地材があり、他の新建材もありで、
それぞれの製品の品質も細かく分けて考えれば、切り口はいくつも存在します。

今自らが追及している品質、強みとは何なのか、

顧客(エンドユーザー)視点に立って、改めて考えていただけたでしょうか。

 

また自分のポジションを知ったうえで、年間250日出張の甲斐あって集めた

各地の最新事例を、動画や写真を交えて、ご紹介しました。

 

 

次に、岩井から女子目線から見た情報発信の5つのポイントをご紹介。

林業界で活躍できる女子力を独自に定義したうえで、
ビジネスに役立つ、身に着けるべき情報発信スキルをご提案しました。

まずはマーケティングの基礎中の基礎ともいえる、

 

「ターゲットを絞ること」

 

マーケティングとは文字通り「的(mark)に当てること」という意味です。

誰にでも受け入れられるモノ・コトは、裏を返せば誰にも響かないということ。

そのほか、ターゲットにメッセージを届けるときに、押さえておくべきテクニックをご紹介しました。

 

 

続いてトビムシ小林からは、

「国産材ビジネスの根幹 !!林地と林業の法知識」として、

林業施業にとっては必要不可欠である、地籍や権利関連の基礎をレクチャー。

所有権、地上権、使用(貸借)権、立木法による登記、入会権・・・

山林には様々な権利が複雑に重なり合っていますが、
ひとずつ紐解いていくことで、選ばれる 林業会社になるための
営業ノウハウにも結びつけることができます。

トビムシ小林氏 当日のブログ http://tobimushilaw.jugem.jp/?eid=119 )

 

 

トビムシ西原からは、一年間の締めくくりとして、実践クイズを中心にまとめを行いました。

2つの含水率とは?材積の計算方法は?

みなさん覚えておられたでしょうか。

 

また二極化する消費者ニーズと林業形態として、
林業界を席巻しつつある二つの潮流

①少投資高付加価値林業

②ハイテク化、エネルギー化

を整理したうえで、

「各々の事業、活動の軸(強み)をきっちりと持ちつつ、

商品・サービスの編集力、発信力を磨き、
消費者に近い事業者・団体との連携を強めることで
消費者ニーズが多様化するが故に、多様な「答え」 「アプローチ」が生まれ得る!」

とまとめました。

 

 

終わりに、古川からまとめ講座です。

これからの ビジネス(国産材マーケティング)は、

 

売上シェアの奪還から時間シェアの獲得へ」

 

消費者ニーズが高度化する中、林業・木材業も単なる「素材」提供でなく、
素材から製品へ、製品から商品へ・・・そして「ライフスタイル提案」へと
領域を拡大していかなくてはなりません。

そのとき考えることは、

「ゆったりした時間を過ごしたい」「おしゃれな生活を送りたい」

そういった時間の使い方を提案し、創造し、選択していただくことです。

よく六次産業化という言葉が使われますが、
単に素材を加工すればよいというものでもなく、その先にあるコンセプトが大切です。

またその手法も 、自社1社のみですべてを担うだけが選択肢でなく、
理解ある「ちいきの」二次産業、三次産業の企業と連携することが近道にもなりえます。

 

そんな考え方をご紹介しつつ、本年のまとめ、

【林業四則演算とは】

Ⅰ.林業+α
林業だけではなく、
顧客が喜ぶ、付加価値をどう加えていくか。

Ⅱ.林業×β
林業という業種にこだわらず、
小売業、サービス業的な展開をし、
水平連携、垂直連携を
掛け算できるかどうか。

Ⅲ.林業÷γ
経営力ということで分解できるかどうか。
商品(施業)力、集客力、営業力、組織力
そのなかで競合他社と比較し
何を強化すべきか。

Ⅳ.林業-δ
どうしても取り除かなければならない
昔の商慣習や古い精神風土!

 

いかがでしょうか?

 

これで本年度は終了となりますが、2013年度も国産材ビジネスセミナーを開催予定です。
改めまして年間受講のお知らせもさせていただきますので、
ご期待ください!

ご参加いただいた皆様、一年間ありがとうございました。

 

 

★参加者からのご感想★

久々に参加させていただき、興味深い事例や考え方などを伺い、収穫になった。
今後、自分の経験もふまえて、今日の学びを自分のものにしていきたい。
(大学生A様)

~~~

来年度は1年間通して参加してみたい!
(林業B様)

~~~

初めての事ばかりでしたので、すべてが勉強になりました。
ここで学んだことをどう今後につなげていくか、
これでスタートラインにつけるといいです。
(林業C様)

~~~

勉強好きになり、勉強にはげまなければ。
いずれはセミナーのみなさんに発信できる自信の持てる事業をできればと思いました。
(行政職員D様)

~~~

林業というのはふだん生活する上ではあまり関わりの無いものだと感じていたが、住宅にも国産材がもしかしたら使われているかもと考えると何を使っているか興味がとても沸きました。
(大学生E様)

~~~

最新の事例を聞けるのは非常に参考になります。
人脈づくりの価値も大きいと思う。
おかげでやっと、自分が一般のお客様に林業を伝える力がついてきました。
(会社員F様)

~~~

参加者に若い人が多く、
まだまだ林業に興味を持っていることに頼もしく思いました。
地元の仲間にも伝えていきたい。
(林業・製材業G様)

~~~

今回の「時間シェアの獲得」という考え方は確かに大事だと思いました。
家を建てるというのは人生の一大イベントですが、そのために使える時間は多くない。
その限られた時間の中で木について考えてもらう時間をいかに増やしていくのか。
まだまだ工夫できることってあるよな、と思いました。
(大学生H様)

~~~

毎回新しい内容がきけて新鮮だった。
マクロの数字の紹介、法制度や政策との関連、具体的マーケティングが特に面白かった。
(商社I様)

~~~

毎回わくわくして受講させていただき、多くの学びがありました。
今後は他産業の経営改善の取組をより詳しく教えていただきたい。
(行政職員J様)

~~~

職場などで、いかに川上から川下までがつながっていないかを実感しています。
私の夢は「日本の森林に関わる人が笑顔で暮らす未来をつくること」
もちろん一人ではできないことですが、何か少しでもこの夢に向かって努力できたらと思います。
(林業関連団体K様)

 

 

Posted by admin on 火曜日 3月 19, 2013 Under pick up, お知らせ, すべての記事, セミナー報告, 国産材ビジネスセミナー(東京)

 

今回は、コンパクトな席配置で、ゼミナール形式での開催となりました。

山の現場は繁忙期ということで、ご欠席もありましたが、急きょ、はるばる新潟県から(!)の若き参加者もあり、
学生~ベンチャー企業~公的機関と、多様な顔ぶれです。

懇親会では、別件で東京へお越しになっていた大阪経営実践研究会のメンバーの飛び入りもありました。

 

最初に、古川から最新のトピック&事例紹介。

特に1月28日付の日経新聞記事で、林業関連の予算についてその意義を問われる内容があったことから、
国民や国家にとっての林業の存在意義とは何なのか、またその意義を果たすために、
民間企業がしっかりと理論を持つこと、補助金に頼らない方法を模索することの重要性をレクチャー&ディスカッションしました。

 

 

第二講座は、トビムシ西原より、「バイオマスの理想と現実」として、

この10年間、多額の補助金が投じられながらも
目標とされる成果が出せなかったバイオマスエネルギー関連事業について、

その失敗要因と、今後改善すべきポイントについて、一定のまとめを行いました。

3.11以降エネルギー危機が叫ばれ、大規模バイオマス発電所の建設も相次いでいますが、

改めて「林業のカ・レ・シ」カスケード、レンジ、シーリング という特性を考慮した上での計画と、
条件にあった身の丈での実施が必要となってくるのではないでしょうか。

 

 

続いて、トビムシ法務小林からは、みなさんも当たり前のように使っているソーシャルメディアのリスクについて。

誰でも、いつでも、無料で、世界に発信できてしまうという特性ゆえに、
未然に防ぐことや、発信の記録を消すことも難しいソーシャルメディア。

その利用は個人の判断にゆだねられているため、企業や公官庁でも、
社員個人の問題発言が拡散し、企業信頼をゆるがす事件になる事例も相次いでいます。

小回りがきき、目が届きやすい中小企業といえども、
知っておくべきリスク管理のポイントについてご紹介しました。

 

次に、弊社岩井からは今月のミニマーケティング講座として、
写真+文字をベースとした、すぐに実践できる「チラシのつくりかた」をレクチャー。

提案型集約化にかかる情報提供、木材の販売方法、森林ボランティア活動の告知、などなど、
この業界でも「チラシ(フライヤー)」をつかった情報発信の場面は多くなっていますが、

一枚にも数十円といった印刷コストがかかってくるツール。
その戦略やデザインの重要性を理解しながら、

実際に参加メンバーがつくったチラシにコメントしながら7つの制作手順を解説しました。

セミナー終了後には早速「つくってみました!」と画像を送ってくださったメンバーもいて、
即、実践に移していただけることはこちらとしても大変励みになりました。

 

最後に古川からのマーケティング講座、

消費者目線でないと意外とわからない、「住宅10ニーズ」についてご紹介。
「構造材の種類」「国産材」に対するニーズの優先順位はどの程度なのかをご理解いただきました。

参加者からは、現代の施主ニーズのリアルに対して、「意外!」という驚きの声が聞かれました。

より上位となる、快適性、デザイン性、安心安全の担保を、国産材の側から
具体的にどのようバックアップしていくかという視点を持つことが大切です。

 

また国内の製材業を大きく3形態に分類し、その素材としての特徴とマーケティング戦略をまとめました。

ひとことで「木材」「国産材」といっても、素材、加工の仕方、流通形態、住宅の完成形までバラバラであり、
同じ営業戦略では適しません。

改めて自分の届けたい「木材」とは何なのか、立ち位置を知ることから始まります。

 

今回の参加者からのご感想を一部ご紹介します。

~~~

住宅10ニーズの話がなるほどなぁと思った。家っていうのは国産材を売るための術だけど、別に施主さんは国産材を買うんじゃなく、家を買うんだなと、当たり前なんですがそう思った。私は自分がどうやって「林業」に関わっていこうかなとよく考えるんですが、全体を通していい刺激をもらっています。

(大学生A様)

~~~

住宅10ニーズを何か月ぶりに聞いて、当時よりも参考になり、自社商品の営業に使えると思った。

(小売業B様)

~~~

バイオマスに関して、ひとつのまとめをしてくれたのはありがたい。
一方、期待通りの効果を上げている事業は皆無という事実が、多くの人がバイオマスはインチキ、税金の無駄遣いという理由を物語る。

(会社員C様)

~~~

 

8回に渡って開催してきました、2012年度国産材ビジネスセミナーも、次回で最終回です。

初めての方も大歓迎です。みなさまのご参加、お待ちしています!

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◆第9回 3月度 国産材ビジネスセミナー◆
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◆日時:2013年3月16日(土)13:30~17:30
※終了後に懇親会を開催します

◆場所:港区エコプラザ [港区浜松町1-13-1]

◆内容

~最新事例30連発、
総まとめ と 実践テスト~

理念と利益、森林の多面的機能と市場規模、ブランド化とイノベーション、消費の3動機(必要性・欲求性・物語性)、マーケティングの基礎、AIDMA理論、売上方程式、理念共感型営業、木材流通の類型化、住宅10ニーズ、企画と特典 チラシ、DM7つのポイント、ソーシャルメディア活用

知っておきたい商標の基礎、著作権の基礎について、下請法、景品表示法、木材・住宅政策について、住宅エコポイント、行政補助事業、知的資産管理と営業秘密、取引基本契約の読み方取引基本契約の読み方、債権回収のノウハウ、ソーシャルメディアリスク

境界画定と情報管理、林道設計、搬出システム選択、林業機械、コスト管理、製材歩留まりと原価、在庫管理、木材乾燥技術、バイオマス

 

★古川大輔 (㈱古川ちいきの総合研究所)
★岩井有加 (㈱古川ちいきの総合研究所)
★西原啓史 (㈱トビムシ)
★小林洋光 (㈱トビムシ) 他

 

◆料金:一般 12,600円(税込) 学生  6,300円(税込)

※ご新規の方は、お申込み時にお知らせする口座へ、3月13日(水)までに事前お振込みをお願いいたします。
※振込手数料はご負担ください。

◆定員:20名様(先着)

◆お申込み:

1)貴社名
2)参加者ご氏名
3)ご連絡先(電話、メール)
4)懇親会のご出欠

を明記の上、
info@chiikino.jp または FAX 06-7878-6326

「国産材ビジネスセミナー事務局」までお送り下さい。

ビジネスセミナーの詳細はこちら→https://chiikino.jp/blog/?page_id=22

Posted by admin on 月曜日 2月 18, 2013 Under pick up, お知らせ, すべての記事, セミナー報告, 国産材ビジネスセミナー(東京)

 

今年最初の、研究会。今回から新たなメンバーも1名加わり、
また3名のゲストをお迎えして、にぎやかに開催しました。

 

毎回お馴染みの、各社からここ一ヶ月の振り返り。

社内の動き、半期の決算、メディア掲載情報、納材の事例、など活発な動きがありました。

また、メーカーとしての製材業が、木材流通店と同行して工務店へ営業訪問する
「同行営業」の事例があり、その意義とポイントについてもディスカッションできました。

メーカーと流通のそれぞれの思惑を実現し、双方にとってメリットを生むために、
二社のキャラクターを変えることや、メーカーの役割を十分に発揮 することなど
ポイントをまとめました。

 

 

次に、スウェーデン の北欧林業を視察してきたメンバーから、その報告をしていただきました。

地形や樹種など条件が違う部分がありますが、それでも、人口1,000万人に満たない国で、
どのように需要を生み出し、木材を供給していくのか、その流通とマーケティングの努力には、
大変学ぶものがあります。

 

 

続いて、 環境企画研究所&木匠塾事務局の戸田都生男様から、
各地の木材ブランディング事例とそのポイント、木匠塾の夢と現実についてご紹介をいただきました。

木材ブランディングにおける 7つのポイントでは、ものづくり全般にも通ずる、重要な点をご指摘いただきました。

学生が各地の山村で木造建築を実地体験し、林業や木材について学ぶ「木匠塾」では、
すでに数千人の卒業生がいながら、なかなか職業として建築や林業に就く人が少ないという現状をうかがい、
「木」に携わる研究会メンバー一同、若者に活躍の場を作っていくという役目もあると、自負をしました。
また木匠塾の拠点のひとつである、奈良県吉野郡川上村というキーワードで、
弊社の古川ともご縁があり、懇親会ではご当地トークにも花が咲きました・・・

 

 

また、今回は異業種からのゲストにもご登場いただきました。

アクトインディ株式会社の代表、下元敬道様より、ウェブマーケティング・広告の最新動向をご説明いただきました。

研究会メンバーの企業でも、HPの整備が進み、さらなる検索対策、顧客導線の整備へと動いています。

そんな中、ものすごいスピードで変化していくウェブマーケティングの動向をご紹介いただき、
今後のweb設計に役立つアドバイスをいただき、大変有意義な時間となりました。

何より、下元様の「先祖に感謝し、次世代に感謝する仕事を」という熱いメッセージは、
何世代にもわたり受け継ぐ山にも通ずるものがあり、 感銘を受けました。

 

ゲストの皆様、興味深い話題をご提供いただき、誠にありがとうございました。

 

 

最後に、ウェブマーケティングの話題を受けて、古川よりまとめ講座として、
HP全体の設計における3つのポイントについて、

今回は特に、「企画性」という要素の部分で、
いかに顧客名簿を得て、来店していただき、無料コンテンツから 有料サービスへと、顧客ランクアップをつくっていくか、

メンバーの経験を共有し、より議論の深掘りを行いました。

 

次回の研究会は、2月22日(金)となります。

会員制となっておりますが、ご新規の方は無料体験をしていただけます。
ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください!

詳細はこちら→https://chiikino.jp/blog/?page_id=42

 

 

Posted by admin on 金曜日 1月 25, 2013 Under pick up, お知らせ, すべての記事, セミナー報告, 経営実践研究会[国産材ビジネススクール](大阪)

今年最初のビジネスセミナー、東京は港区エコプラザにて開催しました。

写真は、午前中に都庁の展望台から眺めた東京の街です。
緑色に見えるのは、皇居、ではなく、人が植えた人工林である明治神宮の森です。
神宮の森については、こんなエピソードが伝えられています。

・・・・・・・(明治神宮HPより一部抜粋)・・・・・・・

「永遠の森」を目指した壮大な計画のもと、大正4年から造営工事が始まりましたが、
全国から植樹する木を奉納したいと献木が集まり、北は樺太(サハリン)から南は台湾まで、
日本だけではなく満州(中国東北部)朝鮮からも届き、全部で約10万本の木が奉献され
11万人に及ぶ青年団の勤労奉仕により植林することによって、代々木の杜が誕生しました。

(略)

御鎮座50年を機に境内の樹木の調査を行ったところ、
わずか半世紀で自然の状態になっていることが解り世界的に注目を浴びました。

創建当初明治神宮に何を植えたら立派に育つか、また100年後自然の状態になっていくのか、
当時の学者たちが考えました。そして椎・樫などの照葉樹を植えることに決定したのです。

 理由は大正時代、すでに東京では公害が進んでいて、都内の大木・老木が次々と枯れていったのでした。
そこで百年先を見越して神宮には照葉樹でなければ育たないと結論づけたのでした。

 ところが当時の内閣総理大臣であった大隈重信首相が
「神宮の森を薮にするのか、薮はよろしくない、当然杉林にするべきだ」として
伊勢の神宮や日光東照宮の杉並木のような雄大で荘厳なものを望んでいました。

 しかし当時の林苑関係者は断固として大隈重信の意見に反対し、
谷間の水気が多いところでこそ杉は育つが、関東ローム層の代々木では不向き、
杉が都会に適さないことを説明してようやく納得させたそうです。

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人の手で植えた「人工林」ともいえますが、
いかに自然の状態に近づけ、「100年後」を見据えて持続可能な森をつくるか、
しっかりと設計がされたことで、ほぼ「天然林」といえる状態に育ったことがわかります。

人工林と自然林との境界は実際はあいまいなもので、優劣もつけがたいものですが、
どちらも自然の摂理にしたがって変化し、続いていくものだと感じます。

 

展望台のフロアにも、実は林業が隠れていました。

観光客の方々が何気なく座っているのは・・・

東京都産材である「多摩産材」。都が搬出と販路拡大に助成をしている取組です。

もともとは、石原前都知事が花粉症だったため、その原因であるスギを減らして無花粉スギに転換するために始まったのだとか・・・

東京では、こんな形で林業が注目されているのでしょうか。

 

さてセミナー本番、今回も4名の新しい方にご参加いただきました。

森林政策を学ぶ学生、行政職員、国産材の製材メーカー、大手ハウスメーカー、旅行代理店、ITコンサルタント、造園外構会社、林業素材業者・・・

毎度のごとく、多種多様な顔ぶれでスタートしました。

 

まずは、トビムシ西原から、木材の乾燥技術に関するいろは。

慣れてしまうと忘れがちな、「含水率って何?」「木材が乾燥するってどういうこと?

という基礎から、問題を解きながら復習します。

折しもセンター試験だったこの日、ひさしぶりに、理科の授業を受けている気分です。

 

そのうえで、乾燥方式にはどのようなものがあるのかを知り、それぞれメリットデメリットについてご紹介。

参加者からの情報提供もあり、いまだに「答えがない」乾燥技術について、熱くディスカッションとなりました。

 

続いて、弊社の岩井から、「一枚のハガキ、チラシから学ぶマーケティングミニ講座」

実際に制作して反響のあったチラシやDMから、なぜそれが当たったのか、反響率を高めるコツを学びました。

毎日、大量に織り込まれてくるチラシも、よく見てみるとマーケティングのヒントがあふれています。

日常から、そんな視点を持っていただければと思います。

 

最後に、古川からマーケティング講座として、WEB制作を考えるうえでの基本的な3つの切り口、

具体的な制作時の5つのポイントをご紹介したうえで、改めて、何のために情報発信をするのか。

WEBだけでなく、情報発信全体の戦略をどう考え、日々実践していくかを、図式化してお伝えしました。

 

また、最近の動向として、林野庁の補正予算とその意義について、議論がありました。

2013年も動きの激しい業界となりそうですが、このセミナーが、みなさまの経営・勉学の参考となるように、

今年も張り切って参ります!

 

最後に、こちらは東京都内の電車内。

ん、あのポスターは・・・

「集まれ!森林男子 森林女子」

今年の森林(もり)の仕事ガイダンス のポスターでした。

東京にも、林業にあこがれる人が増えている。

その仕事がよりカッコイイ仕事になるように、弊社もひとりの林業男子、ひとりの林業女子として、邁進して参ります。

 

以下、今回のセミナー参加者様からいただいた感想をご紹介します。

 

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印象に残ったのは、「○○業界」という言葉に縛られないほうがいいということです。僕が今ボランティアで関わっているNPOでも、林業以外にも違った軸で今後展開して行く予定で、あまり「林業」という言葉に縛られすぎると返って視野が狭まり可能性を潰してしまうのではないかと感じました。

(IT関連 A様)

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製材工場や工務店に必要なことがなんなのか、その一角を見ることができた気がしているので、とても勉強になりました。
来月のセミナーにも参加したいと思います。

(大学生 B様)

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がちがちマーケティングの話を期待してたので楽しめました。
加えて、最近の林業トピックスをひととおりキャッチアップできて、他にはないセミナーだなとつくづく実感した。

(ハウスメーカー C様)

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ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。

次回は2月16日(土)13:30~17:30  @港区エコプラザ

です。

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2月以降も、開催します!
※場所はすべて港区エコプラザ、
時間は13:30~17:30となります。

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◆第8回 2月度 ◆
2013年2月16日(土)13:30~17:30

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★古川大輔

住宅10ニーズ:消費者はどうやって家を選ぶのか、ホンネを知っていますか!?
木材流通の類型化:3つの木材流通類型、成功のヒントを知る
その他、木材乾燥・二次加工の工夫、新商品開発について、全国各地の最新事例満載!

★西原啓史

バイオマスの理想と現実
近年、エネルギー注目を集める木質バイオマス、その最新動向と現場のリアルをご紹介。

★小林洋光

旬の事例を踏まえた林業・住宅に関する生きた法務情報を提供します!

 

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◆第9回(年度末の最終回!◆
2013年3月16日(土)13:30~17:30

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~最新事例30連発、総まとめ と 実践テスト~

 

★古川大輔 (㈱古川ちいきの総合研究所)

★岩井有加 (㈱古川ちいきの総合研究所)

★西原啓史 (㈱トビムシ)

★小林洋光 (㈱トビムシ) 他

 

Posted by admin on 土曜日 1月 19, 2013 Under pick up, お知らせ, すべての記事, セミナー報告, 国産材ビジネスセミナー(東京)

 

11月に二日間にわたり開催しました四国研修、

“森に生きて、道を知る。in 四国 林業遍路 十四ヵ所巡り”
https://chiikino.jp/?p=948

 

の参加者からの、レポート集ができました。

林業、製材業、学生、老若男女さまざまな参加者から、
それぞれの切り口から見た四国十四ヵ所が振り返られています。
「視察」へ行くとき、多くの事例を単に見るだけでは、
知識は増えても、自分のものとして「学び」まで昇華させることはなかなかできません。

自分の言葉で書き、話し、あるいは絵に描いて、
学びを得て、日常へ生かすことが、視察や研修の目的です。
今回の研修では、

大型・少品目製材工場から、多品種製造する家族経営製材、
単層林から複層林、
木材から、農産物、観光名所まで地域資源を生かすビジネス、

さまざまな「林業」を、
二日間に凝縮して見ることができました。

 

そのうえで大切なことは、

「自分の立ち位置とは何か、これからどこへ向かうのか」

を、再確認することです。

自分のポジショニングを考える一助として、
研修で得たものをしっかりとフィードバックしていきましょう。
参加者からの感想を一部ご紹介します

 

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久万地方の山林と製材所、地元材を使ったモデルハウス、
更には日本でも有数の大規模製材工場を一日で見学することにより、
自分の立ち位置について改めて考えさせられた。

川上から川下へと流れる木材の流通過程の中で自分はどちらの方を向いているのか。

■製材業A様■
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残りの学生でいられる期間に学べることは学びつくして、
おおまかでも林業の全体像が自分なりに掴めるようにしていきたいと思います。
そして、全体が見えた状態で林業の課題を明確にして解決策を自分なりに持てるようにし、
自分はどの立場で林業に貢献していくのか狙いを明確にしていこうと思います

■学生B様■
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今回の現地視察会で大きかったのは、やはり参加者や訪問先の方々など、
思いを同じくする多くの人たちと出会えたことです。

木材会社Xさんの「木を嫌いな人はいないから、こんないい商材はない」
「何十年も種まきをしてきたから今売れており、他社にまねができない」という言葉は
大変印象に残りました。自分と非常に近い感覚をお持ちの方にも出会い、共感しました。

このネットワークを今後どうやって生かし、日本の地域を活性化していくのか、
より住みよい社会を作っていくのかが、今後の自分の課題です。

■環境コンサルティングC様■
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あっという間の二日間、別々の行程で帰宅するみなさんと別れた後、松山空港の近くで
最後の打ち上げは、美味しいお刺身や削りかまぼこを肴にお酒を酌み交わし、
鯛のお茶漬けで〆るという贅沢な晩餐でした。
同じ場所にいても、何を見、何を感じるかは人それぞれですが、
その場の空気を作り出すのも集まった一人一人です。時間を共有できて良かったと思える
仲間に出合えた幸せ、主催者への感謝の気持ちが湧きあがりました。
今回学んだ事をしっかり活かし、次の行動につなげていきたいと思います。
お世話になった皆様、本当にありがとうございました。

■会社員D様■
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どこに行っても思うのが、とにかく「あるものを生かす」という視点が一番大事だということ。
うまくいっている例をそっくりそのまま持ってきてやろうとしてもなかなか成功はせず、
その地域に既にある、自分に与えられているもの(人も物も)をどれだけ生かせるか、
そこに光を当てて愛情を注ぐことができるか、そういうことなんだと思った。

■素材生産業E様■
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2035年の日本。
高齢化率で見ると、都市と地方が肉薄する時代。
いや、元気な地方は高齢化率がむしろ下がるかもしれない。
林業が若い人々の労働力を吸収できれば、可能性は十分にある。

では如何にして人を増やすか。そのためにはもちろん、林業(及び関連産業が)
儲かる産業にならなければ。
その基礎として、まずは「己を知ること」から。

■コンサルティングF様■
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様々な業界から多くの方にご参加いただいたことで、生まれた気づきも多くありました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

さて、来年はどこへ・・・お楽しみに!

Posted by admin on 金曜日 12月 21, 2012 Under pick up, すべての記事, セミナー報告, 国産材ビジネスセミナー(東京), 経営実践研究会[国産材ビジネススクール](大阪)