令和5年8月4日(金)、みえ森林・林業アカデミーで、弊社代表の古川が講義をさせていただきました。
テーマは「林業マーケティング 概論と実践」
「~未来のお客様は、私たちでつくる~」と、古川らしいサブテーマも加えました。
林業×マーケティング
今でこそ時々耳にするようになりましたが、古川が15年前に言い始めた時は、
「林業にマーケティングって必要なの?」
「良いもの(木、製品、森)さえつくっていればいい」
「自然を相手にしているんだ、そんなの必要ない」
という言葉をよく聞いたそうです。
マーケティングって、「商品サービスを売るため」というのはもちろん、実は「正しく知ってもらう」「ちゃんと届くようにする」という意味合いも大きいです。
林業、製材業、木材業、木の家木の家具…
森の仕事、木の仕事していると、自然に畏敬の念を感じ、仕事に誇りを持ち、地域と人を大事にするようになります。
むしろ、そうでないとやっていけませんよね。
そういった思いや理念を、人々に伝わるようにする。
そうして、どこに伝えたいのか。
ヴィジョンとマーケット。
林業に足りないのはこの点だ、というところからスタートした講義。
基本のマーケティングフレームから、林業と地域に向き合ってきた古川流メソッドへと展開しつつ、ワークショップも交えながら、今回も4時間全力蹴球させていただきました。
たくさん詰まった内容を走り抜けた講義でしたが(これでも本人的にはかなり集約したそうです笑)、受講生の皆様にも楽しんでいただけたようです。
終始、熱心で真摯な姿勢が印象的でした。
【アンケート回答より抜粋】
・とても有益な講義でした。ありがとうございました!
・講演会、勉強会がございましたらぜひお知らせください。有料であることは承知しておりますので、それでもぜひぜひ学びたいです。
・ビジネスプランを考える上でとても参考になる内容でした。
・今までマーケティングは市場を知ることだけだと思ってましたが発信をする上では、まず自分の価値観を固めることが大切だと改めて気づきました。
・一見、林業とマーケティングというと、あまり関連性が無いように捉えられがちですが、今回のような話を聞くことで、物事の見方が変わってくると思います。大変刺激になりました。
・自分が選ぶ基準と自分が売るときの基準の無意識な違いに気づかされました。
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この日の学びや気づきが、少しでも皆様のお役に立てたら嬉しいです。
マーケティングはもちろん、財務や人材採用など広く経営に関してであったり、地域づくりや森林ビジョン策定の際の考え方や手法などについても、実践を元にした講演がご好評いただいています。
ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。