3月度は、ゲストの方も含め12名での開催となりました。
今月も、メンバー各社からの近況報告からスタート。
そこから、
自社製品の類似品が出たらどうしたらいいのか、情報誌のキャッチコピーはどう書いたらよいか、
情報誌を効果的に使う「連続掲示」の方法など具体的な 相談から
大規模製材工場の動向、林業政策まで幅広くディスカッションできました。
続いて、古川からのマーケティング講座。
1)マーケティングの基本レッスン
2)5つのキャッチフレーズ
3)異業界のキャッチフレーズ集で自らに置き換えてみる
1)では「理念反響型営業」についておさらい。
その中で「チラシ」の意義を確認しました。
2)では、経営者として知っておきたい「売れるコピーライティング」のルールを
5つのカテゴリに整理しました。
3)それを踏まえたうえで、異業種の数々のキャッチコピーを取り上げ、
それらをもとに自社製品のコピーを某“笑点”的なスタイルで即興でつくるという
実践をしていただきました。
たとえば、
<製薬会社>
車内で眠るだけじゃ肌あれは治らない。
そこで、○○(ビタミン剤の名前)
↓
国産材の家だけじゃシックハウスはなくならない
そこで、資材オール国産の無垢住宅
<印刷機メーカー>
安いだけでは困る。
ソフトやメモリも必要だし、品質にもこだわりたい。
でも高いのも困る
↓
安いだけでは困る。
強度や安定性も必要だし、品質にもこだわりたい。
でも高いのも困る。だから竹下木材です。
<ビール会社>
この味を出せるまで11年かかりました
↓
吉野杉のこのつやを出すまで400年かかりました。
<カメラメーカー>
「娘のための写真を作ろう。」と、本気で思いました。
↓
「孫のための住宅を作ろう。」と、本気で思いました。
いかがですか?
まずは頭の体操です。
続けて、そのコピーを用いて「チラシ」もその場で作っていただきました。
今回は全員がPCを持参していただき、簡単に「15分でつくれる」
写真+文字のシンプルなデザインをご提案。
実際にちょうど15分ほどで完成し、お互いに発表、コメントしあいました。
通常は経営者自らがチラシなど広告媒体のデザインまで手掛けることは少ないかもしれませんが、
社員に頼む場合も、業者に発注する場合も、
自らに基礎的な知識がなければ正しい自社ブランディング ができません。
経営者こそが、マーケティングのプロになること。
そんなことを目指したい研究会です。
また今回は、㈱キノマチ不動産代表の藤村直樹氏にゲストとしてご登壇いただき、
中古物件をめぐる動向や「住宅医」という試みについてご紹介いただきました。
新築着工数が減少する中で、近年注目される中古住宅ストックの活用ですが、
その市場にいかに木材が入り込めるか、ひとつの活路のヒントをいただきました。
キノマチ不動産と住宅医の話題は、「新建ハウジング」3月10日号一面を飾っていますので要チェックです!
年度末のお忙しい時期にも関わらず、メンバーの皆様にこうして足を運んでいただけることに感謝しつつ、
新年度からもよりいっそう品質を高めていきたいと感じた研究会でした。
★新規メンバー募集中★
次回の研究会は、4月19日(金)となります。
当研究会は会員制となっておりますが、ご新規の方には初回無料体験をしていただけます。
ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください!