「これが、古川さんの仕事なんですね。ようやく分かりました。ストンときました。」
と、最近一緒に仕事をするようになったHさんに言われました。

 

林業会社の経営者であるHさん。
この日は、森林資源を活かした事業展開を目指した地域産材利用プロジェクトの一環で、
Hさんと共に行政窓口の方へのプレゼンへ行っていました。

 

冒頭の一言は、そのプレゼン(打合せ)を終えた後に言われました。
Hさんから見たコンサルの仕事は、

 

 

①マクロの統計データから時流を把握しつつ

 

②特定の市町村、都道府県(あるいは自社の商圏エリア)を見て特性を押さえ

 

③自社の動き、過去の振り返りをして

 

④だから「この戦略で闘いましょう!」と説明すること。

 

ある戦略提案の打合せを経て、コンサルが何をしているか、腑に落ちて分かったとおっしゃっていただきました。

そして、戦略提案までのプロセスには、主体者の強い「意志」と、
①~③を客観的に見る「分析」と2つの視点が重要なわけです。

「マクロ(業界全体)⇒ミクロ(商圏・自社)⇒エイヤー!(主体者の意思)」で決めるとも言われますね。
鳥の目、虫の目、最後は、意見じゃなく覚悟。
このステップを分かりやすく分析・図解・提案し、関係者を動きやすくして、共に動くのが私の仕事です。

 

 

 

需要が見えないとやらないんですか?

 

 

 

その日は、某市役所でのプレゼン(初期ミーティング)でした。

「需要は、そもそも、あるんですか?」という質問を何度も行政側から受けました。

 

その時、プロジェクトメンバーの経営者が、こう答えられました。

「現在、需要があるかないかといえば、ないかもしれません。明らかな需要があるんだったら、既にみんなやっています。競合もいっぱいでしょう。需要があるかないか分からないけれど、今の時代の流れを少し先読みすれば、潜在的な需要はあると考えていて、我々は動いてきているんです!需要は作る物です。そして、我々には小さな実績があります。どうして、目に見えるバックデータがないと動かないのか。顕在的な需要があると分からないと、動けないのかな。そもそも、いま何故、林業か、何故、地域づくりに取組むのか、そこから紐解く必要がありませんか?目に見える需要のデータがなければ、行政は動かないのでしょうか。」と。

 

まさにその通り!と思った次第です。

 

とはいえデータ(エビデンス)も必要です。

弊社は、その分析根拠(需要の可能性)を提示したうえで、行政側、民間側の両方の気持ち(時間軸)の意見を汲んで、チームとは何か、ビジョンとは何か、具体的アクションとはどうすべきか、
提案の精度を高めていきたいものです。

 

商売感覚というのは、改めて、マクロ+ミクロ+そして、えいやー!というところが大事なんですね。

 

(地域再生・森林再生コンサルタント古川大輔日記 2017.02.06より編集)

 

 

 


 

代表取締役 | 代表コンサルタント 古川 大輔  Daisuke Furukawa

twitter: @daisukefurukawa

blog: 地域再生・森林再生コンサルタント日記

 

地域と森林林業専門コンサルタントとして全国の産地を飛び回ること十数年。会社のミッションは、森林や林業、山村の問題解決ではなく「価値創造」です。そんな志を共有できるお客様・そして未来のビジネスパートナーとの更なる出会いを目指して、古川の考えや、先輩方から教わった学びを言葉にお届けします。

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

Posted by wpmaster on 木曜日 3月 15, 2018 Under ちいきのコラム

 

 

林業再生の仕事をしていると誰のために仕事をしているのか!?

 

ということが複雑になり、事業ビジョンの整合性、合意形成の方法が困難になることがあります。

 

例えば、簡単に「連携」とはいいますが、

やはり素材業(丸太)と製材(製品)では、

林業側は、より高く丸太を売りたいですし、

製材側は、より安く丸太を仕入れたいわけです。

 

例えば、生産者の組合と、製材組合との関係性など・・・

 

 

また、林業という事業領域も複雑で、関わる事業者は多様であり、建築、インテリア家具、バイオマス等の利用する側を除いても

 

・山林所有者

・山林管理者

・林業労働者

・原木扱い者

・製材加工者

・広報営業者

 

 

と多種多様の顧客(メンバー)が存在します。

 

さらに、そこに、

 

・行政(市町村、都道府県、国)

 

が入りますと、確実に、誰のために優先順位をつけて、事業を展開するかに、一貫性を作ることが重要となります。ビジョン→戦略→そして実行と、順番に着実に確実に結果を出していかねばなりません。

 

林業再生に置いて、大きなビジョン(コンセプト)としては、大きな理念を掲げると同時に、コンテンツ(顧客接点の創造)という面や、

コンダクター(支援者としての動き)をどうするかが、

地域・地域によって異なり、だからこそ、公益的な意義づけ(利益整理)をしながら、根気が試される仕事、時間の掛かる仕事となる場合もあります。

 

以前、奈良県の某村長から教えて頂いたお言葉が心に残りました。

 

これは、

「村民の付託に応える事業である。」という一言。

 

ビジョン共有

進捗報告

説明責任

 

税金を使っているということがどういうことなのか、

そこに関わっている人の責任とは何か。

 

それは例えば、

国税を使った事業であれば、それが各種委員会や、実行組織については、どれだけ国民の付託を受けるものか。

 

村民であれば、村に住まう人たちの「受益」とは何かを明確にしていくこと。

 

その定義が曖昧では、林業再生とはなりません。

改めて、林業再生における「顧客」とは何か。

 

行政の役割、民間(流通)の役割、個人の役割。

それらの「受益」を明確にした形で、地域ジョンを策定し、それに則ったサービスをどこにどのように提供するかを改めて、考えるように、自分再生から始めていきます。

どの笑顔を見たいのか。意欲と能力に対するチャレンジです。

 

(地域再生・森林再生コンサルタント古川大輔日記 2016.01.25より編集)

 


 

代表取締役 | 代表コンサルタント 古川 大輔  Daisuke Furukawa

twitter: @daisukefurukawa

blog: 地域再生・森林再生コンサルタント日記

 

地域と森林林業専門コンサルタントとして全国の産地を飛び回ること十数年。会社のミッションは、森林や林業、山村の問題解決ではなく「価値創造」です。そんな志を共有できるお客様・そして未来のビジネスパートナーとの更なる出会いを目指して、古川の考えや、先輩方から教わった学びを言葉にお届けします。

 

 

 


 

 

 

 

Posted by wpmaster on 金曜日 3月 2, 2018 Under ちいきのコラム, 未分類

 

運には2種類あると言われますが、今回は麻雀を題材に、「運」についてご紹介したいと思います。

これを理解すると、「努力」「変化」「初動」「多様性」「知力」「事前準備」「能力」「実力」の大切さが分かります。

 

麻雀といえば、知る人ぞ知る「桜井章一」。桜井章一と言えば、20年間無敗の男で、ヤクザ世界の代打ちをしてきた人物と呼ばれる彼は、「雀鬼(じゃんき)」と敬称され、雑誌「近代麻雀」での漫画連載を始め、各種メディアにおいても、彼の生き様や仕事への姿勢が取り上げられています。そんな麻雀の神様と呼ばれる男は、このように語っています。「運には、2種類ある。天から授かる“天運”というものと、自分の努力・自分の力によって引き寄せる“地運(ちうん)”。この2つがある」と。

 

「天から授かる運」と「自ら引き寄せる運」

 

「運」と一括りに称する時、予め運命として定められていたような「天運」をイメージされる場合が多いのかもしれません。しかしながら、運には2つあって、自らの行動によって引き寄せられる運もあるのです。この「地運」を得るために、毎日弛まない努力をしたり、定番と違う行動を起こしてみたり、大切なコトを失わないように、「初動」を大切に行動してみたり…… 考えて動き、努めてみるものではないでしょうか。

 

つまり運には2種類あって、

天運・・・天から授かった運。みな一緒の量あるもの。

地運・・・自分で引き寄せる運。自分の力によって増減できるもの。

 

“運がいい”と言われる人は、多様な場所で、多様な努力をしているのです。みんな確率10分の1という天運を持っている。あとは、上手な動きを重ねることで、例えば、

 

Aさん: 1/10確率の天運×10 の行動=運(結果)1

Bさん: 1/10確率の天運×50 の行動=運(結果)5

Cさん: 1/10確率の天運×100の行動=運1(結果)10

 

となります。きっとここには、地運に繋げる行動のルールも必要でしょう。前職時代の先輩が、「天運と地運」に纏わる、とあるエピソードを教えてくれました。「私の高校時代の友人に3年間で100人告白した人がいる。学校には400人の生徒がいたから、単純計算すると4人に1人へ告白したことになろう。自分自身がカッコイイ男でないことは分かっていた。だからこその告白(行動)。ある意味勿論の結果であるが、ほとんどが惨敗だった。しかし、なんとこんなカレにも3年間で3人の彼女が出来たのだ。それもその中には指折りの人気の子も入っていた!」と。

私自身の経験では、学生時代のこと。明大前駅から渋谷駅まで、井の頭線という電車に乗るとき、ある車両で偶然に久しぶりの友人と出逢った経験がありました。そこで、「もしかしたら、隣の車両にいて出会わなかったこともあるんだろう。そうだ!いつも、最初から先頭車両に乗って、後ろの車両まで歩けばいいんだ!」と。それからは、「久しぶりに出会う人」も「かわいい女性との出会い」も増えました(笑)!?

 

営業に「地運」を活かすコツ

 

高校時代の告白エピソードも、ビジネスにおける営業活動も同じではないでしょうか。

①数(量)をこなすこと

②自分がモテないこと(自分の現状)を分析すること

③逃げないこと(諦めないで前向きに行動)

 

 

「あいつは運がいい」

「あいつはついてる」

 

 

運がいいというのは、絶対的に確率が高いというのではな く、元々持っている天運は、皆平等であると考えること。確率×回数=結果が決まるのだから、回数(行動の数)が多いということが運を引き起こしている。人脈、ビジネス、研究、あらゆる分野において、広がり方が違ってくる。ただ闇雲の動くのではなく、動きながら学習と成長を繰り返すわけですが、しかし不思議なことにその行動の回数を高めていると、天運の確率が上がる瞬間が突然現れるのです。「あれもこれも繋がる!あれも繋がる!すごいな!」という時がある。私の人生経験では3~5年に1回というくらいでしょうか。だから、ちょっと歩いてみれば、可能性は広がるのです。そして、たまにはいつもと違うことをする。いつもと違う帰路で帰ったら何か違う発見に出会える。

 

「ちょっとだけ、こっちに歩いてみようか」

 

成功している人は、とにかくよく動く。

それだけで偶然に、ふっと、素晴らしい景色(おまけ)に出会えたりするのです。

それが必然。感謝です。

 

(地域再生・森林再生コンサルタント古川大輔日記  2004.12.09及び2006.08.27、2008.11.30より編集)

 

 


 

代表取締役 | 代表コンサルタント 古川 大輔  Daisuke Furukawa

twitter: @daisukefurukawa

blog: 地域再生・森林再生コンサルタント日記

 

地域と森林林業専門コンサルタントとして全国の産地を飛び回ること十数年。会社のミッションは、森林や林業、山村の問題解決ではなく「価値創造」です。そんな志を共有できるお客様・そして未来のビジネスパートナーとの更なる出会いを目指して、古川の考えや、先輩方から教わった学びを言葉にお届けします。

 

 

 


 

 

 

 

 

Posted by wpmaster on 木曜日 2月 15, 2018 Under ちいきのコラム

 

弊社にも、社員、研修生、インターン生と増えておりますが、ビジネスという前に、すんごく基本(私はすべて船井総研で教わった)的なことを、色々言いたくなるシーンがあり、ここで、ひとつ、人生の後輩諸君に伝えておきたいと思います。

 

ビジネス界で、「ホウレンソウ」という言葉がありますが、ウソです。

 

ホウレンソウってのは、報告、連絡、相談の、頭文字を取っての言葉です。

要するに、きちんと、報告、連絡、相談しなさいと。

 

しかし、これ、

本来は、ホンレンソウではなく、ソウレンホウであるべきです。

 

報告→連絡→相談

ではなく、

相談→連絡→報告

というのが正しい順序です。

まったく、ホウレンソウって言葉は、よろしくないですよ。

 

なぜ、いきなり「報告」するのか。おいおい!

 

というシーンが、色々なところであったので・・・。

 

「昨日から体調悪かったので、今日は体調不良で仕事に行けません」

(おい、前日の健康状態で相談しなさい。)

 

「明後日の○○の地域づくりイベント、行くことにします」

(いや、行くな、とは言わんが、まずいってよいか相談しなさい。)

 

 

社会に生きる一員として、組織に生きています。

その組織に生きている中で、信頼関係があってこそ仕事ができるのです。

顧客との関係性、会社の信頼性、地域の信頼性、築くのには何年も何年もかかるが、壊すのは一瞬・・・・。

例えば、ご縁があって、出会った人に、次にアクションを取るには、

必ず繋いでくれた人へ事前に相談し、連絡してからいくこと。

人間関係の基本です。当たり前です。

 

名刺を、貰ってすぐ直接連絡して、自分が得た人脈のように振る舞うワカモノ(バカモノ)がいますが、

最低限、必ず、ccにて紹介してくれた人にも共通に連絡すること。

それができない人は、どんどん嫌われていきます。

気づいたら、付き合いがすごく小さくなっています。

 

それと、もうひとつ。

出会った人すべてに対して、

相手の人の気持ちの立場に立ち考えること、

それができるから人間。

 

人の縁に対して、

自分だけでこうなってのではないと考えること、

多くの方の、自分とは違う、考えや思考を取り入れること。

そこに、感謝ほど大切なものはありません。

 

ビジネス人であるまえに

人に感謝できる人間であれと思います。

 

もちろん、人生は発言権獲得ゲームでもありますから、会社においても社会においても、信頼関係が出来ければソウレンホウ不要というゾーンに入りますが、あくまでも基本は基本ですから。そして、地域に入るワカモノは、本当にバカモノにならないよう、基本は忠実に学んで、社会のルールをきちんと身に着けてください。

 

(地域再生・森林再生コンサルタント古川大輔日記 2014.11.03より編集)

 

 


 

代表取締役 | 代表コンサルタント 古川 大輔  Daisuke Furukawa

twitter: @daisukefurukawa

blog: 地域再生・森林再生コンサルタント日記

 

地域と森林林業専門コンサルタントとして全国の産地を飛び回ること十数年。会社のミッションは、森林や林業、山村の問題解決ではなく「価値創造」です。そんな志を共有できるお客様・そして未来のビジネスパートナーとの更なる出会いを目指して、古川の考えや、先輩方から教わった学びを言葉にお届けします。

 

 

 


 

 

 

 

 

Posted by wpmaster on 金曜日 2月 2, 2018 Under ちいきのコラム

 

「みんなでやろう!チーム一丸となってやろう!」そんな言葉でチームの士気が高まるのは、当然のことです。

 

しかし、「結局、誰もやらないんだ・・・。」ってなった時に、
リスクを負って、責任の分担を行えるかという問題について、書いてみたいと思います。

 

「皆やろうは誰もやらない。」ともいいいます。

 

 

しかしながら、
これを逆手にとって、「俺が!俺が!」とか、自分だけ良ければいい、
という動きをして良いものでもないでしょう。

 

 

 

ある人に教わった逸話があります。アメリカ式で言う「協業」とは、

マイク→デービス→ジェームス

と仕事の流れが明確で、
役割分担が明確な下で、協業するということ。
“ここまでの仕事がマイクね”
“それが終わったらパスして、次のデービスね”ということができるか。

 

 

しかし、日本式の協業は、

太郎→次郎→三郎

という仕事の流れがあるものの、
“ここは太郎と次郎が一緒にやろう”、
“ここは次郎と三郎が一緒にやろう”となる。
それが、日本式の協業です。役割が曖昧だから、うまくいかない。
企業でもそうでしょう。。

これこそが「皆やろうは誰もやらない」の原因ではないでしょうか。

 

 

 

 

その中で、地域特有のビジネスにおいて、「協力」のポイントを以下7つにルール化してみました。

 

1 協業と体験で汗を流す
2 旗を立て、共通の夢(方向性)を描く
3 仮想顧客をつくる
4 仮想敵をつくる
5 「数字」をつくる
6 特徴(強み)を活かした役割分担
7 定点観測機能

そのうえで個々の力と個々の役割が必要になるのです。

 

実はこの日、某地域のある方をちょっとだけ挨拶に尋ねました。
よろず相談をうけましたが、その後、

 

「こういう小さい村にはね、
素晴らしい人材がいるわけではない、
ある意味足りない人材なわけでね(笑)、
だからこそ、助け合わなきゃ、一緒にやらなきゃいけないんだ。
例えば、それは、自立した個がいて、
それでもって“私を利用してもらって構わないから”、
って、そういう姿勢で関わり合おうとした方がいい。」

といわれました。
流れを止めずに、進みたいものです。

(地域再生・森林再生コンサルタント古川大輔日記 2016.03.11より編集)

 

 

 

 


 

代表取締役 | 代表コンサルタント 古川 大輔  Daisuke Furukawa

twitter: @daisukefurukawa

blog: 地域再生・森林再生コンサルタント日記

 

地域と森林林業専門コンサルタントとして全国の産地を飛び回ること十数年。会社のミッションは、森林や林業、山村の問題解決ではなく「価値創造」です。そんな志を共有できるお客様・そして未来のビジネスパートナーとの更なる出会いを目指して、古川の考えや、先輩方から教わった学びを言葉にお届けします。

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Posted by wpmaster on 月曜日 1月 22, 2018 Under ちいきのコラム

 

 

人間、は興味を持ったことに対しては、自ら動きますよね。
しかし、興味を持てないことに対しては、なかなか動きません。

 

そして、興味を持たないというのはどういうことかと分析すると、
ある情報を得た後に、興味がないと判断するわけですが、
実は、大抵の場合その情報は、二次情報であり、
人の加工した情報に対して「興味がない」と判断していることが分かります。
そして、何かの情報を遮断してしまうのです。

 

過去にこう教わりました。

 

・自分で見たこと、やったこと

・信頼出来る人が、言ったこと

 

この2つしか信じてはならない。

 

この日、ある事柄に関して、
ある人が、懐疑的な意見を述べておられました。

 

私は、「そうなんだ~」と聞き流してしまったことから、
深く自ら調べることはしていませんでした。
そして、興味の目を閉じてしまいました。

 

しかし、私が発信した情報を読んだ方からメールが来て、
私は聞き流していた情報に対して具体的に調べて、私に教えて下さいました。

 

それも「こういう視点でみたら、こうプラスだね。」という内容でした。
ハっとしました。

 

なんとなく人の話を
なんとなく自分の意見のようにしてしゃべってしまっていて、
興味を閉ざした自分に気づきました。

 

人の意見を疑いなさいということでなく、

もしかしたら、
違う見え方ができるかも?
違うプラスの価値があるのでは?

 

そう思って、

「自分で見ていく、やっていく。」

 

その情報を、興味あるものにするか、聞き流してしまうか。
すなわち宝にするか、ゴミにするかは、
自分次第なのですよね。

 

そういえば、若干話がずれるかもしれませんが、
大学院時代、既往の研究を鵜呑みにするなとはよく言われましたが、
今考えれば、ご健在の人ならば、その研究者に会いに行けばいいんですよね。

 

批判的合理主義として、
自ら情報にバリアを張るような思考回路をしないこと。

 

いいとこ見つけて、動いてみる。
そういう癖付けが大事ということかもしれません。
教えてくださる人が私の周りにいます。ありがとうございます。

 

自分と違う考えがある人を、本当に信頼できる仲間として、どれだけ作れるか、
それがきっと興味の幅、行動の幅、結果の幅になるんでしょうね。

 

1)二次情報の中から、プラスを見つける癖付けをすること。

2)見つけたら動くだけじゃなく、不安でも自ら動くこと。

3)自分とは違う気づきが得られる、信頼ある仲間をつくること。

 

ということですね。
そのために(人のためになる)情報発信に余念なく。
Give&Giveの精神で。

 

「常識とは18歳までに得られた偏見のコレクションである」
というアインシュタインの言葉も思い出しつつ・・・。

 

(地域再生・森林再生コンサルタント古川大輔日記  2017.02.22より編集)

 

 


 

代表取締役 | 代表コンサルタント 古川 大輔  Daisuke Furukawa

twitter: @daisukefurukawa

blog: 地域再生・森林再生コンサルタント日記

 

地域と森林林業専門コンサルタントとして全国の産地を飛び回ること十数年。会社のミッションは、森林や林業、山村の問題解決ではなく「価値創造」です。そんな志を共有できるお客様・そして未来のビジネスパートナーとの更なる出会いを目指して、古川の考えや、先輩方から教わった学びを言葉にお届けします。

 

 

 


 

 

Posted by wpmaster on 金曜日 12月 22, 2017 Under ちいきのコラム

 

本日は夕ご飯を食べながらの打ち合わせにて、最近気になる地域の取組は無いかという話題になり神戸市に拠点を構える、新鋭のリノベーションチームを紹介しました。

 

こちらのチーム、ホームページは現在開設準備中とのことで、Facebookとインスタグラムを主な情報発信媒体としているのですが、ここ数年でぐっと注目度が高まっているリノベーションチームだと認識しています。

 

最近の事例だと、

・八百屋店舗の建設(尼崎市):元社員アパートを解体、廃材を活用しながら改装を実施

・ゲストハウスの建築(神戸市灘区):旧形成外科の診療所を改装、入口看板にはレントゲン投影用の機材を活用するなどこちらも廃材を活用。

・ブルワリーの建築(丸亀市)

など店舗の設計、施工を主に行っています。

 

どの物件も個性的で、廃材をうまく活用しているところ、手作り感ある部分と職人の技が光る部分のギャップがあるところに特徴があります。

 

現在ホームページが無いものの、

・毎日の作業をSNSで投稿している。

・有名リノベーション会社との繋がりがあり、その会社のWEBページで紹介されている。

・業界内で有名なリノベーションスクールの講師を担当した経験あり。

・各物件を仕上げるために数百人のボランティアを集めている。

ということがPRの要素となっています。

 

大勢のボランティアを集めることで竣工後の店舗に訪れる顧客を生み出し、

施主もこのリノベーションチームと創り上げたストーリーを語り、そこから口コミが広がり、また違う案件が発生する。といったサイクルも生まれていきます。

リノベーションにDIYを取り込み、「空間づくり=コミュニケーションづくり」ととらえた活動が1つの魅力として広がっているのです。

 

DIYに関しては一般住宅でも注目を集めています。住宅業界のメイン顧客としてマークされているミレニアム世代は倹約をクールとみなし、合理主義な一方で「少しだけ自分流」にしたいと思い欲求を持っているといわれます。また住宅・工務店業界の最新ニュースを紹介している情報誌にはミレニアム世代の31.6%が住居のDIYをしたい、36.8%が少ししたいという結果もあり、「自身が体験する」ということに対するニーズが高い時代にあることが読み取れます。今回ご紹介したような新鋭の数人規模で地域に根差すリノベーションチームが全国に増えていき、木材業界も仲間に入り共に盛り上がる。そのような新しい絵が描けたら森林林業、木材業、建築業でまた新しい活動が生まれていくのではないかと想像しています。

 

 

(高田 日報 2017.09.29より編集)

 

 


 

【アシスタント/アナリスト  |  高田敦紀 】

古川ちいきの総合研究所、入社二年目。林業・木材業に関する弊社オリジナルの調査分析業務を中心に、行政から民間企業まで幅広く、様々な地域の支援業務に関わる。林業・木材業の新たなマーケット創造に向けて、身近な異業種からも学びを!身近な暮らしの中に潜むマーケティングのポイントを中心にお届けします。

 


 

 

 

Posted by wpmaster on 金曜日 12月 15, 2017 Under ちいきのコラム

 

 

何のためにマーケティング活動を行うのですか?

 

売上のため、顧客作りのためと答える人が多いと思いますが、それだけでは違うんです。

マーケティングコンセプトの著者「フィリップ・コトラー」も言うよう、

企業のマーケティング対象となるのは、

 

・顧客

・人材

・投資家

 

の3つと定義されています。

よって、マーケティング活動、すなわち、コンセプト設計と浸透、ニーズ対応とサービス力の提供、

アフターフォローといった各種活動は、お客様を得るためだけの活動ではないのです。

 

世の中、殆どの商品商材が、過剰生産であり、

情報にありふれている昨今でありますが、

 

では、より詳しく知ろうとしたときに、

いまやWEBページがないような状態では、商品がないに等しい次元です。

 

それでも、

ある一定のコンセプトを持ち、

ずっと発信し続けていくと、

 

「あなたの会社に投資したい、寄付したい」

とか

「この会社に入って、こういうことしたい」

 

という人がやってきます。

 

 

その上で、私の人生を振り返ると、

「将来、こんな人に出会いたい」って思っていると、必ず出会えてきたと思えます。、

 

出会えるわけないと思える、すごーく遠い存在の人も

出会ってきたように思います。

 

会社や組織は、

売上を上げて、利益を上げることが重要ですが、

 

こんな顧客と出会いたい、

こんな人材(将来の社員/仕事仲間)と出会いたい

こんな金融支援に出会いたい

 

ということを、

理念設計、商品設計、商圏設計、サービス設計、固定客化設計に

きっちりと落とし込み、

日常の業務と日常の発信の積み重ねを行うと必ず、その人なりのタイミングで、

そういう人と出会うのです。

 

 

自分のいる組織を利用して、

仕事を通して、自分が将来出会いたい人をしっかり定め、

仕事をしていく大切さ。

 

この日、

 

・ある地域にて、ある商材についてWEBページがないと指摘を受けたこと

・老舗林業地域において若手現場社員が、将来のキャリアビジョンと仲間像を描いたこと

 

これらを踏まえて、

人生のご縁の勝ち取り方とは、

日々の変わらぬマーケティング活動にありと思った次第です。

 

仕事を通して人生を豊かに。ご縁を掴む。

 

将来顧客、将来社員(ビジネスパートナー)、将来投資家

将来家族、将来○○・・・・

 

ご縁は、日々の積み重ねにより、タイミング通り、やってくる。

 

 

(地域再生・森林再生コンサルタント古川大輔日記  2016.07.08より編集)

 

 

 


 

代表取締役 | 代表コンサルタント 古川 大輔  Daisuke Furukawa

twitter: @daisukefurukawa

blog: 地域再生・森林再生コンサルタント日記

 

地域と森林林業専門コンサルタントとして全国の産地を飛び回ること十数年。会社のミッションは、森林や林業、山村の問題解決ではなく「価値創造」です。そんな志を共有できるお客様・そして未来のビジネスパートナーとの更なる出会いを目指して、古川の考えや、先輩方から教わった学びを言葉にお届けします。

 

 

 


 

 

Posted by wpmaster on 木曜日 12月 7, 2017 Under ちいきのコラム