何のためにマーケティング活動を行うのですか?
売上のため、顧客作りのためと答える人が多いと思いますが、それだけでは違うんです。
マーケティングコンセプトの著者「フィリップ・コトラー」も言うよう、
企業のマーケティング対象となるのは、
・顧客
・人材
・投資家
の3つと定義されています。
よって、マーケティング活動、すなわち、コンセプト設計と浸透、ニーズ対応とサービス力の提供、
アフターフォローといった各種活動は、お客様を得るためだけの活動ではないのです。
世の中、殆どの商品商材が、過剰生産であり、
情報にありふれている昨今でありますが、
では、より詳しく知ろうとしたときに、
いまやWEBページがないような状態では、商品がないに等しい次元です。
それでも、
ある一定のコンセプトを持ち、
ずっと発信し続けていくと、
「あなたの会社に投資したい、寄付したい」
とか
「この会社に入って、こういうことしたい」
という人がやってきます。
その上で、私の人生を振り返ると、
「将来、こんな人に出会いたい」って思っていると、必ず出会えてきたと思えます。、
出会えるわけないと思える、すごーく遠い存在の人も
出会ってきたように思います。
会社や組織は、
売上を上げて、利益を上げることが重要ですが、
こんな顧客と出会いたい、
こんな人材(将来の社員/仕事仲間)と出会いたい
こんな金融支援に出会いたい
ということを、
理念設計、商品設計、商圏設計、サービス設計、固定客化設計に
きっちりと落とし込み、
日常の業務と日常の発信の積み重ねを行うと必ず、その人なりのタイミングで、
そういう人と出会うのです。
自分のいる組織を利用して、
仕事を通して、自分が将来出会いたい人をしっかり定め、
仕事をしていく大切さ。
この日、
・ある地域にて、ある商材についてWEBページがないと指摘を受けたこと
・老舗林業地域において若手現場社員が、将来のキャリアビジョンと仲間像を描いたこと
これらを踏まえて、
人生のご縁の勝ち取り方とは、
日々の変わらぬマーケティング活動にありと思った次第です。
仕事を通して人生を豊かに。ご縁を掴む。
将来顧客、将来社員(ビジネスパートナー)、将来投資家
将来家族、将来○○・・・・
ご縁は、日々の積み重ねにより、タイミング通り、やってくる。
(地域再生・森林再生コンサルタント古川大輔日記 2016.07.08より編集)
代表取締役 | 代表コンサルタント 古川 大輔 Daisuke Furukawa
twitter: @daisukefurukawa
blog: 地域再生・森林再生コンサルタント日記
地域と森林林業専門コンサルタントとして全国の産地を飛び回ること十数年。会社のミッションは、森林や林業、山村の問題解決ではなく「価値創造」です。そんな志を共有できるお客様・そして未来のビジネスパートナーとの更なる出会いを目指して、古川の考えや、先輩方から教わった学びを言葉にお届けします。