本日、吉野川源流の村・奈良県川上村に向かう道中、吉野町にて。まるで絵画のような風景が広がっていました。皆さまの地域にも、彼岸花が咲き始めましたか?
本日、吉野川源流の村・奈良県川上村に向かう道中、吉野町にて。まるで絵画のような風景が広がっていました。皆さまの地域にも、彼岸花が咲き始めましたか?
季節はもう秋。しかし紅葉の風景には少し早い頃。
ピンク、白、濃紅、紫・・・と山を彩っているのは、サルスベリの木々。
こちらは、川上村大滝地区で見つけた一本です。
園芸種としても愛されるサルスベリの木ですが、
きっと剪定方法が素晴らしいのでしょう・・・
それぞれの枝から、まるで溢れ出るかのように花が咲き誇っています。
まるで大きな1本のブーケの様ですね。
いつも通る土倉翁(吉野林業忠興の祖)の銅像も、
また少し違う表情に見えてきませんか?
]奈良県川上村は、500年の歴史がある吉野林業の聖地でありながら、
そこは紀の川・吉野川源流の村でもあります。
平成25年大滝ダムが完成し、本流はかつての姿と大きく変わりました。
昭和34年の伊勢湾台風を起因に計画され、完成まで長期の時間を有したことで
「東の八ッ場、西の大滝」とも言われました。
しかし今は、村の理念である川上宣言を基に、源流の村づくりを推進し、
大滝ダム(おおたき龍神湖)ではエコツアーyoiyoiでカヤックも楽しめます。
支流は、まだまだ魅力的な川があり子どもも遊べます。Iターン者も増えています。
「想い出は、過去よりも未来にたくさん待っている。」
これは古川が好きなある小説の言葉です。村づくりにも言えることのように思います。
写真は、吉野杉の美林に囲まれて、この夏のダム湖と3つの支流(中奥川、上多古川、本沢川)です。
日本特有の樹木のひとつである、カヤ(榧)。
カヤの柾目板で作られた、囲碁や将棋の盤は、最高級品として、
数百万~一千万円の値で取引きされることもあるといいます。
8月下旬、緑色のツヤツヤとしたカヤの実を見つけました。
見た目はオリーブの実にも似ていますが、
カヤの実は果実ではなく、種実(ナッツ)に分類されています。
縄文時代の遺跡からは、クリやクルミと共に、カヤの実も出土しているそうです。
つまり、カヤの実は、日本古来のナッツ。
都市部でも街路樹として植栽されていることの多いカヤの木。
秋には、足元に注目して歩いてみては?
とある取材先の製材工場で見つけた、スローガンの看板。
会社の規模に関わらず、どの工場へ伺っても、このようなスローガンが目立つ場所へ掲げられています。
いつ、どんな想いで、このスローガンを掲げられたのでしょうか?猛暑の中、汗を流し働く職人の姿を見つめ、モノづくりの哲学に触れて、「工場からお客様の手元まで、この想いを届ける表現をお手伝いしたい」と思う瞬間の一つでした。
日本を代表する特産の百合と言えば、「ササユリ」。地域によっては、ヤマユリと呼ばれることもあるそうです。かつては、人の手が入る里山に自生し、5月下旬~6月にたくさんの花を咲かせて山を彩る植物でした。しかしながら、人の手が入る里山が減少し、また近年では鹿の食害も相まって、希少な山野草となりつつあります。
ここは、奈良県桜井市にある大神神社。神社のある三輪山周辺にも、かつて自生するササユリの花がたくさん見られ、古事記にも、ササユリが咲き誇る美しい場所でのエピソードが登場します。さらに、毎年6月17日、奈良市内の率川神社で開催される三枝祭では、酒壺や酒樽を大神神社のある三輪山のササユリで飾り、巫女はササユリを手に神楽を舞う儀式が続けられています。すなわち、大神神社にとってのご神花としても愛されるササユリ。
大神神社では平成5年、ササユリ復活に向けて、大神神社豊年講の方々(篤農家の集まり)を主体にした「笹百合奉仕団」が結成され、ササユリの保護と育成活動を今なお続けておられます。そして、開花時期になると、ささゆり園が一般公開され、近隣地域から集められた色とりどりのお花を見ることができるのです。
ご神木やご神花と共に巡る、日本の神社。地域の神話や歴史に触れることができますね。
2017年も上半期が終わり、7月へ。海辺は海水浴客で賑わう季節ですね。福井県高浜町の若狭和田海水浴場は、7月1日、海開きを迎えました。ちなみに写真は海開きを迎える数日前。お客様を迎えるために、砂浜を整備して準備中の風景です。写真の手前に立つビーチバレーネットのポール、海水浴場へ降りる階段や看板も、地域の製材所による納材事例です。
背景に若狭富士(青葉山)を従え、世界規格の「ブルーフラッグ認証」を取得する、美しい海の風景。その中には、地域の森で育まれた木々が彩りを添えていました。昨年好評だったウッドロードも、近日中に設置されるそうですよ!大阪市内から約2時間。若狭和田ビーチへドライブに、海水浴に。お出掛けされてみては、いかがでしょうか?
松島(宮城県)、宮島(広島県)と並び、
日本三景と称される天橋立(京都府)。
白い砂と約5,000本の松で築かれる並木は、
まさに「白砂青松」の風景です。
そんな松並木を歩いていると、
樹皮の色がまったく違う、2本の松に出逢いました。
左はアカマツ、右はクロマツ。
樹皮の色を見ても、一目瞭然ですね。
阿蘇海と宮津湾、2つの海を分けるように続く3.2kmの松並木は、
雪舟の水墨画に描かれたり、与謝野寛・晶子の歌に詠まれる等、
文化的にも愛されてきた風景です。
松並木を進むと、象徴的な松には、愛称が命名されていました。
放置していると、植生遷移が進み無くなってしまう松並木。
下刈りや土の管理、松枯れ防止など、数々の人の手を掛けて、
守り継がれている風景でもあります。
海水浴の季節も迫っていますが、
命名松を辿りながら、海岸沿いの散策もいかがでしょうか?