国産にこだわる。さぁ、集結!

7/31(金)大阪 / 8/1(土)東京

第4回産地共催交流セミナーの出展産地から、
みなさまへのメッセージが届きました!

産地の人、風景、さらには、馬も・・・!?

セミナー会場で出会いたい、繋がりたい産地は見つかりましたか?

 

≪ 詳細・お申し込みはこちらから!≫

【産地共催交流セミナー第4回開催!】 https://chiikino.jp/?p=4159

【facebookイベントページ】 https://www.facebook.com/events/839609082797371/

【clubプレミアム国産材】 http://club-premium-wood.jp/

 

Posted by admin on 木曜日 7月 16, 2015 Under — セミナー、研修、講演のお知らせ, — 産地ブランド・選ばれる林業会社, — 選ばれる製材メーカー, pick up, すべての記事, 経営実践研究会[国産材ビジネススクール](大阪)

 

産地共催交流セミナー(7/31-8/1)のに向けての企画も進む中、
6月度の経営実践研究会 in 大阪を、開催いたしました。

■6月度のメニュー

1)家具の町から考える、地域ブランドとは何か。~地域ブランドの面と点~

2)製材オペレーション(安全対策ワークショップ)

3)話題提供(マーケティング事例)

4)産地共催交流セミナー企画会議

 

この中から、今月のハイライトをご紹介いたします。

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【1】家具の町から考える、地域ブランドとは何か。~地域ブランドの面と点~

古川が訪問した、家具の産地から事例紹介。

みなさまは、「家具のまち」といえば、いくつ名前が言えますか?
そして、知っているその産地の成功要因とは何でしょうか。

家具に限らず、ブランドを確立させている地域は、

A)統一拠点型 ・・・ 産地全体で協議会などがとりまとめて情報発信

B)一強企業型 ・・・ 商品力あるトップ企業が牽引する

の2パターンがあり、「面と点」それぞれに補い合い、
ブランド確立していくという方程式を見出しました。

あなたの産地は、どちらのタイプですか?

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【2】製材オペレーション ワークショップ~作業の分解と再構築~

 

林業の安全や人材育成にいかせる手法として、
研究会にて学んできた「ワークショップ」。

林業の現場管理や人材育成のワークショップ経験に長けるゲスト講師をお招きし、

今回は製材オペレーション(安全管理)をテーマに実践いたしました。

 

このワークショップは、

①時系列に事象を整理

②その作業をする理由を確認

③起こりうるリスクを洗い出し

④その原因を探る

⑤対策を考える

というフローで進めます。
製材業の安全管理のため、まずはその工程を整理することから始めます。

材料仕入れから加工、保管、配達など、どれだけの作業があるか、また、
それぞれの工程に、どのような危険・リスクがひそんでいるでしょうか。

まずは、製材工場で起こったトラブルや「ヒヤリハット」の事例を、
参加者のみなさまに書き出していただきました。

次に、トラブル事例を時系列にグルーピングしました。
「こっちは、ダメって分かりつつ押し切って、トラブルに繋がった例ですね・・・」
「AとBは、別作業での出来事だけど、関係している事があるのが分かります!」
「あぁ、この場面、よくあります、分かります!」
「いやいや、こっちはうち(自社)特有のハプニングですね。」  など、

日々の出来事を分解し、グルーピングすることで、
トラブル同士の因果関係や、
作業工程ごとの注意項目が浮き彫りになっていきます。

 

日々のトラブルをその都度反省することは、もちろん必要です。
これに加えて、製材オペレーションの全体を改めて分解し、再構築することで、
各社の実情にあった作業マニュアル、安全対策が生まれるということなのです。

また、「マニュアル」を配布するだけではなく、
現場職員が「自ら考える」プロセスを経験することにより、

なぜその作業が必要なのか、どういった点にキケンがあるのか、
受け身の講習よりも、安全意識が浸透していきます。

 

 

ワークショップのまとめとして、
オフセットの関係にあると思われがちな「安全性」と「収益性(スピードや効率)」について、

「相殺せず、相乗効果を生み出す関係とは?」を考えました。

作業の分解と再構築のワークショップは、次回以降の研究会でも引き続き実践します。
研究会では製材オペレーションをテーマに開催しておりますが、
この手法は、林業現場や建築現場でも大いに応用していただけますので、
ぜひともご参考いただきたいと思います。

 

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【4】産地共催交流セミナー企画会議

2013年のJapan Home & Building Show で大好評!

Club プレミアム国産材(http://club-premium-wood.jp/)が、単独セミナーで帰ってきます!

第4回目となる産地共催交流セミナー

 

開催に向け、企画会議を行いました。
良き出会いを生み出せる場づくり、
そして、今後にも生かせる営業スキル向上へ向けて、

プレゼンテーションのコツを、整理しました。

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~~~~~次回のお知らせ~~~~~

7月度は「産地共催交流セミナー」」開催!!

【1】大阪会場
7月31日(金)13:30 – 17:00
@新大阪丸ビル別館(大阪市東淀川区東中島1-18-22 ) 新大阪駅前!

【2】東京会場
8月1日(土)13:30 – 17:00
@AP品川アネックス(東京都港区高輪3丁目23-17) 品川駅前!

「ただの国産材では終わらない!」
工務店、建築士、リフォーム、インテリア業者様は、乞うご期待!

↓↓詳細はこちらから
https://chiikino.jp/?p=4159 

 

<今後の予定>

8月以降は通常通り、研究会を開催いたします。

8月度 ・・・ 8月21日(金)
9月度 ・・・ 9月26日(土)
10月度 ・・・ 10月23日(金)
11月度 ・・・ 11月下旬【現地研修】
12月度 ・・・ 12月18日(金)

 

★★ご参加お待ちしています!★★

ご参加をご希望の方は、メール(info@chiikino.jp)またはお電話(06-7878-6376)にて、お申し込みください。
お得な年間受講も受付しております。詳細はお問い合わせください。

 

 

Posted by admin on 土曜日 6月 27, 2015 Under pick up, すべての記事, セミナー報告, 経営実践研究会[国産材ビジネススクール](大阪), 講演&研修 報告

 

5月度の経営実践研究会in大阪を、開催いたしました。

 

■各社事例報告

今回は林業産地を訪れるツアーの報告が多くありました。

山村ならではの楽しさを感じていただき、
そして顧客アクションへつなげるための、ポイントとは?

 

 

「楽しい!」のポイント、それは、

都市にはないもの(自然、食)や、体験、知識、であり、

そして、ちょっとしたお土産です。木の端材でも、都市部の方は大変喜ばれるものです。

 

また、林業関係者や地域の方々とのふれあいにより、
木材や森林への関心がいっそう高まります。

 

この日報告があった、工務店の見込み顧客向けツアーでは、

参加者の8割の方が受注につながったとのことです。

 

楽しさ・満足度が、確実に家づくりにつながっていく。

全国の実例から、ヒントを学びました。

 

■ゲスト講座:ワークショップ

シリーズで実施している、林業人材育成に関するゲスト講座。

今回は、いかにベテランや指導者の「頭の中」を見える化し、
形式知として、会社の資産としていくか?

というテーマです。

 

「頭の中を見える化する」プロセスにおいて、マインドマップの活用が手段としてあります。

 

一例として、山守である受講者から、

作業道の作設方法について、ある失敗事例をもとに、その経緯を解説いただきました。

 

同時に、ファシリテーターである講師が

時系列でキーワードを並べる ⇒ キーワードどうしの関係性を整理してマインドマップにする

 

という作業を行うと、
「作業道をつくる」という一つの作業にも、

原理原則と各論 / 作設方法と指示方法 といった項目が浮かび上がってきました。

どうやって指示すれば、希望通りの道ができたのか?
その分析を行う手法として、可能性が見出されました。

~~~

技術者の頭の中に眠っている暗黙知を、共有の財産とするために。

 

1)まず、思い出す事

2)洗い出し、それをもとに複数人数で議論すること

3)具体的アクション(改善)を行うこと

 

これの繰り返しにより、林業技術・製材技術は向上していきます。

 

今後もワークショップを交えながら、実践に使える形式知をまとめるべく、
研究会を続けて参ります。

 

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受講者募集中!

6月度 経営実践研究会 大阪  6月27日(土)

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■日時:2015年6月27日(土)

14:00~18:00 + 懇親会

■場所:大阪市淀川区西中島2-15-13

■内容(予定):

1.製材オペレーション【ディスカション】
「新たな木材流通~ネット販売、定期便などClub Premium Woodでの新流通構想」

2.林業・製材安全ワークショップ
作業工程の分解と安全対策

 

3.合同営業プレゼンテーション企画会議

■受講料

各回受講の場合:1社につき 2万円(税別)

※初受講の企業様は無料体験実施中
※年間受講の方は別途お申込みください

■懇親会

18:30~20:30

★★ご参加お待ちしています!★★

ご参加をご希望の方は、メール(info@chiikino.jp)またはお電話(06-7878-6376)にて、お申し込みください。

お得な年間受講も受付しております。詳細はお問い合わせください。

Posted by admin on 金曜日 5月 29, 2015 Under pick up, すべての記事, セミナー報告, 経営実践研究会[国産材ビジネススクール](大阪)

 

★2015年度 開講!!★

今年度第一回目となる、
経営実践研究会[国産材ビジネススクール]in大阪を開催しました。

 

今回も林業人材育成に関するゲスト講座を交え、
製材オペレーションにも展開したディスカッション・ワークショップと、変化に富んだ研究会となりました。

 

■「各社報告とディスカッション」

まずは恒例の、各社の近況報告からスタート。

国内で着実に構造材需要を開拓し、営業展開するメーカー、
また木製小物や地域産品を含めた”海外展開”をめざす木工メーカー&地域商社など、

それぞれにユニークな実例が紹介されました。

 

■「オペレーション編ディスカッション~製造現場編~」

毎回メンバーから提案された、現場オペレーションの課題を
ディスカッションするコーナー。

「仕入れ、受注対応、製造指示、棚卸」など、

「みなさんどうしていますか?」というリアルな情報をシェアしました。

 

今後も継続的に議論していくテーマです。

 

「ゲスト講座 林業人材育成のこれから ~人こそ林業振興の本質~」第3弾 

全産業の中でも死傷率がトップである「林業」(死傷年千人率27.7人)

そして、鉱業に次いで高い「木材製造業」(死傷年千人率7.9人)。

 

若者の就業や異業種からの新規参入が増える中で、その安全対策は急務になっています。

先日も、関係者の死亡事故の知らせを聞き、弊社もミッションのひとつとして、切実に感じているところです。

 

その中で、林業作業において安全に作業できる人材・指導できる人材を育成する試みとして、
草の根レベルであらたな研修プログラムも行われています。

 

今回は実際にプログラムに参加した方から、その取り組み内容をご紹介いただきました。

現場従事者により、林業安全について「作業の分解」を行いながら、
危険項目と対策を洗い出し、マインドマップに取りまとめることで、
安全対策の暗黙知を、形式知化する試みです。

 

これにより、林業作業中には非常に多くの注意事項があることがわかり、

これまで「見て覚えろ」でなされていた指導がいかに杜撰であったかが認識されました。

得られた知見を単にマニュアル化するだけでなく、このようなワークショップを実際に新人研修などに取り入れることで、

意識向上に効果的であることが示唆されました。

 

「林業における安全の取り組みは、異業界にも発信できる」

という可能性も見出され、さっそく、

それを製材業オペレーションにも応用すべく、試みの第一弾を行いました。

 

 

まずは製材工場におけるオペレーションを分解し、マインドマップ化した図です。

次回以降、具体的に研究会内でワークショップを行い、

製材Operationにおける安全対策について、解を見出していきたいと思います。

 

 

「2015年の林業、木材、建築業界」
「ちいきの総研 コンサル事例紹介」 

最後は弊社より、林業、木材、建築業界の昨年度の振り返りと今年度の見通しについてレクチャー。
消費増税に翻弄された2014年度でしたが、2015年度は中古住宅やリノベーションといったワードが鍵になりそうです。

業界動向や国の動きのみならず、具体的な企業活動として
弊社のプロデュース事例をご紹介しつつ、マーケティングの基本をおさらいしました。

 

今年度も、同業者・異業者含む多彩なゲストをお迎えしつつ、
参加者の皆様からのプレゼンテーション、ディスカッションによる参加型の研究会を 展開して参りますので、本年度も宜しくお願い致します。

 

次回の研究会は5月29日(金)です。
「こんなゲストの話が聞きたい」
「今の課題についてディスカションしたい」 etc

参加者の皆様から、研究会のメニューのご要望も、お待ちしております。

 

新規参加者も随時募集しておりますので、ご興味のある方は下記の連絡先までお気軽にお問い合わせ下さい。

 

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5月度 経営実践研究会 大阪  5月29日(金)

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■日時:2015年5月29日(金)

14:00~18:00 + 懇親会

 

■場所:大阪市淀川区西中島2-15-13 第3シルバービル5F

 

■内容(予定):

1.製材オペレーション【ディスカション】
生産管理、受注管理、在庫管理(続編)

 

2.製材安全ワークショップ
作業工程の分解と安全対策

 

 

■受講料

各回受講の場合:1社につき 2万円(税別)

※初受講の企業様は無料体験実施中
※年間受講の方は別途お申込みください

 

■懇親会

18:30~20:30

 

 

★★ご参加お待ちしています!★★

ご参加をご希望の方は、メール(info@chiikino.jp)またはお電話(06-7878-6376)にて、お申し込みください。

お得な年間受講も受付しております。詳細はお問い合わせください。

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また、古川ちいきの総合研究所では、経営実践研究会(国産材ビジネスセミナー)in大阪以外にも、林業・木材・建築業界に特化した研究会、イベント開催を予定しております。

ご興味のある方は、最新情報をお届けする「ちいきの通信 メールレター」をご利用下さい。

Posted by admin on 金曜日 4月 24, 2015 Under pick up, すべての記事, 経営実践研究会[国産材ビジネススクール](大阪)

 

2014年度最終回の開催となりました、経営実践研究会[国産材ビジネススクール]in大阪。

今回も3人のゲスト講師をお招きし、充実した内容となりました。

 

■「林業人材育成のこれから~人こそ林業振興の本質~」

一人目は、林業における人材育成について、長年公的機関で携わってこられたS氏よりご講演。

●技術論に終始して、体系的な育成プログラムがないこと

●作業員ではなく「指導者」の育成が行われていないこと

といった課題がある中で試みられた、先進的な研修内容のご紹介がありました。
ワークショップ形式で、作業安全と対策を洗い出し、マインドマップに落とし込む作業は、
製材業におけるオペレーションでも利用できる手法であり、

さっそく次回の研究会で実践を予定しています。

 

 

「個人企業が世界ビジネスへ!~変わる製造業、事業連携とバリューチェーン~」 

二人目は、異業種からのゲスト講師。

激変する家電製造業界で、事業連携やM&Aを活用しながら、小ロットのオリジナル家電製造を手掛けるI社よりお越しいただきました。

「バリューチェーン」の考え方に基づき、
顧客ニーズに応じた製品企画、製造、品質管理や流通までをマネジメントし、
ニッチ市場を突いて価値創造するユニークな取り組みをご紹介いただきました。

技術革新によりニーズを形にする力が高まったことで、個人が世界を相手にビジネスすることも可能であり、
また東京一極集中が終焉を迎えることで広がる、地方の新たな可能性についてもご講演いただきました。

 

「連携がうまくいくコツは、バリューチェーンにおけるすべての主体(事業者)が、

エンドユーザーに喜ばれることを考えること」

 

という言葉が印象的でした。

林業バリューチェーンにおいても、林業従事者が最終消費者(施主)に触れる機会は極めて少ない中で、
いかに事業連携しながら顔が見える関係で、エンドユーザーに価値を届けられるか。

そのために必要な人材として、川上~川下の専門知識を備え、
連携構築するPM(プロダクトマネジャー)の存在がキーになることがわかりました。

 

「地方創生の理論と現実~地域商社の6年に見る、地域ビジネスの可能性~」

三人目は、「地方創生の理想と現実」として、木材を活かした地域商社の事例紹介をいただきました。

地域再生には、「木材」の加工流通改革とともに、「人材」をいかに集め、移住や起業を支援するか、
両輪の取り組みが重要であることが示されました。

新商品を新販路に売っていく難しさ、製造現場の試行錯誤など、さまざまな苦労話もあり、

「仕組み」づくりと、日々の地道なオペレーション、営業活動の、両方が欠かせないことも実感できました。

 

 

毎回、多彩なゲストとともに、

レクチャーだけでなく参加者が主体的に行うディスカションを織り交ぜた、経営実践研究会。

2015年度(2015年4月~2016年3月)も開講いたします!

 

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4月度 経営実践研究会 大阪  4月24日(金)

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■日時:2015年4月24日(金)

14:00~18:00 + 懇親会

 

■場所:大阪市淀川区西中島2-15-13 第3シルバービル5F

 

■内容(予定):

1.オペレーション編ディスカション「製造現場編」

リアルを徹底議論!原価、棚卸、粗利管理・・みなさんどうしていますか?

 

2.ゲスト講座

「林業人材育成のこれから~人こそ林業振興の本質~」第3弾

異業界ノウハウを導入した林業教育プログラムとは?具体事例から学ぶ。

 

3.2015年度の林業、木材、建築業界 by古川総研

中古住宅、リノベーションの法制度、国家予算の動き。

 

4.ちいきの総研 コンサル事例紹介 by古川総研

マーケティング入門編(おさらい)

 

 

■受講料

単発受講の場合:1社につき 2万円(税別)

※初受講の企業様は無料体験実施中
※年間受講の方は別途お申込みください

■懇親会

18:30~20:30

 

 

★★ご参加お待ちしています!★★

ご参加をご希望の方は、メール(info@chiikino.jp)またはお電話(06-7878-6376)にて、お申し込みください。

お得な年間受講も受付しております。詳細はお問い合わせください。

 

 

Posted by admin on 金曜日 3月 27, 2015 Under pick up, すべての記事, 経営実践研究会[国産材ビジネススクール](大阪)

毎月大阪で開催している、経営実践研究会。

今月も関東から四国、山陰、
林業家から製材、流通、工務店業の経営者が集まり、
「遠くの同志」とディスカションとなりました。

今回のテーマは

●運送、配達オペレーションのノウハウ
●原木を買って一人で製材してみたら・・・ ~製材の楽しさと現実~
● JAS認定の取得について

 

 

参加者の一人の方に、奈良県から電車を乗り継いでお持ちいただいた「吉野杉」。

先日、あるwebニュースで大きく取り上げられたもので、

一人の女性が原木市場で丸太を買い付け、
自ら製材を手配し、自宅で天然乾燥し、
最終的には家具や小物、割り箸をつくるというプロジェクトを進めています。

これは、木材に対する理解を深めるための
PRも兼ねた試みですが、

ニュース掲載以降、SNSでのシェア数は2万件を超え、
多くの問い合わせがあったそうです。

 

この取り組みから見えてきたことは、

★原木や木材のビジネスモデル、マーケットに対する認知度・理解度の低さ(建築士や関連業種から)

★あらためて製材というものの「面白さ」

 

です。

例として、ニュースに掲載された単価を見て、

製品を購入した経験がる事業者などから、

「なんでニュースに載っていた原木価格は安いのに、製品価格が高いんだ」

といった問い合わせがあったということです。

 

製材品の原価には、

・原木原価(単価)

・製造原価(加工にかかる動力費、経費)

・運賃

 

が含まれ、さらに、

製品の使い方提案や情報提供など、眼に見えにくい付加価値を提供しているのですが、

はたして木材業の価値はどこにあるのか、改めて定義をし、見える化すること、

顧客である建築業や施主とのコミュニケーションの必要性を痛感する事例でした。

 

 

また、一本の原木から、

家具用材、桶や樽用材、割り箸用材といった「木取り」をあれこれ考え、

一つ一つの加工流通を追っていき、最終製品を作り上げるという取り組みは、

純粋に「楽しい」「面白い」ものです。

 

製材所経営者のコメントの中では、

「やっぱり、製材というのは、本来面白いものだ。

ただ、その面白さにとらわれ過ぎると、商売ができない」

というジレンマも。

 

一本の原木を自分で買って、製材して、初めて見えてくるもの。

●歩留りとビジネス性(収益性)、

●製材単価(原価)とオープン性(非公開性)

●地域との信頼関係の構築と、PR効果との背反性

 

などについても、

製材という仕事の奥深さと、ビジネスにおける特殊性をふまえたディスカションが繰り広げられました。

 

 

その他、ディスカションでは、

原木・半製品・製品の運送に関して、

●運賃の請求における設定と交渉方法、

●検収作業のノウハウ

●特殊材の取り扱いについて

メンバーが日頃の経験を持ち寄り、ヒントを探りました。

 

またJAS規格の動向について、全国の事例を知るとともに、

「一度取得したが、辞めてしまった」

という生の声から、その理由・課題について議論しました。

 

 

~~~

次回の研究会は、2月27日(金)14:00~18:00です。

■テーマ(予定)

(ゲスト講座)
・地域材を軸とした工務店グループ連携のビジョン

(ディスカション)
・製材機械オペレーションの改善

(話題提供)
・外部人材活用による地域活性化の成功要因
・市町村森林整備計画の実態
・木質バイオマス発電の地域ファイナンスとリスク評価

 

限定3社まで、無料体験も受け付けております。

ご興味を持たれた方は、お気軽にお問い合わせください。

 

☎06-7878-6376

または「お問合せフォーム」まで。

 

 

 

Posted by admin on 金曜日 1月 23, 2015 Under pick up, すべての記事, セミナー報告, 経営実践研究会[国産材ビジネススクール](大阪)

 

今年で第6回目となりました、経営実践研究会(大阪)×国産材ビジネスセミナー(東京)合同現地研修会。

今回は、九州・筑後川流域/日田地域を訪れました。

ダイジェストでご報告します。

 

参加者は、製材メーカー、流通店、工務店、住宅設備メーカー、旅行業、林学学生と多様ながら、

それぞれに林業・木材業に情熱を持つみなさまです。

 

●11月24日

挿し木林業がさかんな九州の杉を生かし、

筑後川流域の日田杉、小国杉、八女杉など、品種までを見ながら適材適所に仕上げる

有限会社杉岡製材所(福岡県朝倉市)。

 

充実した原木在庫から、最適な材料を提供するための、「仕入れ」の重要性を学びます。

 

 

 

修験者が植えたといわれる、数百年を超える「行者杉」。

地域にシンボルツリーがあることの価値。

森山銘木様では、世界最大級のブビンガスピーカー。

木への愛、無限の可能性・・・

 

大分県日田市に移動し、豆田地区の街並みを散策、まちづくりを体感。

 

「日田杉資料館」を見学、

日田木青会との合同勉強会・交流会で熱い夜を。

 

●11月25日

株式会社日田十条にて。

社屋の構造からも学びがあります。

旧上津江村の株式会社トライ・ウッドへ。

輪掛け乾燥材の品質管理を学びます。

お昼ご飯は、林業を発信する「ヤブクグリ」の”きこりめし”

 

最後は、マルマタ林業株式会社様の小面積皆伐+ポット苗 施業地へ。

森の中で、未来に思いをはせながら・・・記念写真です。

 

いかがでしょうか?

「九州の林業」と聞けば、大面積皆伐、大量生産、

なんとなく、目粗のスギ、というイメージをお持ちではないでしょうか?

 

そんなイメージを持って参加された方も、最後には

「九州材へのイメージが、覆された!」

というご感想をいただきました。

 

多くの方のご協力で、川上~川下、小規模から大規模、巨木と銘木・・・

非常に密度の濃い研修となりました。この場を借りて、御礼申し上げます。

 

今回は貸切バスで移動しましたが、
バスの中では、異業種の方が多くいるので、十人十色の視点・視座に、
脱林業発想(発想素人)と各社のプロフェショナル(実行玄人)で、
業界の垣根を越えたディスカションが出来たことが大いなる収穫でした。

参加者のご感想を一部ご紹介します。

~~~

工務店A様
林業をしている人にとっての「川下」が、まだ施主にまで達していないと感じた。互いの理解を深める必要性を感じた。

製材業B様
九州材=高温乾燥と思って日田に来たが、トライウッドのように輪掛乾燥もあることを始めた学び、九州林業の多様性を学べた。杉岡製材所のように、年間何10棟という規模の工務店に対応するこだわりの製材所が九州にあることを今回初めて知り、自社の材を使ってくれる顧客(工務店)が九州にもいるのではないか、という可能性に気がついた。

流通店C様
研修会前は「九州の木材業=生産性重視の木材業界、九州材=目粗」だと思っていたが、大規模~小規模まで、多様な製材業の姿をみた。原木市場でも、目が詰まった良材もあり、個々の製材所でも木材加工の研究が盛んで九州材の欠点を補う工夫がされていることを初めて知った。産地の想いを汲み取りながら、九州材を地元に持ち込んでみたいと思う。

異業種D様
林業に関する知識が浅く、ゴルフの基礎練習をする前にコースに出てしまったような感じで、現地で生の体験をできた。知識の整理は今後の研究会で消化していきたい。

旅行業E様
豆田地区は、画一化が進む日本の中で、とても魅力的な地区だった。もっとアピールするべき。
最近は物から事へという時代。林業でもツアーなどの6次産業化が市民に受け入れられてくると予想できるので、そのムーブメントに協力していきたい。

木材加工・流通業F様
最大の収穫は、木材業界のあらゆるパートにいる人が、想いを持って仕事をしていることを知ったこと。流通に係わるものとして、彼らの気持ちをいかに川下に届けるかが、これからの課題。

製材業G様
「自分ならどうするか」という目線で参加したが、最も自分に不足していると感じたのは「木材への愛」今後は、売ること、物づくりだけでなく、木の品種、育て方、木の持つ力を知ることが必要だと感じた。

製材業H様
物づくり目線で得る物が多かった。今まで、九州の製品は「目粗」「大規模製材所」「低コスト」と思っていた。しかし、日田の個々人が持つ木への想いが、自分の地域の人よりも強かった。強い想いのある人がずっといたから、一つの林業地として日田ができたのかもしれない。自分の地元でも、九州に負けない「木への想い」を作りたい。

 

~~~

なお、現地研修は年に1回ですが、通常のセミナー・研究会は12月も実施します!

★12/13(土) 国産材ビジネスセミナー第5回 https://chiikino.jp/?p=3467

★12/19(金) 経営実践研究会 12月度 https://chiikino.jp/blog/?page_id=42 ※詳細はお問い合わせください

みなさまのご参加、お待ちしております!

 

Posted by admin on 火曜日 11月 25, 2014 Under pick up, すべての記事, セミナー報告, 国産材ビジネスセミナー(東京), 経営実践研究会[国産材ビジネススクール](大阪), 講演&研修 報告

 

今年も開催!

国産材ビジネス最前線の現場を訪れ、熱き仲間たちと語り合う2泊3日のプログラム!

林業・国産材を巡る目まぐるしい変化の最中にある九州地方、
伝統と革新の混在する筑後川流域・日田地方を訪れます。

~~point~~

★日田、八女、小国ブレンド杉こだわり製材所
★ハウスメーカー対応大規模製材工場
★これはスゴイっ!巨木と銘木
★工務店連携型流通システム
★歴史的建築物巡り
★日田杉の歴史を知る
★「森を継ぐ人」林業会社

 

大阪、東京のセミナーメンバー向け研修会へのご参加を、人数限定で一般の方にも公開して募集いたします。
■日程
2014年
11月23日(日) 夕方: 福岡県朝倉市ホテル集合

24日(月・祝)
㈲杉岡製材所
㈲森山銘木
豆田地区
日田杉資料館
日田木材青年会と交流会
日田駅前宿泊

25日(火)
瀬戸製材㈱
㈱トライ・ウッド
マルマタ林業㈱
博多駅/福岡空港解散

※現地での移動はマイクロバスまたはレンタカーを予定しています

■参加費
21,600円(税込)
※参加費には現地企画・コーディネイト代、テキスト代が含まれます
※国産材ビジネスセミナ―通年受講および経営実践研究会通年会員は無料
※現地までの交通費、現地移動交通費、宿泊費、食費および実費は含まれません
※初めてご参加される方はお申し込み後、指定の口座へ事前お振込みをお願いいたします

■募集人数
先着5名 3名様!

■応募方法
①参加者お名前
②ご所属
③メールアドレス
④お電話番号(携帯電話)
⑤23日集合場所までの交通手段

を明記の上、info@chiikino.jpまでメールでお申し込みください

※応募締切 2014年11月7日(金)

 

 

Posted by admin on 日曜日 11月 23, 2014 Under — セミナー、研修、講演のお知らせ, pick up, お知らせ, すべての記事, 国産材ビジネスセミナー(東京), 経営実践研究会[国産材ビジネススクール](大阪)