梅雨に入り、西日本は大雨の中、6月度の大阪実践研究会を開催しました。

 

~本日のMENU~

【1】各社報告

【2】新規参加者のご紹介

【3】話題提供 :「広島林業の現状」

【4】ゲスト講演 :「繊維業界の流通を変える、新たな展開」

【5】まとめ講座 :「商流のつくり方」

 


■各社報告・新規参加者のご紹介

今回は、新たに女性経営者のご参加もあり、いつも以上に華やかな雰囲気の研究会となりました。

 

まずは恒例の各社報告で、、各社の経営状況をシェア。

 

既に、秋以降の受注が多く、忙しくなるだろうと語る方、

新商品を使用したワークショップ企画が迫っている方、

みなさん、梅雨明けのスタートダッシュを待ち構えているかのようなご報告でした。

 

梅雨という季節、林業・木材業にとっては仕入れや品質管理が難しい季節ですが、

各社報告はそのような心配を感じさせない内容で大変盛り上がりました。

 

■話題提供:「広島林業の現状」

今回は話題提供として、

広島県よりお越しのS氏に「広島林業の現状」としてお話していただきました。

 

「県産材」など、都道府県単位での林業施策が増える昨今、

みなさんは、ご自分の地域の林業のポジショニングをどうお考えですか?

 

今回取り上げた広島県の素材生産量は年間約30万㎥。

いっぽう宮崎県などは100万㎥を超えます。

まずはその地域の林業の、規模感を知ったうえで、果たして「地域材」の意義は何か?

考えてみることも大切です。

 

それを踏まえ、さらにS氏からはご自身の海外視察経験から、

日本のみならず海外林業との比較をしながら、

また林業事業体に入り、実際に経験したことから考えた

今後の林業への問題提起がありました。

 

 

特に、木材の搬出行程である

ⅰ.伐倒行程

ⅱ.集材行程

ⅲ.造材行程

ⅳ.運搬行程

ⅴ.集積・巻き立て行程

 

の5つの行程で、実際に広島県で使用している

最新の高性能林業機械のご紹介をしていただきました。

 

このように、製材業経営者が林業経営までを考える、

「トータル林業」のスタンスが、この研究会の特徴です。

 

 

■ゲスト講演 :「繊維業界の流通を変える、新たな展開」

 

 

今回のゲストは、名古屋で繊維問屋を営む、株式会社谷健 代表取締役の谷 佳津臣氏。

 

木材業界と同じく素材業である、繊維業界の現状をふまえ、

単なる「素材卸業」を超えて、流通を変え、商品を生み出していく自社のビジネスモデルについてご紹介いただきました。

同じ素材業である林業、木材業にとってのヒントが満載のテーマです!

 

 

繊維業界も、

需要低迷、原料の輸入依存、国内マーケットの飽和など

木材業界と似た課題を抱えています。

 

そんな中、素材卸業の領域を超え、

みずから「企画力」を持ち、メーカーとの連携と小売への展開をすることで、

新たな市場を生み出す試みが、オリジナルブランド「ツムギラボ」です。

 

地元愛知県の伝統的な染や織りの技術をいかした、

カジュアルブランドを展開しています。

 

 

すでに飽和している市場での価格競争を避け、オリジナルの領域をめざし、

「伝統工芸」×「百年企業」×「ユニークアイデア」のコンセプト、

さらに「メンズ」×「カジュアルシャツ」×「伝統工芸技術」で

唯一無二の存在となり、自分で需要を創っていく企画力の重要性がひしひしと伝わるご講演でした。

 

 

お持ちいただいた実際の商品を手に取ってみると、

洗練されたデザイン、美しい染めの色、

しっかりとした生地で機能性も備えていることがよくわかり、

「これは欲しい!」と思わざるを得ない商品でした。

 

谷氏からは、新たなビジネスに挑戦するためのポイントとして、

 

①実際に、自分でやってみる

②周りの“利”を考え気持ちの良い取引をする

③自分が持つ情報、求めている情報をできるだけオープンに

 

をご紹介いただきました。

 

単なる「素材卸業」を超え、流通を変え、商品を生み出していくビジネスモデルを知る。

同じく素材業である林業、木材業にとっての大きなヒントとなりました。

 

 

■まとめ講座 :「商流のつくり方」

 

谷氏のゲスト講座を踏まえ、

まとめ講座としては、「商流をつくる」をテーマにディスカッションしました。

 

まず初めに、参加者の皆様から、

過去と現在の商流=【商品】と【販路】の内訳の変化

を書き出していただきました。

 

 

そこから木材製品について、商流の作り方についてレクチャー。

 

多様化する、製材メーカーから工務店への商流をまとめ、

改めて、価格決定、販売方法、商圏の切り口から

今後の顧客創造のポイントについて、整理しました。

 

ゲスト講師の谷氏からも、繊維業界の視点からご意見もいただきながら、

参加者の皆さまとディスカッション。大変貴重な時間となりました。

 

 

今回、ゲスト講座とまとめディスカッションから、
外部環境が変化する中、何もせず廃業倒産する事業者がある中で、
時流に適応しながら、販路や商品を開拓し、
常に小さな変化を積み上げていくことの大切さを改めて感じる研究会となりました。

 

今後、研究会メンバーによる「Clubプレミアム国産材」でも、

新たな創造すべく、今年は具体的にアクションして参ります。

研究会へのご参加、またClubプレミアム国産材への新規メンバーも募集中です!

ご期待ください。

 

===========================

次回の大阪実践研究会は7月29日(金)!

7月30日(土)には国産材ビジネスセミナーin東京を開催します。

https://chiikino.jp/blog/?cat=20

皆様のご参加をお待ちしております。

 

ご興味のある方、

ご参加されたい方は、

お気軽にお問い合わせください。

Posted by wpmaster on 金曜日 6月 24, 2016 Under セミナー報告, 経営実践研究会[国産材ビジネススクール](大阪)

★経営実践研究会[国産材ビジネススクール]6月度のご案内★

 

2009年から開催しております、「経営実践研究会[国産材ビジネススクール]」。

今年度は年5回の研究会+2回の現地研修視察会「産地巡礼」

というプログラムでお届けしてまいります!

(詳細はこちら ⇒ https://chiikino.jp/?page_id=187

 

過去の研究会報告はこちら

 

★3月度研究会:「製鉄と製材」 https://chiikino.jp/blog/?p=5098

 

★2月度研究会:現地視察会in熊野 https://chiikino.jp/blog/?p=5037

 

★1月度研究会:「林業バリューチェーン」 https://chiikino.jp/blog/?p=4982

 

 

6月度のご案内です。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

経営実践研究会[国産材ビジネススクール]

6月24日(金)14-18時 大阪市内にて開催

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 

製材、林業、流通、工務店まで一気通貫型の、経営者による参加型研究会です。

毎回最新のマーケティングレクチャー、そして
「Clubプレミアム国産材」のメンバーとゲスト講師による講座を行います。

 

6月度のゲストは、異業界から学ぶ!繊維業界の事例のご紹介です。

 

■日時: 6月24日(金)14-18時

■場所: 新大阪駅前会議室(詳細はお問い合わせください)

 

■内容(予定)

1)各社紹介

2)今月のマーケティング講座

3)Clubプレミアム国産材 メンバーによるプレゼンテーション

4)ゲスト講座:

「繊維業界の流通を変える、新たな展開(仮)」

繊維問屋から新たなビジネスとして、
“伝統工芸 × 100年企業 × ユニークアイデア”
をコンセプトにした衣料ブランドをリリース。
単なる「素材卸業」を超えて、流通を変え、商品を生み出していくビジネスモデルについて
ご紹介いただきます。同じく素材業である林業、木材業にとってのヒントが満載のテーマです!

 

※終了後、懇親会を開催します。

 

■受講料

単回受講:お一人様2万円+税

通年受講:15万円+税(研究会全5回+現地視察2回:欠席回もテキスト配信)

 

※詳細はお問い合わせください。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

お申込は

 

お電話06-7878-6376 または info@chiikino.jpまで。

①お名前

②ご所属

③役職

④お電話番号

⑤メールアドレス

 

を明記の上、お申し込みください。

*本音のディスカションを行うため、1地域(商圏)1社に限定しておりますので、事前のご連絡が必要です。商圏によってはお断りをする場合がございますのでご了承ください。

Posted by wpmaster on 水曜日 6月 1, 2016 Under — セミナー、研修、講演のお知らせ, pick up, お知らせ, すべての記事, 経営実践研究会[国産材ビジネススクール](大阪)

5月21日、早くも夏を感じさせるほどの陽気の中、

「“国産材2.0”日本の森と暮らしをプレミアム化するマーケティングセミナー」を
開催致しました。

 

創業5年目を迎えた弊社の本拠地・大阪にて、

日頃からお世話になっている皆様からはじめてお会いするお客様まで、
幅広い層のお客様にとご用意した特別セミナーは、
開催1週間前から満席となり、結果43名もの方にご参加いただきました。

 

今回のセミナーのテーマは「国産材2.0」。

これまで、おもに建築家の呼びかけで進められてきた、国産材利用と産地連携を、

次の「第二世代」は、産地側が自ら発信し、

業種を超えてトータル林業により連携していく。

 

そのために、林業、製材、流通、工務店、そして行政がすべき「50の条件」をメイン講座でご用意いたしました。

内装に杉を利用した、バー風の空間で、
各プレミアム産地のサンプルや商品展示もご覧いただきながら、
セミナーが幕を開けました。

 

~本日のMENU~

【1】古川大輔 講演

【2】ゲスト講演「私達、これでプレミアムになりました!」

【3】公開レッスン

【4】懇親会&林業BAR

 

それでは、当日の様子をお伝えします。

 

【1】古川講演「明日からやれる!日本の森をいかすPremiumな林業会社、製材メーカー、木材流通店、工務店になるための「50の絶対条件」大公開!」

メインセミナーとなる弊社代表・古川大輔の講演。

これまで10年間の、各地でのコンサルティング経験から編み出した、

独自のマーケティング視点と、実践にすぐにつなげられる、経営の秘訣をお伝えしました。

 

まず第1講座は、「プレミアムとは何か?」を考えるための基本講座。

「自分軸と時間軸」、「情熱方程式」、「理念と利益」など、

利益の源泉となる考え方や、価値観についてレクチャーいたしました。

「あなたにとっての田舎はどこですか?」

「あなたにとって何が日常で非日常でしょうか?」

「本質的な自社の強み、3つ挙げられますか?」

 

日常と非日常の差異が、顧客に求められることで価値を生み出していく。

そのことに気が付くことから、すべてのビジネスが始まります。

 

 

そして第2講座は、

「明日からやれる!日本の森をいかすPremiumな林業会社、製材メーカー、木材流通店、工務店の50の絶対条件」と題して、

 

まず初めに、競合他社との差別化のための「7要素」をご紹介。

そして、業種別にそれぞれ10個、プレミアム企業になるためのポイントをご紹介しました。

 

 

 

【山から直接仕入れをせよ。】

⇒ただし、コストは上がります。それでも直接仕入れをする理由とは・・・!?

 

 

【品質基準書をつくるべし】

⇒品質基準は、JASだけじゃない!自社基準を明確にし、「約束」すること。

 

★つづきは・・・古川の講演を収録したDVDを後日販売予定です!詳細後日。

 

【2】ゲスト講演「私達、これでプレミアムになりました!」

次にゲスト講演として、弊社がプロデュースさせていただいた企業様から
過去、現在の取り組み、そして未来への抱負を語っていただきました。

 

プレミアム製材メーカーは、竹下木材有限会社様。

島根県で、地松を専門に製材されています。

 

実は以前は、マツよりもスギや外材を挽いていましたが、

理念を整理し、地松に特化して事業を進めていく覚悟を決め、

商品開発、顧客開拓、設備投資を重ねたことで、現在があることを

参加者の皆さまにお伝えいただきました。

 

 

次に、プレミアム林業会社からは、株式会社ソマウッド様。

静岡県にある全員がIターン者であり30代という会社です。

代表の久米さまからは、社員の幸せを軸にした、雇用体系やオリジナルの福利厚生、

そして情報発信、販路開拓について、試行錯誤しながらも前に進むその取り組みを、熱く語っていただきました。

 

「林業では珍しいから、ではなく、当たり前のことを当たり前のようにやろう」

というメッセージをいただきました。

他業界では当たり前のWEBサイトを作る、当たり前の正規雇用をする。
そこからさらに今後は、「当たり前+α」ができる会社を目指しているとのことでした。

さらに、当日参加できなかったプレミアム企業の皆様からは、

ビデオメッセージをお寄せいただき、上映させていただきました。

 

 

【3】公開レッスン

 

講演終了後、ご質問を募り、その場で古川と会場の皆様からアドバイスを行う、

ディスカッション形式の「公開レッスン」を行いました。

 

ご質問を頂いたのは、京都府からお越しの林業会社様。

「山林を手放したい」という所有者が増える中、自社で購入すべきか、

どのように所有者に利益を還元していけるのか、という問いかけに対し、

 

それはまさにビジネスチャンスであること、また

長期的視野に立ち、ビジョン=夢を描くことの重要性について、

会場も巻き込んでの議論となりました。

 

 

【4】懇親会&林業バー

セミナー後は、参加者の皆さまと、熱い懇親会です!

 

今回、「お酒を通じて、山や木の世界に出会う」を
コンセプトに活動している、「林業BAR」のお2人が駆けつけてくれました。

 

お二人とも、実際に林業や建築に携わりながら、

ユニークなカクテルで出張BARを展開されています。

 

当日も「クロモジントニック」、「山椒モヒート」、「ヒノキ角ハイボール」など、

普段は味わうことのできない林業にちなんだ森の味を楽しみました。

 

 

 

 

さらには、プレミアム産地の一員であり、

木工と酒造を手掛ける地域商社「ばうむ合同会社」様からは、

自社商品である本格米焼酎「天空の郷」の試飲や、

オリジナル木製品「もくレース」の争奪じゃんけん大会のサプライズもあり、

会場は大いに盛り上がりました。

 

 

 

 

 

今回、関西を中心に、新潟、東京、鳥取、宮崎などから、幅広い業種の方にお集まりいただきました。

普段会うことのない遠くの同志、そして異業種の方、
ホームページなどでお互いのことを知っていたが直接会うのは初めて、
といった参加者同士の出会いの場となりました。

~~~

おかげ様をもちまして、本セミナーを大盛況のうちに終えることが出来ました。

全国各地から多くの方にご参加いただき、感謝しております。

 

★★参加者の声★★

 

「工務店を進化させられる内容だと感じました。自分たちのスタイルや教育を見直す機会になればと思います。今回のセミナーでは全国各地で活躍されている方の話がきけたことが1番良かったです。」

 

「改めて、選ばれる林業会社を目指していくことを決意しました。」

 

「具体的な事例を紹介しつつ、概要をわかりやすくお話してくださり、まだまだ聞きたいなと思う内容でした。」

 

「初めて古川さんのお話を聞いて、まず刺激的でワクワクする気持ちと、実は林業界の現実は厳しいという背景がある中でのドキドキがある感覚を味わった半日でした。実際にできることがたくさんあることを、見える化していただいたので、具体的なイメージが膨らみました。」

 

「プレミアム○○のための絶対条件!で、具体的に提示して頂いた内容から、現在自社でできていること、中途半端なこと、やった方が良さそうだが目的と効果が不明瞭だったことがだいぶ明確になり、本腰を入れて取り組んでいこうと背中を押されました。ありがとうございました。」

 

「木が好きで設計の仕事をしていますが、今の建築業界は林業界には目を向けていない現実にどうしたらよいか考えていました。今回のセミナーで、林業界の現状を知ることができ、最終顧客に近い設計者こそ、林業界の方とコミュニケーションをとる必要性があるのではと感じました。」

 

「業界の垣根を越えてのセミナー、新鮮でした。次回も機会があれば参加したいと思います。」

 

他にも多くの嬉しいお言葉をいただきました。
この度の出会いを大切にし、今後も、このような学びと出会いの場を創造してまいります。
次は是非、皆さまの地域でお会いしましょう!

 

================================

今回のセミナーに参加したいのに行けなかったという方に、朗報です!
今回セミナーの内容を収録した、DVDを、数量限定で販売いたします!

★販売予定価格:12,000円(税込)★
★6月発売予定★

購入方法等の詳細は、後日弊社ホームページにて発表致します。
お楽しみに!!
================================

Posted by wpmaster on 土曜日 5月 21, 2016 Under — プレミアム流通店, — 地域ブランド工務店, — 産地ブランド・選ばれる林業会社, — 選ばれる製材メーカー, pick up, すべての記事, セミナー報告, 経営実践研究会[国産材ビジネススクール](大阪), 講演・研修、コーディネーター

 

★★特別企画開催★★ 2016年5月21日(土)in大阪

国産材ビジネスは、第二世代へ!「国産材2.0」

日本の森と暮らしをプレミアム化するマーケティングセミナー!

~林業、製材業、木材流通業、建築業、行政関係のみなさまへ~

 

 

地域と森林・林業、木材業のトータルデザイン&実践型ビジネスパートナー、㈱古川ちいきの総合研究所は、おかげさまで創業5年目を迎えました。

日本各地の産地でのプロジェクトを通して、新たなビジネスモデルが生まれ、国産材のプレーヤーは次世代「2.0」へと確実に変化していることを実感しております。

その風を多くの皆様に感じていただくべく、日頃からお世話になっている皆様、まだ見ぬお客様に、特別セミナーをご用意いたしました。

これまでの企業プロデュース事例や、林業から建築まで一気通貫した「水平連携」「垂直連携」の事例紹介も交えて、弊社の本拠地である大阪で開催いたします。

来場者の皆様との交流もお楽しみください。

 

■日時:2016年5月21日(土)14:00~18:00(懇親会18:00~20:00)

■場所:レンタルスペースMonaco(大阪市淀川区西中島6-1-11)
JR[新大阪駅]徒歩7分/地下鉄御堂筋線[西中島南方駅]徒歩3分
http://monaco-party.com/about

■参加費:セミナー10,000円[税込]/懇親会5,000円[税込] (お一人様当たり)

ご来場の方に特別冊子「ちいきの総研コラム」プレゼント♪

※懇親会のみのご参加は、承っておりません。

■定員:先着35名様

 

会場はこちら

■内容:

1)古川講演

明日からやれる!日本の森をいかすPremiumな林業会社、製材メーカー、木材流通店、工務店になるための「50の絶対条件」大公開!

2)ゲスト講演

私達、これでPremiumになりました!プロデュース事例「お客様の声」紹介

3)懇親会

参加者の皆さまと熱い同志の交流会!
・名刺交換会
・国産材テイスティングも!?

 

■お申込み

お電話またはメール・お問い合わせフォームからお申込ください。
ご連絡の際には、以下の内容をお伝えくださいませ。

①貴社名
②部署名、役職
③お名前
④お電話番号、FAX
⑤メールアドレス
⑥懇親会 ( 出席 ・ 欠席 )

TEL :06-7878-6376
Email: info@chiikino.jp

 

Posted by admin on 水曜日 5月 11, 2016 Under — セミナー、研修、講演のお知らせ, pick up, お知らせ, すべての記事, 経営実践研究会[国産材ビジネススクール](大阪)

はじめまして、古川ちいきの総合研究所で社会人インターン中の、森と申します。

木材を扱う会社に3年間勤めた後、今はこちらで色々と勉強させて頂いております。

よりいっそう「木材」を身近に、魅力に感じている今日この頃です。

 

さて、3月度の経営実践研究会について、レポート致します。

 

今回の研究会のテーマは「製鉄業と製材業」。

製鉄業も、木材と同じように、大きな素材を小さく切り分け、二次加工において付加価値をつけていく、「素材を加工」する業界です。

2つの業界の同じ点と違う点から、木材業界に還元できるヒントを探っていきます。

午前中は鉄鋼会社S社の製鉄所見学、午後は座学での研究会となりました。

 

■午前の部:製鉄所見学

 

S社は、東京ドーム約128個分の敷地をもち、日本鉄鋼業シェアのおよそ1/3を占めます。

また、特徴的な商品として、鉄の「高級薄板」があります。

 

見学させて頂いたのは、厚さ約20cm、畳1畳程の鉄の塊(スラブ)が約数mmの厚さまで伸ばされ、鋼板(薄板の原料)となる工程です。

3階程の高さの点検用の廊下から見学していたのですが、1200度まで加熱されたスラブがラインを通るとその熱風で真夏のような暑さでした。

 

24時間稼働のこちらのラインは360mあり、要所ごとに設置されたカメラを通して、管制官で制御しています。1日にだいたい500~600本のスラブが製造されています。

お客様の注文に合わせて、薄板の厚みは1/100mmの単位で調整されます。

 

大まかな工程は

 

鉄の塊(スラブ)=素材

加熱

粗圧延

連続熱間圧延

鋼板=完成品

 

となります。

 

木材業界と同じように、鉄鋼業界にもバブル直後には需要が落ち込む冬の時代があったそうで、様々色々な異業種の事業にも挑戦しながら、付加価値化を行い生き残ってこられたそうです。

新規参入した事業のうち、現在も発展している部門もあります。

木材も製品そのものの価値を高めるとともに、小さな可能性をとりあげ、一見まったく違う分野にも飛び込んでみる事で新たな成長が期待できるかもしれません。

 

また、安全面での注意喚起が欠かせないのも木材業と同じ所でしょう。

見学の前に拝見したVTRでは、「安全への取組」が終始一貫して丁寧に掲げてありました。

 

個人的に特に印象深かったのは、

①    エネルギーを自社で発電、循環している点

②    工程ででる廃棄物は全てリサイクルしている点

 

さらに木が好きな私として、外せない魅力が、

 

③    敷地内の植木がきちんと手入れされている事。でした。

 

玄関には庭木、川沿いには松、工場内も所狭しに、ケヤキやサンゴジュ、色々な種類の植木が青々としていました。

きっと専門の方が毎日手入れされているのでしょう。また、きれいに草刈りもされており、熱い鉄を移送するときに引火しないためという意図もあるそうですが、「安全」に対する配慮は、働く社員の「環境を整えること」にまで及んでいました。

 

■午後の部:研究会(座学)

参加者様の近況報告、前回のN社様視察についての考察、午前中の製鉄所見学の考察、そして古川総研社会人インターンS様の「林道」についての講義となりました。

 

今回のセミナーには初めて参加下さる方、そして滋賀からお越しの方が多くおられました。

皆さまいつも遠い所からお越し下さり、どうもありがとうございます。

 

まずは、先月の振り返りとして、製材の付加価値化について、

①素材力

②加工力

③営業力

 

の3つの視点から分析し、さらにそれを製鉄業と比較しました。

 

考察のまとめとしまして、「製材業」も「製鉄業」も、経営の持続のためには

顧客ニーズに合わせて、商品や会社の方針を変化させている、という共通点がありました。

どれだけお客様の目線で商品を企画できるか、その想像力が鍵となるでしょう。

例えば

①    加工性の向上

②    お客様の工程省略に役立つ商品提供

③    素材の開発から加工技術まで、お客様のお役に立ちたいという表現

等を具体的に考えていく必要があるとのことです。

 

S様からは「林業バリューチェーン~基盤整備による付加価値について~」講義頂きました。

 

林道には大きくわけて2つのパターンがあります。

 

①    低コストで短寿命な林道=作業道

②    高コストで長期優良な林道=林業専用道

 

そしてさらにその林道の数により、有用性が決定します。

「基盤整備」は林業の「環境を整えること」に他なりません。

何か不具合のある環境であれば、そこに無駄や隙が生まれ、パフォーマンスの低下は元より、大きな事故に直結しかねません。

まずは現場従事者にとっての環境を盤石なものとする点でも、「基盤整備」がもとめられるようです。

S様には具体的な数字と案件をもとに、講義頂きました。また後日、さらに踏み込んだお話も聞けるとのことです。

 

次回以降もご期待下さい。

 

 

 

 

Posted by admin on 金曜日 3月 18, 2016 Under pick up, すべての記事, セミナー報告, 経営実践研究会[国産材ビジネススクール](大阪)

2月度の経営実践研究会は、特別企画としてメンバーの製材工場視察を行い、

製材における付加価値化やオペレーション管理についての徹底討論となりました。

 

場所は三重県熊野市。

大阪or名古屋から車で約3時間の立地にあります。

 

立地条件としては不利な中、どのようにして高い価値を生み出しているのか?

その秘訣を探りに、N社を訪れました。

このN社の特徴は3つ。

①構造材から内装材まで何でもつくる

②すべての工程を自社一貫生産

③徹底した品質管理と研究開発

 

というスタイルです。

 

商品を自ら企画し、乾燥や微細な加工、塗装を含めた最終製品まで仕上げることで、
利益を生み出しています。

各地から集まったメンバー(製材、工務店)により、
実際に工場を視察すると、

「言うは易し行うは難し」であり、

経営戦略を現実に形にするには、
それを現場の戦術戦闘レベルまで落とし込み、
的確なマネジメントや品質管理の徹底、地道な改善が必要であると
改めてわかります。

 

仕入れ

製材

乾燥

仕上加工

在庫管理

配送

 

のそれぞれに工夫があり、

 

また、

その前のスタート地点となる、商品開発。

そして、定期的なデータ蓄積とPDCA。

 

そのすべてにヒントがあり、
今回は企業秘密ともいうべく工程を余すところなく解説いただきました。

 

視察の後は、メンバーそれぞれが、自社の「付加価値化」の取り組みについて発表し、

ディスカッションを行いました。

 

特に話題になったのは、
N社オリジナルの品質・製造管理システムについてでしたが、

議論の中で、さらに大切になるのは、

システムをつくった後にそれを活かしきれる、
「人づくり」であるとの意見が多くありました。

 

ここでN社が取り組んでいるのが、

システムやマニュアルをトップダウンで導入するのではなく、

社員一人ひとりが自分事として理解し、定着させるための、
ボトムアップの議論と、人事評価制度の改善でした。

~~~

夜はN社が納材したホテルにて宿泊し、
納材後まで見ることができました。

 

今回は、通常の座学勉強会から形式を変えた特別企画でしたが、
今後もこのような機会を作って参りたいと思います。

 

改めて、学びとは何か。

「素直、勉強好き、プラス発想」のスタンスを持って臨み、

自分事として貪欲にヒントを取り入れること。

そして実行して初めて、価値があります。

 

① まず、勉強の機会に参加する人

②そこから自分事としてヒントを得る人

③実際にやる人!

 

それぞれが、5人に1人しかやらないとしたら。

①~③を実行するだけで、100人に1人の経営者になれるかもしれません。

 

今回の学びをより深め、昇華しやすくすべく、
弊社でテキストにまとめあげてメンバーにご提供する予定です。

 

今後も、100人に1人の経営者をつくる、
そんな研究会にして参りたいと思います。

 

次回以降も、ご期待ください!

~~~

■次回(3月度)のお知らせ■

3月度経営実践研究会[国産材ビジネススクール]

・日時:3月18日(金) 14:00~18:00

・場所:大阪市淀川区(詳細はお問い合わせください)

・テーマ
「意外と似ている!?製鉄業界と製材業界の比較!」

・受講料:21,600円(税込)

※初回無料体験は3社限定、受付中!

お気軽にお問い合わせください。

 

★経営実践研究会についての詳細はこちら ⇒ https://chiikino.jp/blog/?page_id=42

 

Posted by admin on 金曜日 2月 19, 2016 Under pick up, すべての記事, 経営実践研究会[国産材ビジネススクール](大阪), 講演&研修 報告

大寒波が近づく中、大阪で今年初となる研究会を開催しました。

~今回のMENU~

1)各社事業報告&プレゼンテーション
・みなさまから今月の振り返り

2)話題提供
・移住定住と地域おこし協力隊ブームの最新動向

3)テーマ講座
・林業バリューチェーン分析
・林業バリューチェーンにおける林道とその付加価値について
・事業連携の事例紹介

4)ゲスト講座&ディスカッション
「異業界は林業・木材業界をどう見ているか!?
~グリーンIT企業から見た国産材の可能性~」

 

■林業バリューチェーン分析

東京の国産材ビジネスセミナーでも好評だった、林業バリューチェーン分析。

よく異業界では「業界地図」なるものがあって、
業界全体の市場規模や、メインプレーヤーについて解説されていますが、

こと林業界や木材業界となると、
一般的な業界地図には載っていませんし(製紙と住宅を除く)

川上から川下まで、しっかりと整理された資料は、意外とないのが現状です。

 

そこで弊社では、林業、原木流通、加工(製材、合板、チップなど)、
製品流通、プレカット、建築と、

各段階の木材(商品)単価や市場規模を調査し、まとめました。

 

このうち「製材業」について、
この日の製材メンバーで、

「製品の付加価値とは何か?」という点について、

無節、上小、特一という一般的な品質等級に対し、
返品されない、クレームにならないための
品質基準と品質管理の精度を高めることや
顧客とのコミュニケーションの工夫についても議論し、

・全体の粗利率アップすること
・欠品対応に掛かる販管費を下げること

についても考察をいたしました。

 

まだまだ精査が必要な段階ではありますが、一覧を見るだけでも、

・林業(所有者)のプレーヤーの多さと市場規模の小ささ
・流通の不透明さ
・製材業の金額シェアの高さ

などがわかります。

 

ここから、自社のポジションはなにか、
各段階の今後の成功要因はなにか、を読み解いていきました。

 

今回、異業界からのゲストもお迎えしましたが、
木の値段?メインプレーヤーはだれ?と外から見れば謎だらけの林業界のデータは、

「非常に付加価値が高いデータだ」とお言葉をいただきました。

 

今後もより情報を精査し、何らかの形で公表したいと考えています。

 

 

■地方移住のトレンド

先日、1月17日(日)に東京ビッグサイトで開催された「移住交流&地域おこしフェア」に
弊社スタッフも行って参りました。

8,000名以上の来場者がおしかける中、
各地域のブースでは、趣向を凝らした展示や移住相談、セミナーなども展開され、
非常に熱気を 感じる一日でした。

 

何らかの制度を利用して、年間1万人が地方へ移住しているというデータもあり、
統計にカウントされない数字を含めれば、もっと多いでしょう。

多くの 人が地方へ行く動きは、今後も増えていきそうです。

 

移住の動きには、「I」「J」「U」ターンのバリエーションがあり、

またその動機もさまざまですが、

 

都会生まれ都会育ちで祖父母のすむ「田舎」もない、という若者がIターンする理由には、
やはり 都市部にはない、地域の魅力や発見、おどろきがあります。

(すでに「となりのトトロ」の世界が「懐かしい」ものではなく、まったくのファンタジーになりつつあります)

地域にとってみれば当たり前のこと、つまらないことも、
ソトモノから見れば驚きの連続である。

そのことに、改めて地域の人自身が気づくことが必要でしょう。

 

いっぽうで、

「豊かな自然があって、人がいい」

のは、どの地域も出しつくしたフレーズで、
もはや差別化できなくなってきました。

 

それを受けてか、
この移住交流フェアのブースでも見られるように、
どの地域もとにかくお土産に特産品プレゼント、名簿集め、人集め合戦の様相を呈しており、

確かに「誰でもいいから、人口を増やしたら勝ち!」という部分もありますが、
すこし方向性が違ってきています。

 

本質的に大切なことは、

移住した人も地元の人も、そこで幸せに暮らし、根を下ろしていけるような地域になる事でしょう。

 

そのためにも、お土産合戦ではなく、
本当に移住者のことを思った受け入れ態勢ができるか、

また、地域としては どんな人に来てほしいのか?どんな地域をつくりたいのか?

というメッセージこそ明確にするべきでしょう。

 

「人の奪い合いではなく、関係人口を増やすことが大事だろう」

という論調も増えてきています。

 

今後も、弊社も関わる地域でこれを実践しながら、

地域と移住者の両方が幸せになる方法を模索していきたいと思います。

 

~~~

 

このように研究会では、林業木材業界のビジネスから、地域づくりに関する話題まで、

毎回豊富なテーマでお届けしています。

参加者同士がテーマを持ち寄って、自ら作り上げていくスタイルです。

 

ご興味のある方、参加されたい方は、お気軽にお問い合わせください。

*初参加の方は無料体験実施中!

 

~今後のスケジュール~

2月19日(金)

3月18日(金)

※いずれも関西地方のミニ現地研修を予定しています。参加人数が限定される場合があります。詳細はお問い合わせください。

 

Posted by admin on 土曜日 1月 23, 2016 Under pick up, すべての記事, セミナー報告, 経営実践研究会[国産材ビジネススクール](大阪)

 

11月度の現地研修会を終えて、
2015年総まとめ、12月度経営実践研究会in大阪を開催いたしました。

■12月度のメニュー

1)各社報告&自己紹介

2)話題提供
・2015年の木材トレンド探る
~ジャパンホーム&ビルディングショー、グッドデザイン賞、ウッドデザイン賞~
・現地研修会より、岩手県岩泉町の広葉樹林業
・林業界における女性の活躍

3)2015年林業木材業10大ニュース

 

この中から、今月のハイライトをご紹介いたします。

 

【1】受賞作色々…選ばれるブランド商品の要素とは?

2015年の木材トレンド探る ~ジャパンホーム&ビルディングショー、グッドデザイン賞、ウッドデザイン賞~ 

 

1957年に創設され、日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の仕組みを持つ「グッドデザイン賞」。

歴史があり、認知度も高いこの賞ですが、
木造建築や木工品でも、数々の作品が受賞してきました。

*グッドデザイン賞公式ホームページはこちら*
http://www.g-mark.org/

近年の受賞作品を見ると、

木材産地とつながった顔が見える建築や、
木製学習机をとおした環境教育、
コミュニティのつながりを意識したアパートなど、

形や色だけの「デザイン」 ではなく、
社会的意義やその背景にあるストーリーまで

「モノ」に加えて「コト」が重視されていることがわかります。

 

 

さて、2015年から新たにスタートした「ウッドデザイン賞(新・木づかい顕彰)」はご存知でしょうか?

林業木材分野に特化した、製品や取り組みを表彰するアワードです。

*ウッドデザイン賞公式ホームページはこちら*
https://www.wooddesign.jp/

 

弊社のクライアントも多く受賞を果たしました。

このウッドデザイン賞の特徴も、

・暮らしを豊かにする
・人を健やかにする、
・社会を豊かにする

という3つの視点から、
デザインのみならず背景にある仕組みまでもが優れた
製品や取り組みを表彰している点です。

 

グッドデザイン賞、ウッドデザイン賞の取り組みを見ると、
今後もますます、「モノからコトへ」を重視する傾向は強くなりそうです。

 

一方で、製造業における”顧客に選ばれる商品”の基本要素とは、

なんといっても「必要性、欲求性、物語性」であり、
QCD(品質、価格、納期)の確立されたビジネスモデルであることは、
最低限の条件といえます。

これはBtoB、BtoCを問いません。

 

つまり、

品質、価格、納期の基本要素が満たされてはじめて、
「ウッドデザイン賞受賞」「グッドデザイン賞受賞」

などの表彰が、付加価値になるということです。

また、もしもこの賞が普及して、受賞している商品があふれて当たり前になったとき、

例えば「FSC®認証材使用」といったエコラベルや第三者認証も、
マーケットから選ばれる差別化要素となるでしょう。

選ばれるブランドの差別化要素とは?

常に一歩先まで予想しておきたいポイントですね。

 

【2】2015年、林業木材業界10大ニュース!? 

弊社から、今年の10大ニュースを発表!

①ハウスメーカーが国産材を使い始めた!(タマホーム国産材CM)
②「丸太を買った女」ニュースの反響つづく
③産地共催交流セミナー2015開催
④ウッドデザイン賞2015
⑤バイオマス発電続々設立!
⑥各地で地域商社、地域拠点うまれる
⑦SNSの弊害?山林資源情報はどこまでopenにすべきか
⑧移住の流れとIターン人材の増加
⑨木材業の海外進出はいかに!?
⑩・・・・?

このようなトピックをお伝えしました。

常に情報を掴み、トレンドに乗りながらも、
自社にとって変えないもの、変えるべきものを見極め進むこと。

この鉄則はいつも変わりません。

 

さて、みなさまの2015年はどんな年だったでしょうか?
10番目はぜひ、あなたのニュースを書き込んでください。

 

 

研究会終了後は、忘年会を開催し、メンバーどうし交流を深めました。

来年も毎月開催していきますので、ご期待ください!

==============================

★告知★ 今後の経営実践研究会スケジュール

1月度 ・・・ 1月23日(土)
2月度・・・2月19日(金)

■会場:大阪市内(予定)

■講師:古川大輔 ほかゲスト講師

■料金:各回20,000円(税別)

※初回無料体験実施中!お気軽にお問い合わせください。

↓↓詳細はこちら

https://chiikino.jp/blog/?page_id=42

==============================

 

Posted by admin on 金曜日 12月 18, 2015 Under pick up, すべての記事, 経営実践研究会[国産材ビジネススクール](大阪)