今月11月21日(月)に開催される
「全国森林ノミクスサミットin山形」にて弊社代表古川が講演させていただきます。

 

主催する山形県では、平成25年に『やまがた森林(モリ)ノミクス』を宣言し、

林業の振興を図りながら、雇用創出、地域活性化に繋ぐ取組みを推進しています。今回はその一環のサミットです。

 

===詳細===

【日時】
平成28年11月21日(月) 午後1時から

 

【場所】

パレスグランデール(山形県山形市荒楯町一丁目17-40 電話:023-633-3313 交通アクセス)

 

【内容】

開会 13:00

 

第1部 講演(13:15~14:30)
テーマ:「森林資源の活用による地域再生 ~森ではたらく!新たな事例~」
[講師]古川 大輔((株)古川ちいきの総合研究所代表取締役)

 

○「森ではたらく!」新たなカタチ。~あなたの代で産地の名を終わらせますか?森の資源を新たなビジネスにした27人~

○ 異業種マーケティングから学ぶ木材の売り方。~木のブランド化とは何か?いつまでも木だけを売っていては、いけないんです。~
○ ライフスタイル提案型の「企画」と目標林型をつくる「規格」
○ 事例(吉野林業、カラマツ林業、Iターン林業、clubプレミアム国産材) など(変更される場合があります)

 

第2部 パネルディスカッション(14:45~16:30)
テーマ:「豊かな森林資源を活用した地域の活性化」

 

[コーディネーター]

三浦秀一氏(東北芸術工科大学建築・環境デザイン学科教授)

 

[アドバイザー]

古川大輔

 

[パネリスト]

ルイジ・フィノキアーロ氏(オーストリア大使館商務部上席商務官)
瀬野和広氏(瀬野和広+設計アトリエ代表)
西塚直臣氏((株)天童木工常務取締役製造本部長)
阿部多喜子氏(金山町森林組合職員・やまがた緑県民会議委員)
宮澤俊輔氏(林野庁林政部木材産業課長)


第3部 情報交換会(17:00~)

=== === ===

↓取組・イベント詳細は、下のチラシをご覧ください。↓

チラシPDFのダウンロードはこちらから
https://chiikino.jp/data/morimiku2016.pdf

 

イベント情報、申込みはこちらから

 

【山形県HP】

http://www.pref.yamagata.jp/ou/norinsuisan/140023/morinomics/summit/2nd_summit.html

 

受付締め切りは今月17日。

是非、お近くの方はお申込みください。

=== === === === === === === === === === === ===

弊社では、全国各地で、
林業、木材ビジネス、地域づくりをテーマにした講演や研修を実施しております。
イベントやフォーラムの企画・実行、コーディネーターもご用命ください。

Posted by wpmaster on 火曜日 11月 8, 2016 Under 未分類

2016年度国産材ビジネスセミナー第3回開催のご案内★

2010年から開催し、7年目を迎えた国産材ビジネスセミナー。

今年度は、各回豪華なゲスト講師をお迎えした全4回のメニューとなっております。
★過去の開催ブログは、こちらから↓↓
【第1回】https://chiikino.jp/blog/?p=6031
【第2回】https://chiikino.jp/blog/?p=6205

 

~女性社員・学生、女性を雇用する経営者の方へ~

 

第3回のテーマは、「林業女子ガールズトーク!」

女性目線をいかしたマーケティングや、女性のキャリアプランについて、
林業×マーケティングを専門とする弊社ならではの切り口から、

弊社の林業女子である 岩井が基礎講座の講師を務めます。

女性はもちろんのこと、女性を雇用する経営者もぜひご参加ください。

 

~メイン講師:岩井有加からのメッセージ~

政策としても「女性活躍」が掲げられて何かと話題ですが、そもそも女性活躍ってどういうことかピンと来ない、今まで女性のいない職場だったし、採用や向き合い方をどうしたらいいかわからない、という方も多いですよね。

私の周りでは笑顔ではたらく林業女子がたくさんいますが、男女の得意をそれぞれ活かしてお仕事ができたら、もっと林業が楽しくなりますよね。

今回は①女子目線のマーケティングと、②林業女子のハッピーキャリアをテーマに、私がメイン講師を務めさせていただきます。

 

ゲストには㈱はぴきゃりの金澤悦子さんをお迎えし、男性にも女性にも知っていただきたい、男女の目線の違いについてのお話、また「なりたい自分」を描くWSも開催します。

金澤先生のお話はとってもわかりやすく共感するお話ばかりで、私もお話を伺って、林業経営をパワーアップするための男女の役割分担、女子である自分の立ち位置について理解が深まりました!これから就職を考えている女子学生さんにもためになるお話です。
また男性からは、「自分の奥さんとの向き合い方の参考になった。もっと早く受講していれば(笑)」というお声もありましたよ。

 

これからのキャリアを考えたい林業女子のみなさまはもちろん、女性を雇用している、これから雇用をお考えの経営者の皆様にも、ぜひご参加いただきたいプログラムです。
林業界にもハッピーキャリアを!ご参加お待ちしております^^

 

★ スペシャルゲスト ★

ゲスト講座では、女性限定キャリアの学校『はぴきゃりアカデミー』の運営を手掛ける、
株式会社はぴきゃり代表代表取締役の金澤 悦子氏がご登壇!

『経営に女子力をいかすコツ~男女の目線の違いから~』と題して、お話いただきます。

 

  金澤 悦子 氏(プロフィール) 株式会社はぴきゃり 代表取締役
1991年、株式会社リクルート(現株式会社リクルートホールディングス)入社。営業に従事し、新人MVP賞受賞。1994年、株式会社キャリアデザインセンターに創業メンバーとして参画。広告営業で同社初、売り上げ1億円を達成。広告営業局局次長、広報室室長を歴任するも、仕事との距離感がつかめずに心と体を痛め、この体験をきっかけに、「幸せに働くってどういうこと?」という問いへの答えを求め、2001年、日本初の総合職女性のためのキャリア転職マガジン「ワーキングウーマンタイプ(現ウーマンタイプ)」を創刊、編集長に就任。編集長時代、5000人以上の女性を取材。ハッピーキャリアを見つけるための4つのステップを体系化。
2005年に独立し、有限会社フォーウーマン(現株式会社はぴきゃり)を設立。2011年、はぴきゃりアカデミー開講。「恋する仕事への4つのステップ」&「統計心理学i-color」を使ったオリジナルメソッドにより、年間300人以上の女性たちを「ココロとサイフが満たされる仕事発見」へと導く。
40歳で第一子を出産。休みの日は趣味のサンバを楽しむ。

 

  岩井 有加(プロフィール) 株式会社古川ちいきの総合研究所 マーケティング担当
京都府生れ。大学では森林科学科で学ぶ。学部時代から林業サークルに入り、森林と山村に生きる人々に出会い、森林、木材、人に魅了される。大学院在学中に、NPO活動として2010年任意団体「林業女子会@京都」を設立。その後、林業女子会は全国に18箇所に広がり、女子目線によるPRなど、業界に新しい風を吹き込むムーブメントとなった。2011年には20代、30代を中心に林業×ビジネスの可能性を探るフォーラム「若手林業ビジネスサミット」を立ち上げ、6年連続で開催。「女子力」と「若手力」を活かしたアイデアの宝庫であり、女性向け、若者向けイベントの支援も得意。林野庁・女性林業人材の採用・育成研修 講師。

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国産材ビジネスセミナー第3回

「林業女子ガールズトーク!
~女性目線をいかしたマーケティング&女性活躍のリアル~」

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■日時:2016年11月19日(土)14:00~18:00

※終了後に懇親会を開催します(会費5,000円)

 

■受講料:おひとり様15,000円(税込)

※お申し込み後、事前振り込みをお願いしております。

 

■場所:新橋貸会議室(田中田村町ビル5階)

東京都港区新橋2-12-15

<JR各線新橋駅日比谷口又は烏森口より徒歩4分、東京メトロ銀座線新橋駅6番又は8番出口より徒歩4分、都営三田線内幸町駅A1出口より徒歩1分>

 

■内容

【1】基礎講座

・林業女子白書~林業女子のこれまでと現状~

・共感力!マーケティング講座 ~チラシ、WEB&SNSの書き方~

・林業人材の採用&育成のポイント~作る、売る、支える、3つの人材~

・林業女子のキャリアプラン~現場女子、総合職女子の事例~

・女性と向き合う経営者の心構え

 

【2】ゲスト講演

株式会社はぴきゃり 金澤 悦子 氏

「経営に女子力をいかすコツ ~男女の目線の違いから~」

・男女の目線の違い
・経営者に知っていただきたい!女性を雇用するメリット
・異業界の女性活躍事例
・就職前、就職後、将来・・・「なりたい自分」を見つけるワークシートの記入

 

【3】ワークショップ

自分のキャリア像を描くためのグループワーク

(男性もご一緒にご参加ください!)

 

【4】まとめ講座

・本日のまとめ

 

【5】懇親会

・会場周辺にて、参加者の皆さまと交流会でさらにガールズトーク!(会費5,000円)

 

■定員:30名(先着順)

 

■お申込方法:

1)お名前

2)ご所属・役職

3)メールアドレス

4)電話番号(当日連絡先)

5)懇親会(会費5,000円)のご出欠
を明記の上、お問い合わせフォームからお申込みください。折り返しご入金方法等についてご連絡させていただきます。

 

申込み期限:2016年11月17日(木)

 



 

★国産材ビジネスセミナーの年間スケジュールはこちら

https://chiikino.jp/blog/?page_id=190

 

↓↓チラシ、申込書のダウンロードは画像をクリック(pdf 702KB)

 

●第1回 2016年9月3日(土)14:00~18:00
「初心者でもわかる!林業バリューチェーン」
【ゲスト講演】

林材ライター 赤堀 楠雄 氏  「林材ライターの取材現場で見えた!これからの日本林業」
※こちらの講座は、終了いたしました。
開催ブログは、こちらから↓↓
https://chiikino.jp/blog/?p=6031

 

●第2回 2016年9月3日(土)14:00~18:00

「地域と木材業の水平・垂直連携~林業を軸にした地域連携とまちづくり~」
【ゲスト講演】

㈱自然産業研究所 上級研究員 田村 典江 氏  「ここがヘンだよ!?林野行政」

※こちらの講座は、終了いたしました。
開催ブログは、こちらから↓↓

 

●第3回 2016年11月19日(土)14:00~18:00  【お申込み受付中!!】
「林業女子ガールズトーク!~女性目線をいかしたマーケティング&女性活躍のリアル~」

【ゲスト講演】

㈱はぴきゃり 代表取締役 金澤 悦子 氏 「経営に女子力をいかすコツ~男女の目線の違いから~」

 

●第4回 2017年1月21日(土)14:00~18:00
「利益を生み出すビジネスモデルを作ろう!~千円の柱を10万円で売る方法~」

【ゲスト講演】

㈱山共 代表取締役 田口 房国 氏「カントリージェントルマンたれ!地域と生きる木材ビジネスはこんなに面白い」

 

 

 

Posted by wpmaster on 火曜日 11月 1, 2016 Under — セミナー、研修、講演のお知らせ, pick up, お知らせ, すべての記事, 国産材ビジネスセミナー(東京), 未分類

まちもくひろしま

 

10月30日は広島県北広島町にて、「中国山地(北広島町)の木をプレミアム化するマーケティング講座&ワークショップ」のファシリテーターを務めさせていただきました。
広島県木造住宅生産体制強化推進協議会事業の一環で企画された当講座は、今回を持って最終回となりました。

今回の講座テーマは、「北広島町にとっての地域材プレミアム化の目的と方法を描く~自社の関わり方と今後のアクション~」と掲げ、建築設計士、大工の方々を中心に約20名の参加者様にお集まりいただきました。
★これまでの講座&ワークショップ様子は、こちらのブログをご覧ください。
【第1回】https://chiikino.jp/blog/?p=5858
【第2回】https://chiikino.jp/blog/?p=6160

 

地域材のプレミアム化を目指すワークショップ

 

今回の講座は、このようなメニューでお話しさせていただきました。

■講演のMENU
① 前回の振り返り
② 地域材を定義し、プレミアム化とは何かを考えよう【ワークショップ】
③ 4つの事業計画から、今後のアクションを描こう【ワークショップ】
④ チームとして自分の役割を考えよう
・プロからボランティアへの多様な関係性
・今後のスケジュール設計

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■地域材を定義し、プレミアム化とは何かを考えよう
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「地場産材のプレミアム化を目指すこと」を目的に掲げる当講座ではありますが、
そもそも”地域材” ”地場産材”の定義とは、何でしょうか?

都道府県といったエリアに応じて補助金が施行されているのが
県産材といった地域材に関する一つの定義です。

とはいえ、資源の生産量から質まで様々な地域において、
量・素材品質のみではない、その地域ならではの付加価値化に向けた定義を
見出さなくてはなりません。

● 北広島町の地域材には、どのような特徴があるか。
● 特徴を生かしプレミアム化するために、何が必要か。

 

北広島から出材される資源は品質・加工を問わず全てブランド化させるのではなく、
1)北広島町地域に特化したプレミアム化

2)広島~島根といった広域での中国山地のブランド化

3)外材に対して、国産材という差別化

と分けた中で、素材品質、加工品質、営業品質を担保し、

”ターゲットに応じたブランド構築を目指すこと”をテーマに、ワークショップを行いました。

 

1)~3)のブランド化についてピラミッド図を書いてのワークショップ。
チームによって切り口の異なる答えが発表され、特色に富んだディスカッションとなりました。

 

まちもくひろしま ワークショップ

 

【Aチームの答え】 ポイントは、”資源”にあり!

「他人のアイデアをもらいに来ようと思っていましたが、やはり自分がやらねばと思いました。」と感想を述べられたのは、芸北地域で林業・畜産業・レストラン業を営む男性・Mさん。

・八幡高原では、標高1,000mのヒノキ人工林があり、高密度の素材で特徴的
・あのお寺が管理する松林では、色艶が良く腐りにくい”寺領松”の材がとれると有名

と、地域の山の資源について紹介されました。

同じチームには、プロダクトデザインや建築設計に関わるプロが集まり、
この素材へ特徴的な乾燥・輸送を施して高付加価値化するアイデアが起こされました。

 

まちもくひろしま ワークショップ

 

【Bチームの答え】 ポイントは、”伝統商品との繋がり”にあり!

このチームでは、
宮島杓文字、府中家具、けん玉、福山の琴、芸北地域の太鼓、仏壇等、
改めて地場産材を使って象徴的な商品を作るべきといったアイデアが出されました。
日本三景宮島で、もみじ饅頭と並ぶ人気のお土産『杓文字(しゃもじ)』。
この杓文字は、元々は戸河内(とごうち)の素材を使って生産されていたそうです。

このように林業産地の歴史とは、象徴的な商品と共に歩んできたとも言えます。
・樽丸(樽桶をつくるパーツ) と 吉野杉
・こけら板(屋根葺をつくる板材) と 天竜杉
・天井板と秋田杉

同じく北広島町においても、今一度伝統工芸品をリデザインし、
産地と共にPRしたいといったアイデアが掲げられました。

 
まちもくひろしま ワークショップ

 

【Cチームの答え】 ポイントは、”資源量調査と人材育成”にあり!

そもそも、北広島町の山々には、どのような資源が育っているのか。
どれくらいのペースで出荷すれば、安定的に必要な資源量を確保できるのか。
出荷された資源は、どのようなルートで差配すれば、最も効率的に活用できるのか。

 

まずは行政が一体となり、資源量を調査すること。
さらに、効率的に資源を差配するフォレストマネージャーを育てること。
そして、出荷された木を料理する、ウッドクリエーターが活躍すること。

このような体制づくりに関する意見を投じられました。

 

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今回をもってすべての講座を修了した当事業ではございますが、
最後のワークショップでは、集まったアイデアを中心として事業化に向けたディスカッションを行うことができました。

改めて参加者の皆さまに、心より御礼申し上げます。

ぜひともこういった勉強会が継続し、今後は事業発展につながりますよう、期待しております。

Posted by wpmaster on 火曜日 11月 1, 2016 Under pick up, すべての記事, 未分類, 講演・研修、コーディネーター, 講演&研修 報告

 

2016年9月23日、広島県広島市中区にて、築35年のオフィスビルが改装され、新たな施設がグランドオープンします。
平和記念公園、原爆ドームの向かいに佇むこのビルは、「おりづるタワー」と名付けられました。
現在はプレオープン期間でありますが、
スギ材の木格子天井、ヒノキ材のデッキ、ヒノキ化粧柱で囲われた構造柱など、
美しい素材に覆われた、屋上展望台が特に注目を集めています。

 

運営は、マツダ発祥の地「広島」を拠点とする基幹ディーラー、株式会社広島マツダ

1945年に投下された原子爆弾により、全社員を失い、社屋も倒壊。
そこから、街の再生と共に歩んできた社歴があったといいます。

 

平和への想いは、1棟のビルに体現されました。
広島観光の折に、展望台まで足を運んでみてはいかがでしょうか?

★おりづるタワー 公式ホームページは、こちら
http://www.orizurutower.jp/

Posted by wpmaster on 火曜日 9月 6, 2016 Under ちいきのgraffiti~写真集~, 未分類

 

8月27日は広島県北広島町にて、
「中国山地(北広島町)の木をプレミアム化するマーケティング講座&ワークショップ」の
ファシリテーターを務めさせていただきました。

広島県木造住宅生産体制強化推進協議会事業の一環で開催される当講座は
全3回のプログラムで構成されており、今回は第2回講座となりました。

 

 

会場は、森のレストラン・ウェディング「farm NORA」にて。
島根県との県境近くの山里に佇むお店ですが、造船の設計を専門とするオーナーの自作で建てられた建物で、
木材、木皮から船に使われた窓まで、様々な素材を使われており、レストランの傍らにはピザ窯を併設。
温かみのある空間が広がっておりました。

 

 

なんと、敷地内にはオーナーの松本氏が自作された簡易製材機まで!
自動車のタイヤに刃を巻き付け、農機具のエンジンで回し、機械を押して製材していきます。

見事に丸太が板へと料理された瞬間には、思わず見学者一同から、感嘆の声が上がりました。

 

 

さて、farmNORAの施設見学を終えて、施設内の会場で講演へ。

今回の講座テーマは、「木材が選ばれる理由を定義しトータル林業について考える」と掲げて、
建築設計士、大工の方々を中心に約20名の参加者様にお集まりいただきました。

★第1回の様子は、こちらのブログをご覧ください↓↓
https://chiikino.jp/blog/?p=5858

 

今回の講座は、このようなメニューでお話しさせていただきました。

■講演のMENU
・木材、地域産材が選ばれる理由
・木材業界差別化の7要素~品質はタネから~
・3C視点で北広島町の林業木材業を差別化しよう
・他地域事例紹介
・トータル林業のススメ~規格と企画~
・コンセプト、コンテンツ、コンダクターをつくろう

 

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■3C視点で地域産材を差別化しよう

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マーケティング戦略を考え際の手法として、「3C分析」といったフレーム分析が使われます。

・Company(自社)
・Competitor(競合)
・Consumer(消費者)
と3つの「C」の切り口について扱うことから「3C」と名付けられています。

 

自社のブランド戦略を考えるにあたり、
“自社が持っていて、他者にはない、顧客が求めている要素”を探り、進展させるために行うフレーム分析です。

 

例えば地域産材の良さをPRする際に、「他社=他の地域産材」と比較すると、
「木目の手触りが温かい、自然素材だから落ち着く」といった営業ポイントのみでは、地域産材を差別化できないということが分かります。

他の地域にはない、北広島地域産材ならではの特徴であり、顧客に求められる強みとは何か?
地場産材のプレミアム化に向けて、まずは3C分析の視点をお伝えいたしました。

 

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■素材品質の特徴を伝える~品質は、タネから~

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とある養豚業を営む経営者は、自社から出荷する素材について、
5つの切り口に分けて紹介します。
そして、その切り口の一つが「品種(DNA)」。

厳選して育てる品種の特徴を示し、素材品質が良いと言える根拠を徹底的に説明できるのです。
他にも、育て方や風土、エサの違い等について掘り下げることで、5つの切り口から”素材品質が良い理由”をPRされています。

木材を料理して、建物空間の制作に携わる受講者の皆さまですが、
改めて、木材の素材品質について掘り下げていただきたく、木材業とDNAの関係について話題提供させていただきました。

 

ご存知の通り、森林には地域ごとの多様性があり、風土に応じて育まれてきた品種がありますが、
一方で、異なる地方から苗木を仕入れて、目的とする樹種を育成する木材生産も営まれています。
特に、戦後の拡大造林期には、少しでも早く目的とする木材生産をかなえるために、
同じ品種を効率的に植林した歴史もありました。

 

地場産材のプレミアム化を目指す本事業ではありますが、
改めて5つの切り口から分析して、北広島町産材の素材品質は、どのように説明することが出来るのでしょうか?

 

 

古川からによる講演の後は、ワークショップタイムへ。
「トータル林業のススメ~規格と企画~ コンセプト、コンテンツ、コンダクターをつくろう」をテーマに、
北広島町の地域産材を唯一無二のブランドにするために、どのようなアクションを起こせるか、チームごとにアイデアを出し合っていただきました。

序盤に見た自家製製材機に感銘を受け、「丸太を運んで、出前製材をやってみたら面白いのでは!?」といったアイデアまで、
自由なディスカッションとなりました。

一方で、「やはり地域の山の資源情報が分からないことには、具体的なアイデアが生まれない」といった感想も、多々寄せられ、
今後、さらに山側と共に地域産材のブランド化に向けて素材品質を見つめ直す必要性に気付くワークショップとなりました。
★チラシの詳細は、画像をクリックしてご覧ください。

 

 

本事業の第3回講座・最終回は、10月30日(日)。
「北広島町にとっての地域産材プレミアム化の目的と方法を描く」を講座タイトルに掲げて、
北広島町地域産材のプレミアム化に向けて、自社の関わり方とアクションを描くことを目的に開催いたします。

参加者の皆さまが、明日から取り組める地域産材の売り方、使い方、儲け方提案について、見出していただく講座にしたいと思います。
ぜひ、川上から川下の関係者様まで、お誘いあわせの上、ご参加くださいませ。

 

最後となりましたが、参加者様のアンケートから、一部をご紹介させていただきます。
アンケートにご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

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■参加者様の声

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■A様
「前回より次のステップに進めたように思います。次は、北広島の山を見に行きたい」

 

■B様
「3C分析の視点がとても勉強になりました。」

 

■C様
「3C分析で、日ごろ着目している点の偏りに気付いたことが興味深かったです。
カスタマーの立場からの視点を技術面や競合他社を考えるところとは別に、 外の視点から考えるきっかけをいただきました。
北広島町の林業とカスタマーを誰がどのように繋いでいけるのか、次回のワークショップが楽しみです。」

 

■D様
「3C、差別化の7要素など、キーワードを使って分かりやすく考えるきっかけを説明していただいきました。
次回の展開が楽しみです。」

 

■E様
「前回、今回の講演&ワークショップを経て、知識やアイデアをもらおうといった意識が強かったです。
広島県産材の特性、特徴などは、次回までに知ってから臨みたいと思いました。

3C分析の考え方や差別化7要素は、林業だけではなく、デザイン業にも生かせそうだと思います。
ワークショップで生まれたアイデアも面白そうでした!

最終回のワークショップでは、実際に活動の形が生まれるような内容にしたいと思います。」

 

■F様
「マーケティングのフレームは林業に関わらず、たいていの分野で役に立つ学びでした。
トータル林業の考え方がプレミアム化の答えだと思いました。企画については、自団体の得意分野であり、強みですが
規格と結び付ける役割の方とうまく連携して、北広島町のトータル林業を目指したいと希望が見えました。
最後のワークショップに、わくわくしました!」

 

■G様
「北広島町の林業の情報をもっと知りたいと思いました。
産地のことを知らないと、議論ができないと感じました。」

 

■H様
「北広島町の住民でありながら、町の山のこと、木のことを知らない自分にショックを感じました。
特徴があまりない山林だと思い込んでいた自分が恥ずかしく、こういったワークショップは良い機会だと思いました。
次回のワークショップにて、地域の林業の方向性についての具体策が出ることを期待しています。」

 

■I様
「林業のブランド構成要素としての”品種(DNA)”を初めて意識しました。
普段は消費者との接点が少なく、やはり接点を持ち、評判(消費者の声)を聞いて、 業界を挙げて大きくPRしていく必要性を感じました。
ネーミングについても、木材の名前にこだわりすぎず、地域の道路や象徴的なものを使ってブランドづくりをしていく可能性に気付きました。」

 

■J様
「アッパー層は環境問題、環境配慮の理念を無視しない、とおっしゃったメッセージが心に留まりました。
誰に売るのか、ターゲットを絞ることが大切ですね。

豚やトマト等を例にとっての説明も分かりやすかったです。
私は農業も営んでおり、産直専門で商売をしていますが、自分の名前が入ったシールを貼って、値段も自身で決めています。
するとやはり、気が抜けないものです。木材の販売も野菜や豚と同じだと思いました。」

 

■K様
「差別化の7要素と3C分析は、どのジャンルにおいても当てはまることだと思い勉強になりました。
北広島町の例とした時に、山のことを知らないことが行き詰まる大きな要因であると再認識しました。
北広島町の山林資源マップを是非見たいですね!次回が楽しみです。」

 

■L様
「改めてマーケティング理論を知り、ものづくりを考え、整理する重要性を感じました。
特に今回はファームノラの会場で開催できて、とてもよかったです!

地域づくりやまちづくり、自然、歴史、文化と幅広い分野でとらえてブランド化を進める視点について
他のメンバーから提案された点が面白かったです。

北広島町の地域の人や山林、製材に関わる人と具体的なまとめが出来る最終回に期待しています。」

 

 

参加者様アンケートには、farm NORAが良かった!とのコメントも多数ありました。
ワークショップ中の休憩時間には、手作りのシフォンケーキ&珈琲までご提供いただきました。
改めて参加者の皆さま、そしてfarm NORAスタッフの皆さまに、心より御礼申し上げます。
第3回もどうぞよろしくお願いいたします。

 

Posted by wpmaster on 土曜日 8月 27, 2016 Under pick up, すべての記事, 未分類, 講演&研修 報告

 

 

兼ねてより弊社からご支援させていただいている、奈良県吉野郡川上村。
この地域では、毎年夏季に『川上村地域づくりインターンシップ』として、大学生・大学院生を受け入れています。

★川上村地域づくりインターンの詳細は、こちら↓↓↓
http://www.vill.kawakami.nara.jp/intern/

 

そして今年の夏も、行動力ある7名の参加者が集まりました。
ホームページやインターンシップOB生のレポート等をきっかけに、
関東から1名、関西から6名の大学生・大学院生が川上村を訪れ、インターンシップ体験の2週間を過ごしています。

 

 

遡ると本事業は、平成10年,11年度、国土交通省のモデル事業として「若者の地方体験交流支援事業」を行い、
首都圏からインターン生を受け入れたことがきっかけでした。

さらに平成12年度以降は、自治体独自の取組みとしてインターン生の受け入れを続けており、
今なおインターンのOB・OG生が川上村との交流を続けています。

 

そして、弊社 代表の古川もまた、
川上村におけるインターン生の第一期生として川上村を訪れ、
林業や日本の地域の世界に出会ったのであります。

 

この度は、地域づくりインターンシップのOB生として、現役生との交流勉強会の場をいただきました。

 

場所は、川上村に新しくオープンした村営シェアハウスにて。

美しい川上村産吉野杉が使われた施設のリビングルームを使い、川上村で過ごす体験を通じで見出してもらいたいこと、
それぞれの日常に戻って、改めて考えてもらいたい「価値観」について等、
自身の経験や、会ってほしい人、オススメの書籍や映像等の紹介を交えてお話しさせていただきました。

 

約90分の交流勉強会の中でありましたが、ブログでは2つのメッセージを記させていただきます。

 

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■成長のきっかけをつくる3つのこと

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まず1つ目のメッセージは、これからの人生において、
1)もっと人に出会おう

2)もっと旅に出よう

3)もっと本を読もう

 

と、3つの体験を通じて常に価値観を養っていかれたいということです。

そして、そしてもっと川上村を好きになり、実際にチャレンジしたければ、実際に地域でチャレンジを続けている「人」に、また会いに来て下さいということです。

 

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■社会にでると、○○が無くなる

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大学生・大学院生の皆さんが、今後、学校を卒業して社会に出ると、

1)卒業式が無くなる

2)答えが無くなる

 

学業の中では定められていた、これら2つの存在が無くなることでしょう。

 

“「無期限の暫定的状況」が人間にとって、もっとも苦しいことである。”

アウシュビッツでの収容経験を経た精神科医 V・E フランクルによる著書「夜と霧」を読み、古川自身も深く共鳴した言葉を紹介いたしました。

 

だからこそ、能動的に「期限」を決めること。

自ら「答え(ゴール)」を設定すること。

 

 

この視点を持って、彼らの今後の活躍を期待し、応援していきたいと思います。

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交流会の後半には、弊社の事業内容から、川上村ならではのテーマまで、多くの質問をいただき、真剣なディスカッションとなりました。
川上村地域づくりインターン生は、8月25日まで、計2週間を川上村で過ごし、最終日にはプレゼン大会が予定されています。

 

交流会においても、高い問題意識を持って、質問を投げかけて下さった7名ですが、ワカモノ、ソトモノ視点で見た川上村について、
率直な感想や気付きを投げかけてもらえることを期待しています!

 

そして、この夏のインターン体験をきっかけに、地域の方々を訪ねて、また川上村へ帰ってきてくださいね。

 

都市や郊外に住む皆さんにとっての第二の故郷が見つかる夏になることを願っております。

 

Posted by wpmaster on 金曜日 8月 19, 2016 Under pick up, すべての記事, 未分類, 講演&研修 報告

 

~今月のMENU~

【1】各社報告・新規参加者のご紹介

【2】今月のマーケティング講座:「商流の作り方」

【3】ゲスト講演 :「観光・まちづくりを見据えた古民家リノベーション」

【4】まとめ講座 :Clubプレミアム国産材とオウンドメディア

 


 

 

■各社報告・新規参加者のご紹介

まずは、毎月恒例・各社の近況報告から始まりました。

今回は、はるばる九州地方から新規の参加者様にお越しいただき、

その地方ならではの木材乾燥方法等について、解説いただきました。

 

また、冒頭には話題提供ということで、

弊社古川より、戦後の拡大造林期における、植林の様子を記録したビデオを上映しました。

経営実践研究会のメンバーには、先代からの家業を継承された経営者も多くおられます。

 

「戦後の拡大造林について、先代、先々代達から話には聞いたことがあるが、実際の映像で見ると、“そんな時代があったのか”と、より臨場感を持てた。

日頃、自分たちが製材している木も、種から一本ずつ育てられたということ。

ビデオの中には、その地域の育林に貢献した偉人の名前が出てきたが、

自分の地域にも同じく、小学校に本が並べられるくらい、語り継がれる人物がいる。そのことを思い出しました。」

との感想がありました。

 

 

“造林にまつわる自分の地域の偉人を思い出しました”という一言のように、
地域ならではの歴史、人、文化のストーリーまでもが付加価値となり、この地域の商品を使いたいという消費者に響きます。

 

今回の映像を一つのきっかけに、自社が扱う地域材、さらに、自社ならではの会社の歴史を再発掘することで、
商品に対する物語性の付加価値を見出す、きっかけにしていただければ幸いです。

 

 

■今月のマーケティング講座:「商流の作り方」

続いては、今月のマーケティング講座のコーナーへ。
先月6月度の研究会で、まとめ講座として扱った「商流の作り方」。
(先月の様子は、こちらのブログの最後をご覧ください。https://chiikino.jp/blog/?p=5819 )

 

多様化する、製材メーカーから工務店への商流を整理し、

改めて、価格決定・販売方法・商圏の切り口から、今後の顧客創造のポイントを探ること。

 

そのために、研究会参加メンバーの各社から、
過去と現在、そして未来に目指す商流、すなわち、

「商品」と「販路」の内訳の変化について、円グラフに書き出して、提出いただきました。

 

その各社の商流の変化を辿りながら、ディスカッションしました。

 

川上~川中~川下まで、幅広いメンバーが集まる当研究会ではありますが、
ある製材メーカーの経営者様のお言葉を借りますと、

「価格決定権を持たない製材所に、
ただただ丸太を送り込むだけでは、林業は決して再興できない。」

 

時流の変化に応じて、いかに顧客創造を行っていくか、選ばれる工務店とは何か、住宅10ニーズの具体事例を交えつつ、

改めて顧客創造の必要性についてレクチャーさせていただきました。

 

 

 

■ゲスト講演 :「観光・まちづくりを見据えた古民家リノベーション」

当研究会では、毎月に異業種からの講師をお招きし、ゲスト講座を行うこととなり、
今回のゲストは、㈱庵プロデュース代表取締役の梶浦秀樹様にお越しいただきました。

 

㈱庵プロデュース代表取締役 梶浦 秀樹 氏

 

神奈川県生まれ、東京育ちの梶浦様ですが、
「美しい日本の暮らしを伝えたい」理念のもと、

日本各地で古民家リノベーションを等通じた観光まちづくり事業に取り組んでおられます。

 

特に多くのファンを集めているのは、京都で京町家をリノベーションし、1棟貸しの宿泊サービスを行う、「京町家ステイ」の取組みです。

各地での活動は「暮らすように旅する日本」のコンセプトの元、
歴史、伝統、文化、知性、感性、体験、自然、癒し、等々・・・

 

観光客が、その地域ならではの「本物」に出会える旅を実現するために、
地域に通い、地域の方々と、地域外の専門家を繋ぎつつ育てる、伴走型支援を実施されています。

 

梶浦氏より、数々のキーワードをいただいたゲスト講座ですが、

本ブログでは、その中から、ポイントを2つに絞ってご紹介します。

 

①“日本ならではの文化”は、地方にこそ残っている
まず初めに、「なぜ地方の観光まちづくりの問題解決が必要なのか」。
国内の人口減少が進み、日本経済全体が縮小している現代において、地方の経済規模を維持するためには、
インバウンド需要や観光収入を伸ばすことも効果的です。

 

しかし、大都市圏の観光は、海外からも一定の注目度を集めているものの、

古き良き景観が守られていない、日本らしい観光体験がない、といった課題を抱えています。

 

一方で、日本の地方に行くと、

日本ならではの文化とは、京都にしか残っていないという訳ではなく、

古い町並み、お茶やお囃子、祭り等の文化が、昔ながらの形で残っています。

しかしながら、そんな地方へ観光に行くと、

・お茶を飲む場所もない
・地域ならではの食が味わえない
・人がいない
・観光に係る情報がない

 

このような、観光まちづくりが進んでいない地方ならではの問題の数々に出会うことでしょう。

 

本物志向の観光客による、日本全体のインバウンド需要を開拓するためにも、

地方の観光まちづくり問題の解決こそ、いまや日本全体の課題であると、問題提起されました。

 

実際に京都町家ステイを訪れる顧客のうち、約6割が海外からの観光客であり、
長期休暇を利用して、連泊される方が多いそうです。

 

②”来てほしい顧客”に向けた発信を

地方での観光まちづくりにおいてへ、

 

「空き家があるから、とりあえず改修しよう」「誰でも良いから、とにかく来てもらおう」

 

といった形でスタートする事例も少なくありませんが、

「とりあえず」では、決して成功に繋がらず、そこにはマーケティング視点が重要とのことです。

 

リノベーションの企画段階から、「どんな顧客に来てほしいか」ターゲットを絞り、
顧客目線での改修や、情報発信、サービスの提供と

内容を充実させていくことが必須であり、

 

特に地方の観光まちづくりでは、まず「心が豊かで、懐の豊かな顧客層」をターゲットにすべきと話されました。

 

ハイクラスな顧客層を呼び込むことで、地域にお金が落ち、

またその周辺に、さらにカフェやゲストハウスなど手頃な観光スポット、ビジネスが生まれることで

観光産業ができていきます。

 

~~~

地方における観光事業を行うにあたっては、

元々、少ない住民と交流人口によって守られてきた地方の街並みや文化が、
進め方によっては、ほとんどお金も落ちないままに、ただ荒らされてしまう可能性もあり得ます。

 

だからこそ、

・上質なモノを評価する感性
・対価を支払える財力
・同じような富裕層のネットワーク

 

を持った、「心が豊かで、懐の豊かな顧客層」に来てもらい、
地方の文化を守りつつ、質の高い観光まちづくりを進める必要があるとお話しいただきました。

 

さて、今回のゲスト講演をいただいた、梶浦氏が手掛ける、
庵プロデュースの取組み事例は、以下のWEBサイトをご覧ください。
http://www.iori-produce.com

 

■まとめ講座 Clubプレミアム国産材のオウンドメディア
「あの庵プロデュースの宿だから、泊まってみよう」
「京都の宿が良かったから、今度は長崎に泊まりに行ってみよう!」

と言われる、庵プロデュース様の会社信頼という視点も学びとなりました。

 

これは、林業木材業においても大いに共通するテーマであり、
「あの、こだわりの製材メーカーがオススメする工務店だから、見てみよう」
「うわさの林業会社も認める森林ツアーだから、今度行ってみよう!」

 

という顧客導線も可能性があります。

日頃は、素材づくり、モノづくりの裏方である林業木材業界であっても、
自ら情報発信を行うことで、会社信頼を高め、自社の顧客に対する後方支援が可能となります。

 

つきましては、今後のClubプレミアム国産材では、
林業や木材に特化したテーマのオウンドメディアを、

Clubプレミアム国産材メンバーが共同で進める独自媒体として企画しています。

 

すでにメンバーとして参加いただいている皆さまは、もちろんのこと、

全国の産地と共に、Clubプレミアム国産材として情報発信に取り組みたい新規メンバーも募集しています。

 

ご興味のある方、ご参加されたい方は、お気軽にお問い合わせください。

 

Posted by wpmaster on 金曜日 7月 29, 2016 Under pick up, すべての記事, 未分類, 経営実践研究会[国産材ビジネススクール](大阪)

 

岐阜県で200年続く林家さんの山を案内していただきました。

先代が2世代、3世代後を想って育てられた、場所ごとにコンセプトのある森。

 

そんな林業視察の中で出会った、静かに流れる滝とエメラルドグリーンの淵。
実は岐阜県の名水50選に指定されている名所でもあります。

 

この滝には、その昔、藤原高光が鬼退治をした際に使用した矢を納めたという伝説があり、
矢納ヶ渕(やとがふち)との地名が付けられています。

 

ほとりには矢納ヶ渕神社があり、
観瀑台からは、渕の底を眺めることができました。
暑さ厳しい季節となりますが、
各地の源流を巡り、その地の歴史や森づくりに目を向ける旅はいかがでしょうか?

Posted by wpmaster on 金曜日 7月 8, 2016 Under pick up, すべての記事, ちいきのgraffiti~写真集~, 未分類