私は、株式会社、一般社団法人、任意団体等の組織形態に関わらず、新しい「地域マネジメント組織(地域商社、人材育成組織、広報機能特化組織)等」の立上げに多数関わってきましたが、大事なポイントは、2点あるように思います。
①「方向性(ビジョン)」の言語化と
②「各社」の役割の明確化
にあります。「みんなでやろうは、誰もやらない」というなかで、今日、あきらかに、ローカルグループ(任意団体)の2社による連携骨子をまとめました。
地域環境づくり
地域経済づくり、というよりも
あきらかに人的資源が少ない地域においては、
地域人物づくり、が実行段階では、極めて重要になります。
妄想→構想→計画→実働
1)妄想・・・冊子に「手書き感ある絵」をかく(たまにはお酒を飲みながら
2)構想・・・ビジネスフレームに落とし込んでモジュール化(ルール化・一般化)してまとめる
3)計画・・・数値目標をSMARTの法則でつくる
4)実働・・・動きながら、調整/改善を繰り返す
ということ。今日は、みんなでやろうという部分と、1社(2社)でやろうという部分との合意形成の不要な合意のとりつけというところから、私も含めたリスク(種蒔)&リターン(果実)とは何かについて話し合う、キックオフミーティングとなりました。
やはり、キーは「ひと」です。
この人の利益をどうつくるか、この人からの利益をどう広げるか、というところでしょうか。
最近、岐阜県にあるある木工技術の学校の事業骨子を教えていただきました。
その卒業生たちは、
1.技術を活かして、
2.どこかの地域に入り、
3.その地域資源を加工し、
4.起業するのみでなく、産業として興して、
5.人も雇用し、Iターンしてくる
そんな流れができたらいいですよね。
そのためには、地域マネジメントとかいう大きなフレームで語るよりも、
この人の為に、この人の利益をまず考えて動こう。
①ビジョン(方向性)そして、核となるキーパーソンを中心に②役割分担の整理。
コーディネーター(プロデューサー)にも、そういった手腕が求められます。
(地域再生・森林再生コンサルタント古川大輔日記 2017.05.15より編集)
代表取締役 | 代表コンサルタント 古川 大輔 Daisuke Furukawa
twitter: @daisukefurukawa
blog: 地域再生・森林再生コンサルタント日記
地域と森林林業専門コンサルタントとして全国の産地を飛び回ること十数年。会社のミッションは、森林や林業、山村の問題解決ではなく「価値創造」です。そんな志を共有できるお客様・そして未来のビジネスパートナーとの更なる出会いを目指して、古川の考えや、先輩方から教わった学びを言葉にお届けします。