第4回の川上村地域ビジネス実践塾では、現地視察会を開催いたしました。
タイトルはズバリ、
~京都府唯一の「村」 南山城村の地域ビジネスを見に行こう!~

農産物直売所

 

南山城村は、京都府の南端にある人口約3,000人(川上村の約2倍)の村です。
起伏の緩やかな山間部の村で、昔から宇治茶の産地として知られています。
川上村と同様に、人口流出などの課題を抱えつつも、地域資源を活かしたさまざまな村づくりが行われています。

最近では、Iターン農家やアーティストをはじめとする、村のくらしに共感する移住者も着々と増えていること、
イベントでの交流や情報発信も積極に取り組まれ、メディアからの注目を集めています。

 

南山城のお茶畑

 

今回、川上村からの参加者は、お仕事の合間を縫って参加さった経営者の方、
村づくりを担当する役場の若手職員の方を始め、スタッフ含め総勢14名となりました。
村づくり・地域ビジネスへの熱意を持って臨みます。

 

ツアーの最初の訪問先は、「南山城村農林産物直売所」
(南山城村農林産物直売所HPはこちら

農産物直売所

 

公設民営の販売所で、村内の約80軒の農家が参加されています。

運営委員長の方から、直売所の現状、運営の工夫や課題についてお話をしていただいてから、見学&お買いものタイム。
新鮮な野菜だけでなく、しいたけの入ったたこ焼き風「しいたま焼き」やしいたけアイス、トマト・お茶アイスなど、
特産品を活かしたユニークな加工食品もあり、
さっそく「川上だったら●●を作ったら面白いのでは?」といった意見が飛び交い、
ビジネスのヒントになったようです。

 

お次は、廃校になった小学校を活用した「は・ど・る」という施設。
(は・ど・るHPはこちら

は・ど・る

 

2003年に廃校になった旧山田小学校の木造校舎を活用し、
1教室月5,000円という値段で村内外の人へ貸し出しを行っています。

現在はアーティストの工房、展示室、カフェ、地域サークルの活動拠点などになっています。
現役時代そのままの校舎や張り紙があり、ほっこりした懐かしい雰囲気があります。家主オリジナルの使い方・デザインに惹かれて、村外から訪れる人が絶えないそうです。

お昼ごはんは「は・ど・る」内にある「cafe ねこぱん」にて、季節のランチ。
このカフェは村外から通う方によりけいえいされています。メインディッシュと一緒に名物のベーグルを頂きました。

地域の産品の販売も、おしゃれなディスプレイとともに・・・

cafeねこぱん

 

 

昼食後は、村役場職員の方から、村の取り組み概要をご説明いただき、
地域、行政、作家をつなぐ「は・ど・る」の役割、情報発信のステップアップについて紹介していただきました。

講演会

 

村づくりとして最初に手を付けた「は・ど・る」から、次の新しい活動の誕生、
新しい地域への拡散、新しい世代の参加を誘発し、結果的に地域全体に賑わいが生まれたというお話に、参加者の皆さんは熱心に耳を傾けていらっしゃいました。

 

その後は、は・ど・るの設立に尽力された木工作家さんや、地域おこし協力隊の方に加わっていただき、
テーマ別に3チームに分かれてグループディスカッション。

「地域での若者の活躍」チームは、南山城村と川上村それぞれの地域おこし協力隊員が、両地域の取り組みについて情報交換。
互いに似た悩みを抱える村として、これからも人と情報のやりとりを続けていくことになり、今後の交流にも期待が高まります。

 

「地域ビジネス」チームは、地域の小さなビジネスの難しさについて語りながらも、
「川上村もこんなふうになったらいいな」という夢を膨らませました。
「は・ど・る」のように自由に使えるコミュニティの拠点づくりについても情報交換が行われました。

 

「官と民」チームでは、村づくりにおける行政の役割について意見交換。
お互いの取組や姿勢を知ることが、役場職員どうし、大きな刺激になったのではないでしょうか。

 

南山城村には、地域の特産物や風土をいかした商品、場所、イベントがあり、
何度もお邪魔したくなるような、賑わいがありました。

今回の視察では、そんな村の雰囲気を作りあげる、「人」の力はどうあるべきか、
官民それぞれに考える機会となりました。

 

今回のグループディスカッションで共通して聞かれた意見は、「川上も南山城もよく似ている」ということ。

「似たような悩みを抱えている山間部の村として、互いの取り組みから学びたい」
という双方の意見があり、改めて交流やソトを知ることの重要性を認識します。

 

この度はお忙しい中、お時間を取ってご案内していただきました南山城村の皆様、
本当にありがとうございました。

 

★地域ビジネス実践塾(第5回)は、9月12日(金)18:00~20:30です。

次回が最終回となりますので、全体のまとめとして、
・参加者皆様の地域ビジネスについての発表
・実践塾のまとめ
というメニューでとなります。

地域ビジネス実践塾の内容を、みなさまの実際のビジネスに応用していただくための、最終ステップとなる計画ですので、皆様ふるってご参加ください。

場所は川上村商工会館会議所となりますので、お間違えの無いようにご注意ください。

 

最後に、参加者の皆様の感想を一部紹介させていただきます。

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■A様
は・ど・るの木工品の展示方法、ちょっとした案内やカードなど、全部おしゃれでまねをしてみたいと思いました。川上村も、村全体の魅せ方次第で、どんな風にも変えていけると思いました。

■B様
地域ビジネスでは、特産品の売り方、集客方法が大切だと感じました。ネットや口コミの効果的な利用を取り入れたいと思います。

■C様
地域ビジネスに、知識・情報の共有として視察の場があると良いと思いました。今日は本音の話を聞かせていただき、ありがたかったです。

■D様
周りに反対されても自分を信じてやってみる、一歩踏み出すという姿勢は、自分も見習いたいと思います。

■E様
地域ビジネスには、「人とのつながり」「生産者のやる気」という人の力と、「地場産業の商品開発とストーリー」「消費者への発信力」というマーケティング力が必要だと思いました。

■F様
今後は人とのつながりを強くしていきたいと感じました。南山城村のみなさま、ありがとうございました。

■G様
新しい地域の作り方を学ばせてもらいました。私も自主性が育っていくような事業をしていきたいです。ありがとうございました。

■H様
視察に行って、川上村にもいいものが沢山あることに気付きました。今日は本音の話を聞かせていただき、とても共感できる部分や参考になる所が多くありました。川上村ではいくつかのプロジェクトが始まったばかりで、不安や苦しいことが多く出てきています。ですが、こうしたい!!という熱意は忘れずに、仲間と、少しずつですが形にしていきたいと思います。本当にありがとうございました。

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弊社では、このような地域ビジネスについての講義、出張公演を受付けております。

講義のご依頼は、下記の連絡先までご連絡お待ちしています。

㈱古川ちいきの総合研究所 Email⇒info@chiikino.jp

Posted by admin on 土曜日 8月 30, 2014 Under — ちいきの地域, pick up, すべての記事


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