いよいよ今年度最終回となりました、岐阜県木材・製材業経営強化セミナー。
今年のテーマは「連携」。
大きく分けると水平・垂直とありますが、前回ご紹介したものをおさらいしながら、再整理。
次に、㈱トビムシの法務担当、小林洋光氏をゲスト講師に、
「水平・垂直連携の理想と現実~連携するのは何のためか~」
というタイトルで、独自の目線から連携の分類、
「そもそも何のために連携するのか」を、「攻めの連携と守りの連携」という切り口から解説いただき、
異業界の事例や最新時事をご紹介いただきました。
また、今後他社と連携していくにあたり、一番多く不安の声が聞かれた「情報漏えい」に関して、
法務コンプライアンスの視点から対策についての解説をいただきました。
連携の際のみならず、日頃の情報管理においても役立つ内容で、
価値ある情報とは何か、会社の管理体制はできているかを改めて見直す機会になったと思います。
後半は、受講者自らが全4回の講義を経てまとめあげた、自社の経営ビジョンを
「経営まとめシート」に書き込み、ご発表をいただきました。
やりたい理念と、とりたい利益、3C等のフレームに当てはめ、
営業戦略を考えたうえで、
自社のビジョン(将来像)と連動した、連携の将来像を描いていただきました。
そして、「明日からできる基礎練習」。
ビジネスも部活動と同じように、毎日継続する基礎練習の積み重ねでレベルアップしていくもの。
今回のセミナーを経て、「これだけはやってみよう」という決意をしていただきました。
全4回にわたり開催しました今年度のセミナー。
2箇年を通して、自社の課題と展望、そして地域、県、日本の木材業界の課題と展望までを
見通していただけたのではないでしょうか。
引き続き、マーケティングレッスンを受けたいというお声もいただいており、
このご縁を大切にしたいと思います。
岐阜県の皆様、受講者の皆様、誠にありがとうございました。