兼ねてより弊社からご支援させていただいている、奈良県吉野郡川上村。
この地域では、毎年夏季に『川上村地域づくりインターンシップ』として、大学生・大学院生を受け入れています。
★川上村地域づくりインターンの詳細は、こちら↓↓↓
http://www.vill.kawakami.nara.jp/intern/
そして今年の夏も、行動力ある7名の参加者が集まりました。
ホームページやインターンシップOB生のレポート等をきっかけに、
関東から1名、関西から6名の大学生・大学院生が川上村を訪れ、インターンシップ体験の2週間を過ごしています。
遡ると本事業は、平成10年,11年度、国土交通省のモデル事業として「若者の地方体験交流支援事業」を行い、
首都圏からインターン生を受け入れたことがきっかけでした。
さらに平成12年度以降は、自治体独自の取組みとしてインターン生の受け入れを続けており、
今なおインターンのOB・OG生が川上村との交流を続けています。
そして、弊社 代表の古川もまた、
川上村におけるインターン生の第一期生として川上村を訪れ、
林業や日本の地域の世界に出会ったのであります。
この度は、地域づくりインターンシップのOB生として、現役生との交流勉強会の場をいただきました。
場所は、川上村に新しくオープンした村営シェアハウスにて。
美しい川上村産吉野杉が使われた施設のリビングルームを使い、川上村で過ごす体験を通じで見出してもらいたいこと、
それぞれの日常に戻って、改めて考えてもらいたい「価値観」について等、
自身の経験や、会ってほしい人、オススメの書籍や映像等の紹介を交えてお話しさせていただきました。
約90分の交流勉強会の中でありましたが、ブログでは2つのメッセージを記させていただきます。
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■成長のきっかけをつくる3つのこと
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まず1つ目のメッセージは、これからの人生において、
1)もっと人に出会おう
2)もっと旅に出よう
3)もっと本を読もう
と、3つの体験を通じて常に価値観を養っていかれたいということです。
そして、そしてもっと川上村を好きになり、実際にチャレンジしたければ、実際に地域でチャレンジを続けている「人」に、また会いに来て下さいということです。
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■社会にでると、○○が無くなる
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大学生・大学院生の皆さんが、今後、学校を卒業して社会に出ると、
1)卒業式が無くなる
2)答えが無くなる
学業の中では定められていた、これら2つの存在が無くなることでしょう。
“「無期限の暫定的状況」が人間にとって、もっとも苦しいことである。”
アウシュビッツでの収容経験を経た精神科医 V・E フランクルによる著書「夜と霧」を読み、古川自身も深く共鳴した言葉を紹介いたしました。
だからこそ、能動的に「期限」を決めること。
自ら「答え(ゴール)」を設定すること。
この視点を持って、彼らの今後の活躍を期待し、応援していきたいと思います。
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交流会の後半には、弊社の事業内容から、川上村ならではのテーマまで、多くの質問をいただき、真剣なディスカッションとなりました。
川上村地域づくりインターン生は、8月25日まで、計2週間を川上村で過ごし、最終日にはプレゼン大会が予定されています。
交流会においても、高い問題意識を持って、質問を投げかけて下さった7名ですが、ワカモノ、ソトモノ視点で見た川上村について、
率直な感想や気付きを投げかけてもらえることを期待しています!
そして、この夏のインターン体験をきっかけに、地域の方々を訪ねて、また川上村へ帰ってきてくださいね。
都市や郊外に住む皆さんにとっての第二の故郷が見つかる夏になることを願っております。