11月度の現地研修会を終えて、
2015年総まとめ、12月度経営実践研究会in大阪を開催いたしました。
■12月度のメニュー
1)各社報告&自己紹介
2)話題提供
・2015年の木材トレンド探る
~ジャパンホーム&ビルディングショー、グッドデザイン賞、ウッドデザイン賞~
・現地研修会より、岩手県岩泉町の広葉樹林業
・林業界における女性の活躍
3)2015年林業木材業10大ニュース
この中から、今月のハイライトをご紹介いたします。
【1】受賞作色々…選ばれるブランド商品の要素とは?
2015年の木材トレンド探る ~ジャパンホーム&ビルディングショー、グッドデザイン賞、ウッドデザイン賞~
1957年に創設され、日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の仕組みを持つ「グッドデザイン賞」。
歴史があり、認知度も高いこの賞ですが、
木造建築や木工品でも、数々の作品が受賞してきました。
*グッドデザイン賞公式ホームページはこちら*
http://www.g-mark.org/
近年の受賞作品を見ると、
木材産地とつながった顔が見える建築や、
木製学習机をとおした環境教育、
コミュニティのつながりを意識したアパートなど、
形や色だけの「デザイン」 ではなく、
社会的意義やその背景にあるストーリーまで
「モノ」に加えて「コト」が重視されていることがわかります。
さて、2015年から新たにスタートした「ウッドデザイン賞(新・木づかい顕彰)」はご存知でしょうか?
林業木材分野に特化した、製品や取り組みを表彰するアワードです。
*ウッドデザイン賞公式ホームページはこちら*
https://www.wooddesign.jp/
弊社のクライアントも多く受賞を果たしました。
このウッドデザイン賞の特徴も、
・暮らしを豊かにする
・人を健やかにする、
・社会を豊かにする
という3つの視点から、
デザインのみならず背景にある仕組みまでもが優れた
製品や取り組みを表彰している点です。
グッドデザイン賞、ウッドデザイン賞の取り組みを見ると、
今後もますます、「モノからコトへ」を重視する傾向は強くなりそうです。
一方で、製造業における”顧客に選ばれる商品”の基本要素とは、
なんといっても「必要性、欲求性、物語性」であり、
QCD(品質、価格、納期)の確立されたビジネスモデルであることは、
最低限の条件といえます。
これはBtoB、BtoCを問いません。
つまり、
品質、価格、納期の基本要素が満たされてはじめて、
「ウッドデザイン賞受賞」「グッドデザイン賞受賞」
などの表彰が、付加価値になるということです。
また、もしもこの賞が普及して、受賞している商品があふれて当たり前になったとき、
例えば「FSC®認証材使用」といったエコラベルや第三者認証も、
マーケットから選ばれる差別化要素となるでしょう。
選ばれるブランドの差別化要素とは?
常に一歩先まで予想しておきたいポイントですね。
【2】2015年、林業木材業界10大ニュース!?
弊社から、今年の10大ニュースを発表!
①ハウスメーカーが国産材を使い始めた!(タマホーム国産材CM)
②「丸太を買った女」ニュースの反響つづく
③産地共催交流セミナー2015開催
④ウッドデザイン賞2015
⑤バイオマス発電続々設立!
⑥各地で地域商社、地域拠点うまれる
⑦SNSの弊害?山林資源情報はどこまでopenにすべきか
⑧移住の流れとIターン人材の増加
⑨木材業の海外進出はいかに!?
⑩・・・・?
このようなトピックをお伝えしました。
常に情報を掴み、トレンドに乗りながらも、
自社にとって変えないもの、変えるべきものを見極め進むこと。
この鉄則はいつも変わりません。
さて、みなさまの2015年はどんな年だったでしょうか?
10番目はぜひ、あなたのニュースを書き込んでください。
研究会終了後は、忘年会を開催し、メンバーどうし交流を深めました。
来年も毎月開催していきますので、ご期待ください!
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★告知★ 今後の経営実践研究会スケジュール
1月度 ・・・ 1月23日(土)
2月度・・・2月19日(金)
■会場:大阪市内(予定)
■講師:古川大輔 ほかゲスト講師
■料金:各回20,000円(税別)
※初回無料体験実施中!お気軽にお問い合わせください。
↓↓詳細はこちら
https://chiikino.jp/blog/?page_id=42
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