平成24年11月16日(金)、17(土)と2日間、

古川ちいきの総研主催の現地研修会でした。

 

国産材ビジネスセミナー(東京)&経営実践研究会(大阪)

合同現場研修会。

 

今年で、4回目。

 

1回目は、岐阜県の木材流通を学ぶ、木ポイント訪問   蓄熱暖房モデルハウス見学

2回目は、高野山 金剛峯寺 山林部 1200年の森林管理  高野霊木之家 他。

3回目は、新潟県 重川材木店建築部(地域ブランド住宅)  南蒲原森林組合。

 

そして、今年(平成24年)で4回目。20人を超える満員御礼での開催となりました。

今日は、

女子高生、女子大生、大学院生、旅行会社、大手シンクタンク、大手商社、

林業、製材業、木材流通、建材メーカー、工務店など 多数の方にご参加頂きました。

この場を借りて参加者の方にお礼申し上げます。

本研修の目的は、

 

「小規模から大規模、森林素材~森林空間まで、

多様な林業経営と森林資源の活用方法を学ぶ。」

 

というものでしたが、

お客様と共に、共通の現場で、共通のディスカションをすることで、

なかなか私たち自身も気付かなくなっている「視察の価値」というものに、この度、また改めて、

気付かされました。

 

 

1 目でみた視覚の衝撃というものは、

網膜を刺激するのみではなく

思想をも変えてしまう。

 

2 人脈の構築というものは、

実は小さな個々人の尽力と感謝の結果であり、

それが出逢いの縁を引き寄せる。

 

3 既存の業界のあり方の先に将来性はなく、

マーケット(潜在需要)の創造に向かって

異業界の「常識」を具体的に取り入れる

 

4 とはいえ、絶対に業界ならではの哲学や技術を持ち

持続可能という定義を長期的視点で

どう自分の経営に取り入れ続けるか。

 

5 林業経営・木材経営に答えはないという

答えを得たことにより、

遠くの同業種同士が連携し

思考と行動の幅が広がっていく。

(古川)

 

今回の視察団(研究会メンバー&セミナー受講者)たちには、こんな学びがあったように思われます。

私たちも商品サービスのレベルを日々研磨し、日々、尽力してゆきたいと存じます。

また、 初日の懇親会では地元の業者の方々も集まり、40人近いかたが集まりました。

本当に感謝お礼申し上げます。ありがとうございました。

なお、本研修については、

東京の国産材ビジネスセミナー(12月15日(土))

大阪の経営実践研究会(12月21日(金))にて、詳細報告、学びのルール化を 致します。

ぜひ、ご参加もお待ち申し上げます。

 

以下、簡単に写真の報告を致します。

■久万広域森林組合 父野川事務所 新生産システム 大型製材工場

■工場内は機械好きにはたまらない

 

■父野川工場にて、国産材の大型製材についてレクチャーを受ける

 

■自伐林家&篤林家のお話を聞く、農業と林業の自経営、複層林の施業について。

 

■小規模製材所 美しい久万杉 素材感をいかした丁寧な製材の技術と、その経営の極意を学ぶ

 

■四国霊場八十八ケ所 岩屋寺 の見学 大師堂は大正期の建造物として愛媛県内初の重要文化財に認定

 

■愛媛大学大学院 にて 木材乾燥の講義、久万林業の講義、そして意見交換。

 

■夜は、道後温泉

 

■熱く燃える語り合う夜 (二次会、三次会っと続く・・・・)

 

■翌朝、早朝に松山見学

 

■二日目、車で移動、高知県の嶺北地域へ。日本一の胴回りの「大杉」。樹齢3000年という。

 

■マツタケご飯、地鳥のから揚げ、アマゴ、いなか汁、地元の漬物、地元のお茶。

 

■翌日(二日目)の高知県嶺北地域の原木市場の見学

 

■平角(梁、桁)のストックヤード 新たな乾燥方法(人工乾燥&養生乾燥)に挑戦、安定供給を目指す

 

■嶺北産土佐材による地域モデル住宅、杉パネル工法、サンウェーブ(リクシル)のキッチン他最近の住設について

 

■ばうむ合同会社 地域材利用のコモノ制作や6次産業化(サービス業化)について見学&レクチャー

■ 廃校の体育館を利用して、本山町 地域産品(日本一のお米 土佐天空の郷)から作る 焼酎の製造所の見学

 

■最終工程を終え、円陣を組んで、それぞれ鼓舞し合う。

 

■参加者の声==================

・この研修、勉強会の活動パワーを感じさせて頂きました。勉強になりました。

一部では林業衰退などと言われる事がありますが、先日の会での盛り上がりは、なにだろうと思います。

どうみてもこれから、伸びていくベンチャー産業のように感じました。

私も林業は、これから伸びていく成長産業だと考えています。

既存の枠を一度取り払って見直すと、新しい方向が見えてくると思います。

 

木は、いろんなもに形を変えられます。素材として、これほど多様性のある素材は、まれだと思います。

この部分だけ見ても可能性は無限にあるのではないかと思います。

(略)

ただ、それまでには50年以上かけて、丁寧に手入れをした山が必要です。

それは、自分がしたものでなく、先代・先々代が造ってきたものを次世代に繋ぐ為の費用として「換金」しているにすぎません。

基本、林業とはそのようなものだと思っています。

(略)

長くなりましたが、いろんな広がりの機会を与えて頂き、感謝します。

これからもどんどん語っていきましょう!次回、会える事を楽しみにしています。

それでは、お体に気を付けて、頑張って下さい。

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ありがとうございました。

それでは、12月15日(土)東京、12月21日(金)大阪にて、

またお会いしましょう、新たなメンバーもお待ちしております。

 

Posted by admin on 日曜日 11月 18, 2012 Under pick up, お知らせ, すべての記事, セミナー報告, 国産材ビジネスセミナー(東京), 経営実践研究会[国産材ビジネススクール](大阪)
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