全国的に暑さ続くお盆明けの8月20日(月)、

青森県弘前市は青森県武道館にて弊社代表古川が講演をさせていただきました。

今回は津軽流域林業活性化センター様主催の「林業のビジョンと地方の創生」にて、60名を越える青森県内の業界関係者の皆様に「地域独自の林業ビジョンと地方創生~これからの地域林業に大切なこと~」と題し、講演とワークショップをさせいてただきました。

 

全国の林業地、何か所訪れたことがありますか?

講演に先立ち、会場の皆様に「全国の林業地を3箇所以上訪れたことがある人!」と伺ったところ数名の方に挙手していただきましたが、他地域林業地を訪れたことが無い方も多かったため、吉野川上、信州松本、岩手岩泉など、全国の事例をいつもよりも多く紹介させていただきました。

 

孫子の言葉に「彼を知り己を知れば百戦殆からず」という一文がありますが、まさに己(自地域)を知るためにも他地域の状勢や活動を自身で見聞きすることが重要です。

 

また、他地域を知りインプットだけで終わるのではなく、良いところは素直に受け止め、真似ることも大事です。学ぶの語源は真似るにある(まねる→まねぶ→まなぶ)と言われていますが、是非地域林業のビジョンづくりをする際には、他地域の良さをと自地域の良さどのように掛け算できるか、検討してみたはいかがでしょうか。

 

弊社としましても、今後は「日本林業のおススメ視察先ランキング」を作成し、視察プランを提案していきたいと考えておりますのでお楽しみにお待ちください。

 

 

自身と自県の強みを説明できますか?

講演では、ライフシフト時代の価値観、情熱方程式、「理念」と「利益」など多岐にわたる話題を提供させていただきました。そこで、ワークショップでは、講演を参考にご自身の

・価値観

・情熱方程式

・理念と利益

を出していただきました。

 

「私の情熱方程式は、情熱=好き×好きで憤りなど無い。」

「やはり、儲かる林業が一番。もっと効率的に利益が欲しい。」

とユニークかつ正直な回答も多く、

普段はワークショップをしないという方からも、

自身の仕事を顧みる良い機会になったとのお言葉をいただきました。

 

さらに、自県の強みを出し合った際には、全国ブランドの青森ヒバをはじめ、松枯れ被害が出ていない地松があること、豊富な広葉樹資源を有することなどの自然環境の利点の他にも、「『青森』という県の名前から良い!」というまさに青森県だからこそ出てくる回答もあり、自県のポテンシャルの高さを会場の皆様と再発見することが出来たワークショップとなりました。

 

 

参加者の声

【林野庁職員 M様】

ワークショップの講評の際に、サッカースタジアムの建設事例を挙げて「森林所有者に夢を語ろう、私たちにはクリエイティブ性がまだ足りない」とお話をされたことが印象的でした。私たちにも、様々な事例からきっかけをつかむ、感性が必要だと感じました。

 

【県庁職員 N様】

「地域づくり」をいキーワードにした林業の講演は、県内ではあまり無かったため、勉強になりました。特に経済学的な視点が織り込まれた話題は非常に新鮮でした。

私自身は、①既に林業に携わっている方に対してこれからどのように所得を向上させていくか②現在林業に関連のない一般の方へ林業に対する理解を深めていただくにはどうするか、という2点を最近意識していますが、どちらにも関連のある話題で大変参考になりました。

 

【市役所職員 H様】

あまり深く考えず、講演会に参加したということもあり講演内容に衝撃を受けました。奈良県川上村における森林ツアーのお話や全国各地のフリースタイル林業の事例が参考になりました。現在の事業にとらわれず、「地域として」何をするかを考え実行し、情報発信をしていきたいと考えています。

 

【森林組合職員 Y様】

「理念と利益」のお話が印象に残りました。毎日の仕事では、理念と利益を考えつつ行っているつもりでしたが、いざ講演を受け、ワークショップで改めて考えてみると答えることが難しかったです。また、私自身も「今までこうだったから、こうやる」という固定が年が付いているので、新しい方法を取り入れていきながら、「理念と利益」を考えていきたいと思います。

 

【森林組合職員 H様】

他の自治体の事例をもっと聞いてみたいと思いました。いくつかの事例を聞く限り、やはり青森県はまだまだ林業に関して遅れているのではないかと痛感しました。私が勤務している地域は山林が多く緑豊かな所なので、自治体や私たち森林組合が主となって林業を盛り上げていきたいと思いました。

 

 

夜は別講演、「就職だけをゴールとしない、働き方、生き方とは?」

講演終了後の夜、この日はなんともう1箇所で講演をさせていただきました。

 

コラーニングスペースHeart Lighting Station 弘前様主催のイベントにて弊社代表古川と、スタッフの高田が「企業戦士から、地域戦士へ。~就職しても報われない時代に、自立と持続可能を「林業」から考える~」と題し、主に就活を控えた学生の皆様向けにお話をさせていただきました。

 

今回は、地域への愛、ビジネスへの傾倒、行動力に溢れる青森県内の大学院生・大学生・高校生が集まりました。講演後の質疑応答や懇親会では、自分の町への誇り、今後のキャリアプランについて、多数のご相談に答える機会となりました。学生以外にもお昼の講演から引き続き参加いただいた方、地元企業の経営者の方など、普段はなかなかお会いできない異業種の方にも多くご参加いただきました。

 

林業の50年、100年、1000年という時間軸、さらに素材生産以外にも多岐にわたる働き方があることを知っていただくことは、異業種の方にとっては新鮮だったようで、ご自身の業務に係る理念や利益、自身のライフスタイルに合わせたゴール設計を考えるきっかけにもなったことと思います。

 

今回の講演は、弊社代表古川の大学サッカー部時代の後輩であるT様とのご縁で実現しました。長い人生、色々な友達や交友関係がどこでどう繋がるかわからない。そんな中、この日は、高校野球の決勝前夜ということもあり、東北一丸となって秋田県代表の金足農業高校を応援しよう!と、懇親会で立ち寄った弘前市内の居酒屋では、「勝手に応援。金足優勝に向けて乾杯生ビール半額。」の特別メニューが登場していました。

改めて、地域は就職だけをゴールとしない、働き方、生き方とは何でしょうか?どこで繋がるか分からないご縁や日常の地域(故郷)の好きや憤り(原体験)を振り返ってみると、見つかるかもしれません。今回の講演によって、参加者の皆様がご自身なりの「答え」やその答えに繋がる「気づき」を得られていますと、幸いです。

 

 

さいごに

林業×マーケティング×リクルート×営業研修に係るご相談・講演依頼等は、お問合せフォームからお受けしています。ご希望の時期や内容について、お問合せフォームからご連絡いただければ幸いです。

過去の講演実績は以下のURLからご覧いただけますので、併せてご参考ください。

https://chiikino.jp/blog/?page_id=193

 

 

 

 

 

 

Posted by wpmaster on 火曜日 8月 21, 2018 Under すべての記事, 講演&研修 報告

 

8月9日(木)、10日(金)の2日間は、福井県高浜町。

弊社のコンサルティング支援先である平田木材店様のインターン研修にて

インターン生へのレクチャーを実施しました。

 

今回は、インターン生は学生が2人、今月の5日(日)から6日間のインターンプログラムに参加していただきました。

また、今回のインターンシップは平田木材店様が会社設立をした昭和35年以来、初めての実施となりました。

 

 

大学で学ぶ3つのこと

大学生で学ぶこと、それは何か。

弊社では大きくは3つあるとお伝えしています。

①インプット

②アウトプット

③ネットワーク

それぞれを細かく見ていくと、

インプットは、基礎教養や専門知識です。

いわゆる講義や実習で学びえることであります。

アウトプットはレポートや論文作成です。

論理的に言葉を組み立て、他者に説明する力ですね。

そして、ネットワークは交友関係です。

大学生で築いた交友関係は社会人になった後にも続く同世代の仲間となり、共に仕事をするBtoBフレンドにもなる人が出てくることでしょう。

細かく見ていくと、まだまだ学びえることは多い大学ですが、大きくは以上の3つとなります。

 

また、大学でアウトプット、その中でも卒業論文を作成する際には、「問題意識を持つ」、「課題解決する」という視点が必要になります。しかしながら、単に問題意識、課題解決と言われても何を指標にすれば良いか分からなければ何もすることが出来ません。

そこで、PEST分析の視点を持つこと、つまりは政治的(Politics)、経済的(Economics)、社会的(Social)、技術的(Technology)な要因から分析することが重要であることをお話し、今回のような地域企業へのインターンをすることによって、それぞれの要因で実際に現実で起きていることを体験することが出来るということを説明しました。

 

 

自分をデザインする

レクチャーのまとめとしては、

「自分をデザインするための7つのこと」

をお話しました。

・自分の「①好き」と「②憤り」を知る、掘り下げる。

・自分の「③やりたい理念」と「④とりたい利益」を明確にする。

・「⑤インプット」としては、大学の座学以外にも、「人と出会い、旅をし、本を読む」こと。

・「⑥アウトプット」としては、「日記、ブログ、SNS、レポート、論文」作成を積極的に行うこと。

・そして、「⑦少しだけお酒を覚えること(地域コミュニティに入り込んでみる)」

 

皆さんは7つのこと、すぐに答えることはできますでしょうか?

実際にできていますでしょうか?

 

今回はインターン生に向けた言葉としてまとめていますが、

普段会社勤めで日々業務をしている方、

経営者で自社の現在や今後を考えている方、

どのような方にとっても共通して大事なことです。

是非一度、7つのことを書き出してみてはいかがでしょうか?

当たり前だと思っていたことは実は大事なのだと知る、もしくは新しい自分に気が付くきっかけになることと思います。

 

 

インターン生によるアウトプット(報告会)

さて、レクチャーのまとめにもありました通り、「インプット」があれば「アウトプット」が大事ということで、インターン最終日には、インターン生による報告会を実施しました。

2人の学生から、学びをフィードバックしてもらう時間です。

 

今回のインターンシップでは、地元で有名な林業家の山を見て、平田木材店様の木材仕入れ、製材、建築・設計の現場を見学するというまさに林業バリューチェーンを全て体験したということで、それぞれの現場での学んだこと、人との出会い(出会った方の言葉や想い)を報告いただき、さらには平田木材店様の今後の事業に関する提案、インターンシッププログラム自体の提案まで発表していただきました。

発表の後は平田社長、一部の社員様、弊社から感想や提案に対するフィードバックを行い、今後はフィードバックをもとに修正を加えていただいたものを1つの報告資料として提出してもらうことになります。

 

普段は学生をしている2人が現場に足を運ぶことで、社内にも

変化があったということで、平田社長からは「社内にいつも以上の活気が出た」と社員の皆様にとっても刺激的なインターンプログラムでもありました。

 

 

さいごに

地域の企業で、学生インターンを受ける(受け入れる)メリットは、就職(採用)へ繋げられる事だけではありません。

学生側からすれば、
1.初めての体験(動く、見る、聞く)ができる
2.初めての価値観(仕事観、暮らし方観とは何か)を知る

企業側からすれば、
1.受け入れるための体制づくり
2.見られる(あこがれられる)企業づくり

というメリットへとつながります。

「企業を知る、地域を知る」

 

両方をしてこそ、働きかたや暮らし方が見えるのです。
採用が大事だという中で、採用を焦る前に、

まずは企業の力をつけ、企業の魅力を作りながら、
自分たちが学生に見てもらう、知ってもらう機会をつくり、企業側も新しい価値に気付き、社員や住民の活性にも繋がるのです。

 

今回のインターンプログラムは弊社が設計から関わり、この2日間の総括まで、担当させていただきました。弊社のコンサルティング支援内容には、今回のようなインターンシッププログラムの運営、採用支援まで実施することが可能ですので、是非ご興味がある方、人事採用にお困りの方はお気軽にご相談ください。

 

 

 

 

 

 

Posted by wpmaster on 金曜日 8月 10, 2018 Under すべての記事, 講演&研修 報告

 

(株)古川ちいきの総合研究所へインターンに来て、早くも半年と2週間が過ぎようとしていた、7月13日金曜日。今回は、業務同行ということで、朝9時に古川社長と社員の高田さんとともに、新大阪を出発しました。

しかし、この日は朝からいつもの業務同行と違う雰囲気。というのも隣にいらっしゃるのは、2tトラックを運転する古川さんだからです。そして、この後、古川ちいきの総研の仕事がどんどん何屋さんかわからなくなってくるのですが、そんなことをこの時は知るよしもなくトラックはどんどん進んでいきました。

 

 

1.慈尊院

新大阪を出発し、移動すること2時間半。ホームセンターによって備品購入後、古川さんが突然と「ちょっと寄ってみるか!」といって、トラックが着いたのは、仕事場ではなく、和歌山県は九度山町にある高野山真言宗の寺院の「慈尊院」でした。

 

「九度山町は、真田幸村ゆかりの地で有名ですが、その地名の九度というのは、弘法大師空海が慈尊院に住むお母様のもとへ月に九度通ったことに由来しています。なぜ空海が自ら慈尊院へ通われたのか。高野山は女人禁制ゆえに、お母様は慈尊院までしか来ることができなかった。空海は母が大好きだったと言われており、母を慕って、自らは母の居る慈尊院まで月に九度通われ、そのことが九度山の地名になったんだ。」

と、気が付くと古川さんに説明していただきながら案内されていました。さらに、慈尊院は空海のお母様がいらっしゃったということで、絵馬は女性を象徴した乳房型のものになっていて、「子どもが欲しい」や「乳がんを治したい」というようなお願い事をされる場所となっています。

 

そして、奥に進んでいくと階段があり、半分くらい登ったところに「町石」という石柱があります。「高野山には高野七口といって、7つの入口があり、そのうちの1つがこの慈尊院から出発するルートになっていますが、その道には1町(約109m)ごとに町石が置いてあり、高野山の壇上伽藍の大塔が0で、慈尊院の階段の途中にあるのは180町石といって最後の町石なのです。」とここでも、高野山の金剛峯寺境内案内人の古川さんが、教えてくれます。

さて、その町石を見に階段を上ったのですが、そこには意外な出会いがありました。その町石の下にはなんと宝石の様に輝きを放つタマムシがいたのです。残念ながら生きてはいませんでしたが、死して直一層の輝きを放つタマムシの姿に見とれていました。古川さんと幼少時代の子供の虫採り遊びの話題が広がり、盛り上がりました。

 

 

2.丹生都比売神社

早く今日の現場へ向かわなければと言いつつも、時間があるとのことで、慈尊院から車で約15分、次に立ち寄ったのは丹生都比売(にうつひめ)神社でした。

 

古川さんによると丹生都比売の「丹生」というのは、水銀などの希少金属が山の中にある地域で、全国に「丹生」の付く地域があるとのこと。また、丹生の付く地域には昔、丹生一族という金属を扱えるお金持ちの人たちが住んでいたそうです。

そして、丹生都比売神社に祭られている、丹生都比売大神というのは天照大御神の妹分に値し、地主の神なのです。空海は、真言密教の修験の道場として高野山を開くとき、地の神さまを祀り、敬意を払って来たのです。

そのような歴史ある丹生都比売神社の入口の鳥居をくぐると、目の前に綺麗なアーチを描いた輪橋がありました。私は今まで見たことない大きな反りに感動していましたが、それより古川さんが見ていたのは、輪橋の下の構造の部分でした。よく見ると、縦の柱は石でできており、横の柱は木でできていたのです。この木組みと石組みの融合について、ご説明された古川さん。気付けば、境内の中へと移動されていました。

 

その後、神社の奥へと入りお参りを済ませると、次はおみくじのコーナーに古川さんの姿が。丹生都比売神社には巨大なおみくじがあって、それを肩に担いで全身全霊でおみくじを引く古川さん。その姿に思わず、インターン生としてシャッターが止まりませんでした。おみくじの結果にはそっと触れずに、次はようやく本日の本題へと向かうのでした。

 

 

3.芝製材所へ

丹生都比売神社からさらに車で20分程山道を上がった先に高野山があり、高野山に唯一ある製材所、「芝製材所」様にやってきました。本日の目的は、高野山付近の観光ではなく、この製材所にありました。

 

到着するなり、目に飛び込んできたのは、約10枚が2列に重ねられた、杉の一枚板でした。木口は大体30cm、長さは2mで製材されていました。実はこの材は高野山の木。古川さんが金剛峯寺山林部・高野山寺領森林組合と共に手掛けられた、「高野霊木」です。この高野霊木を古川さん自ら、山林の土場にて一本ずつ選ばれて、直接に仕入れさせていただいたものを板材にしていただいていたのでした。

 

板をもってみると、まだまだずっしりと重たく、製品にするには乾燥が必要な状態でした。しかし、古川さんによると高野山は少し湿度が高く乾燥にあまり向いていないため、これから奈良県は吉野郡へと場所を移し、天然乾燥の準備をするということでした。朝、新大阪を出発した時から感じているいつもとは違う違和感。そうです、この板を運ぶためのそのための2トントラックだったのです。

 

芝製材所代表の芝様の巧みなロープワークにより、しっかりとトラックに高野霊木を固定していただき、製材所を後にしました。

 

 

4.奈良県吉野郡 某所へ

高野山にあるコンビニでお昼ご飯を買って腹ごしらえをしつつ、高野霊木を吉野へと運ぶべく、再び高野山の山道を降りていきます。山道はカーブが多いため、古川さんのハンドルもせわしなく回転してきます。「おお~さすが山道だな」とそのハンドルを見ていると、なんとその右手にはファミチキ、左手には赤飯のおにぎりが。山道運転テクニックと同時に素早い食事テクニックを学びました。

余談ですが、後日、別の方(古川総研のお客様)にその時の古川さんの手元の写真を見せると、左手の赤飯のみで古川さんと気づかれていました。「古川くん、このおにぎりよく食べるよね笑。」っと、この時に古川さんが赤飯おにぎり好きだということを知るのでした。

 

話は戻り、高野山から山道を下り、車を走らせること約2時間。吉野で活動をされているとある木工工房へ到着しました。この倉庫の一角をお借りして、高野霊木を乾燥させます。

 

トラックから板を運び出し、積み上げていく単純作業でしたが、まだ生木に近い状態でたっぷりと水を吸っているため、とても重重く、さらには初夏の暑さにやられ汗だくになりながらの作業となりました。しかし、なんとか古川さんと高田さんと板を運び切りこの日のメインの仕事を終えることができたのでした。

 

 

5.エピローグ

1日を思い返してみれば、古川さんは何屋さんなのだろうと混乱しっぱなしの1日でした。大学での講演や業界向けのセミナーをやっているイメージが強いのですが、今日の朝はトラックの運転手。かと思えば、昼前には慈尊院と丹生都比売神社の案内人で、原木は買い付けているし、製材所の方ともっぱら専門用語で喋っているから材木屋さんかなと思ったり、高野山から川上村へと木材をトラックで運ぶからやっぱり運送屋さんだったり、でもトラックの中で話していることは運んでいる材の立米単価の話や林業ビジネスなどの会計・経営にまつわる話で、やっぱりコンサル屋さんなのかと再認識したり。

 

様々な方が古川さんに「何をされているんですか?」と質問をされるシーンをこれまでのインターンでよく見かけてきました。

経営コンサルタントではありますが、今回の1日を過ごし「1日中密着して、その目で確認するのが面白いですよ。」と私なら言うだろうと思うのでした。

さて、今日も古川社長は、オフィスにいません。今日の古川さんは一体どこで何屋さんになっているのでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Posted by wpmaster on 火曜日 8月 7, 2018 Under — インターン生奮闘記, すべての記事

 

 

異例のコースをたどる台風が東から近づく7月28日(土)、

新大阪にて今年度第2回の大阪経営実践研究会を開催しました。

 

今回は、以前兵庫県の工務店様のご依頼で実施した講演会にご参加いただいた工務店(設計・施工・リノベ/デザイン)の代表に講師としてご登壇いただきました。

また、当研究会に長くご参加いただいている工務店の社長さまの息子様も初参加され、いつもとは異なる雰囲気も相まって盛り上がり、お互いを顔を合わせながら密な内容のディスカッションを行うことが出来る研究会となりました。

 

今回のメニュー

【1】各社近況報告

【2】初参加者ご紹介

【3】ちいきの総研より近況報告

・ちいきのインターン生より1ヵ月の活動報告

・農業土木の視点から考える水害復興

・不動産マーケットの今後の変化 他

【4】特別ゲスト講演

【5】参加者プレゼン

【6】ディスカッション

【7】ちいきの総研より情報提供

・今月のマーケティング報告

・ちいきのカルチャー(おすすめ本)

【8】まとめ

 

 

ゲスト講座

皆様は自身が暮らす地域の独自性を説明することが出来るでしょうか?

また、工務店の方は特に、施主様にご満足いただける商品を届けることはもちろんですが、「まちづくり」の視点で業務に取組んだことはあるでしょうか?

・地権者はどのような動きをしているのか

・地理的に他のどの行政区と繋がりが強いのか

・祭りなどの地域行事は、どのようなものがあり、参画者はどう参画しているか

・もともと地場にどういった産業が強いのか、どういった技術を持つのか

といった政治、経済、社会面の情報を現状と過去の歴史から掘り下げ、なぜこの地域なのか、この地域の顧客はどのような暮らし方をし、ではどのようなビジネスを展開しなくてはいないのか、を明確にすることで、自社の理念と利益も考えることができます。

また、ゲスト登壇いただいた工務店の代表からは、

「先義後利・三方よし」

「やれないことを考えるのではなく、やれる方法を考える」

といった社是をもとに、多くの事例と合わせてご紹介いただき、会場からは、活発な質問が飛び交い、講演では終わらない、自分たちの地域のまちづくりを「ビジネス視点」「くらし視点」「地域材利用視点」といった、より深いディスカッションへと繋がりました。

皆様も一度、地域独自の政治、経済、社会、技術を見直し、自社の経営に活かしてみてはいかがでしょうか。

 

 

情報提供

・「出版5周年プレ祝い『森ではたらく!』14人の仕事リレートーク」(7月15日に東京で開催、主催:学芸出版社)

・紀伊半島半周×2回の旅

・不動産マーケットの今後

・日本の農業土木と水害復興

など、1ヵ月の弊社活動の報告と合わせ、最近の業界動向や自然災害から見る日本の土木技術の情報をご提供しました。

また、1ヵ月の活動報告はインターン生から発表させていただきました。現在弊社では3名の学生インターン生が活動しており、業務同行、弊社メソッドのレクチャー、研究論文作成のアドバイスなど個々に合わせたサポートを行いながら、今回のように皆様の前での発表の場も設けています。

 

さらに、現在はコンサルタント業務の一環で他者様のインターンプログラムの作成サポートなども行っておりますので、これからインターンを取り入れたい方、弊社のインターンに興味がある方はお気軽にお問い合わせください。

 

 

さいごに

今回は、台風の影響で出席できない方もいらっしゃいましたが、

今回のように急遽会場までお越しできなくなってしまった方に、当日動画配信サービスを行えるよう準備を進めております。また、今年度は残り3回(10月、12月、2月)の研究会を新大阪で開催予定です。

是非、今回は参加できなかった方、初めて研究会を知った方も、今後の配信サービス提供も合わせて、参加をご検討いただけますと幸いです。

研究会内容の詳細は、以下のURL(大阪・経営実践研究会紹介ページ)からご覧ください!

https://chiikino.jp/blog/?page_id=187

 

 

 

 

 

 

Posted by wpmaster on 土曜日 7月 28, 2018 Under すべての記事, 経営実践研究会[国産材ビジネススクール](大阪)

日本仏教の聖地、高野山で育った木材、

高野霊木が旅に出ました。

 

壇上伽藍中門にて道中の安全を祈願し、出発。

この板は何処へ旅に出たのか?どのような使われ方をするのか?

それは、これからのお楽しみです。

 

Posted by wpmaster on 金曜日 7月 13, 2018 Under すべての記事, ちいきのgraffiti~写真集~

 

 

出張で山あいを車で通り過ぎた時のこと。

鹿の子模様の夏毛がきれいなメス鹿が1頭。

群れるのが嫌いなの?家族とはぐれたの?

 

いずれにしても、

どうぞこちらへと木陰のトンネルへといざなうかのように、

じっとこちらを見つめられるのでした。

 

 

 

Posted by wpmaster on 日曜日 7月 1, 2018 Under すべての記事, ちいきのgraffiti~写真集~

 

夏至が過ぎ、気温もだんだんと上がり初夏の暑さを感じられるようになってきた6月26日(火)、岐阜県立森林文化アカデミーにて、岐阜県地域森林監理士養成研修を受けられている12名の研修生の方々へ、弊社代表古川より『「林業ビジネス概論と実践」~短期マーケティングと長期フォレスターの融合~』と題して講演をさせていただきました。

平成31年4月から施行を目指している森林経営管理法において、意欲と能力のある林業経営者の定義について様々な議論がなされていますが、岐阜県ではそれを自ら定義し、山林を適切に管理するための様々な取り組みをされています。

そして本日の参加者の皆様は、岐阜県独自の地域型フォレスター制度である「岐阜県地域森林監理士」を目指す方々でした。

岐阜県地域森林監理士とは、地域における森林の管理や経営に必要な専門的知識を持っており、市町村の林務行政の支援や民有林経営への助言などを行う岐阜県独自の人材のことです。

本日は、岐阜県地域森林監理士を目指す皆様に、経営管理の視点から地域型フォレスターとしての役割についてお話させていただきました。

 

地域型フォレスターの役割とは ―①短期マーケティング―

まず、フォレスターの短期的な役割として、木材の有効利用による収益をあげるために木の売り方を知らなければなりません。そこで他の講演でもお話させていただいている、林業マーケティング基本3要素(3C分析、消費の3要素、ライフサイクル)を紹介しました。あくまでも林業は生業である以上、収益性を生むためのビジネスの視点が必要ですから、自社を分析し、より戦略的に木を加工し、付加価値を付けて売っていく力が必要となります。その後、異業界のマーケティングがよくわかる3冊の本も紹介しました。

基本的な、マーケティングフレームを自分の物にして使いこなすことで、世の中の流れを知り、その上でオリジナルの戦略を考えていく事ができます。

 

地域型フォレスターの役割とは ―②長期フォレスター―

持続可能な森林をつくるために、フォレスターにとっての長期的な役割は、何に木を使うのかということを考えて長い目でのビジョンをつくることです。

講演では「出口(利用目的)あってこその目標林型」と話をさせていただきましたが、木または山をどう使いたいのかというビジョンをもって森林計画に取り組むということがフォレスターには求められるのではないかと思います。

例えば、高野山での林道設計は100年ではなく1000年もつかどうかという話になります。それはこれまで高野山には1200年の歴史があり、この先も1000年規模での森の使い方を考えることができるからです。

吉野であれば、「一般社団法人 吉野かわかみ社中」が500年の歴史ある吉野林業を、次の500年に繋ぐということで「NEXT500」という言葉を掲げています。

西粟倉村では、50年前に子や孫へと木を植えた人々の想いをつなぐために、あと50年間は村全体で挑戦を続けようということで「100年の森林構想」を掲げています。

このように、少なくとも100年程度のスケール感でビジョンを持って森林を管理していく人材が必要です。

 

地域型フォレスターの役割とは ―③行政と民間の両方を知る―

地域型フォレスターの理想は、行政の予算と民間企業の財務状況の両方を見ることのできる人材です。

その上で行政の支援すべきところと、民間企業が自費で賄う(投資する)ところの判断ができるようになることがポイントです。

例えば、広告宣伝費などは本来、民間企業側が出すべき費用です。しかし、行政がその費用を出してしまうことで中途半端な平等性が求められてしまい、結局それぞれの差別化が出来ずに個別の宣伝は実はできていないというのが現状ではないでしょうか。

行政側にはもっと基盤整備へ予算を回していただき、民間企業はその上で理念と利益を回していくための費用を投資する。

そういった「行政側がお金を出すべきところ」と「民間企業側がお金を出すべきところ」の判断ができると補助金に頼らなくてもよい経営ができるようになります。

 

行政と民間が一緒になって『夢』を実現するために

前述したように、行政と民間の協業と分担により森林ビジョン、つまり「夢」を実現していけるかどうかが今後を左右するカギです。

 

そこで今回は、行政と民間がまさに協業と分担により「夢」を実現させた例として、「茨城県立カシマサッカースタジアム」を紹介しました。こちらのスタジアムは、鹿島アントラーズ(サッカーJ1クラブチーム)のホームスタジアムでスタジアムは茨城県が所有し、運営管理は株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シーが行っています。

現在ロシアでサッカーワールドカップが開催されていますが、鹿島アントラーズからは3人の日本代表選手を輩出しているほどの強豪チームです。そんな鹿島アントラーズのホームスタジアムの設立の背景には行政と民間の協業と分担がありました。

工業地域として高度経済成長期から発展してきた鹿島でしたが、これからは工業だけでは持続できないと、サッカーと共に新しいまちづくりを進めるビジョンが策定されました。その後、スタジアム建設が進められたのですが、建設予定地には「先祖代々の土地を手放せない」という200人以上の地権者の方々がいました。そこで動いたのが行政職員でした。新しいまちづくりの「夢」を語り、地権者を説得して回られたそうです。その努力もあって、見事スタジアムは完成。その後は民間が運営をし、今では市民にとってなくてはならないものになっています。

 

このように行政は夢を掲げ、旗を振ることで基盤整備をし、その後は民間が主体的に運営をしていくことが必要で、これは林業施策に関しても同じことが言えるのではないでしょうか。そして、そもそも林業界で「夢」を持っている人が少ないのが問題です。

例えば、サッカーのJリーグは1993年の発足当初から、「100年構想」というものが掲げられており、これはサッカーのみならず、地域が主体となって、あらゆるスポーツを老若男女が楽しめる豊かな国を目指したいというJリーグの夢です。

林業界では、長野県松本市で弊社もメンバーとして共に活動をしている「ソマミチ」という一般社団法人があります。ソマミチではシェアフォレストという考え方をもって、みんなで遊べる森をつくったり、暮らし方を提案したりすることで「木を使う社会の仕組みをつくる。」という夢を掲げて取り組んでいます。

 

このように、夢を掲げて森と向き合い、その際に官民が正しく役割分担をすることで地域が主体的に課題解決を行っていくことが大切なのです。

 

参加者の声

【県職員:W様】

日頃凝り固まった世界で仕事をしていることを改めて思い知りました。

純粋に面白かったです。

 

【建築会社:T様】

大変ためになりました。物事を科学的に考えることは自分なりに行っていましたが、レベルの違いに感動しました。スッキリした気分になる話でした。

 

【素材生産業者:T様】

内容は非常に分かりやすく、今後の自分のためになりました。

また、林業に欠けているものをズバリ言い当てられていたと思います。

経営ではなく運営であったり、顧客が誰であるのかも理解していない場合が多いと思います。

 

さいごに

林業×マーケティング×リクルートに係るご相談・講演依頼等は、お問合せフォームからお受けしています。ご希望の時期や内容について、お問合せフォームからご連絡いただければ幸いです。

過去の講演実績は以下のURLからご覧いただけますので、併せてご参考ください。

https://chiikino.jp/blog/?page_id=193

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Posted by wpmaster on 火曜日 6月 26, 2018 Under すべての記事, 講演&研修 報告

 

5月25日(金)、兵庫県明石市に本社を構える工務店である日置建設株式会社様の「HK協力会」にて弊社代表古川が講演させていただきました。

日置社長とは、昨年12月に登壇させていただいた「ひょうご木の匠の会・県産木材供給促進協議会 合同セミナー講演会」(講演会の様子はこちらから:https://chiikino.jp/blog/?p=8967)にてお会いし、今年2月には、弊社大阪研究会にもご参加いただいたご縁があります。

 

まず、「HK協力会」とは日置建設様が日頃からお付き合いのある協力会社の会であり、建築技術・品質と顧客満足度の向上を目指しています。今回は総会ということで協力業者、社員の皆様、60名にお集まりいただき「地域プレミアム工務店になるためのチーム力~つながりと価値共有をどこに求めるか~」のテーマで講演をさせていただきました。

 

 

日本の国産材は、こんなに多様で、おもしろい

「チーム力」が今回の講演のキーワードとなりますが、

国産材を扱った家づくり、暮らしづくりに密着した業種の参加者が多いことから、

「そもそも、ブランドとは何でしょうか。」というお話をさせていただきました。

おそらく、多くの方が洗練された「見た目」のデザインを想像するかもしれませんが、

デザインとは「見た目」だけではありません。

・樹木が育つ気候風土

・樹種

・施業の時間軸(1年、10年、100年、1000年)

といった様々な要素が含まれます。

この様々な要素を言葉やイラスト、形、システム化したものをブランドと呼ぶのです。

 

また、ブランドは拡散し、広く認知され、他者から価値あるものと認識されて効果が生まれます。

認識してもらうという点でいうと、例えば、メディアに載せて拡散する方法があります。

昔は、他社メディア(新聞や雑誌、テレビ)などで情報が広がる時代でしたが、

現在は、現在はインターネット上で様々な情報を得る時代です。

自社メディアやソーシャルメディアを活用した情報発信が重要なのです。

当日は、上記の説明と合わせて全国各地の自社メディアの活用例や木材産地の事業を参考事例として紹介させていただきました。

 

 

チームには、何が必要か

ここで、「ブランドとは何か」、「ブランドを拡散するためのメディア活用」を知ったうえで、今回の命題である「チーム」に戻ります。

日大アメフト問題、ハリルホジッチ解任、長嶋茂雄と松井秀喜、箱根駅伝4連勝の青山学院原監督から学べることをお伝えし、

チームとしてのブランディングをするために、

「成功要素を持つ強いチーム」には5つのポイントがあることをお伝えしました。

 

本日お伝えした5つのポイントとしては、

①共通のビジョンを持っている。

②情熱方程式(情熱=好き×憤り)となる体験を持っている。

③勝利(利益)と主体(理念)が両立している。

④コミュニティ(強い個あってこその緩い面)を持っている。

⑤ビジネスにおける基礎練習をしっかり行っている。

が挙げられます。詳細は本ブログでは割愛いたしますが、

弊社が全国各地で講演やコンサルティング業務い学ばせていただいた中で出来た1つのルールです。

皆様のチームには、当てはまる項目はいくつあるでしょうか?

 

チームには、前提として共通ビジョン(価値観)と基礎練習(強い個)を有する必要があります。

さらに、働き方改革などと社会では大きく仕事(働く)ことへの意識が変化する中では、

作り手(主体)が何より楽しみ、コミュニティをつくることが重要なのです。

また、多くの方は会社・家庭・地域それぞれの顔があると思いますが、

それぞれの顔のバランスをとって自分流(チーム流)を作る、そして何より楽しむ。

そこから生まれるワクワク感が顧客接点を創造し、より強いチームと成長していくということをまとめとしてお話させていただきました。

 

改めて、日置建設株式会社の日置社長には、

貴重なご講演の機会をいただきましたこと、お礼申し上げます。

 

 

参加者の声

【建築会社 :S様】

現在、管理職であることから、コミュニティ作りや働き方改革のお話を興味深く聞いておりました。また、自分は元々将来の夢が無かったからかこれまでは視野が狭かったのだと思いました。視野を広げ様々なものに興味を持ち交流関係を増やし、忙しく直接人に会えない時もインターネットで様々な世界、自分が好きなこと以外にも気になることを手当たり次第にやり尽くしたいと思います。

 

【製造業:O様】

必要性、欲求性、物語性のマーケティング講座が参考になりました。今のところは、セールスと製造を両立しながら事業をしていますが、今後は、消費者の欲求性を掘り起こす仕掛けを考え、セールスの割合を下げても仕事につなげられるようにしていきたいと思います。

 

【製造業:T様】

今回の講演で木材への興味が高まり、国産材について、全国各地の産地について、もっと知りたいと思いました。普段から木製建具を製造していますが、今後はより多くの産地の木材を扱ってみたいと思います。経営に関しては、理念と利益の話がとても興味深く、両方のバランスが重要になることを学ぶことが出来ました。

 

 

さいごに

工務店様の業者会での講演も数多く行っております。また、林業×マーケティング×リクルートに係るご相談・講演依頼等は、お問合せフォームからお受けしています。ご希望の時期や内容について、お問合せフォームからご連絡いただければ幸いです。
過去の講演実績は以下のURLからご覧いただけますので、併せてご参考ください。
https://chiikino.jp/blog/?page_id=193

 

 

 

 

 

 

Posted by wpmaster on 金曜日 5月 25, 2018 Under すべての記事, 講演&研修 報告