こんにちは、インターン研修中の森です。

春の芽吹きがおいしい匂いを運んできました。
奈良県吉野郡川上村では、芭蕉菜(ばしょうな)収穫期のピークを迎えています。

 

 

芭蕉菜(ばしょうな)とは、高菜漬けで有名な野菜「高菜」のことです。
川上村では「芭蕉菜」という名前で親しまれています。

芭蕉菜は収穫後、直ぐに水洗いし塩漬けにする保存食として愛されていて、
この季節欠かせないご飯のお供です。

現在、川上村地域おこし協力隊が取組む村のセレクトショップ「やまいき商店」では、
芭蕉菜を使った食品の商品化を目指して試作中とのことです。

本日はインターンシップ体験の一環として山村の暮らしを学ぶため、
地域おこし協力隊のメンバーに密着し、収穫から漬けるまでの作業を見学しました。

~~~

試作用の芭蕉菜は、川上村民であるYさんの畑から収穫させていただきました。
急斜面の畑で、今日も元気に草抜きをされるYさん、なんと御年89歳。
旅行が趣味で、姿勢もきれいで本当にお若い!
ご親切に色々と教えて頂きました。

肥料は酵素を使用していて、環境にも食の安全にも配慮されています。
収穫中、生の芭蕉菜を少し味見させてもらいました。後味がピリッと辛く、お酒の肴に良さそうです。
ごま油で炒めて食べると美味しいそうです。

 

 

さて、収穫した芭蕉菜は、萎れる前に直ちに漬ける必要がありますが、
やまいき商店の自慢は「木桶」で漬けるというプレミアです。

この「木桶」は、この土地の吉野杉をいかした伝統の和樽です。
年輪が揃い、木目が細かい吉野杉は、高い強度があり、
豊かな木の香りや殺菌力を持っていて、発酵食品を入れる和樽造りには最適です。

漬けこみ方法は、同じく村民のAさんに教えていただきました。
ご夫婦仲良く迎えて下さったAさん、
優しい笑顔と可愛い「ほうかむり(頬被り)」がとても素敵でした。

Aさんのおすすめは、一度塩漬けた芭蕉菜を今度はぬか漬けにする二度漬けです。
保存も効き、とてもおいしいとのことです。

芭蕉菜はまず、水を溜めた「たらい」でよく洗います。
葉にはナメクジや虫もついているので、しっかり点検します。

 

 

そして、再度きれいな水で洗います。

 

その後、桶に仕込んでいきます。
塩は都度振りいれ、芭蕉菜を互い違いに入れて、平らにします。

 

 

 

 

 

木の板で蓋をして、重りを載せたら、漬けこみ完了です。

できあがりは8~10日後とのことですが、今年は暖かいので、まずは2~3日で様子を見るそうです。

時々裏返して、芽が出てしまうのを防ぎます。
できあがりが待ち遠しいです。

地域おこし協力隊が運営している、川上村のセレクトショップ「やまいき商店」では、
ゴールデンウィーク頃から、今回の芭蕉菜漬けの店頭販売を予定中とのことです。

みなさん、お楽しみに!

 

Posted by admin on 火曜日 4月 5, 2016 Under — インターン生奮闘記, — ちいきの地域, pick up, すべての記事

 

 

昨年度から弊社が運営させていただいている、
川上村主催・商工事業者等活性化支援事業「 川上村ならではの地域ビジネス実践塾」。

 

今年度は2015年度10月から開始し、これまでに全4回の講座を開催してまいりました。

・自分でつくる!チラシ作成講座
・私もできる!インターネット活用講座
・口下手でもやれる!営業交渉講座
・成功から学ぶ!現地視察ツアー

 

そして今回は、今年度の最終回!!
村内を中心に、周辺市町村からも商工業者様にお集りいただき、
マッチング交流会を開催いたしましたので、当日の様子をご紹介いたします。

当日は吹雪の中でありましたが、
川上村のみならず、遠くは吉野町、王寺町、高野町からもお集まりいただきました。
お越しいただいた皆様、天候の悪い中ご参加いただきまして、誠にありがとうございました。

 

ということで、お集りいただいた皆様へまずは自己紹介タイムから!

 

「今日は自分の作っている作品を持ってきました!」

「出身は川上村外ですが、親元のルーツが川上村で何度も遊びに来ていました。
川上村の木材を使った商品を作っていることもあるので、これからもよろしくお願いします」

「村外に住んでいますが、川上村の山林施業にも来ています。
新しい活動にも取り組みたいところなので、ご意見お聞かせください!」

「いつもお世話になっています。
川上村の地域おこし協力隊として活動しています。
最近は、新しくこんな活動をしています!」等など・・・

スクリーンに会社WEBサイトを投影したり、チラシを見せながら、一人3分程度のスピーチをいただきました。

 

夕方6時から開始した交流会、そろそろお腹も空く頃・・・
川上村の喫茶店・Seasonにて、サンドイッチ&軽食セットをご用意いただきました!
軽食とお菓子&コーヒーをつまみつつ、ここからは立食交流タイム♪

 

自由に席を移動して、名刺交換をしたり、持ち寄った作品を紹介していただいたり、

初対面の方もありましたが、和気あいあいとした雰囲気でお話が進みます。

「え!この商品のラベル変わったんや!知らんかった~」
「こんなにエエもん作ってるんやねぇ」

と、顔を合わせて話してみると、近くの村民同士でも意外と知らない新情報があるものです。

また、林業木材業に携わる人が多い川上村では、
山守、山主直営の施業班、独立した事業者、製材所と
同業界にいながら形態の違うプレーヤーである方々から、
業界や仕事、将来について熱く議論が交わされる場面もありました。

終盤にはまとめ講座として、 古川が川上村へ通うようになった原体験や、
事業の理念と利益について、お話させていただきました。

~~~

参加者様からは、
「交流を通じて自分の言葉で話すことで、アウトプットが生まれます。
だから、何をすべきか、頭の中が整理されて良い機会になりました。」

「普段はPTAや消防団等、地域の役回りでの接点ばかりの方々と、
おなじ事業者として交流できたのは新鮮でした。」 という感想をいただきました。

最後には、「私は最近、こんな漫画にハマっています!内容が面白いだけでなく、
少ない表現で洗練して情報を届けるとは何か、モノを売る人間として、非常に学びの多い漫画です。
是非、皆さんも読んでみてください!」と、情報提供もありました。

例えばモノづくり、営業、組織を支えるということ等…
業種が違っても、事業運営に係る共通テーマは多々あるものです。

今後も弊社では、川上村や商工会、地域の事業者様と共に、
このような勉強交流会を開催し、川上村ならではの地域ビジネスをご支援させていただければ幸いです。

 

天候の悪い中、ご参加いただいた皆様、改めて心より御礼申し上げます。

 

Posted by admin on 火曜日 1月 26, 2016 Under — ちいきの地域, pick up, すべての記事, 講演・研修、コーディネーター, 講演&研修 報告

 

奈良県・川上村にある、築130年の老舗旅館。

庭から差す光は、ゆらぎのある大正ガラスを通して
年季の入った床板を照らします。

時間とともに、育てられた空間。
さあ、何をして過ごしますか?

 

Posted by admin on 木曜日 6月 4, 2015 Under — ちいきの地域, pick up, すべての記事, ちいきのgraffiti~写真集~

 

住民が案内する京都のガイドツアー「まいまい京都」。

まいまいとは、「うろうろする」という意味の京言葉であり、

バラエティ豊かな「地元ガイド」の視点から、京都のまちあるきを企画されています。

http://www.maimai-kyoto.jp/ (まいまい京都公式ホームページ)

 

この度、弊社がまちづくりビジョン策定支援をさせて頂いた、京都北山・中川学区にて、
社員・岩井がガイド役となり、まちあるきツアーを開催させて頂きました。

今回ツアーを開催した中川学区で、は「北山三学区まちづくりビジョン」策定事業を通じて、

①交流人口の増加
②情報発信
③産業づくり

の3点が、今後のまちづくりにおける重点項目と定められ、
住民によるガイドツアー等が始まっています。

 

今回は、地域の動きとの連携をはかり、

「地域内の人々 × 地域のファン、応援団」が
ともにまちづくり活動を行う一環として、ソトモノ目線でのガイドツアーを実践致しました。

↓昔の女性の衣装も、「地域のPRのため活用してほしい」と、 地域の方がご提供くださました。

 

今回のツアーでは、
「【北山杉】林業女子と巡る中川の里、一緒に丸太磨きしよう
~すべすべの北山丸太に萌え☆古民家で囲炉裏を囲んでランチ~」と題し、

プロの視点から見た林業を、
誰にもわかりやすい表現で伝える翻訳者としての“林業女子”である岩井から、

・北山杉の伝統と品質
・林業×女性のシゴト
・職人達の暮らしと技術
・林業がつくる風景 など、

丸太磨き体験や、古民家で囲炉裏を囲んだランチを交えつつ、
約20名の参加者様をご案内させて頂きました。

 

 

参加者の皆様は、好奇心旺盛・勉強熱心な方ばかりで、
北山杉についても、 7~8割の方が「何となく知っている、聞いたことがある」との事でした。

しかし、これまで林業についてじっくりと話を聞く機会はなかったため、

・「林業にシーズン(伐採や加工)があるとは、知らなかった!」
・「小説・古都(川端康成)の世界にやっと来られた。丸太を磨く苗子と同じ体験が出来て嬉しい。」

という新発見が出来たというお声、

・「同じ京都市でも、街中から離れて、こんな景色が残っているとは」
・「昔バイクで通り過ぎていた集落へ、じっくり来られて懐かしい」

など、コメントを頂きました。

↑モザイク状の山の景色に、興味深々!

 

今回案内させて頂いた京都北山・中川学区では、
地域主催のガイドツアーも行われています。

★★北山杉の里ガイドツアー案内はこちら★★
http://kitayama3.jp/nakagawa/guidetour/ 

まちづくりビジョンの策定を経て、動き出した北山。
ぜひ、北山杉の里へ足を運んでみてください。

弊社としても、これからも日本各地の林業産地について、
また、まちづくり活動に取り組んでいる地域 について、
様々な機会を通じてお伝えしいきたいと思います。
参加者の皆様、応援・協力いただいた地域の方々、
そして、まいまい京都スタッフの方々、

ご協力頂きまして、誠にありがとうございました。

 

(参加者様より写真の掲載許可を頂いております。)

Posted by admin on 土曜日 5月 9, 2015 Under — ちいきの地域, pick up, すべての記事

 

しっとりと霧に包まれた本日の北山三村・雲ケ畑。

今日は何だか、お洒落なコーヒーを手にした人々で賑わっています。

 

京都北山・雲ケ畑学区にて、

地域の自治会や応援団体でつくるイベント『森の文化祭』が開催されました。

 

 

 

 

 


この雲ケ畑学区では、

京都市北区北部山間地域まちづくりビジョン策定』事業にて、

まちづくりの理念や戦略を立てる「ビジョン」づくりをご支援させていただきました。

 

今年もこの雲ケ畑学区の方々と、雲ケ畑で活動する山仕事サークルやボランティア団体等が
実行委員会形式で「森の文化祭」を開催しました。

 

昨年の森の文化祭ではビジョン策定事業の活動の一貫として

「まちあるき」を実施しました。

★昨年の様子はこちらからご覧ください→【インターン生奮闘記:雲ケ畑“しあわせの再発見”と、森の文化祭!】(11/2)

 

 

そして、今秋の森の文化祭で登場したこのロゴマークは、

まちづくりビジョン策定事業の一貫で地域の方々と一緒に作った雲ケ畑学区を象徴するマークです。

 

京都市内を流れる鴨川の源流集落である、鴨川源流・雲ケ畑。

かつて平安京造成のために杣人たちが移り住んだと言われる山深い集落で、

京都市内から眺めるその山々は雲に包まれ、そこから街へと流れる鴨川の水を育んでいます。

 

そんな鴨川源流集落としての誇りと決意が込められたビジョンとロゴマークですが、

今回のイベントでは、地域の方々が作った販売品のパッケージとして活用されました。

 

 

 

 

鴨川源流のお水で淹れたコーヒーに、

雲ケ畑の山で採れた「むかご」ごはん、栗ご飯に、

自治会活性化委員の食品部会のみなさんが鹿肉コロッケやお餅を販売するブースの正面にも。

 

ビジョン作りに参加された地域の方々が、

「このマークの川にはこんな意味が込めてあってね・・・」と、

イベントに訪れた方々に誇らしく紹介して下さる姿もあり、今後もこうして使い続けて頂きたいと思います。

 

集落の方々と一緒にイベント運営に携わる学生達も集まり、

また地域外からいつも散策や山作業体験に来られている方々も参加され、

多くの方々にロゴマークがお披露目されました。

 

イベントの詳しい様子は地元の方々が『北山三村webサイト』にて

ブログを更新して下さっていますので、こちらも併せてご覧ください。

★北山三村ブログ→山であそぶにちようび

 

何より、このマークを貼った販売品を見て、

「なんか格好良くなったなぁ~」と更に自身満々に宣伝して頂けた事が何よりの成功かと思います。

 

 

改めてロゴマークの意義とは、

使い手の想いと決意を込めたシンボルであり

繰り返し使い続けられる事で、ビジョンと決意を再認識すること。

 

弊社では、地域の方々の胸の中にある想いを

ビジョンやロゴマークといった目に見える形にして共有し、

地域が目指すまちの姿への実践に繋げるお手伝いをさせて頂いております。

 

 

この雲ケ畑集落とともに、中川、小野郷を合わせた北山三学区へは

今後もサポートを続けて参りますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。

Posted by admin on 日曜日 11月 2, 2014 Under — ちいきの地域, pick up, すべての記事, プロジェクト活動記, 企業デザイン

 

地域ビジネス実践塾

今回で最終回となる、「川上村地域ビジネス実践塾」(全5回)を開催しました。

お仕事の合間を縫って、4名の方に参加していただきました。
皆勤賞の方も、ありがとうございます!

 

実践塾の前に、前回の南山城村の視察報告
あらためて、地域ビジネスを促進するためのヒントや、官と民の協働の在り方についても意見交換がされました。
企業の自主性を尊重しながら、
協業型で行う、
お墨付きを与えることで企業信頼を高める、といった支援の方法が考えられました。

「地域ビジネスにおける行政と民間の、協業のあり方とは?」
という疑問は、今回のセミナーを機会に答えが見えてくるのではないでしょうか。

 

続いて、これまでにご紹介したマーケティングフレームを振り返りながら、
参加者の皆様それぞれのビジネスプランを発表&ディスカッション!

地域ビジネス実践塾

 

お客様に手に取ってもらえる新しいデザインとは?
圧倒的に大きいライバル企業との差別化は?
地域企業の知名度アップ戦略とは?

皆様の将来ビジョンを見据えたディスカッションでは、
参加者同士でアドバイスが盛んに交わされました。

自社の強み・課題は自分では見えにくいものですが、
同じ地域内の他社だからこそセールスポイントが見え、
経営戦略のうえで重要な視点になります

 

さらに後半のレクチャーとして、

●大規模競合他社と戦う方法 ~日露戦争のT字戦法に学ぶ~
●顧客を増やすための現代式・情報拡散ルート

有名企業の事例を紹介しながら、
地域の商品が、大手企業に負けない知名度・人気度を獲得する手段を考えました。

近年、購買意欲を大きく左右するようになっているネット上の口コミ、SNSの活用も、
地域ビジネスの成長には欠かせないものになっていきます。

 

今回が最終回ということで、セミナーの最後に、
企画・運営を担当をして下さった川上村役場地域振興課長より、参加者の皆様へご挨拶を頂きました。

課長が最も強調されたのは、「これが終わりではなく、始まり」ということ。

参加者の皆様が、本セミナーで「これだ!」と思ったアイデアをこれから実践し、
成功を積み重ねていただくことが、
地域ビジネス実践塾の目的でありゴールとなります。

これから始まる村内事業者、役場、商工会の皆様の協力を、
弊社も全力でサポートさせていただきたいと思っております。

経営的な相談、セミナーの相談など、疑問・要望・相談などがあれば、
御遠慮なく、弊社までご連絡ください。

 

最後に、お忙しい中ご参加いただいた皆様のおかげで、
本セミナーを無事に終了することができました。
ありがとうございました。

 

Posted by admin on 金曜日 9月 12, 2014 Under — ちいきの地域, pick up, すべての記事, セミナー報告, 講演&研修 報告

 

第4回の川上村地域ビジネス実践塾では、現地視察会を開催いたしました。
タイトルはズバリ、
~京都府唯一の「村」 南山城村の地域ビジネスを見に行こう!~

農産物直売所

 

南山城村は、京都府の南端にある人口約3,000人(川上村の約2倍)の村です。
起伏の緩やかな山間部の村で、昔から宇治茶の産地として知られています。
川上村と同様に、人口流出などの課題を抱えつつも、地域資源を活かしたさまざまな村づくりが行われています。

最近では、Iターン農家やアーティストをはじめとする、村のくらしに共感する移住者も着々と増えていること、
イベントでの交流や情報発信も積極に取り組まれ、メディアからの注目を集めています。

 

南山城のお茶畑

 

今回、川上村からの参加者は、お仕事の合間を縫って参加さった経営者の方、
村づくりを担当する役場の若手職員の方を始め、スタッフ含め総勢14名となりました。
村づくり・地域ビジネスへの熱意を持って臨みます。

 

ツアーの最初の訪問先は、「南山城村農林産物直売所」
(南山城村農林産物直売所HPはこちら

農産物直売所

 

公設民営の販売所で、村内の約80軒の農家が参加されています。

運営委員長の方から、直売所の現状、運営の工夫や課題についてお話をしていただいてから、見学&お買いものタイム。
新鮮な野菜だけでなく、しいたけの入ったたこ焼き風「しいたま焼き」やしいたけアイス、トマト・お茶アイスなど、
特産品を活かしたユニークな加工食品もあり、
さっそく「川上だったら●●を作ったら面白いのでは?」といった意見が飛び交い、
ビジネスのヒントになったようです。

 

お次は、廃校になった小学校を活用した「は・ど・る」という施設。
(は・ど・るHPはこちら

は・ど・る

 

2003年に廃校になった旧山田小学校の木造校舎を活用し、
1教室月5,000円という値段で村内外の人へ貸し出しを行っています。

現在はアーティストの工房、展示室、カフェ、地域サークルの活動拠点などになっています。
現役時代そのままの校舎や張り紙があり、ほっこりした懐かしい雰囲気があります。家主オリジナルの使い方・デザインに惹かれて、村外から訪れる人が絶えないそうです。

お昼ごはんは「は・ど・る」内にある「cafe ねこぱん」にて、季節のランチ。
このカフェは村外から通う方によりけいえいされています。メインディッシュと一緒に名物のベーグルを頂きました。

地域の産品の販売も、おしゃれなディスプレイとともに・・・

cafeねこぱん

 

 

昼食後は、村役場職員の方から、村の取り組み概要をご説明いただき、
地域、行政、作家をつなぐ「は・ど・る」の役割、情報発信のステップアップについて紹介していただきました。

講演会

 

村づくりとして最初に手を付けた「は・ど・る」から、次の新しい活動の誕生、
新しい地域への拡散、新しい世代の参加を誘発し、結果的に地域全体に賑わいが生まれたというお話に、参加者の皆さんは熱心に耳を傾けていらっしゃいました。

 

その後は、は・ど・るの設立に尽力された木工作家さんや、地域おこし協力隊の方に加わっていただき、
テーマ別に3チームに分かれてグループディスカッション。

「地域での若者の活躍」チームは、南山城村と川上村それぞれの地域おこし協力隊員が、両地域の取り組みについて情報交換。
互いに似た悩みを抱える村として、これからも人と情報のやりとりを続けていくことになり、今後の交流にも期待が高まります。

 

「地域ビジネス」チームは、地域の小さなビジネスの難しさについて語りながらも、
「川上村もこんなふうになったらいいな」という夢を膨らませました。
「は・ど・る」のように自由に使えるコミュニティの拠点づくりについても情報交換が行われました。

 

「官と民」チームでは、村づくりにおける行政の役割について意見交換。
お互いの取組や姿勢を知ることが、役場職員どうし、大きな刺激になったのではないでしょうか。

 

南山城村には、地域の特産物や風土をいかした商品、場所、イベントがあり、
何度もお邪魔したくなるような、賑わいがありました。

今回の視察では、そんな村の雰囲気を作りあげる、「人」の力はどうあるべきか、
官民それぞれに考える機会となりました。

 

今回のグループディスカッションで共通して聞かれた意見は、「川上も南山城もよく似ている」ということ。

「似たような悩みを抱えている山間部の村として、互いの取り組みから学びたい」
という双方の意見があり、改めて交流やソトを知ることの重要性を認識します。

 

この度はお忙しい中、お時間を取ってご案内していただきました南山城村の皆様、
本当にありがとうございました。

 

★地域ビジネス実践塾(第5回)は、9月12日(金)18:00~20:30です。

次回が最終回となりますので、全体のまとめとして、
・参加者皆様の地域ビジネスについての発表
・実践塾のまとめ
というメニューでとなります。

地域ビジネス実践塾の内容を、みなさまの実際のビジネスに応用していただくための、最終ステップとなる計画ですので、皆様ふるってご参加ください。

場所は川上村商工会館会議所となりますので、お間違えの無いようにご注意ください。

 

最後に、参加者の皆様の感想を一部紹介させていただきます。

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■A様
は・ど・るの木工品の展示方法、ちょっとした案内やカードなど、全部おしゃれでまねをしてみたいと思いました。川上村も、村全体の魅せ方次第で、どんな風にも変えていけると思いました。

■B様
地域ビジネスでは、特産品の売り方、集客方法が大切だと感じました。ネットや口コミの効果的な利用を取り入れたいと思います。

■C様
地域ビジネスに、知識・情報の共有として視察の場があると良いと思いました。今日は本音の話を聞かせていただき、ありがたかったです。

■D様
周りに反対されても自分を信じてやってみる、一歩踏み出すという姿勢は、自分も見習いたいと思います。

■E様
地域ビジネスには、「人とのつながり」「生産者のやる気」という人の力と、「地場産業の商品開発とストーリー」「消費者への発信力」というマーケティング力が必要だと思いました。

■F様
今後は人とのつながりを強くしていきたいと感じました。南山城村のみなさま、ありがとうございました。

■G様
新しい地域の作り方を学ばせてもらいました。私も自主性が育っていくような事業をしていきたいです。ありがとうございました。

■H様
視察に行って、川上村にもいいものが沢山あることに気付きました。今日は本音の話を聞かせていただき、とても共感できる部分や参考になる所が多くありました。川上村ではいくつかのプロジェクトが始まったばかりで、不安や苦しいことが多く出てきています。ですが、こうしたい!!という熱意は忘れずに、仲間と、少しずつですが形にしていきたいと思います。本当にありがとうございました。

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弊社では、このような地域ビジネスについての講義、出張公演を受付けております。

講義のご依頼は、下記の連絡先までご連絡お待ちしています。

㈱古川ちいきの総合研究所 Email⇒info@chiikino.jp

Posted by admin on 土曜日 8月 30, 2014 Under — ちいきの地域, pick up, すべての記事

 


7月24日(木)、川上村商工会議所にて、
地域ビジネス実践塾in川上 第二回を開催致しました。

★前回の様子はこちらのブログをご覧ください
 【地域実践ビジネス塾in川上 第一回目開催!】(7/15)
まずは第一回目の振り返りからスタート!

前回は、
経営者として【「儲けたい」の前に、確認しておきたい3つの理念】 と題して
「理念と利益」、「情熱方程式とビジネスの成功方程式」のフレームを紹介しましたが、
今回も復習として、参加者の皆様に「あなたの経営理念、利益のとは何ですか?」とお聞きしました。

ある女性は、
「3Kといわれる林業のイメージをくつがえしたい」という理念を持ちながら、
「Iターン者が来ても受け入れて、商売出来る規模まで利益を目指したい」との目標をお持ちです。

その背景には、

業界の後継者不足、川上村としての人口減少という現状があり、
川上村にある資源を活かす人材を受け入れて、育てたいという理念も込められています。

あらためて事業の志を確認していただく機会になったと思います。

つぎに、
「地域資源の活かし方」と題して、資源の発掘からビジネス化までに必要な視点と
マーケティングフレームをご紹介しました。

 

前回の講義では
・「消費の3要素」
・「代替材と補完材」
・「ライフサイクル」
・「セルフコントラストマーケティング」
・「商売の軸」
・「3C」
といった基礎フレームを紹介しましたが、

 

今回の講義ではこれらを「地域ビジネス商品」に応用して分析!

「木製品」、「食べ物」、「飲料水」など、参加者の皆様に関連性の高いジャンルで
全国の事例を収集し、人気の商品について、
これらの「人気の理由」を分析して紹介致しました。

日本全国から集めた事例のなかに、
さっそく川上村の資源に応用出来そうなヒントも見つかったのではないでしょうか。

 

このように、地域資源の「発掘」から「商品化」、そして「地域ビジネス化」するまでに
必要となる視点と応用していただきたいマーケティングフレームを確認した後は、
さっそく「川上村の地域資源の発掘!」をテーマにワークショップを実施。


 

 

まずは自由に、思いつく限りの川上村の「資源」を挙げていただきます。

ほんの10分弱の間にも、たくさん書き出されました。
この資源をどう活かすか?が今回のワークショップのテーマです。

ファシリテーターのヒントを元に、「これを地域ビジネス化するならどんな商品として売り出せるか?」と
2人1組のペアとなり考えます。

ランダムに取った複数枚のカードを組み合わせて、オリジナル商品を考えました。

 

 

ワークショップを通して、 日常生活の中では思いつかないような斬新なアイデアも出てきました。
「当たり前」と感じていた資源を再認識、再発見して発掘したワークショップの成果物の一つですね。

参加者様からは、
「せっかく商品のイメージが出来てきたから、
この売り方についてもっと教えてほしい!」との意見も。

 

もちろん、次回の講義で「売り方」の内容についてもご用意しております。
地域ビジネス実践塾in川上村の第三回目は8月6日(水)18:00~20:30

 

次回は「チラシの書き方、パソコンによる実践講座」と題して、
・ファンを増やすホームページ、ブログ、フェイスブックの作り方
・女性に受けるキャッチフレーズの作り方、目を惹く写真の撮り方
・集客できるチラシ作製、7つのポイント

このような内容での開催予定です!
なお、次回の会場は「川上村中学校」です。
商工会議所ではありませんので、くれぐれもお気をつけ下さい。

 

最後に、第二回の地域ビジネス実践塾を受講された皆様からのご感想を掲載します。

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■A様
ビジネスの成功例紹介が参考になった。
皆で意見を持ち寄り商売について考えたとき、川上村のことでまだ知らないことが多いと気付いた。

■B様
3C、理念と利益、消費の3要素などのフレームが参考になった。
ワークショップが印象的だった。

■C様
ビジネスの成功方程式を改めて考えることが出来た。
ワークショップが印象に残った。また、商品名のアイデアを頂き、ありがとうございました!

■D様
ワークショップが楽しく考えが湧いてきた。

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みなさまからのご意見&ご質問も、今後の講義内容に反映させて参りますので、また今後ともよろしくお願い申し上げます。

また、他地域でもこのような地域ビジネスについての講義、出張公演を受付けております。
講義のご依頼は、下記の連絡先までご連絡お待ちしています。

㈱古川ちいきの総合研究所 Email⇒info@chiikino.jp

 

 

=====地域ビジネス実践塾、次回も乞うご期待ください!=====

Posted by admin on 木曜日 7月 24, 2014 Under — ちいきの地域, pick up, すべての記事, 講演&研修 報告