8月9日(木)、10日(金)の2日間は、福井県高浜町。

弊社のコンサルティング支援先である平田木材店様のインターン研修にて

インターン生へのレクチャーを実施しました。

 

今回は、インターン生は学生が2人、今月の5日(日)から6日間のインターンプログラムに参加していただきました。

また、今回のインターンシップは平田木材店様が会社設立をした昭和35年以来、初めての実施となりました。

 

 

大学で学ぶ3つのこと

大学生で学ぶこと、それは何か。

弊社では大きくは3つあるとお伝えしています。

①インプット

②アウトプット

③ネットワーク

それぞれを細かく見ていくと、

インプットは、基礎教養や専門知識です。

いわゆる講義や実習で学びえることであります。

アウトプットはレポートや論文作成です。

論理的に言葉を組み立て、他者に説明する力ですね。

そして、ネットワークは交友関係です。

大学生で築いた交友関係は社会人になった後にも続く同世代の仲間となり、共に仕事をするBtoBフレンドにもなる人が出てくることでしょう。

細かく見ていくと、まだまだ学びえることは多い大学ですが、大きくは以上の3つとなります。

 

また、大学でアウトプット、その中でも卒業論文を作成する際には、「問題意識を持つ」、「課題解決する」という視点が必要になります。しかしながら、単に問題意識、課題解決と言われても何を指標にすれば良いか分からなければ何もすることが出来ません。

そこで、PEST分析の視点を持つこと、つまりは政治的(Politics)、経済的(Economics)、社会的(Social)、技術的(Technology)な要因から分析することが重要であることをお話し、今回のような地域企業へのインターンをすることによって、それぞれの要因で実際に現実で起きていることを体験することが出来るということを説明しました。

 

 

自分をデザインする

レクチャーのまとめとしては、

「自分をデザインするための7つのこと」

をお話しました。

・自分の「①好き」と「②憤り」を知る、掘り下げる。

・自分の「③やりたい理念」と「④とりたい利益」を明確にする。

・「⑤インプット」としては、大学の座学以外にも、「人と出会い、旅をし、本を読む」こと。

・「⑥アウトプット」としては、「日記、ブログ、SNS、レポート、論文」作成を積極的に行うこと。

・そして、「⑦少しだけお酒を覚えること(地域コミュニティに入り込んでみる)」

 

皆さんは7つのこと、すぐに答えることはできますでしょうか?

実際にできていますでしょうか?

 

今回はインターン生に向けた言葉としてまとめていますが、

普段会社勤めで日々業務をしている方、

経営者で自社の現在や今後を考えている方、

どのような方にとっても共通して大事なことです。

是非一度、7つのことを書き出してみてはいかがでしょうか?

当たり前だと思っていたことは実は大事なのだと知る、もしくは新しい自分に気が付くきっかけになることと思います。

 

 

インターン生によるアウトプット(報告会)

さて、レクチャーのまとめにもありました通り、「インプット」があれば「アウトプット」が大事ということで、インターン最終日には、インターン生による報告会を実施しました。

2人の学生から、学びをフィードバックしてもらう時間です。

 

今回のインターンシップでは、地元で有名な林業家の山を見て、平田木材店様の木材仕入れ、製材、建築・設計の現場を見学するというまさに林業バリューチェーンを全て体験したということで、それぞれの現場での学んだこと、人との出会い(出会った方の言葉や想い)を報告いただき、さらには平田木材店様の今後の事業に関する提案、インターンシッププログラム自体の提案まで発表していただきました。

発表の後は平田社長、一部の社員様、弊社から感想や提案に対するフィードバックを行い、今後はフィードバックをもとに修正を加えていただいたものを1つの報告資料として提出してもらうことになります。

 

普段は学生をしている2人が現場に足を運ぶことで、社内にも

変化があったということで、平田社長からは「社内にいつも以上の活気が出た」と社員の皆様にとっても刺激的なインターンプログラムでもありました。

 

 

さいごに

地域の企業で、学生インターンを受ける(受け入れる)メリットは、就職(採用)へ繋げられる事だけではありません。

学生側からすれば、
1.初めての体験(動く、見る、聞く)ができる
2.初めての価値観(仕事観、暮らし方観とは何か)を知る

企業側からすれば、
1.受け入れるための体制づくり
2.見られる(あこがれられる)企業づくり

というメリットへとつながります。

「企業を知る、地域を知る」

 

両方をしてこそ、働きかたや暮らし方が見えるのです。
採用が大事だという中で、採用を焦る前に、

まずは企業の力をつけ、企業の魅力を作りながら、
自分たちが学生に見てもらう、知ってもらう機会をつくり、企業側も新しい価値に気付き、社員や住民の活性にも繋がるのです。

 

今回のインターンプログラムは弊社が設計から関わり、この2日間の総括まで、担当させていただきました。弊社のコンサルティング支援内容には、今回のようなインターンシッププログラムの運営、採用支援まで実施することが可能ですので、是非ご興味がある方、人事採用にお困りの方はお気軽にご相談ください。

 

 

 

 

 

 

Posted by wpmaster on 金曜日 8月 10, 2018 Under すべての記事, 講演&研修 報告
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