今回は初めて、会場を新橋に変更しての開催となりましたが、いつもの顔ぶれに加えて

新しいメンバーも加わりました。

 

最初に、古川から、改めてこれまでの復習と、AIDMA的見込顧客の創造について。

ビジネスフレームは、あくまで考え方であって、その名称を覚えたり手法を丸暗記することに意味はありませんが、

経営を見直すきっかけとして使うことができます。

 

弊社の岩井からも、学生時代から取り組む「林業女子」の活動をビジネスフレームに当てはめ、

NPO活動でさえもフレームを活用して戦略を考えていることを紹介しました。

 

講師に女性が加わったこともあってか、最近は本セミナーも、女性の参加者が増えつつあります。

林業・木材業に関わる人の裾野を広げることでも、可能性を広げていきたいものです。

 

次に、小林から、気になる商標・ブランドの法知識について。

 

商標をめぐっての訴訟事例や、事業を始める際に必要となる、商標に関する具体的な手順までをご紹介。

木材業界ではあまり縁がないと思われがちな商標ですが、

しっかりと準備しておくことで、後々強力なビジネスの武器となります。

<小林ブログはこちら→http://blog.tobimushilaw.com/?day=20121022

 

続いて西原からは、森林施業の大動脈、路網について。

 

1000年残るといわれる「道」づくりは、

数万年前の地殻変動、地質形成から考える必要があります。

しっかりと地形や地盤の性質を捉えて設計することの重要性をお伝えしました。

 

最後に、少しマニアックに思われますが、「林業×仏教×ビジネス」として、古川から。

 

高野山での「高野霊木」事業を踏まえつつ、林業、宗教、ビジネスすべてにおいて、

「なぜそれは選ばれるのか」のエッセンスを、オリジナルに分析してみました。

 

来月11月度は、年に一度の現地研修です。

https://chiikino.jp/?p=822

まだ参加者を募集していますので、興味のある方はお気軽にお問い合わせください。

 

 

 

Posted by admin on 日曜日 10月 21, 2012 Under pick up, お知らせ, すべての記事, セミナー報告, 国産材ビジネスセミナー(東京)

 

いよいよ最終回となりました、岐阜県 製材・木材業経営強化セミナー。

この日は少し座席の配置を変えて、ディスカッション用のレイアウトになりました。

 

「経営総まとめシート」に記入し、これまで4回の振り返りをしました。

 

理念と利益、情熱、3C、売り物と売り方、QCD+個人担当+会社信頼、木材業売上方程式、コーポレートメッセージ・・・

各社、自社に当てはめて記入をしていただき、これからのビジョンを発表していただきました。

 

みなさんが普段から考えておられる、課題やこれからの展望を共有して、参加者どうしで質疑応答もあり、

議論するきっかけとしていただけたと思います。

 

日頃、頭の中で考えていることを、改めて「ビジネスフレーム」に当てはめて整理をし、他社や異業界にヒントを得ながら、

次の具体的アクションへとつなげていただく。このセミナーが、そのきっかけとなっていれば幸いです。

 

参加者は皆様熱い想いを持った方ばかりで、セミナーを受講してすぐに、小さなアクションを実行される方のスピード感には、

私たちも勉強させられ、励みとなりました。

 

前回のセミナーの中で

「このセミナーには、ライバルとなる企業どうしも参加している。

もしも異業界なら、同業他社の大企業どうしが肩を並べて同じ会場で学ぶことなどありえない。

だからこそ、切磋琢磨しながら協力していけるのが、この業界の魅力でもあります。」

 

というコメントがありました。

セミナー後の懇親会も出席率が高く、参加者どうしが和やかな空気ながらも本音で語り合う様子が見られました。

 

よきライバルであり、よき仲間である。

そのような関係性のある、この業界の可能性も感じられた5日間でした。

 

本年度のセミナーはこれで終了しましたが、これからも岐阜県の皆様とのご縁を大切に、

さらに全国の仲間と一緒に、この業界を盛り上げていきたいとの思いを新たにしました。

 

5回にわたりお世話になりました岐阜県林政部の皆様、参加者の皆様、ありがとうございました。

改めて感謝申し上げます。

 

Posted by admin on 土曜日 10月 20, 2012 Under pick up, お知らせ, すべての記事, セミナー報告

 

10月度も開催します!国産材ビジネスセミナー@東京。

※今回は、開催時間と会場が通常とは異なりますので、ご注意ください。

 

★明日からの経営に活かしたい、林業・木材業・建築業の方に!
★林業・木材業に参入したい、異業種の方に!
★国産材の知識・事例が知りたい一般、学生の方に!

 

■日時:10月20日(土)

14:00~18:00 セミナー

18:00~20:00 軽食・懇親会

 

■場所:

TKPスター貸会議室 新橋 [港区新橋4-24-8 第2東洋海事ビル 502号室]

(JR新橋駅 烏森口 徒歩4分)

 

■料金:12,600円 / 学生料金 6,300円

 

■内容:

<マーケティング営業> 古川大輔(㈱古川ちいきの総合研究所)

AIDMA理論(顧客づくり)と
理念共感型営業
「仏教×林業×ビジネス」

 

<森林施業プランニング> 西原啓史(㈱トビムシ)

施業の大動脈をつくる
林道設計と搬出システム選択

(※9月度に予定していた内容を10月度に振り替えております。)

 

<コンプライアンス法務> 小林洋光(㈱トビムシ)

旬の事例を踏まえた
林業・住宅に関する生きた法務情報!

 

 

■お申込み:

1)貴社名 2)参加者氏名 3)連絡先(電話、FAX、メール) 4)ご住所

 

を明記のうえ、

info@chiikino.jp または FAX 06-7878-6326

「国産材ビジネスセミナー事務局」

 

までお送り下さい。

 

 

Posted by admin on 土曜日 10月 20, 2012 Under — セミナー、研修、講演のお知らせ, pick up, お知らせ, すべての記事

気が付けば第四回となりました、岐阜県製材・木材業経営強化セミナー。

 

今回はお昼に、岐阜県の清流から獲れたアユをいただきました!

子持ちアユは卵がホクホクしていて、絶品・・・。

 

焼いたアユは塩、酢醤油、味噌の3種類の味でいただきました。
出張先でご当地のグルメをいただけることは、本当に幸せなことです。

 

さてお腹とやる気を満たした後は、セミナー本番です。

 

今回は、弊社の古川に加え、ビジネスパートナーである㈱トビムシから

西原啓史、小林洋光の二人にゲスト講師として講義をさせていただきました。

 

西原からは、「素材生産の視点からの木材の情報価値と情報コスト~サプライチェーンからバリューチェーンへ~」

として、木材業として単なる「モノ」の流通から、お互いの利益率を高める「コト(情報)」の流通へと

転換することの必要性についてレクチャー。

 

途中、「ループ図」を用いたワークショップでは、グループワークで参加者の皆様にキーワードを書き出していただき、

「木材流通量を増やすにはどうすればよいか」という議題について考えていただく時間を設けました。

いくつかの珍回答もあり・・・

発想の展開・転換の仕方について体験していただけたかと思います。

 

 

 

続いて、小林からは「知っておきたい、木材の品質トラブルを防止する書面の力~クレームを管理する考え方~」

として、木材業における法務・コンプライアンスの役割と重要性について。

 

 

クレームが起こってからの対応よりも、未然に防ぐことで、その時間を有意義な営業活動に使うことができます。

1)できないことは約束しない

2)「何かおかしい」と感じる力を身に着ける

この2つのポイントが大切です。

さまざまな事例を交えながらの講義に、

「うちはこれまで何も対策を取っていなかった。
これから、クレーム対応の時間を減らして自社のメリットになるような体制を整えたい。 」

との声も聞かれました。

 

古川からは、他地域での事例を紹介しながら、営業とは何か、その基本的な考え方から応用編まで復習を兼ねて。

 

 

次回はいよいよ最終回。

これまでの総まとめと、参加者による課題発表となります。

10月19日(金)14:00~18:00 ぎふ森林文化センター で開催です。

 

Posted by admin on 土曜日 10月 13, 2012 Under pick up, お知らせ, すべての記事, セミナー報告

 

今年度、弊社では、
京都市北区「北部山間地域まちづくりビジョン策定業務」を受託しました。

 

本事業は、

1)京都市北区における北部山間地域(中川学区、小野郷学区、雲ヶ畑学区)の将来像、地域づくりの具体的な取組を住民の総意としてまとめると同時に、その過程を通して、まちづくりに対する認識を共有し、三学区間の連携を強化すること

2)地域と連携してまちづくり活動に取り組んでいる団体・大学・ボランティア等との協力関係を深めるとともに、新たなまちづくりの支援者を養成すること

3)地域のまちづくり活動の発掘や継続栄の担保のため、人的・物的な支援体制を構築して将来への展望につなげること

 

を目的としています。

この北部山間地域(通称:北山三学区)は、京都市内中心部から車で30分ほど。

かつては北山林業で栄えた山村ですが、磨き丸太林業の不振にともない、人口流出、少子高齢化がすすみ、
三学区全において、来年度で小中学校が休校となり、路線バスの運営も危ぶまれている状況です。

 

しかし、世界的な観光地である京都市内にあり、市街地からのアクセスも近く、
それにも関わらず素晴らしい自然と風景、数々の歴史が残る地域です。

 

これまでにも、それぞれの学区で地域住民によるまちづくり活動が行われてきましたが、
今回は初めての試みとして、この三学区合同でのビジョン策定を通して、
さらにまちづくり活動の可能性を広げていこうというものです。

 

地域の方々や地域外の団体と一緒に、座談会の開催や個別ヒアリング等で意見交換をし、
それぞれの人が地域に何を求めているのか、
何を大切にして、何を変え、何を変えずに残していきたいか、

十人十色の意見を拾い出していく作業から始まります。

 

すでに何度かのヒアリングや会議、現地調査を終えましたが、
三学区それぞれに魅力的な資源があり、また共通の課題も見えてきました。

現地の様子を少しご紹介します。

 

<雲ヶ畑>鴨川の源流:人口176人、高齢化率38.1%

 

<中川>川畑康成「古都」の舞台:人口392人、高齢化率39.5%

 

<小野郷>黄金に染まる岩戸落葉神社:人口292人、高齢化率53.1%

 

数百年の間、京の都にとって木材や薪炭の産地となり、
室町時代頃からは、いわゆる「北山林業」として、数寄屋建築を支えてきた土地です。

代々、鴨川や清滝川の清流を守ってきた誇りを語る方も多く、北山林業を支える現役の職人の方もおられます。

地域の名所、名人については、ここではまだまだ書きつくせませんが、
これから地域の魅力を発見していくのが、私たちも楽しみでもあります。

 

これから年度末まで、まずは地域のみなさまに、まちづくりに対して前向きにとらえていただき、
本音で話し合いながら、学区内、三学区間、学区外のさまざまな主体との交流を
ゆるやかに進めていきます。

 

地域「課題」ばかりが目につきますが、その中でもここにしかない地域「資源」を発掘できるか、

産業という切り口での地域活性化が本当に地域に合っているのか、

本当のゼロベースで、さまざまな可能性を模索していきます。

 

弊社社員の岩井にとっては、学生時代より親しんだ思い入れのある地域であり、
今度は仕事として向き合っていくこととなり、張り切っております。

 

~地域・地方にこそ美しき日本の宝あり~

 

また素晴らしく美しい地域との出会い、
これから関わらせていただけることに、心から感謝しています。

事業の様子はプロジェクト活動期にて、随時ご報告して参ります。

三学区関係者の皆様、三学区応援団のみなさまのご協力を、よろしくお願いいたします。

 

Posted by admin on 金曜日 10月 12, 2012 Under — ちいきの地域, pick up, お知らせ, すべての記事, プロジェクト活動記

 

すでに第三回目となりました、岐阜県製材・木材業経営セミナー。

今回は、前回にお話しました「売上方程式」の復習から始まり、

最後は具体的な営業ツールとしての

・アプローチブック

・HP

について、そのメリットや制作するときのポイント、利用方法などについて
ご紹介させていただきました。

よくある「会社案内」的な「パンフレット」ですが、
なかなか読み手にとっては、面白い情報、読んで利益になるような情報が載っておらず、
読んでもらえないことも多いものです。

その点、私たちが提案する「アプローチブック」は、
顧客目線を大切にし、いわば「会社案内」に「ストーリー」を加えたもので、
読んでいても楽しいものとなっています。

 

弊社も、自社のアプローチブックをお見せしながらご説明。

 

大事なのは、このアプローチブックを作ることをきっかけに、

自社の経営を見直し、方向性を決め、

社内での意識共有が図られることでもあります。

 

また、様々なツールを制作したり、その後ブログの運用や情報誌の発行などを行う際に、

苦手としている方が多いのが、「文章を書くこと」

また、キャッチフレーズなどのコピーライティングも、普段から訓練をしていないと、なかなか思い浮かばないものです。

 

そのために、日々の実践として、SNSの書き込みや、「日報」を毎日書くことなど、
インプットとアウトプットの訓練方法についても触れました。

今回の講義が、これから営業ツールを作って、さぁ、営業しよう!とされる方に、
少しでもご参考になればと思います。

 

 

次回は、10月13日(土)14:00~18:00

Step4「事例から学ぶ経営の実践」ということで、

ゲスト講師に㈱トビムシから、
法務・コンプライアンス / 森林施業プランニングの専門講師を招いて、
多くの実例を交えながらのレクチャーとなります。

その他、内容は

・2020年の林業、製材業、木材業、住宅業の予測
・製材工程/乾燥技術について
・工場の現場マネジメント
・国産材政策と林業補助視点による木材仕入れ
・他地域の事例(10か所以上のケース)
・異業界からの学び(新聞記事から学ぶ)
・木材業を廻る法律関係の整理
・ビジネス法務(交渉力)の向上
となっています。

このセミナーも、残すところあと2回。

詳しいお問い合わせは 岐阜県 林政部県産材流通課へ直接お問い合わせください。

岐阜県林政部 県産材流通課

FAX:058-278-2705   mail: c11545@pref.gifu.lg.jp

Posted by admin on 金曜日 10月 5, 2012 Under pick up, お知らせ, すべての記事, セミナー報告

8月31日-9月1日 の産地共催交流セミナーを終えて、久々の研究会となりました。

9月度は、2012-2013年度の新シーズンの始まり!

 

まずは、産地共催交流セミナーを終えての振り返りをし、

当日のプレゼンテーションに対して、他メンバーからの厳しく前向きなコメントがあり、
またセミナー後の営業フォローについても報告がありました。

 

フォロー営業は、やはりスピードが大切。

セミナーを終えて1ヶ月で 、名刺交換をされた参加者(工務店、木材流通)へ営業に行き、
サンプルやパンフレット、情報誌の提供をされて回ったメンバーの中には、
すでに数件の受注をほぼ決めた方も。

 

時間の都合上、たった十数分のプレゼンテーション時間しかなかったセミナー。

一度会っただけでは伝えきれなかった 情報を、

「すぐに」伝えに伺うこと、何より、顔を見せて熱い「姿勢」を見せてこそ、

初めて営業の意味が出てくるものです。

 

あくまで、セミナーは「出会い」のきっかけの場。

そんなことを、実体験から議論し、

お互いの頑張りを報告しあうことで、

「よし、うちも負けていられない!」と、思うことができたのではないでしょうか。

 

改めて、研究会を通して、プレゼンテーションにも挑戦し、

その後のフォローまで、しっかりと実行される熱いメンバーが揃っていること、

この場の貴重さを感じました。

 

その他、

他社大企業から発売された新商品をトピックに、
中小企業 の商品開発戦略とはどうあるべきか、

ご縁あってつながりを持った工務店に対して、
たとえば完成見学会において、材木屋がただのお手伝いではなく、
いかにリーダーシップを持ってサポートできる か、

 

といった内容を議論できました。

 

研究会の新シーズンスタート、よき一日となりました。

 

研究会へは、途中参加、各回参加や体験参加も受け付けております。

お気軽にお問い合わせください。

info@chiikino.jp 06-7878-6376

 

Posted by admin on 月曜日 10月 1, 2012 Under pick up, お知らせ, すべての記事, セミナー報告, 経営実践研究会[国産材ビジネススクール](大阪)

 

第二回を開催しました、岐阜県 製材・木材業経営強化セミナー

 

今回は「ディスカッション形式」ということで、

講義の中で、参加者のみなさまにグループで課題を考えていただく時間も設けました。

 

テーマは、木材のエンドユーザーである施主からの「住宅10ニーズ」について。
グループになって思いつくものを挙げていただきました。

 

製材業には関係ない!?と思われるかもしれませんが、最終消費者のニーズを知っておくことで、
工務店の営業に大して援護射撃をすることもでき、
需要者ニーズに対応することのできる、重要なことなのです。

 

すべてのグループの回答を聞いてみたところ、意外にも、

「自然素材」「岐阜県産材」 という答えはありませんでした(!)

 

改めて消費者目線に立ってみると、「木材」にこだわって選んでいただくことがいかに難しいか・・・

実感をしていただけたと思います。

 

挙がったものは、たとえば、

価格、立地、デザイン・・・など。

 

10ニーズに本当の答えはありませんが、
それぞれ分解してみることで、では住宅メーカーの営業に、製材業がどのようにサポートできるのか、
というポイントを考えることが大切です。

 

今回も盛りだくさんの内容でお届けしましたセミナー、

次回は10月5日(金)です。

 

内容は

Step3「林業×マーケティング応用編」

 

・国産材の木材流通 成功要因(5つの類型化)
・外材と集成材と建材(原価について)
・3つのメディア
・ブランド化とは何か
・提案型営業への展開
・見える化(書類化)で負けないビジネスを
・アプローチブック、ホームページ、フェイスブック
・林業/工場ツアーをしよう
・セールストークテクニック
・品質基準書

第二回までに、いいものを作っても作るだけでは売れないということや、営業の必要性は理解していただきましたが、
具体的にどうしたらよいかわからないという状況から脱却することを目指します。
営業ツールの作り方から、インターネットの利用方法、脱下請け業へのヒントが満載!

詳しいお問い合わせは 岐阜県 林政部県産材流通課へ直接お問い合わせください。

岐阜県林政部 県産材流通課

FAX:058-278-2705   mail: c11545@pref.gifu.lg.jp

Posted by admin on 月曜日 9月 24, 2012 Under pick up, お知らせ, すべての記事, セミナー報告