5月中旬の山々を見渡すと、淡い紫色の花が目に映ります。
こちらは、桐の花。
もう花が終わりかけの時期となり、手前には、実が付いています。
大きな桐の木の下に、実のついた枝が落ちていました。
この枝と実は、生け花の花材としても人気だそうですよ。
そしてこちらは、藤の花。
淡い紫が可憐なお花ですが、林業にとっては大敵とも言われる植物です。
そのツルが育てている木に巻き付いて、締め付けられ、変形しないように、
ナタを使って「ツル切り」をするのも、山仕事の一つ。
5月前後に薄紫色の花を咲かせる、桐と藤。
遠くから見るとよく似ていますが、
上に向かって花を咲かせるのが、桐、
下へ垂れ下がるように花が連なるのが、藤。
どちらも、日本で古くから馴染みのある植物ですね。
Posted by wpmaster on 土曜日 5月 20, 2017 Under pick up, すべての記事, ちいきのgraffiti~写真集~
5月上旬の河原沿い。
妙に明るく光る繁みへと視線を落とすと、
まるでシャンデリアのように、薄黄色の花が咲き誇っていました。
この樹の名は、「ニセアカシア」。
マメ科の植物で、夏の季語にも使われるそうですよ。
桜の見ごろが過ぎた川沿いの道ですが、
季節ごとに、華やかな風景を楽しませてくれますね。
Posted by wpmaster on 木曜日 5月 18, 2017 Under — ちいきの地域, すべての記事, ちいきのgraffiti~写真集~
信州落葉松(カラマツ)の外壁材が作られる風景を訪ねて。
左寄りに見えるのが、工場です。
雪残る北アルプスを背景に、
山のふもとには、赤松(アカマツ)の並木。
手前には、田植えを終えたばかりの田んぼが連なり、
水面にうっすらと鏡のように、山の景色を映しています。
初夏ならではの景色ですね。
山から繋がるモノづくりは、こんな風景の中にありました。
Posted by wpmaster on 日曜日 4月 30, 2017 Under すべての記事, ちいきのgraffiti~写真集~
吉野山の桜で賑わう、春の奈良。
そんな吉野町をさらに上流へ進むと、奈良県川上村へ。
ここ川上村にも、
川辺にはソメイヨシノ、山を見上げるとヤマザクラが咲き誇っています。
つい桜に目を奪われる中、そっと道端に視線を落とすと、
そこには鮮やかな黄金色の景色が広がっていました。
花の名は、「山吹(ヤマブキ)」。
この時期村内に咲き誇る山吹は、”村の花”としてシンボルにされています。
「ほろほろと 山吹散るか 滝の音」
「笈(おい)の小文」の旅で川上村を訪ねた松尾芭蕉は、
このような句を詠んでいるそうです。
あなたの地域を象徴する花は、何ですか?
そのストーリーを辿りつつ、季節を眺めると、面白いですね。
Posted by wpmaster on 火曜日 4月 25, 2017 Under pick up, ちいきのgraffiti~写真集~
2月下旬の信州松本。
まだ肌寒い日々が続きますが、青い空の下、
山々の雪化粧は、少しずつ薄らいできた様子です。
雪が解けた田畑では、芽吹いた草花の緑色が映えます。
もう少しすると、フキノトウが顔をみせる頃でしょうか?
芽吹きの季節が待ち遠しい如月です。
Posted by wpmaster on 金曜日 2月 24, 2017 Under pick up, すべての記事, ちいきのgraffiti~写真集~
吉野杉も一面に雪を纏う、奈良県川上村の冬。
吉野林業の父と呼ばれる土倉翁の磨崖碑が、
一層白く映える季節でもありました。
厳しい寒さながらも、手前に見える桜の木々は、
着々と春を迎える準備をしていることでしょう。
もう2~3カ月たてば、杉檜の緑の中に、華やかな桜の花が加わります。
Posted by wpmaster on 月曜日 1月 30, 2017 Under pick up, すべての記事, ちいきのgraffiti~写真集~
若狭和田海水浴場が、アジア初となるビーチの国際環境認証「ブルーフラッグ」を取得した、
海のまち福井県大飯郡高浜町。
新年から、役場の木造新庁舎が開庁となりました。
「浜町コンパクトシティ・高浜エコ里の思想」に基づき、素材には、
地元製材メーカーが製材した、福井県産材がふんだんに使用されています。
この地の木材産業は、かつて豊漁となったサバのトロ箱製造から栄えたといいます。
木を活かす文化に、新たな1ページが加わりました。
Posted by wpmaster on 月曜日 1月 30, 2017 Under pick up, すべての記事, ちいきのgraffiti~写真集~, 未分類
滋賀県高島市内、安曇川(あどがわ)のほとり。
雨空の合間に、大きな虹が見えました。
この辺りは安曇川の下流に位置するため、
川上から筏(いかだ)で流されてきた木材を
川のほとりで製材をして、家々の材料を作ってきた場所でした。
木を活かす文化は、
川、鉄道、道路など物流の歴史と共に育まれてきたことが分かります。
虹を眺めながら、上流の森まで訪ねたくなる風景でした。
Posted by wpmaster on 金曜日 1月 13, 2017 Under pick up, すべての記事, ちいきのgraffiti~写真集~