今年最初のビジネスセミナー、東京は港区エコプラザにて開催しました。

写真は、午前中に都庁の展望台から眺めた東京の街です。
緑色に見えるのは、皇居、ではなく、人が植えた人工林である明治神宮の森です。
神宮の森については、こんなエピソードが伝えられています。

・・・・・・・(明治神宮HPより一部抜粋)・・・・・・・

「永遠の森」を目指した壮大な計画のもと、大正4年から造営工事が始まりましたが、
全国から植樹する木を奉納したいと献木が集まり、北は樺太(サハリン)から南は台湾まで、
日本だけではなく満州(中国東北部)朝鮮からも届き、全部で約10万本の木が奉献され
11万人に及ぶ青年団の勤労奉仕により植林することによって、代々木の杜が誕生しました。

(略)

御鎮座50年を機に境内の樹木の調査を行ったところ、
わずか半世紀で自然の状態になっていることが解り世界的に注目を浴びました。

創建当初明治神宮に何を植えたら立派に育つか、また100年後自然の状態になっていくのか、
当時の学者たちが考えました。そして椎・樫などの照葉樹を植えることに決定したのです。

 理由は大正時代、すでに東京では公害が進んでいて、都内の大木・老木が次々と枯れていったのでした。
そこで百年先を見越して神宮には照葉樹でなければ育たないと結論づけたのでした。

 ところが当時の内閣総理大臣であった大隈重信首相が
「神宮の森を薮にするのか、薮はよろしくない、当然杉林にするべきだ」として
伊勢の神宮や日光東照宮の杉並木のような雄大で荘厳なものを望んでいました。

 しかし当時の林苑関係者は断固として大隈重信の意見に反対し、
谷間の水気が多いところでこそ杉は育つが、関東ローム層の代々木では不向き、
杉が都会に適さないことを説明してようやく納得させたそうです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

人の手で植えた「人工林」ともいえますが、
いかに自然の状態に近づけ、「100年後」を見据えて持続可能な森をつくるか、
しっかりと設計がされたことで、ほぼ「天然林」といえる状態に育ったことがわかります。

人工林と自然林との境界は実際はあいまいなもので、優劣もつけがたいものですが、
どちらも自然の摂理にしたがって変化し、続いていくものだと感じます。

 

展望台のフロアにも、実は林業が隠れていました。

観光客の方々が何気なく座っているのは・・・

東京都産材である「多摩産材」。都が搬出と販路拡大に助成をしている取組です。

もともとは、石原前都知事が花粉症だったため、その原因であるスギを減らして無花粉スギに転換するために始まったのだとか・・・

東京では、こんな形で林業が注目されているのでしょうか。

 

さてセミナー本番、今回も4名の新しい方にご参加いただきました。

森林政策を学ぶ学生、行政職員、国産材の製材メーカー、大手ハウスメーカー、旅行代理店、ITコンサルタント、造園外構会社、林業素材業者・・・

毎度のごとく、多種多様な顔ぶれでスタートしました。

 

まずは、トビムシ西原から、木材の乾燥技術に関するいろは。

慣れてしまうと忘れがちな、「含水率って何?」「木材が乾燥するってどういうこと?

という基礎から、問題を解きながら復習します。

折しもセンター試験だったこの日、ひさしぶりに、理科の授業を受けている気分です。

 

そのうえで、乾燥方式にはどのようなものがあるのかを知り、それぞれメリットデメリットについてご紹介。

参加者からの情報提供もあり、いまだに「答えがない」乾燥技術について、熱くディスカッションとなりました。

 

続いて、弊社の岩井から、「一枚のハガキ、チラシから学ぶマーケティングミニ講座」

実際に制作して反響のあったチラシやDMから、なぜそれが当たったのか、反響率を高めるコツを学びました。

毎日、大量に織り込まれてくるチラシも、よく見てみるとマーケティングのヒントがあふれています。

日常から、そんな視点を持っていただければと思います。

 

最後に、古川からマーケティング講座として、WEB制作を考えるうえでの基本的な3つの切り口、

具体的な制作時の5つのポイントをご紹介したうえで、改めて、何のために情報発信をするのか。

WEBだけでなく、情報発信全体の戦略をどう考え、日々実践していくかを、図式化してお伝えしました。

 

また、最近の動向として、林野庁の補正予算とその意義について、議論がありました。

2013年も動きの激しい業界となりそうですが、このセミナーが、みなさまの経営・勉学の参考となるように、

今年も張り切って参ります!

 

最後に、こちらは東京都内の電車内。

ん、あのポスターは・・・

「集まれ!森林男子 森林女子」

今年の森林(もり)の仕事ガイダンス のポスターでした。

東京にも、林業にあこがれる人が増えている。

その仕事がよりカッコイイ仕事になるように、弊社もひとりの林業男子、ひとりの林業女子として、邁進して参ります。

 

以下、今回のセミナー参加者様からいただいた感想をご紹介します。

 

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印象に残ったのは、「○○業界」という言葉に縛られないほうがいいということです。僕が今ボランティアで関わっているNPOでも、林業以外にも違った軸で今後展開して行く予定で、あまり「林業」という言葉に縛られすぎると返って視野が狭まり可能性を潰してしまうのではないかと感じました。

(IT関連 A様)

~~~

製材工場や工務店に必要なことがなんなのか、その一角を見ることができた気がしているので、とても勉強になりました。
来月のセミナーにも参加したいと思います。

(大学生 B様)

~~~

がちがちマーケティングの話を期待してたので楽しめました。
加えて、最近の林業トピックスをひととおりキャッチアップできて、他にはないセミナーだなとつくづく実感した。

(ハウスメーカー C様)

~~~

ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。

次回は2月16日(土)13:30~17:30  @港区エコプラザ

です。

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2月以降も、開催します!
※場所はすべて港区エコプラザ、
時間は13:30~17:30となります。

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◆第8回 2月度 ◆
2013年2月16日(土)13:30~17:30

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★古川大輔

住宅10ニーズ:消費者はどうやって家を選ぶのか、ホンネを知っていますか!?
木材流通の類型化:3つの木材流通類型、成功のヒントを知る
その他、木材乾燥・二次加工の工夫、新商品開発について、全国各地の最新事例満載!

★西原啓史

バイオマスの理想と現実
近年、エネルギー注目を集める木質バイオマス、その最新動向と現場のリアルをご紹介。

★小林洋光

旬の事例を踏まえた林業・住宅に関する生きた法務情報を提供します!

 

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◆第9回(年度末の最終回!◆
2013年3月16日(土)13:30~17:30

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~最新事例30連発、総まとめ と 実践テスト~

 

★古川大輔 (㈱古川ちいきの総合研究所)

★岩井有加 (㈱古川ちいきの総合研究所)

★西原啓史 (㈱トビムシ)

★小林洋光 (㈱トビムシ) 他

 

Posted by admin on 土曜日 1月 19, 2013 Under pick up, お知らせ, すべての記事, セミナー報告, 国産材ビジネスセミナー(東京)

 

さて、今年も毎月開催して参ります、国産材ビジネスセミナー@東京、1月度をご紹介!

2013年のスタートダッシュにいかがですか?

お気軽にお問合せください。

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第7回 国産材ビジネスセミナー@東京

■内容:

★古川大輔 売上方程式Ⅱ:WEBマーケティング

HP構成の3つの大原則、ソーシャルメディアの応用編など、明日からの営業、販売に役立つノウハウ!!

★西原啓史 最新!乾燥技術のあれこれ

木材は、なぜ乾燥しなくてはいけないのですか?
「基本のき」から、日々進化を続ける乾燥技術の最新情報までをご紹介!

★その他ゲスト講師も

■日時:2013年1月19日(土)

13:30~17:30(セミナー)
17:30~20:00(軽食、情報報交換&懇親会)

■場所:港区エコプラザ [港区浜松町1-13-1]
■料金:一般 12,600円(税込)
学生  6,300円(税込)

■定員:20名様(先着)

■お申込み:

1)貴社名 2)参加者ご氏名 3)ご連絡先(電話、FAX、メール)

を明記の上、
info@chiikino.jp または FAX 06-7878-6326

「国産材ビジネスセミナー事務局」
までお送り下さい。
ビジネスセミナーの詳細はこちら→https://chiikino.jp/blog/?page_id=22

Posted by admin on 土曜日 1月 19, 2013 Under — セミナー、研修、講演のお知らせ, pick up, お知らせ, すべての記事, 国産材ビジネスセミナー(東京)

 

11月に二日間にわたり開催しました四国研修、

“森に生きて、道を知る。in 四国 林業遍路 十四ヵ所巡り”
https://chiikino.jp/?p=948

 

の参加者からの、レポート集ができました。

林業、製材業、学生、老若男女さまざまな参加者から、
それぞれの切り口から見た四国十四ヵ所が振り返られています。
「視察」へ行くとき、多くの事例を単に見るだけでは、
知識は増えても、自分のものとして「学び」まで昇華させることはなかなかできません。

自分の言葉で書き、話し、あるいは絵に描いて、
学びを得て、日常へ生かすことが、視察や研修の目的です。
今回の研修では、

大型・少品目製材工場から、多品種製造する家族経営製材、
単層林から複層林、
木材から、農産物、観光名所まで地域資源を生かすビジネス、

さまざまな「林業」を、
二日間に凝縮して見ることができました。

 

そのうえで大切なことは、

「自分の立ち位置とは何か、これからどこへ向かうのか」

を、再確認することです。

自分のポジショニングを考える一助として、
研修で得たものをしっかりとフィードバックしていきましょう。
参加者からの感想を一部ご紹介します

 

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久万地方の山林と製材所、地元材を使ったモデルハウス、
更には日本でも有数の大規模製材工場を一日で見学することにより、
自分の立ち位置について改めて考えさせられた。

川上から川下へと流れる木材の流通過程の中で自分はどちらの方を向いているのか。

■製材業A様■
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残りの学生でいられる期間に学べることは学びつくして、
おおまかでも林業の全体像が自分なりに掴めるようにしていきたいと思います。
そして、全体が見えた状態で林業の課題を明確にして解決策を自分なりに持てるようにし、
自分はどの立場で林業に貢献していくのか狙いを明確にしていこうと思います

■学生B様■
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今回の現地視察会で大きかったのは、やはり参加者や訪問先の方々など、
思いを同じくする多くの人たちと出会えたことです。

木材会社Xさんの「木を嫌いな人はいないから、こんないい商材はない」
「何十年も種まきをしてきたから今売れており、他社にまねができない」という言葉は
大変印象に残りました。自分と非常に近い感覚をお持ちの方にも出会い、共感しました。

このネットワークを今後どうやって生かし、日本の地域を活性化していくのか、
より住みよい社会を作っていくのかが、今後の自分の課題です。

■環境コンサルティングC様■
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あっという間の二日間、別々の行程で帰宅するみなさんと別れた後、松山空港の近くで
最後の打ち上げは、美味しいお刺身や削りかまぼこを肴にお酒を酌み交わし、
鯛のお茶漬けで〆るという贅沢な晩餐でした。
同じ場所にいても、何を見、何を感じるかは人それぞれですが、
その場の空気を作り出すのも集まった一人一人です。時間を共有できて良かったと思える
仲間に出合えた幸せ、主催者への感謝の気持ちが湧きあがりました。
今回学んだ事をしっかり活かし、次の行動につなげていきたいと思います。
お世話になった皆様、本当にありがとうございました。

■会社員D様■
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どこに行っても思うのが、とにかく「あるものを生かす」という視点が一番大事だということ。
うまくいっている例をそっくりそのまま持ってきてやろうとしてもなかなか成功はせず、
その地域に既にある、自分に与えられているもの(人も物も)をどれだけ生かせるか、
そこに光を当てて愛情を注ぐことができるか、そういうことなんだと思った。

■素材生産業E様■
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2035年の日本。
高齢化率で見ると、都市と地方が肉薄する時代。
いや、元気な地方は高齢化率がむしろ下がるかもしれない。
林業が若い人々の労働力を吸収できれば、可能性は十分にある。

では如何にして人を増やすか。そのためにはもちろん、林業(及び関連産業が)
儲かる産業にならなければ。
その基礎として、まずは「己を知ること」から。

■コンサルティングF様■
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様々な業界から多くの方にご参加いただいたことで、生まれた気づきも多くありました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

さて、来年はどこへ・・・お楽しみに!

Posted by admin on 金曜日 12月 21, 2012 Under pick up, すべての記事, セミナー報告, 国産材ビジネスセミナー(東京), 経営実践研究会[国産材ビジネススクール](大阪)

 

東京は、あいにくの雨。そんな天候ですが、無垢木のある空間はさっぱりとして、心地よい。

今回の会場は蔵前の「結わえる 商家」国産スギ・ヒノキ材(熊野杉、天竜桧)などを使った、

こんなおしゃれなスペースを、ご縁あってお借りすることができました。

 

 

これらの美しい木材たちは、弊社の産地共催交流セミナーにも登場された、㈱丸栄製材所様が

製材・加工・納品をされました。 http://maruei.exblog.jp/18604977/

 

結わえるさんのメニューは、国産の体にやさしいこだわり食材を使い、お昼に玄米を中心とした食事、

夜は居酒屋で好きなものを食べる、という、一食から「食」と「農」を変えていこうというコンセプトを提案されています。

 

さて、今回も新規のお客様やゲストの方をお迎えして、賑やかに開催しました。

 

まずはトビムシ西原から、製材工程の違いで、歩留まりや効率がどう変わるのか、

利益にどう影響してくるのか、といった製材の基本レクチャーを、

各地の事例を比較しながらお話しました。

 

大規模工場、あるいは、いわゆる3ちゃん製材と、日本には多様な製材の方法がありますが、

大切なのは、自分の立ち位置を知り、「量」で勝負するのか、それとも付加価値・利益率を高めるのか、

そういった戦略をしっかりと持っておくことです。

 

 

続いて、古川から、

営業力(売りカタ)とは何か?

商品力(売りモノ)とは何か?

ここを経営の視点で参加者のそれぞれの回答を踏まえながら、改めて、

木材の商品力の絶対性を説きながら、価格競争に巻き込まれないための、

売り方としてチラシとDMを十二分に活用するための、おさえておくべきポイントを

7つのノウハウとしてご紹介しました。

 

 

毎日、新聞に折り込まれてくる何十枚ものチラシ、

さらには、東京の街で一日過ごし、インターネットを利用すれば、一日10,000個は見ると言われる広告。

その数ある中で目を引き、しっかりと読んでいただき、

そして「見たい!」「行きたい!」「買いたい!」と思っていただくための秘訣をご紹介しました。

 

最近増えてきた森林ツアーなどにも応用できます。

 

 

続いて、トビムシ小林から、年末の仕事納めに向けて、

受注確定と債権保全、というテーマ。

 

いただくべきお金をしっかりと回収し、またはいざというとき損をしないための基礎知識について、

今回もさまざまな事例を交えてのレクチャーとなりました。

 

この後、特別ゲストとして女性建築家K様より、ご講演をいただき、

建築家の目から見た国産材利用の課題や、建築業界からみた「木材」利用に対するハードルなど、

川上・川中にとっては非常に参考になる視点をご提供いただきました。

 

また、関東の製材工場様より、先日開催した、自社有林と製材工場の見学ツアーについて、ご報告をいただきました。

森林体験ツアー等が増えるほど、事故も増えている現状がありますが、

安全に十分配慮して参加人数を制限されたり、スタッフを増強して万全の体制で臨まれていました。

いかにお客様の満足度を上げるかという工夫について、参加者とアイデアをあれこれ、シェアすることができました。

K様、ありがとうございました。

 

さて終盤戦、岩井からは、「ワカテ」発想で見えてくる、イマドキの木の売り方、ということで、

ポジティブ発想、素人発想、脱業界発想を忘れずに、常にアンテナを張って商品開発をしていくことの必要性を10のポイントにまとめてお伝えしました。

 

「ワカテ」とは年齢ではなく、いつまでもワカテ発想を持ち続けていること!

 

最後に古川から、2012年の総まとめとして、林業・木材・建築業界の7大ニュースを振り返りました。

①森林施業集約化と森林経営計画

②地域型住宅ブランド化事業

③巨大バイオマス発電所登場

④公共建築物木造化

⑤国産材コモノ、売れてます。

⑥森林体験増加、事故も。

⑦国産材エコポイント!?

 

さまざまな制度、補助金、政策がある中で、いかに振り回されず、自らの10年、50年、100年のビジョンを持てるか。

これこそが、2013年以降もしっかりと地に足つけて、邁進していくためのポイントといえます。

 

懇親会では、おいしい自然食をいただきながら、会話もはずみました。

すばらしい会場をご提供いただいた、「結わえる商家」の皆様、心より感謝申し上げます。

 

お土産には、体に美味しい食材も販売しています。みなさまぜひ、お立ち寄りください。

 

改めまして、今年も一年、国産材ビジネスセミナーへご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。

新年、我々もいっそうのパワーアップをしまして、みなさまにお会いできますことを楽しみにしております。

来年もよろしくお願いいたします。

 

★次回国産材ビジネスセミナー<1月度>

1月19日(土)14:00~18:00(予定)

参加費:12,600円 / 学生料金6,300円

【内容】

■古川大輔 売上方程式Ⅱ:WEBマーケティング

■西原啓史 最新!乾燥技術のあれこれ

など

 

セミナー詳細はこちら  https://chiikino.jp/blog/?page_id=22

 

Posted by admin on 土曜日 12月 15, 2012 Under pick up, すべての記事, セミナー報告, 国産材ビジネスセミナー(東京)

 

2012年最後の国産材ビジネスセミナー[東京]を開催します!!

  2012年総まとめ~3大ニュース~

   2013年の林業・木材業界予想


    大望年会@結わえる商家

 

今回は、2012年の締めくくりに、木の空間を会場に開催します。

セミナー後の懇親会も「大望年会」として開催します。ぜひご参加ください。

 

【日時】2012年12月15日(土)13:30~17:30

【セミナー会場】「結わえる」商家 東京都台東区蔵前2-14-14
[浅草線(A2出口)・大江戸線(A7出口)の蔵前駅徒歩2分]
http://www.yuwaeru.co.jp/access_n.html

※大阪研究会メンバーの㈱丸栄製材所様によるカウンターの納材が見られます!
宮脇社長の目利きによる産地選りすぐりの「天竜桧」と「熊野杉」です。
(丸栄’sブログ http://maruei.exblog.jp/18604977/

【内容】

★特別講義:「2012年 国産材3大トピック紹介!&2013年 林業・木材業の予測」

★マーケティング営業 : 古川大輔(㈱古川ちいきの総合研究所)
売上方程式Ⅰ:対人マーケティング、チラシとDM活用、7つのノウハウ、セールストークテクニック

★森林施業プランニング : 西原啓史(㈱トビムシ)
製材~歩留りと原価、在庫管理~

★コンプライアンス法務 : 小林洋光(㈱トビムシ)
旬の事例を踏まえた
林業・住宅に関する生きた法務情報!

★女子力営業 : 岩井有加(㈱古川ちいきの総合研究所)
林業×女子×マーケティング講座

 

【懇親会】セミナー会場にて引き続き、18:00~開催します。

国産材を使った空間と丁寧な自然食をご堪能ください。
参加費:お一人様5,000円程度

 

【二次会会場(予定)】「Nui」 http://backpackersjapan.co.jp/nui/

※有志のみ :懇親会場のすぐ隣。素敵に&大胆に木を使ったおしゃれな空間で開催します!

【セミナー参加費】(※懇親会費別途)

<早割>11/30(金)までにお申込みの方は割引価格にてご案内します!
お一人様10,000円 (懇親会費別途)← 通常価格12,600円
/ 学生料金5,000円 (懇親会費別途) ← 通常価格6,300円

<通常価格>
お一人様12,600円 / 学生料金6,300円

 

※事前ご入金をお願いいたします。※手数料はご負担ください。

【振込先】三井住友銀行 新大阪支店 普通 4234881 ㈱古川ちいきの総合研究所

 

※原則としまして、セミナー受講された方のみ、懇親会へご参加いただけます。

 

 

【お申込み】

1)貴社名 2)参加者ご氏名 3)ご連絡先(電話、FAX、メール) 4)懇親会のご出欠

を明記の上、
info@chiikino.jp または FAX 06-7878-6326

「国産材ビジネスセミナー事務局」
までお送り下さい。

 

※チラシダウンロードはこちらから

 

 

Posted by admin on 土曜日 12月 15, 2012 Under — セミナー、研修、講演のお知らせ, pick up, お知らせ, すべての記事, 国産材ビジネスセミナー(東京)

平成24年11月16日(金)、17(土)と2日間、

古川ちいきの総研主催の現地研修会でした。

 

国産材ビジネスセミナー(東京)&経営実践研究会(大阪)

合同現場研修会。

 

今年で、4回目。

 

1回目は、岐阜県の木材流通を学ぶ、木ポイント訪問   蓄熱暖房モデルハウス見学

2回目は、高野山 金剛峯寺 山林部 1200年の森林管理  高野霊木之家 他。

3回目は、新潟県 重川材木店建築部(地域ブランド住宅)  南蒲原森林組合。

 

そして、今年(平成24年)で4回目。20人を超える満員御礼での開催となりました。

今日は、

女子高生、女子大生、大学院生、旅行会社、大手シンクタンク、大手商社、

林業、製材業、木材流通、建材メーカー、工務店など 多数の方にご参加頂きました。

この場を借りて参加者の方にお礼申し上げます。

本研修の目的は、

 

「小規模から大規模、森林素材~森林空間まで、

多様な林業経営と森林資源の活用方法を学ぶ。」

 

というものでしたが、

お客様と共に、共通の現場で、共通のディスカションをすることで、

なかなか私たち自身も気付かなくなっている「視察の価値」というものに、この度、また改めて、

気付かされました。

 

 

1 目でみた視覚の衝撃というものは、

網膜を刺激するのみではなく

思想をも変えてしまう。

 

2 人脈の構築というものは、

実は小さな個々人の尽力と感謝の結果であり、

それが出逢いの縁を引き寄せる。

 

3 既存の業界のあり方の先に将来性はなく、

マーケット(潜在需要)の創造に向かって

異業界の「常識」を具体的に取り入れる

 

4 とはいえ、絶対に業界ならではの哲学や技術を持ち

持続可能という定義を長期的視点で

どう自分の経営に取り入れ続けるか。

 

5 林業経営・木材経営に答えはないという

答えを得たことにより、

遠くの同業種同士が連携し

思考と行動の幅が広がっていく。

(古川)

 

今回の視察団(研究会メンバー&セミナー受講者)たちには、こんな学びがあったように思われます。

私たちも商品サービスのレベルを日々研磨し、日々、尽力してゆきたいと存じます。

また、 初日の懇親会では地元の業者の方々も集まり、40人近いかたが集まりました。

本当に感謝お礼申し上げます。ありがとうございました。

なお、本研修については、

東京の国産材ビジネスセミナー(12月15日(土))

大阪の経営実践研究会(12月21日(金))にて、詳細報告、学びのルール化を 致します。

ぜひ、ご参加もお待ち申し上げます。

 

以下、簡単に写真の報告を致します。

■久万広域森林組合 父野川事務所 新生産システム 大型製材工場

■工場内は機械好きにはたまらない

 

■父野川工場にて、国産材の大型製材についてレクチャーを受ける

 

■自伐林家&篤林家のお話を聞く、農業と林業の自経営、複層林の施業について。

 

■小規模製材所 美しい久万杉 素材感をいかした丁寧な製材の技術と、その経営の極意を学ぶ

 

■四国霊場八十八ケ所 岩屋寺 の見学 大師堂は大正期の建造物として愛媛県内初の重要文化財に認定

 

■愛媛大学大学院 にて 木材乾燥の講義、久万林業の講義、そして意見交換。

 

■夜は、道後温泉

 

■熱く燃える語り合う夜 (二次会、三次会っと続く・・・・)

 

■翌朝、早朝に松山見学

 

■二日目、車で移動、高知県の嶺北地域へ。日本一の胴回りの「大杉」。樹齢3000年という。

 

■マツタケご飯、地鳥のから揚げ、アマゴ、いなか汁、地元の漬物、地元のお茶。

 

■翌日(二日目)の高知県嶺北地域の原木市場の見学

 

■平角(梁、桁)のストックヤード 新たな乾燥方法(人工乾燥&養生乾燥)に挑戦、安定供給を目指す

 

■嶺北産土佐材による地域モデル住宅、杉パネル工法、サンウェーブ(リクシル)のキッチン他最近の住設について

 

■ばうむ合同会社 地域材利用のコモノ制作や6次産業化(サービス業化)について見学&レクチャー

■ 廃校の体育館を利用して、本山町 地域産品(日本一のお米 土佐天空の郷)から作る 焼酎の製造所の見学

 

■最終工程を終え、円陣を組んで、それぞれ鼓舞し合う。

 

■参加者の声==================

・この研修、勉強会の活動パワーを感じさせて頂きました。勉強になりました。

一部では林業衰退などと言われる事がありますが、先日の会での盛り上がりは、なにだろうと思います。

どうみてもこれから、伸びていくベンチャー産業のように感じました。

私も林業は、これから伸びていく成長産業だと考えています。

既存の枠を一度取り払って見直すと、新しい方向が見えてくると思います。

 

木は、いろんなもに形を変えられます。素材として、これほど多様性のある素材は、まれだと思います。

この部分だけ見ても可能性は無限にあるのではないかと思います。

(略)

ただ、それまでには50年以上かけて、丁寧に手入れをした山が必要です。

それは、自分がしたものでなく、先代・先々代が造ってきたものを次世代に繋ぐ為の費用として「換金」しているにすぎません。

基本、林業とはそのようなものだと思っています。

(略)

長くなりましたが、いろんな広がりの機会を与えて頂き、感謝します。

これからもどんどん語っていきましょう!次回、会える事を楽しみにしています。

それでは、お体に気を付けて、頑張って下さい。

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ありがとうございました。

それでは、12月15日(土)東京、12月21日(金)大阪にて、

またお会いしましょう、新たなメンバーもお待ちしております。

 

Posted by admin on 日曜日 11月 18, 2012 Under pick up, お知らせ, すべての記事, セミナー報告, 国産材ビジネスセミナー(東京), 経営実践研究会[国産材ビジネススクール](大阪)

 

毎年開催しております、国産材ビジネスセミナー(東京)×経営実践研究会(大阪)合同企画!

第4弾となる今年は、四国の林業を巡ります!!

 

【満員御礼】おかげ様で定員に達しました。お申込みありがとうございました。

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11月16日(金)愛媛久万:大規模~家族経営、自伐。多様な経営=生き方を知る!

11月17日(土)高知嶺北:地域産業連携と6次産業化構造材~コモノ~地域観光まで!

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“森に生きて、道を知る。in 四国 林業遍路 十四ヵ所巡り”

―林業・木材業への価値観が変わる、2日間―

 

【日程(予定)】

2012年11月16日(金)-11月17日(土) 一泊二日

 

■11/16(金)

09:00 頃 松山空港/松山駅 集合

<移動>

10:30 久万エリア到着
10:40 父野川工場(久万森林広域組合)
新生産システム間柱&集成材 工場

12:00 昼食

13:00 持続可能な山林所有家(自伐林家)の美林を歩く
14:00 美しい久万杉に惚れる
小規模製材の可能性と未来(岩屋寺の納材)

14:30 岩屋寺(八十八か所)見学
(地域材(久万材)利用のモデルハウス 見学)

移動(15:00⇒16:00)

16:00~18:00 =ディスカッションタイム=

【予定テーマ】
・集約化施業(1000ha/年) 林野庁長官賞
・井部栄範氏の歴史と久万林業、100年の歴史とコモノ販売
・木材乾燥の専門家、愛媛大学森林管理コースと交流

18:30⇒19:30  道後温泉

19:30  懇親会

 

■11/17(土)

08:15   出発(松山)
10:10~ 樹齢3000年の巨木(大杉)
11:20~ 見学用林(比較林)の見学
12:20~ 早明浦ダム/早明浦荘【お昼 地鳥の定食】

13:00~
・嶺北産材(土佐材)原木市場
・地元材(嶺北産土佐杉)利用モデルハウス
・地域産材(嶺北産土佐杉)利用町営住宅
・ばうむ合同会社/吉野川リビング協同組合

15:00 解散

15:20(大杉駅) または 17:00頃 松山空港

 

※詳細は変更となる可能性がございます。お申込みいただいた方に、追ってご連絡差し上げます。

 

【研修費】

新規 : 21,000円(2日間)

通年会員 :   無料

※交通費、宿泊費は別途かかります。

 

【定員】 先着20名様

【応募締切】 2012年10月29日(月)

 

【お申込み】

1)会社(団体)名、  2)氏名、  3)ご連絡先(電話番号、メールアドレス)を明記の上

06-7878-6326(FAX) または info@chiikino.jp(メール) (担当:岩井)

までお送りください。

 

※チラシのダウンロードはこちらから

Posted by admin on 月曜日 10月 29, 2012 Under — セミナー、研修、講演のお知らせ, pick up, お知らせ, すべての記事, 国産材ビジネスセミナー(東京), 経営実践研究会[国産材ビジネススクール](大阪)

 

今回は初めて、会場を新橋に変更しての開催となりましたが、いつもの顔ぶれに加えて

新しいメンバーも加わりました。

 

最初に、古川から、改めてこれまでの復習と、AIDMA的見込顧客の創造について。

ビジネスフレームは、あくまで考え方であって、その名称を覚えたり手法を丸暗記することに意味はありませんが、

経営を見直すきっかけとして使うことができます。

 

弊社の岩井からも、学生時代から取り組む「林業女子」の活動をビジネスフレームに当てはめ、

NPO活動でさえもフレームを活用して戦略を考えていることを紹介しました。

 

講師に女性が加わったこともあってか、最近は本セミナーも、女性の参加者が増えつつあります。

林業・木材業に関わる人の裾野を広げることでも、可能性を広げていきたいものです。

 

次に、小林から、気になる商標・ブランドの法知識について。

 

商標をめぐっての訴訟事例や、事業を始める際に必要となる、商標に関する具体的な手順までをご紹介。

木材業界ではあまり縁がないと思われがちな商標ですが、

しっかりと準備しておくことで、後々強力なビジネスの武器となります。

<小林ブログはこちら→http://blog.tobimushilaw.com/?day=20121022

 

続いて西原からは、森林施業の大動脈、路網について。

 

1000年残るといわれる「道」づくりは、

数万年前の地殻変動、地質形成から考える必要があります。

しっかりと地形や地盤の性質を捉えて設計することの重要性をお伝えしました。

 

最後に、少しマニアックに思われますが、「林業×仏教×ビジネス」として、古川から。

 

高野山での「高野霊木」事業を踏まえつつ、林業、宗教、ビジネスすべてにおいて、

「なぜそれは選ばれるのか」のエッセンスを、オリジナルに分析してみました。

 

来月11月度は、年に一度の現地研修です。

https://chiikino.jp/?p=822

まだ参加者を募集していますので、興味のある方はお気軽にお問い合わせください。

 

 

 

Posted by admin on 日曜日 10月 21, 2012 Under pick up, お知らせ, すべての記事, セミナー報告, 国産材ビジネスセミナー(東京)