- 株式会社ソマウッド様
富士山を仰ぐ静岡市清水区の林業サービス会社。社員は全員がIターン者であり30代という平成21年設立の林業ベンチャーです。理念の整理、経営戦略の策定、さらにはWEB構築から人材募集に係るまでをご支援しました。「当たり前を当たり前に」をモットーに、正社員雇用体系やオリジナルの福利厚生を整え、現在は木材の販路開拓のため、薪販売とバイオマスボイラー導入提案などバイオマス事業にも注力しています。日々試行錯誤を重ねながら、素材生産だけではない「現代の山守」を目指しています。
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戦略策定
「山林を、より美しく、より価値あるものへ」というコーポレートメッセージを掲げ、ソマウッドが考える林業7か条を設定することで、ビジョンとミッションを明文化しました。
さらに、販路開拓として
・製材工場への直送体制の構築
・山林調査等のサービス面の充実
・薪製造・販売による自社商品の開発
といった事業戦略を策定しました。 -
WEB構築
戦略策定により明文化したビジョンやミッションを表現するWEBを構築しました。
林業の現場の様子はもちろんのこと、代表者の想いや経緯、バイオマス事業の取組みを印象的かつバランスよく紹介できるデザインになりました。薪購入の問い合わせや、新入社員の増加、メディア露出にもつながり、重要な情報発信ツールとなりました。
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人材採用・育成
「求める人材像10箇条」を設定。正規雇用、給与は月給制とし、雇用体系と福利厚生の充実化を図りました。社員寮も用意し、就職希望者はインターンという形で現場を体験します。2年間で3名がインターンをし、うち1名の採用につながりました。現在、社員は皆Iターン者の30代で、男女共に現場で活躍するチームを形成しています。将来的に独立して林業を続けていけることまでを考慮した人材育成をしています。
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株式会社ソマウッド代表取締役 久米 歩 様
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「当たり前+α」でオリジナルを生み出す
設立から初めの3年間は、思うような経営ができず、学習塾の経営を掛け持ちしていました。そのような時、古川氏と出会いました。
経営実践研究会やセミナーへの参加、コンサル支援を通して、徐々に素材生産量を伸ばし、林業機械を導入した施業もできるようになりました。今では正規雇用の社員とチームで仕事をし、家族とも幸せな時間を過ごすことが出来ています。
まずは異業種では当たり前のこと、例えば月給制の給与体制を林業でもできなくてはいけません。
また、これからの林業はキコリの仕事ができるだけでは生き残っていけません。営業、販売もできる「当たり前+α」によってオリジナルを作りだしながら、「現代の山守」になっていくことを目指しています。