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森林×システムによる新マーケット創出支援
東京都に本社を構えるX社様よりご依頼いただき、森林×システムの新マーケット創出のためのビジネスモデル企画をサポートをさせていただきました。
※守秘義務のため、以下概要となります。

X社様からのご相談
ある林業地域で出会った、東京に本社を構える大手電機メーカーX社様からの事業相談を起点にスタートしたこのプロジェクト。
「自社のシステム開発ノウハウを活かし、森林・林業分野において新たな市場を創出できないか」
というご相談をいただいたことが、本プロジェクトの出発点となりました。
再生可能エネルギー、地域材流通、環境価値といったテーマへの関心を背景に、既存事業の延長ではなく、森林資源を軸とした新たなビジネスモデルの可能性探索を目的とした検討が始まりました。
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プロジェクト検討
検討の中で、
・森林資源の品質情報可視化
・全国の資源情報集約とアクセス整備
・国産材サプライチェーン(バリューチェーン)の高度化
・環境価値の可視化・ビジネス化
といった論点が整理され、国内森林を起点とした新規ビジネスモデルの策定支援として正式にプロジェクト受託しました。
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※プロジェクトイメージ

ご支援内容
林業分野におけるレクチャー・基礎整理からビジネスモデル精査
X社様が検討されていたビジネスモデル初期構想をベースに、森林・林業・製材に関する基礎知識から、業界慣行、地域ごとの実情、政策・制度動向などについて体系的に整理。
再生可能エネルギー、地域材流通、森林認証制度、Jクレジット制度なども含め、「技術視点」だけでなく「事業視点」で森林を捉えるための共通認識を醸成し、ビジネスモデルを精査していきました。
現地(各地域)コーディネート
検討と並行し、ビジネスモデル具体化に適した林業地域を複数選定。
各地域の林業事業体、製材事業者等を訪問し、ヒアリングや現場確認等を通じて、構想と実態のギャップ、オペレーション上の課題、スケール可能性を検証。
「成立するモデルか」「持続するモデルか」という観点から、現場ベースで調整を重ねました。

実装に向けたコンサルティング
レクチャー・現地検証で得られた知見を踏まえ、森林資源の価値化から、流通、システム活用、さらには大手メーカーとしてのB2C顧客接点創造までを視野に入れた事業モデル仮説の設計・整理を実施。
単なる概念設計にとどまらず、
・事業スキーム
・関係プレイヤー整理
・収益構造の考え方
・将来的な展開余地
といった論点を含め、実装可能性を重視した検討を深化させていきました。

結果
森林・林業という一次産業領域と、X社様が有するシステム・技術資産を掛け合わせることで、新たな市場創出に向けたビジネスモデル構想を具体化。
机上の理論ではなく、現場検証を踏まえた実装レベルでの事業仮説として整理することができました。
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※イメージ

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グローバル企業としての脱炭素社会実現×全国の林業地域との繋がり
気候変動の枠組みから、脱炭素社会、カーボンニュートラルの構築に向けて、各方面からの注目が高まる昨今、企業としてもその政策的背景を押さえながら、株主、及び顧客に対する説明責任を求められる時代になっています。大手企業が誇る先端技術、AI活用、自社のノウハウを活かしてグローバルに展開しつつ、日本の森林・林業の領域にも貢献したいというニーズが高まってきているのを日々実感しています。
その際、世界に誇れる日本の技術を単に森林領域に汎用するのではなく、企業経営における長期の戦略ビジョン(事業ポートフォリオ、開発、投資)の視座を持ちながら、実際の森林、日本の地域の実態に合わせた有効なビジネスモデルにすることが肝要です。また、”森林ビジネス”は、山林所有者を始め、地域住民、事業者、行政など、地域の多様なステークホルダーの適正見極めと関係性構築も欠かせません。
当社は、クライアント様の長期の全体経営ビジョン戦略構築の視点から、我々が実際に足を運んだ全国の林業地域との顔の見える関係性をベースに、それぞれの地域に適した提案、プレーヤーとの橋渡しを行い、森林業界の見識とコンサルティング知見を活かしたコーディネート~実装まで支援しています。