
徳島県三好市は、市域の約90%を森林が占めており、県内有数の林業地であるだけでなく製材加工業も盛んであり、大歩危小歩危をはじめとする渓谷地や、平家伝説や妖怪伝説が色濃く残る文化的な側面と森林の関係性も深い地域でもあります。三好市では、森林ビジョン「千年のかくれんぼの森構想」の策定と、その後の実施計画策定と推進業務を行いました。
ご支援内容
森林ビジョンの策定

森林の恵みや森の働きを再認識するとともに、森林の有する多面的機能の持続的な発揮を重視した新たな森づくりの展開を図るため、森林・林業に関わる人々の役割を明確にしながら、森づくりに関する施策やその取り組みを総合的かつ計画的に実施するため、条例に沿った「三好市森づくり基本計画」を策定しました。なお、木霊の宿る森づくり、木霊の響く街づくり、木霊の紡ぐ人づくりという森・街・人の3視点を入れ、さらに既存の「千年のかくれんぼ」という観光圏のコンセプトを掛け合わせることで独自性を出しました。
委員会の設置と推進

基本計画を策定するにあたり事前に森づくり条例を制定し位置づけを明確化。市を代表する森林・林業プレーヤーはもちろんのこと、市民から公募委員を募り、加えて外部のオブザーバーを設置する等、第3者視点と幅広い知見を持った委員会構成としています。
ビジョン策定後の伴走(実施計画見直し、ゾーニング案の作成)
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ビジョンを「構想」にとどめることなく、実効性の高い施策として具体化し、着実な実装へとつなげていくことを目的とするものです。ビジョン策定後のフェーズにおいて、主に「実施計画の見直し」と「ゾーニング案の作成」などによって、行政内部および関係者と継続的に伴走しながら支援を行いました。実施計画見直しについては、社会情勢や地域課題の変化を踏まえながら、主軸となる事業の絞り込みや目標設定の見直しを行いました。ゾーニング案の作成については、ビジョンで描かれた将来像を具体化するために、地域特性、既存資源、インフラ状況などを考慮しながら、生産性の高い森林の把握や景観、防災視点での整備に関する方向性を整理しました。