法政大学

【法政大学】「地域問題入門」「地域経済論」におけるゲスト講義

法政大学現代福祉学部(多摩キャンパス)にて、当社代表・古川大輔が「地域問題入門」「地域経済論」の講義にてゲスト講師として登壇しました。法政大学での講義は5回(5年)以上となり、毎年継続してお招きいただいております。


地方創生・地域づくりの具体例を交えながら、受講生自身の価値観を探る

本ゲスト講義では、「森ではたらく人たちの仕事」をテーマに、地方のリアルな課題と可能性を多角的に紹介しています。
「地方創生」「地域づくり」と「森林・林業(各地にある資源)」の話題に加え、受講する学生自身の「価値観」やにも踏み込む内容を組み込んでおり、

  • 日常と非日常の価値

  • 利益と理念の関係

  • 情熱方程式(好き×憤り)

  • 消費の三要素と6次産業化のストーリー

  • ライフサイクルと地と図の関係

といった、普段の大学講義では扱われない“地域の現場のリアル”や“仕事と人生の接点”について、ユーモアと具体例を交えてお話しました。


学生の反応に見る「時代の感性」

講義後に提出されるリアクションペーパー(感想文)では、「地域に興味を持った」「自分の生き方を考えるきっかけになった」「林業やローカルビジネスに可能性を感じた」といった声が多数寄せられます。

実際、過去の講義をきっかけに地域でのインターンや移住、起業へとチャレンジした事例も生まれており、本講義が“地域に飛び込む入口”となっている実感があります。


グリーンユニバーシティの理念とともに

法政大学は「グリーン・ユニバーシティ」を掲げ、環境や地域に根ざした学びを重視しています。本講義もその一環として開催され、他学部の学生や教職員、近隣住民も参加可能な公開授業として行われました。

地域の現場を知る専門家と学生が対話する場として、大学におけるキャリア教育・社会教育としても高い意義がある機会となりました。

 


参加した学生の声

  • 今回の講義を聞いて
    自分の人生設計をちゃんとしようと思いました
  • 寝るつもりの授業でしたが、
    結局、起きっぱなしでした。
    ものすごく吸い込まれました。
  • 地域おこしという点から「地域の物語」が重視される話は
    よく聞きましたが、
    マーケティングという視点からの「地域」の講義は初めてでした。
  • いままで
    NPOやボランティア精神については
    色々聞きましたが、ここまで「利益」と「理念」
    両方を尊重せよ!と、はっきり言った方は、
    初めてだったので、少し新鮮でした。
  • なんでマーケティングの話なんかするのかと思いました。
    社会や福祉には関係ないと思っていたので。でも聞いて、なるほどと感じ、自分の’芯’を大きくする上で大切なことだと思いました。
  • 本日は貴重なお話をありがとうございました。私は、私利私欲だけにお金を稼ぐ人間が嫌いです。でも、お金を稼がないで人助けをしている人はもっと嫌いです。
    そして、そんな人たちのことを非難するだけで行動が伴わない自分が実は、一番嫌いでした。
    でも、今回の講義を聞いて背中を押してもらったように思います。
    今までは、メディアや人から得た伝聞情報をあたかも自分が体験してきたかのように錯覚し、そこで「ものさし」を合わせていましたが、これからは自発的に考え、情熱の赴くままに行動したいです。
    人間力と生活力の両立をさせねば、人として社会を生き抜くことはできないでしょうし、それらの力が試されているのが、まず就職活動なのでしょう。
    これほどまでに胸に刺さった講義は大学に入学して初めてでした。
    願わくばもう少し早くこの講義を聞きたかったです。
    私も情熱を持って仕事を取り組める社会人になりたいと思います。
    とりあえず、就活がんばります!
  • 今日は、コンサルタントがどいうった職業なのかという具体的な話から、「人生とは何か」という抽象的なことまでたくさんのことを学ばせて頂きました。今日の話を聞いて「このままでは嫌だ、私も何か熱中できるものがほしい」と強く思いました。”人生の中に仕事があるのではなく、仕事の中に人生がある”この言葉がとても胸に刺さりました。
    私は塾でアルバイトをしていますが、この塾ではアルバイトにも方針と理念を冊子にして配って暗記させていますが、ここまでしなくてもいいんじゃないかと思うこともありましたが、本日の古川さんの話を聞いて、改めて、私の働いているところは間違っていないのだと思いました。最後に、高野霊木のホームページを見せていただきましたが、私は都会より森林に惹かれるので、この木で家が建てられたら本当に素敵だと思います。
  • 大学に入学して、初めて講義で笑ったのではないでしょうか。
    そのぐらい最初からマシンガントークで、おもしろくて聞き入ることができました。
    「大学を卒業すると、卒業がなくなる」「答えがない世界で生きる」など多くの言葉が印象に残りました。
    また、「好き」を本当に追求していないのでは?という言葉、はっとしました。情熱方程式、まさしくそうだと思います。
    地域づくりの話ですが、私は沖縄出身で「いなか」で育ってきましたが、私は、将来、地元に帰り、地域づくりをしていきたいと思っていますが、
    地方出身の子より、都会の東京の子のほうが地域づくりインターンに参加していて、この矛盾や課題を自分でもっていながら、本日の「地域づくりの3フェーズ」を聞けてよかったですし、もっと色々外に出て、考える力をつけたいと思います。
  • 年間50人程の方が亡くなるという林業のお話びっくりしました。やはり体を張る仕事、体への負担も大きいのですね、
    しかし、今日の話を聞いて、木材を使った製品を見る目が変わりそうです。
  • 林業っていうのは、古臭くて、あまりいい印象がなかったが、本日の話を聞いて、今までの考えが一気に消えた。
    またコンサルタントという仕事も初めて説明受けたが、目からうろこな話が多々あった。私は営業職に就く予定はないが、この「3C」の視点は、どの職業についても、つかえる言葉だと思う。また、自分の利益と理念についてもっと真剣に考えたいと思うと同時に、自分の経験の幅を広げたいと思った。
  • マーケティングや経営って、じつは「まちづくり」や「福祉」に関係ないと思っていました。しかし、そのまちをどう売り込むかということは重要な問題であり、マーケティングを学ぶことは、その問題に取り組むために非常に重要なこととわかった。進路やビジョンについて悩んでいたが、自分が好きなことの中から、問題意識を見出し、それを何とかしたいと、思う気持ちがあり、それによってで動き出せばいいのだと思った。
    だから、人と出会ったり、本を読んだり、大学で勉強するのだと、色々とつながった。もっと挑戦していこうと思った。またどこかで古川さんのお話を伺いたい。

教育機関との連携に関心のある方へ

当社では、大学や専門学校におけるゲスト講義、キャリアデザイン講座、フィールドワーク支援なども多数実施しております。地域づくり、林業、ビジネス、そして人生と仕事のつながりをテーマに、対話型の授業や講義設計も可能です。

ご関心のある教育関係者の皆様は、ぜひお気軽にご相談ください。