新型コロナウイルスの影響が、社会を大きく動かした2020年。今年も終わりに近づき、新年に向けて1年を振り返る時期となりました。

ということで、毎年「日経トレンディ」が発表している、ヒット商品ランキングはチェックされていますか?

弊社では、2016年から、ヒット商品ランキングと合わせて林業・木材業のヒット商品ランキングを独断と偏見でまとめ、発表しており、今や毎年恒例となりつつあります。

 

今年も11月に日経トレンディヒット商品ランキングが発表されたということで、森林・林業界ヒット商品ランキングもいよいよ公開です!

 

まずは、日経トレンディ発表の2020年ヒット商品ランキングは、こちら!

 

1位 鬼滅の刃
2位 マスク消費
3位 あつまれ どうぶつの森
4位 Zoom
5位 檸檬堂
6位 AirPods Pro
7位 モバイルオーダー
8位 Shupatto
9位 今日から俺は!!劇場版
10位 ゴキブリムエンダー

 

詳細は以下リンク(日経XTRENDのWEB)よりご覧いただけます。

https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00379/00001/?i_cid=nbpnxr_parent

 

みなさんはいくつご存知でしょうか。

新型コロナウイルスの影響で、東京五輪関連、旅行、スポーツ観戦、旅行・観光面の消費は大きく転換。自宅で充実した生活を送るための「モノ消費」がランキングのメインとなりました。

 

それでは、森林・林業界ヒット商品はどのようになったのでしょうか。

どうぞご笑覧下さい!

 

 

第10位 立木マーカー用スプレー

(引用:山陽商事株式会社Facebook投稿より)

第10位 ゴキブリムエンダーに対しては、林業・木材業界からは、同じくスプレー缶で手軽に利用できる林業事業者の救世主、「立木マーカー用スプレー」です。

とても目立つ蛍光マーカーでありながら、アクリル絵の具使用で人体や環境に配慮されていることが好印象です。

これまでも立木マーカー用スプレーやテープなどはありましたが、目立ちにくいものが多く目印が少ない森林内ではマーキングした立木を見つけるだけで大変な作業でした。しかし、これからは目立つ蛍光色マーカーが円滑な作業をサポートします。

山陽商事株式会社様のヤフーショッピングページから、お手軽に購入できるようなので、是非ご覧ください。

(商品ページはこちらから)

 

参考:日経ヒット商品ランキング10位 ゴキブリムエンダー

(引用:日経XTRENDホームページより)

 

 

第9位 「林野-RINYA-」/マンガで知ろう!森林づくり

(引用:林野庁ホームページより)

第9位 今日から俺は!!劇場版 に対して、林業・木材業界からは、今日から俺は!!の原作がマンガであることから、「「林野-RINYA-」/マンガで知ろう!森林づくり」です。

マンガで分かりやすく解説された、林野庁情報誌。なんと、外部委託ではなく林野庁職員さんオリジナルで発行しています。

難しい専門的な内容も、老若男女広く知ってもらい、身近な森林について考えてもらえる機会がぐっと増えました。

 

参考:日経ヒット商品ランキング9位 今日から俺は!劇場版

(C)西森博之/小学館 (C)2020「今日から俺は!!劇場版」製作委員会

(引用:日経XTRENDホームページより)

 

 

第8位 草木染吾妻袋(あずま袋)

(引用:ソメヤスズキホームページより)

第8位 Shupattoに対して、林業・木材業界からは、同じくエコバッグとして活用できる「草木染吾妻袋(あずま袋)」です。

ポリ袋有料化により天然の草木染ブランド、ソメヤスズキの吾妻袋の注目度がアップしました。

普段使いで、使うことに嬉しさを感じられるアイテムの人気が上昇しています。

新型コロナウイルスの影響がありながらも、今年は阪急うめだ本店で開催のイベントにて、

期間限定のポップアップストアも出店していました。

 

参考:日経ヒット商品ランキング9位 Shupatto

(引用:日経XTRENDホームページより)

 

 

第7位 飛沫防止パネル

(引用:三栄林産株式会社ホームページ、みやざき気遣い県民会議ホームページより)

第7位 モバイルオーダーに対して、林業・木材業界からは非接触サービス繋がりで「飛沫防止パネル」です。

飛沫防止パネルは、コロナ禍の接客窓口、会計カウンターではなくてはいけないものになりました。そんな中、全国各地で地元材を活用したパネルが登場しました。

まだまだ、場所によってはビニールシートを貼っているだけ、というところもありますが、

これから長く必要になるものだからこそ、軽く、持ち運びしやすく、とはいえしっかりとした木枠のパネルの需要は伸びることでしょう。

 

 

第6位 mui

(引用:mui Lab株式会社ホームページより)

第6位 AirPods Proに対して、林業・木材業界からは同じくIoT機器の「mui」です。

2017年設立後、数々のスタートアップ向けイベントで資金調達をし、2020年2月に製品リリース。

室内のあらゆるスマートホームデバイスを一つにまとめるインターフェースとして、天気予報や日々のニュースを確認したり、エアコンや音楽などの調整、家族とのコミュニケーション(ボイスレコーディングやメッセージ機能)ができるIoT機器として、木×Iotのインテリア製品が身近な人、テクノロジー、自然との関係性を繋ぎます。

参考:日経ヒット商品ランキング6位 AirPods Pro

(引用:日経XTRENDホームページより)

 

 

第5位 ROKUMOJI

(引用:ろくもじ株式会社ホームページより)

第5位 檸檬堂に対して、林業・木材業界からは同じくアルコール飲料の「ROKUMOJI」です。

新潟発のクラフトジンが新登場しました。最近はクラフトビールに続き、クラフトジンブームがきていますが、地域資源を使ったクラフトジンに注目です。ROKUMOJIは、長岡市・魚沼市産のクロモジ、佐渡市のアテビ、と地域材のボタニカルがポイント。

地域×森林の新しいカタチとして、これからは酒造が1つの選択肢となります。

 

参考:日経ヒット商品ランキング5位 檸檬堂

(引用:日経XTRENDホームページより)

 

 

第4位 オンライン講座

 

第4位 Zoomに対して、林業・木材業界からはZoom等オンライン会議用ツールを活用した「オンライン講座」です。

オンライン会議用ツールの発展により、オンラインでの講座が一気に増えた今年。弊社でもいくつかのオンライン講座に登壇させていただき、また自社でも複数回開催しました。他にも、森林・林業関係の講座が盛りだくさんの一年となりました。

 

 

第3位 あつまれ、ちいきの森から(プロジェクト)

第3位 あつまれどうぶつの森に対して、林業・木材業界からは全国各地から“あつまった”「あつまれ、ちいきの森から(プロジェクト)」です。

コロナ禍で非常事態宣言が出される中、少しでもお家時間を楽しんでもらおうと、三重亀山の三栄林産様起点に、古川ちいきの総研 全国の研究会メンバーで木工キットなどを配布。全国9地域で展開し、各地で予定数量を上回る申し込みが殺到しました。

森の恵みを五感で楽しむおうち時間が全国に広がり、家族の笑顔を増やすことができたプロジェクトとなりました。

 

参考:日経ヒット商品ランキング3位 あつまれどうぶつの森

(引用:日経XTRENDホームページより)

 

 

第2位 ヒノキマスク

(引用:Lmaga.jpホームページより)

第2位 マスク消費に対して、林業・木材業界からは一味違ったマスクとして「ヒノキマスク」です。

マスク需要が一気に広まった今年、様々なマスクが開発される中、奈良のヒノキの香りに包まれリラックス効果もあるマスクが登場し、農水大臣も愛用していたとのことで注目を集めました。

癒し&抗菌のダブル効果を持つ木材の特性を活かした商品開発により、木材利活用の幅をさらに広げるきっかけとなりました。

 

 

第1位 ソマミチキッズDAY/キャンプ

(引用:ソマミチホームページ、forentaホームページより)

第1位 鬼滅の刃に対して、林業・木材業界からはアウトドアで野性を磨く、「ソマミチキッズDAY/キャンプ」です。

一般社団法人ソマミチが運営する屋外の子供向けイベントが見事第1位になりました。

こんな時代だからこそ、生きる力を育てよう、ということで、生きる基本ともいえる薪割り・火おこし・お米炊きをテーマとしたソマミチキッズDAY。

鬼滅の刃ブームに乗り、割った薪で刀を作って遊ぶ場面もありました。

また、同率一位となったキャンプ。アウトドア、特にキャンプブームが顕著に表れ、「ソロキャンプ」は今年の流行語大賞も受賞し、

ソロキャンプのための山林売買も増え、森林サービス業の可能性が広がった1年でもありました。

そんな中、キャンプ用に森林を1年間レンタル出来るサービス、forentaに大注目。サービスリリース(申込受付)が始まると同時に、問い合わせが殺到している状況のようです。

 

参考:日経ヒット商品ランキング1位 鬼滅の刃

(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

(引用:日経XTRENDホームページより)

 

 

 

以上、2020年の林業・木材業ヒット商品ランキングトップ10となります。

業界の皆さんはもちろん、知っているものばかりでしたよね?

残念ながらトップ10には入らなかったものの、他にも沢山のヒット商品がありました。

その中からいくつか番外編として紹介していきます。

 

番外編

Forester Simulator

(引用:Steamホームページより)

第3位<あつまれどうぶつの森・あつまれ、ちいきの森から(プロジェクト)>の番外編として、Forester Simulatorをご紹介。あつ森よりも可愛さはないですが、リアルな林業シミュレーションゲームがPC版で配信予定です。

 

【まれびとの家】

(引用:VUILD株式会社ホームページより)

第6位<AirPods Pro・mui>の番外編として、まれびとの家をご紹介。地域木材×伝統×デジタルを体現する、VUILD(株)が提案した新しい設計、建築の形がグッドデザイン賞金賞を受賞しました。

 

【リモートワーク家具】

(引用:イトーキホームページ、オークヴィレッジ株式会社ホームページより)

第7位<モバイルオーダー・飛沫防止パネル>の番外編としてリモートワーク家具をご紹介。大手家具メーカーも参入し、自宅で使えるコンパクトなオフィス家具が次々と登場しました。

 

 

新型コロナウイルスで大きく動いた1年間。コロナ渦はおそらく来年以降もしばらく続く中ではありますが、

是非皆さんもそれぞれ振り返りをしながら来年を見据えた年末を過ごしてみては、いかがでしょうか。

来年の発表も、お楽しみにお待ちください!!!

 

 

 

 

 

 

Posted by wpmaster on 金曜日 12月 4, 2020 Under pick up, すべての記事, 未分類, 経営実践研究会[国産材ビジネススクール](大阪)
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